童磨が赤ちゃんになってから七日が経過したが、まだ元の姿に戻れずにいた。
戻る方法が全くわからないどころか鬼血術も使えず、だだの人間の赤子と思いきや太陽が弱点という鬼の特徴を備えており、全く役に立たない半鬼のような赤ん坊になってしまっていた。
琴葉はそんな童磨を必ず守ると誓い、そのためにはどうすればいいのかをこの七日間で考え、悩み、結論が出そうな状況だが決断ができない。
(わたしを無惨様の愛人にしていただけないかしら・・・)
二人の乳飲み子を抱え、身寄りのない琴葉にできることと言えばこれしかない。
それに琴葉はなんとなく気がついていた。
(無惨様はいつもわたしのことを舐め回すように見ているわ…)
居候としていつまでも無惨の家にいるわけにはいかない。
ダメで元々、琴葉は無惨へお願いしてみようと思う。
琴葉が連れて来られた家は、青い彼岸花が咲いていたとされる横浜の山手から程近い家で、無惨が乗っ取ったばかりの庭付きの洋館だった。
無惨が連れ帰りたかったのは琴葉だけだが、童磨と伊之助を蔑ろにすると琴葉の精神状況に悪影響を及ぼす。
その悪影響が原因で母乳の味が落ちたり、最悪出なくなっては困るので、そこまで考えた上で連れ帰ったのだ。
それに、
「何?母乳の出が良くなった?」
「はい。伊之助はよく食べるしおっぱいは卒業だと思ってましたけど、童磨ちゃんのおかげです。うふ♡女の身体って不思議ですよねぇ」
琴葉が言うには子供が大きくなり乳を吸わせなくなると母乳はだんだん出なくなるが、生まれたてのような童磨に乳を吸わせてから乳房が大きく張り、乳の出が良くなったらしい。
おそらくこれは母性本能というものだろうと無惨は思った。
童磨はムカつくほど元気良く母乳を飲み、赤子になった初日よりまるまる太って饅頭のような頬っぺたをしている。
もう何の役にも立たない童磨など太陽の下に放り投げて跡形もなく消してやりたいが、レアすぎる母乳の為にはまだ始末はできない。
無惨が調べた結果、琴葉は世にも珍しい血液型キメラ、その母乳はRh抗原を全く持たない稀血からなる乳だったのだ。
(貴重な娘だ・・・品質も鮮度も最高級・・・間違った飼育は命取りになる・・・)
無惨はこの七日間、琴葉をどうやって飼育するかを考えていた。
「
無惨は童磨から数字を剥奪してはいなかったが、瞳に弐の文字は無く、見たところ人間の赤子である。
しかし頭脳だけは上弦の弐の童磨であった。
なので童磨は無惨にバレないようにどうやって琴葉を奪い返すかを毎日考えているが、赤ん坊なので喋れないし文字通り手も足も出ない状況だった。
けれど、赤ん坊も悪くないなあとたまに思う。
何故なら、とにかく琴葉が優しいのだ。
「うふふ♡童磨ちゃんはおっぱい飲むのが上手ねえ」
「ちゅぱッちゅぱッ けほッ」
「まあ、むせちゃったのね…母乳が沢山出ている証拠だわ…ほんと不思議ねえ」
柔らかな乳房、美味しい母乳、優しい緑色の瞳と
(これが幸福ってやつかなぁ)
今まで幸福になりたいと思ったことはなかった、幸福の意味すら知らなかった童磨は、琴葉の温もりに包まれて幸福を噛みしめる。
けれど、その幸福は無惨によって打ち砕かれる。
ガチャリとドアが開くと洋装姿の無惨が部屋へ入って来た。
「琴葉、童磨は太りすぎだ。乳をやるのはそのくらいにしておきなさい。どれ、私が代わりに飲んでやろう」
「無惨様、お帰りなさい…はい、えッ?」
琴葉が、えッ今飲むの?と思った瞬間にはもう
無惨は童磨の首根っこを掴んでそのへんに転がしていた。
(代わりに飲むだって!?!?)
温もりを奪われ床へと転がされた童磨は小さな手足をバタつかせることしかできず、視界には冷たい壁と天井が映るだけで琴葉の姿が見えない。
ただ耳から入る声と音で二人が何をしているのか童磨にはわかった。
「実に美しい…触っても?」
「は、はい…たくさん揉んで吸って下さい」
「ほ、う…これはなんと…じゅるる ちゅう チュッ べろべろ ちゅ じゅるるる~」
「あの、無惨様…おっぱいを飲むなら膝枕が最適です。よろしければわたしの膝へ頭を…」
「いいだろう」
童磨の耳は、ただただ声と音をとらえる。
恐れていたことが現実となってしまった。
いったいいつから、どんな経緯があって二人はこんな関係になったのだろうか。
無惨がまた何かあくどい手を使ったに違いないと童磨の小さな胸はバクバクして破裂しそうだ。
「無惨様は母乳がお好きなのですね」
「あなたの母乳以外は興味ありませんよ」
ユサッ たぷんッ
「う"」
「ご、ごめんなさい!わたしったらお顔に胸を乗せてしまって…苦しかったですか?」
「気にする必要はない」
「良かったです…では乳首を」
「ぱくん ちゅう べろべろ ちゅぱ ちゅ ちゅ じゅる ちゅぱ ちゅッ ぶちゅ じゅるる~」
耳障りな無惨の低い声と、美味しそうに乳首を吸う
膝枕しながらおっぱいを飲むスタイルは、童磨が特に大好きなスタイルだった。
ムチムチの膝と弾力のあるマシュマロのような乳房に挟まれたなら、おそらく初心者なら我慢できずに射精してしまうだろう。
それほど気持ち良いのだ。
それが今、童磨の目の前で行われている。
けれどどんなに足掻いても赤ちゃん童磨にできることと言えば泣くことだけである。
「
しかしすぐに、
[童磨を子供部屋へ連れて行け!]
無惨は細胞を通じて部下の鬼を呼ぶと、童磨は無情にもつまみ出されてしまう。
(ごめんなさいね童磨ちゃん…伊之助と子供部屋でねんねしていてね)
実は昨晩、童磨と伊之助を寝かしつけた後で、琴葉は断られるのを承知で無惨にお願いしてみた。
琴葉から見ると無惨はとても紳士である。
馬鹿な提案はやめなさいと言われるのがオチよねと思ったが、それでも一縷の望みをかけて琴葉は三つ指をついて頭を下げ、お願いしてみたのだ。
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「無惨様、わたしを無惨様の愛人にしていただけないでしょうか…わたし、なんでも…なんでもします!」
「…なんでも?」
「はい!わたしにできることならどんなことでも!どうかお願いします!」
無惨にとっては願ったり叶ったりだった。
怪しまれずに琴葉の乳を吸う方法をずっと模索していたのだから。
「愛人…つまり私の情婦になりたいと?」
「はい…無惨様が飽きるまでで構いません」
愛人でも女中でもペットでも、無惨にとっては肩書きなど何でも構わない。
けれど雑な飼育は母乳に悪影響を及ぼす可能性がある。
無惨はわざと逡巡するそぶりをみせてから琴葉に言う。
「私は数年前に妻を喪ってから独り身を通してきましたが、あなたとなら新しい恋を始められそうだ。なんでもすると言いましたね…それなら結婚を前提に私とお付き合いしていただけますか」
「えッ!?」
思ってもみない無惨の申し出に琴葉は驚きを隠せない。
「わたし、二人の子持ちですけどいいんですか?」
「関係ありません」
無惨様は何て心の広い方なんだろうと、琴葉の無惨に対する好感度がぐんと上がる。
けれど、琴葉は死んだ夫の暴力のせいで結婚というものがトラウマになっていた。
それに、姑からもひどい扱いをされた琴葉の人間嫌いはそう簡単に治るものではない。
(結婚は嫌だわ…でも、生きるために男性の存在は必要不可欠だってことくらいわたしにもわかる…伊之助と童磨ちゃんのためにわたしは無惨様へこの身を捧げるわ…わたしはどうなっても構わない…)
無惨と琴葉の思惑が偶然にも一致した瞬間だった。
琴葉は「はい、喜んで」と笑顔で返事をした。
童磨と別れ話が拗れてから一週間、琴葉は思いもよらず新しい彼氏ができてしまった。
そして、早速無惨は琴葉に申し出る。
自分は母乳に興味があり、吸いたい時に乳を吸わせてほしいと。
琴葉は童磨がそうだったので、男性とはこんなものねと思って、迷うことなく受け入れる。
それに、助けてくれた無惨へのせめてもの恩返しになればとも思う。
「無惨様、早速吸ってみますか?あ、そうだわ!良い母乳が出るようにおっぱいマッサージをするのでちょっと待って下さいね」
琴葉は自己流の、乳がスムーズに出るマッサージをあみだしていた。
琴葉の白い手が、細い指が豊満な乳房を寄せたり揉んだりする姿はエロくも美しく、無惨の眼を釘付けにする。
そして、ぷるんと弾んで乳房が解放されたなら理性の糸が切れ、気がつけば無惨は琴葉を押し倒して乳房にむしゃぶりついていた。
琴葉がびっくりしたのはほんの一瞬だけ。
童磨で慣れているからだ。
無惨は呆れるほどに乳房に執着し、我を忘れて揉んだり吸ったりを繰り返す。
そうしてるうちに無惨の身体に心地良い何かが通りすぎ、癒やされていくのと同時に、力が漲ってくるのを感じた。
我に返った無惨は、美巨乳をひたすら揉んだことで、ストレスが浄化され、母乳を体内に吸収したことで更なる強靭さを得たのだと思う。
改めてその効果を実感した無惨は、やはり吉事の前触れだと確信する。
(実に素晴らしい・・・乳は然ることながら、この麗しさも申し分ない)
おっぱいで満たされた無惨は琴葉の薄桃色の唇に吸い込まれるように口吻ける。
その唇の柔らかさに魅了され、ぶちゅぶちゅと吸いまくってしまう。
もう童磨の姿になる必要もない。
自由に琴葉を好きにできる関係になった。
ズボンの中のイチモツは、早く出せと言わんばかりに猛威を振るっており、その凄まじい硬度で勃起したソレを取り出して無惨は琴葉に見せた。
紳士を演じるのはもう終わりである。
「きゃあッ」
あまりにも立派な無惨のイチモツを見た琴葉は思わず悲鳴をあげてしまった。
童磨で見慣れているとはいえ、色も形も違うソレに驚くのは当然である。
しかし、力強く聳え勃つ無惨のイチモツはとても雄々しく魅力的で、恐怖とは裏腹におマンコはキュンと潤う。
「琴葉…」
「…はい」
それ以上の言葉はもう必要なかった。
ただ視線を合わせ、お互いに承諾の意を感じ取る。
こうして無惨と琴葉は、童磨の知らないところで契りを結んだのであった。