ちなみに、円城咲耶さんは原作時点で20歳
神守清華さんは二つ下だそうです。
そして道鏡が咲耶を堕としたのは『真』の魔胎神が力を蓄える前。つまり原作開始の数年前である可能性が。
※当作品に登場するキャラクターは18歳以上です
一か月が経った今でも鮮明に思い出せる。あの屈辱と悦楽のひとときを。
『――あぁっ、そこダメェ! そこ弱すぎるのぉ……っ!』
『お姉さまっ――んぉぉっ、ふ、深すぎますわぁぁっ!』
『だらしない二人だ。いいだろう、仲良くイキ狂わせてやる』
――貝合わせに秘所を擦り合させられ、交互に挿入されたり。
『許して、許してぇあなたぁ……っ。もう辛いの、イキ過ぎて――はむぅううぅ……』
『むぁはぁ……お姉さま……おっぱい柔らかいですわぁ……』
『あぁ……清華ぁ、乳首だめ、敏感なのに吸わないでぇ……』
――咲耶と互いの秘肉を貪り合い、同時に絶頂したり。
『ちゅぷ、じゅる……お姉さまのおっぱいミルク、甘くておいしい……っんぉごぉぉっ!?』
『なんだ、清華。喉奥を突かれただけで潮を噴いたのか。とんだマゾシスターだな』
『清華のここ、ヒクヒクして可愛い……じゅるるる……っ』
『んんんんんんっ!? んごぉぉっ、んんぉぉぉっ!』
『そうだ、いい舌遣いだ。可愛いぞ、清華――』
――まるで物のように扱われ、それだけで被虐絶頂を極めたり。
まさにめくるめく快楽のひと時。自らの中のメスをこれでもかと見せつけられ、奉仕する悦び、踏み躙られる快感を教え込まされた。
それはもう、地獄のように甘美な淫獄――
「――――っ」
過去の回想に一瞬我を忘れていた清華は、慌てて首を振り気を取り直した。心なしか胸が高鳴り、下腹部がジュンと熱を持ち始めている。
まだ妖魔にも遭遇していない段階からこの有様。自分の身体がもはや後戻りできないほどに変わり果ててしまったことを清華は思い知った。
「くっ……何を怖気づいているのですっ」
弱気の入った自分の心を奮い立たせようと叱咤する。しかしいくら虚勢を塗り固めようとも、スーツ越しに分かるほどツンと硬くなっていく乳首は抑えきれず、恥じらいに押し隠そうと胸を隠す腕は逆にムニィと豊かな美乳を変形させて一層の官能を煽ってしまった。
下腹部に刻まれた淫紋は大輪の華のように赤々と自己主張している。淡く光さえ帯びるようになった淫紋は薄地の退魔スーツを容易く透過し、まるでスーツそのものの紋様のようなありさまとなってしまった。
最近は特にこうだ。こうして任務に向かおうとスーツを纏うと、待ち構えたように淫紋が淫気を帯びる。
まるでスーツを身に着けることが快楽へと堕ちる前段階のように刷り込みを受けたようだ。ひんやりとした新品のスーツが秘処に当たるたび、ヌチャリと熱を帯びた音が伝うような錯覚すら覚えるようになってしまった。
「……それもこれも、みんな……っ」
忌々しげな舌打ちが清華の口から漏れる。我知らず清華の左手が伸び、疼く下腹部を慰めるようにさすっていた。このままもっと下に指先を伸ばし、淫らな欲求を満たしてしまいたいとすら思ってしまう。
こんなことをしている場合ではない、と気を取り直し清華は戦いの場へと歩を進める――
――――異常は夕方の少し早い時間に発生した。
昼間は子供や散歩客でにぎわう森林公園が、妖魔によって異界化してしまったのである。
大半の民間人は逃げおおせたものの、中には公園の中心に近く逃げられなかった人間も数人いた。相当に強力な妖魔であったらしく、通報を受けた退魔省の人間が駆けつけた頃には異界化は深刻なほどに進行しており、事態を重く見た上層部は現退魔師の中で最大戦力である神守清華へ退魔業を依頼した。
――そう、たとえ『最強』の称号が張りぼてでしかないことを当の本人が思い知っていようと、この国における最強の切り札とは清華以外にありえないのである。
現実世界への浸蝕を食い止めるために術師によって施された結界を潜り、内部へと侵入してみれば、そこはじっとりと汗ばむほどに熱気を帯びた淫気が充満していた。
並の退魔師ならば呼吸ひとつで正体を失うほど濃厚な淫気。退魔スーツや浄化の術で防護を重ねても、吐息に熱がこもるのを実感する。
「んっ……」
一歩踏みしめるたびにスーツの股間が衣擦れを起こすようだ。公園に入るまでは気にも留めなかった着心地が不快さすら催している。ピッタリと肌に貼りつく布地が脚を動かすたびに割れ目と股間を擦って刺激していた。
自然と歩みは遅くなり、脚は内股気味になる。しかしかつてとは比べ物にならないほどに淫らに変えられた清華の肉体は、もじもじと太腿をこすり合わせるだけでは昂りを鎮めることもできない。
心身ともに覚悟も準備もとうとう整わないまま、清華は公園の中心へと到達し――
「一週間ぶりだな、神守清華」
もうもうと瘴気を立ち昇らせながら横たわる妖魔の死骸。傍らに佇むジャージ姿の男。
「これでもう五度目か。いい加減、いいように使われるのは止めたらどうだ?」
「道鏡……ッ!」
清華はその日、百度殺しても飽き足らぬ仇敵と対峙した。
「――五時間」
つまらなげな顔で男が言う。象を二回りも大きくしたような妖魔の死骸に寄り掛かり、気軽に世間話でもするように。
「この公園に
「……何が言いたいのです?」
相手の意図が読み取れず問い返す清華。それに道鏡は微かに眉間に皺を寄せた。
「手駒が有能でも指し手がのろまでは意味がない、という話だ。……いや、それ以前の話か。本来この妖魔は、お前が討伐するべき妖魔ではなかった」
「どういう意味です? 退魔師の使命とは人の世に仇為す妖魔を討滅し、無辜の人々を守護せしめること。現にその妖魔は人を襲ったではありませんか。それを退治することに非難されるいわれはありませんわ!」
男の勝手な言い分に清華が声を荒げる。清華自身ならまだしも、退魔業そのものまで愚弄されるのでは黙ってはいられなかった。
道鏡は彼女の言葉に軽く息をつき、
「あぁいや、退治することに文句はない。――――問題は、この場にお前が現れたことにあると言っている。神守清華」
そんな台詞を口にした。
思いもよらぬ返答に一瞬呆気にとられた清華が今度こそ激昂する。
「…………ますます意味が分かりませんわ。わたくしがここに来たことが問題? わたくしが妖魔を倒してはならないとでも? 戯事もいい加減にしなさい!」
「違う。この妖魔を倒してはならない、というのではない。お前が妖魔を倒してはならない、というのも少し違う。
こいつは、
どこか物憂げに瞳を伏せ、ぼやくように道鏡が言う。
「雑魚だ。夕方前に現れ、人的被害を出したとはいえ、この妖魔淫獣は紛れもない木端の内だ。現に俺は小石を指で弾き飛ばして核を破壊したし、神守清華が相対したとてロクな技でもないヤクザ蹴りでカタが付く、その程度の雑魚妖魔だった。これならば市井の法師陰陽師を十人でも連れて来れば被害もなく調伏できる。お前が出張ってくる必要などなかったんだ。
だというのに神守清華、お前は来た。何故だ?」
「それは…………」
唐突な問いかけに清華は黙り込む。使命に燃える退魔師である神守清華にとって、妖魔とは有無を言わさず討ち果たすべき存在だ。考えるよりも先に前に出てしまう猪突気味な性格も相まって、「自分が出張るほどの相手ではない」などと勿体ぶる気質ではない。
だがその内心を正直に伝えるのはなぜか躊躇われた。それを口にすれば、今度こそ男から馬鹿にされると直感が囁いている。
そんな清華を静かに見据え、男は言葉を続ける。
「――敵戦力の分析ができていない。適切に味方戦力の采配ができていない。これでは兎を狩るのに熊撃ちの猟銃を持ってくるようなものだ。お前が出てくる局面ではなかったのだ。
そもそも戦力の偏りが酷すぎる。一握りの手練れとそれ以外の力量差が隔絶している……日本特有なのか万国共通なのかは知らないが、これは明らかに構造的な欠陥だ」
たん、たん、と組んだ腕を指で叩く道鏡。らしくなく語るうちに苛立ってきたのか、首を振って息を吐く姿にいつものような余裕は見られなかった。
「道鏡……?」
「……いや、詮無い話だった。お前に語ったところで意味がなかったな。なんにせよ――」
――ザリ、と地面を踏みしめる音。
もたれかかっていた妖魔の骸から背中を離し、男は清華に相対した。
「これから組み伏せる相手に語るのは、睦言と相場が決まっているからな」
「――――っ」
一転して口端を吊り上げた道鏡に清華は歯噛みする。この男にとって、清華との戦いはまるで歯牙にもかけられていない。精々がその逞しい肉棒を清華の淫裂にぶち込む前に、身体を昂らせるための準備体操程度にしか思っていないのだ。
激しく動いた清華の肉体がスーツの中で蒸れ蒸れになっているのを、恥じらう清華を肴に存分に舐めしゃぶる――もう何度も繰り返してきた敗北の軌跡に、清華は心ならず身体の熱が上がるのを感じた。
「……投降する気は、ありませんのね」
「そういう台詞は一度でも俺に傷を付けてから言うんだな」
苦渋に満ちた清華の言葉を道鏡は一笑に付した。
「咲耶と一緒に可愛がってやったあの日から、何度お前の相手をしてやった? 四回だぞ。五日に一度は挑んでくるお前をそのたびに打ちのめし、組み伏せて、犯してやった。お前は俺の肩にしがみついてあんなにアヘアヘ悦んでいただろう?」
「だ……黙りなさい!!」
「一週間前など傑作だった。廃墟の壁に手をついて、動かない俺の代わりに腰をくねらせて快楽を貪っていただろう。あの時のアレは娼婦以上の腰遣いだったぞ」
「いい加減に……ッ!」
赤面し激昂した清華が拳を固めて殴りかかる。荒ぶる内心もそのままに男の顔面目がけて突き込んだ拳は、男の人外じみた動体視力で呆気なく見切られた。
僅かに傾けた頭。頬を掠めた拳風が肌に切り傷を残す。しかし道鏡はそれに見向きもせず、逆に清華の腕を掴むと力任せに引き寄せた。
「あぁっ!?」
清華のくびれた腰をかき抱く男の右腕。力強く引き寄せられ、たまらず体勢を崩した清華はつま先立ちになった。両足の間に男の腿が割り入れられ、既に潤い始めた淫裂が丸太のような腿と擦れた清華はたまらず悲鳴を上げた。
それが悪かった。
「あ……むぅ……っ!?」
強引に口を塞がれる。口を閉じる間など許されず、分厚い舌が歯と歯の間に差し入れられた。生暖かいぬらぬらとした感触が清華の口腔を無遠慮に蹂躙した。
(また、このようなぁ……っ、強引な、キスでぇ……っ!)
頭が真っ白になるような官能感。清華の舌と男の舌が触れあい絡まるたびに、「汚されている」という背徳感がゾクゾクと背筋を這い上がった。
右腕は掴まれたままだが左腕は自由のままだ。清華は男を突き飛ばそうと逞しい肩に手を置くと、
「ん、んんん~~~~~っ!?」
ジュルジュルジュル! と強引な吸引。
舌が引き抜かれるかと思うほどの強さで吸い込まれる。いやらしい音を立てて清華の涎を啜り上げた男は、躊躇いもなく嚥下した。
(やぁっ……わたくしの涎、呑んだりしないでぇ……っ)
男を突き飛ばすはずだった左腕からは力が抜けていた。それどころか、いつの間にか男の首に巻きついて離れまいとしがみついていた。
鍛え上げられむっちりと腰の太さほどもある清華の腿は男の腿を挟み込み、小刻みに腰を震わせて淫裂を擦りつけている。
口づけひとつでこのありさま。スーツの裏では肉裂がダラダラと愛蜜を垂れ流し、清華の内腿を伝って膝にまで到達しようとしている。胸奥は張り裂けんばかりに鼓動が高まり、乳首はスーツ越しにもはっきりわかるほど硬く起っていた。
トロンと蕩け、発情しきったと一目でわかる清華の表情。顔を離した男はそんな彼女の様相を見ると口端を歪めた。
「可愛い顔をする。お前が欲しくなったぞ、神守清華」
「――――――ッ!!」
いけない。それはいけない。
こんな有様にまで染め上げておいて、その殺し文句はズルすぎる。
気力を振り絞って男を突き飛ばす。僅かにたたらを踏んだ男を裏腹に、清華はへたり込むようにしてようやく男と距離を取った。
ぜえぜえと荒い息をつき、涎の垂れる唇を拭う清華。膝をついた地面から生える芝の、スーツ越しに感じるチクチクした感触すら官能を煽るようだ。
「――さて、これで六度目の問いだ、神守清華」
悠然と清華を見下ろし、男は言った。
「お前には選択肢がある。
大人しく退魔業から足を洗い、大検を取ってモラトリアムに励むか。
二度と現場に姿を現さず、退魔組織の内部改革に勤しむか。
あるいは――――俺のモノになり、咲耶とともに俺の子を孕み続けるか」
この場において、絶対者とは男のことだった。傲岸不遜に女を嬲り、甘美な淫獄へ誘い込む楽園の蛇。
ひとたび清華が頷けば、男はその圧倒的な精力でもって清華を容易くねじ伏せるだろう。その逞しい腕に抱かれて極太の肉棒で子宮を愛されれば、至上の幸福とともに何もかもがどうでもよくなってしまうに違いない。
それの何がいけないのか。いけないことなのか。
「去るならば追いはしない。だが向かってくるならば容赦は無しだ。またいつものように、気を失うまで犯してやる」
「――――っ」
想像する。思い出す。
咲耶とともに肉塊の中で愛された数日間を。
この一か月の間、挑むたびに組み伏せられ何度も絶頂させられた日々を。
もはや清華の肉体は男の形を覚え込み、拙い自慰では満足できない身体にさせられた。淫らに疼く肉体を抱えながら褥につくとき、妄想するのはいつもこの男の肉棒だった。
男の手に堕ちた咲耶は、きっと毎晩でもあの男根で愛されているに違いない――そう想像すると、義憤ではなく嫉妬が湧き上がるようになったのはいつからか。
「わたくしは……わたくしは……ッ!」
頭を振り、邪念を振り払う。淫らな妄想に耽る自分を叱咤する。
頭を上げた清華は、まなじりを決して道鏡を睨みつけた。
「わたくしは――――決して、快楽になど屈しませんわ! わたくしの誇りにかけて! 道鏡、あなたを必ず討ち果たします……!!」
「よく言った」
奮起した聖女を前に、男は愉快気に笑い、
「その誇りとやらが俺のチンポを前に何分持つのか、その身でとくと試してみるといい」