※この作品はR-18です。

触手作品世界に竿役の居場所はあるか   作:鷹原霧

23 / 29
ながい。


17話

「はぁ、は、ぁぁぁっ、んぁぁっ……ま、またイクぅぅ……っ!」

 

 ベッドのみが空間の大半を占める狭い部屋の中に、乙女の淫らな嬌声が響いた。

 寝台の上には全裸で互いの身体を貪り合う男女の姿―――否、肉棒を味わおうと懸命に腰を振る女の姿がある。

 ベッドに寝そべった男の上に清華は恥じらいもなく跨り、前戯も無しに自ら挿入に至った。はしたない涎をダラダラと垂れ流し続けていた淫壺は男の極太肉棒を抵抗なく呑み込み、熱く蕩けるほどに熟れきった膣襞が歓喜の声を上げてしゃぶりつく。

 下腹部に刻まれた淫紋は煌々と光を放ち、肉体が堕ちきったことを示していた。そしてその淫紋は清華が腰を動かすたびに逞しい男根の形へと歪むのだ。

 

(くふぅぅぅうっ! あぁっ、すごいぃぃっ……っ!!)

 

 清華がそのむっちりとした太腿で腰を浮かせるだけで、圧倒的な存在感を放つ淫棒がずるりと膣内を蠢くのがありありと感じ取れる。

 逞しい竿に走る青筋の一つ一つ、肉襞を押し潰し掻き分ける立派なカリ首の張り具合、ゾリゾリとGスポットを刺激する亀頭の硬さ。なにもかもが女を殺し惨めなメス奴隷に堕とすために特化した極悪な凶器。これを受け入れたが最後、膣奥の子宮をへこませながらぶちまけられる精液で孕まされることを拒める女がどれだけいるだろうか。

 

「んはぁぁあぁっ、はぁっ、あっ、あァぁあああっ」

 

 ―――それを、生で。

 

 退魔スーツ越しではない、正真正銘剥き出しの生肉棒。二ヶ月ぶりに味わう肉槍の感触は清華の想像をはるかに超えていた。

 ただ咥えているだけで絶頂が止まらない。肉竿がビクビクと脈打つたびに嬌声が漏れるのが抑えられない。これで抽挿など行えば、気も狂わんばかりの快楽が全身を貫くのだ。

 

 生まれたての小鹿のように震える膝で腰をわずかに浮かし、そして恐る恐る力を抜く。――――たった2㎝にも満たない出し入れだけで、既に清華の腰はメロメロに砕けきっていた。

 白磁のような肌は紅潮し、珠のような汗が伝い落ちていく。パチュ、と控えめな水音が響いた瞬間、アクメに達した清華が仰け反り、弾け飛んだ汗が男の胸に落ちていった。

 男にどんなに揉み潰されても張りを失わない胸の淫果実。彼女の性格を表すようにツンと上向いた乳首は、痛々しいほどに硬く勃起してオスを誘っている。

 

「ひィぃぃっ、あッ、はぁぁあああんっ」

 

 艶のある黒髪を振り乱して悶絶する淫乱シスター。甘い喘ぎ声で男を誘う嬌態でありながら、しかしその顔は満ち足りたとは到底言えないほどに悲痛に歪んでいた。

 

(どうして……どうしてぇ……っ)

 

 

 ―――()()()()

 

 

 あれほど待ち望んだ肉棒だというのに、あれほど恋い焦がれた交接だというのに。内心で待ちかねていたはずの濁流のごとき絶頂へと至らない。至らせてくれない。

 たった一度、そのカチカチの亀頭で子宮口奥深くを小突いてくれさえすれば、それだけでまたとないアクメを極めることができるというのに。

 

「そんな……あぁ、いやぁ……っ」

 

 清華の腕は、触手によって拘束されていた。

 道鏡が部屋に入るや、いつの間にか傍らにいた肉塊を蹴飛ばすようにして展開させたのである。わずか数秒で部屋の四割を覆った肉塊は、清華の肘から先を拘束して天井から吊り上げた。

 ベッドへと膝立ちになることはできる。男へと跨り男根を味わうこともできる。しかしそれ以上深々と挿入することは、どれだけ彼女が身体を伸ばしても叶わなかった。

 もどかしげに再度抽挿を繰り返す清華。しかし触手は巧みに彼女の身体を引き上げ、男の肉棒は焦らすように鈴口で子宮をなぞるばかり。

 

 それだけではない。腕を縛る肉触手は表面から淫毒の混じった体液を分泌していた。それもかつて清華が対峙してきた妖魔淫獣が醸し出すそれが薄味な希釈液のように感じられるほど濃厚なものを。

 グチョグチョと清華の肘から先を愛撫する触手は、泡立った淫粘液をタラタラと垂らし、二の腕から腋の下、そして張りつめた淫らな果実へとぬらぬらした後を引いて滴り犯していく。淫汁が這ったあとに残されるのは、既に淫紋と肉塊に開発され尽した清華の性感度を更に跳ね上げる淫らな肌だ。

 

「いや、いやぁ……こんなの卑怯ですわ。こんな、こんな……っ」

 

 いやらしく染め上げられた肉体は当の昔に白旗を揚げ、心までも陥落寸前。そんな中恥を忍んで慈悲を乞うたのに、男は嬲り殺すかのように焦らすばかりの寸止めを繰り返す。

 もはや清華の精神は狂う寸前まで追い込まれていた。潤んだ瞳からは大粒の涙がぽろぽろと零れ、届かぬとわかりながら腰をゆすって稚拙なおねだりを繰り返す。

 そこに日本有数の武闘派退魔師の姿はどこにもない。浅ましい肉欲に屈服しかけの無力な女がいるのみである。

 

「―――どうして、などと言いたげだがな、清華」

 

 挿入したまま蕩けきった蜜壺が断続的に肉棒を締めつける感触を愉しみつつ、男が清華と目を合わせた。

 ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべ、清華の頬を伝う涙を舐め取って男が言う。

 

「お前はまだ、俺の要求に答えを返してないだろう?」

 

「ようきゅう、こたえ……?」

 

 限界に達し思考もままならない。鸚鵡返しに問い返す清華に、男が優しげに語りかけた。

 

「俺のモノになれ」

 

 その言葉の響きの、何と甘美なことか。

 

「俺の肉奴隷になれ。お前の心と身体全てを使って俺に奉仕しろ。咲耶とともに、死ぬまで俺の子を孕み育て続けろ」

 

(どれい……このひとの……)

 

 ただ一度、ただ一度だけでいい。男の言葉に頷きさえすればこのどうしようもなく切ない疼きは鎮められるのだ。

 夢想する。この男の前に跪く自分。この男を「旦那様」と呼び忠誠を誓う自分を。

 想像の中での清華は見る影もないボテ腹を抱え、淫蕩な笑みを湛えていて。

 

 ―――その光景が、生唾を呑み込むほど脳裏にこびり付いて離れない。

 

「でも……でもぉ……っ」

 

 むずかるように首を振る淫縛の聖女。崖っぷちの彼女を拒絶に走らせているのはなけなしに残った理性……ではない。

 ただ清華は()()()()()()()()()()。かつて調教に完全屈服し肉奴隷となったことのある円城咲耶と異なり、その経験のない清華は自らの態度を豹変させてご主人様へ媚びを売るきっかけを逃していた。ただそれだけの理由である。

 

 直截に屈服を命じられながら、清華はなおも踏ん切りが付けられずにいた。どうしようもなく疼く下腹部をどうにかしようと精一杯身体を伸ばしても、粘液まみれの触手に引き上げられてスカされる。あとに残るのは自らを生殺しにし続ける憎い男根への渇望ばかり。

 

「……頑固な女だな、お前は」

 

 往生際悪く答えを返さない清華に、男は呆れた顔で嘆息する。

 

「だが俺もそう堪え性のある方ではない。お前にはここで何としても道を決めてもらうぞ」

 

「は、むぅ……んふ、は……」

 

 唐突に奪われる唇。唇を揉み解すような優しい口づけだった。男の舌を差し入れられるつもりで迎えようとしていた清華の舌は空振り、あっさりと離れていく男の顔を追って思わず顔を突き出してしまう。

 そんな女を嘲笑い、男が言う。

 

「これが最後の分水嶺だ、神守清華。―――とはいえ、言葉で返答を迫ったところで嫌よ嫌よと拒まれた挙句、未練がましくされるのがオチだからな。言い訳ができないように、行動で示してもらう」

 

 男の腕が伸びる。ゴツゴツと広く暖かい手の平が清華の華奢な首を掴んだ。

 

「上を見ろ」

 

「か、は……」

 

 きゅ、と男の指に力が籠り、清華の首がわずかに絞まる。呼吸ができないほどではない。与えられるのは僅かな息苦しさとそれを上回る虐悦の予感。

 首を絞められた清華は酸素を求め、男の言うがままに天井を見上げた。

 

 ―――そこにあったのは、清華の腕を拘束する触手が、壁という壁を這い回って部屋全体を覆い尽くそうとする光景だった。

 

「ぁ……はぁ……っ」

 

「あと十分もすればこの肉塊はこの寝室を完全にハラに収める。そうなれば()()()のようにこの部屋は異界化し外界と切り離されるわけだ。この意味が分かるか?」

 

(あぁ、そんな……そんなまさか……っ)

 

「お前を初めて犯したあの日から、この肉塊は更なる進化を遂げた。体内の異界は外界と()()()()()()()()()。ここで丸一日が経とうが外では一時間も経たないだろう。さあどう思う、神守清華?」

 

 その言葉を聞いて理解した。この先にあるのは絶望のみであると。

 

 一日が一時間。今が夕方の五時として、日付が変わるまでとしても体感で一週間。

 神守清華は凄腕の退魔師である。プライベートであろうと急な退魔依頼によって現場に急行し、実家に連絡を入れられないまま日を跨ぐことなどザラにある。たとえ夜明けを迎えようと、神守家の者は不審に思わないだろう。

 家人が清華の不在を訝しみ、方々に連絡をかけて緊急事態を察するには……どんなに短くとも明日の日暮れまではかかるに違いない。

 

 

 つまりこれから清華はこの肉塊の中で――――――24日間をこの男に嬲られ続ける。

 

 

(ぬ、抜け出さなければっ。早くここから脱出しなければ! 三週間もこの人に抱かれ続けるだなんて、そんなことになったら、わたくし……っ)

 

 堕ちる。堕ちてしまう。

 退魔スーツ越しの挿入ですら清華を一晩中泣かせ続けた極悪な肉棒である。それがようやくナマで受け入れられて絶頂が止まらないのに、それをあと三週間も。耐えられるわけがない。

 女として熟れきった肢体を好き勝手に貪られ、それに抵抗するどころか歓喜をもって受け入れる。子宮をゴツゴツと突き潰されるたびに媚びの滲んだ声で男へ感謝を伝えるのだ。

 

 それはこの二か月間何度も夢見た屈服の未来。被虐への期待感がゾクゾクと背筋を震わせる。

 そんな清華に向けて男の宣告は続いた。

 

「三つだ。特別にお前には三つの選択肢を用意してやる。期限はこの肉塊が部屋を覆い尽くすまで。それまでに自分の未来を決めろ」

 

「んはぁあああっ」

 

 首を掴んでいた手が離れ、新鮮な酸素を求めて清華は大きく喘いだ。しかし口の中に飛び込むのは、既に肉塊が噴霧し部屋の中に充満していた濃厚な淫気混じりの空気。肺から身体に溶け込んだ淫毒が聖女の肉体の官能をさらに煽っていく。

 

 ずる、と清華の腕の拘束が緩んだ。何を企むのか、と考える間もなく、重力に従って落とされた清華の身体を男の肉棒が貫いた。

 

「んおおおおおっ♡」

 

 待ち焦がれたポルチオへの一撃。もはや誤魔化すこともできなくなった淫らな嬌声が肉部屋に響いた。

 膣奥をグリグリと圧迫されて悶絶する淫乱聖女。淫液でぬらぬらとテカりを帯びる両手を男は掴みとり、自らの首にあてがった。

 

 

「まず一つ目―――今すぐ、この俺を殺してみせろ」

 

 

「ぅ、え…………?」

 

 何を言われたのか理解できなかった。

 殺す―――誰を? どうして?

 これほどまでに自分を追い詰めているのは彼なのに、どうやって。

 こんなに逞しいチンポで自分をいじめておきながら、いまさらどうして。

 

 混乱する清華を意に介さず、男は続ける。

 

「今なら簡単に殺せるぞ。特別に今だけなら抵抗もしてやらん。こんな好機など二度とやらん。そら、こうして首を絞めれば五分もかからず失神するぞ。そのあと浴槽にでも沈めれば二時間かからず溺死体の出来上がりだ。

 下のおっさんには前々から言ってある。俺の首を持っていけば、咲耶は解放されお前のもとへ戻るだろう。お前の完全勝利だ」

 

 畳み掛けるように言いつのる男の言葉を、清華はろくに呑み込めなかった。

 手の中にあるのは男の首。太く逞しい首筋の中から、どくどくと力強い脈動が伝わってくる。

 清華が渾身を振り絞れば、確かに男を殺せるだろう。

 しかし―――

 

(む、無理ぃ……無理ですわ……っ、オチンポが凄すぎて、奥突かれるだけでイッてますのにぃ……っ♡)

 

 既に清華の心身から渾身など失われて久しいというのに、どうやって首を絞めろというのか。

 

「はむ、んむ、んんんんんっ」

 

 返答代わりに清華は男の唇を奪ってやった。

 ぴったりと合わせた口と口、くすぐり合う舌と舌。うっとりと蕩ける精神を叱咤し、精一杯の力を込めて男の口から吐息を奪う。

 首を絞めるよりも、こうして吐息を吸い上げて窒息させた方がイイ―――そう考えたからだ。

 肺に満たされていく男の息は、部屋に満ちる淫霧以上に清華の官能を燃え上がらせた。

 

「んはぁっ……はぁ、はぁ……」

 

「…………。あるいは、お前が自分の力で俺のチンポを抜いてみせるか」

 

 糸を引いて離れる唇。名残惜しげに荒い息を吐く清華。

 次の選択肢を男が突きつける。

 

「咲耶は返してやらん。だが手は引いてやろう。俺は退魔業から足を洗い、トーキョーから去り、お前の前に姿を現すことは二度とない。かつての生活が戻ってくるわけだ」

 

 かつての生活。そんなものに一体どれほどの意味があるというのか。

 清華の身体をもはや戻れなくした張本人が、何を白々しく。

 

(ひどい……アレだけ好き放題しておきながら、責任も取らずに逃げるというのですか……?)

 

 どれだけ憎んでも飽き足らぬ男の首に縋りつき、清華はもどかしげに身じろぎする。

 選択を迫る間、男は清華の尻肉をガッチリと掴んで固定していた。清華の淫膣に突き込まれた肉杭は微動だにせず、ビクビクと脈打つときだけ蜜襞に刺激を与えてくる。

 淫欲に染め上げられた清華の肉体は、もっと荒々しく犯されるのを今か今かと待ちわびているというのに。

 

「最後に。肉壁が閉じるまでにお前が俺を殺せず、未練がましく俺のチンポを咥えて離さないというのなら、それがお前の返答と見なす」

 

 最後の選択肢。

 聞かずとも知れ切っている。しかし鼓膜を震わせるたびにゾクゾクと被虐を煽る男の言葉を清華は止められない。

 

「―――これまでの凌辱がお遊びに思えるほどに犯してやる。心も身体も何かも俺のモノだ。踏み躙られ、足蹴にされるだけでイキ狂うほど淫楽というものを焼き付けてやる。破裂するほど精液を腹に注ぎ込み、子宮が溺れるまで中出しした上で―――」

 

 耳元に口を寄せ、男が最後通牒を告げる。

 

 

「孕ませてやる」

 

 

「~~~~~~~っ♡♡」

 

 それは陥落寸前の淫乱シスターにとって、この上ない殺し文句だった。

 

 ただその言葉一つで、清華は自らの身体が受胎の準備を整えたのを直感した。

 つぶつぶの膣襞が一斉に肉竿をなぞり上げて射精をねだり、発情し降りきった子宮口が鈴口へとしゃぶりつき、濃厚な先走り汁をチュウチュウと吸い上げる。

 

 言葉一つでアクメを決める堕落の退魔聖女。その内心で使命と淫欲が鬩ぎ合う。

 

(やっと、やっと……いいえ、この人は旦那様(てき)なのに……あぁ、オチンポが凄すぎてぇ……っ)

 

「どうする、神守清華。家も使命も投げ捨てて俺のモノになるか?」

 

 戯れのように媚尻肉を捏ね上げながら問いかける道鏡。しっとりと汗ばんだ肌に節くれだった指が沈み込み、全身性感帯と化して久しい清華の精神を苛んだ。

 ともすれば一も二もなく男の言葉に頷き、暴力的な被虐をねだりそうになる。

 しかし―――

 

「ふ、ふぅぅぅっ、ふぅぅううううう~~~~~っ!」

 

「ほう?」

 

 すでに肉の床と化したベッドに膝をつき、太腿に力を入れる清華。男はそれに感心した風な声を上げた。

 

「抜くだけでいいのか? 俺を殺せる最後の機会だぞ?」

 

「うる……さいですわぁ……っ」

 

 男の揶揄にまともな言葉を返せる余裕は清華にはない。

 歯を食いしばり荒い呼吸を繰り返して秘所に突き刺さった凶器を抜き取ろうとする。

 

「わ、わたくしはぁ、神もり家とうしゅにしてぇ、いばらの、ぉぉぉっ♡ そこ、そこひっかかないでぇぇぇっ♡」

 

(まずは、この人のオチンポを抜かないと……あぁ、カリすごぉ……)

 

 エラの張り出した立派なカリ首が肉棒が抜き出ようとするたびに膣の裏側を掻き乱す。気が遠くなるほどの快感に、己に喝を入れるための名乗りすら満足に叶わない。

 ずる……ずる……と遅々とした動きでようやく竿の半分。息も絶え絶えの清華が改めて膝に力を込めて―――

 

 ズルリ、と膝が滑った。

 

「か、は……ッ!?」

 

 肉塊から滲み出る淫汁にまみれたヌラヌラの肉床である。こうなることは推して察すべきだった。しかし予想できたところでどう防げばいいのか。

 たった片脚。たった一度の気の緩み。それだけで清華の身体は支えを失い、肉棒の上に落とされた。

 

 ―――ぼちゅん。

 

「んひぃぃいいぃいいいっ!?」

 

 快感が衝撃となって膣奥から脳髄へと走り抜けた。たまらず甘い絶叫を口から迸らせる清華。恥も外聞もなく男の首にしがみつき、絶頂の余韻にヘコヘコと腰を動かすその姿を、男はわざとらしくニヤニヤと笑みを浮かべて眺めていた。

 

「心変わりか? 降参ならいつでも受け付けるぞ?」

 

「おぉっ♡ こ、こう、さんんんっ、し、しま……せん、わぁ……っ♡」

 

「しないのか?」

 

 はーっ、はーっ、と息を乱しながら恭順を拒否する清華に、男は面白げに眉を跳ね上げ、

 

「なら、こうして欲しくはないのか?」

 

 ―――ごりっ、

 

「ひぃっ……ひぃあああああっ♡ ダメ、ダメェっ! そこ、そこぉおおっ!!」

 

 ギュウギュウと尻肉を掴み潰され、カチカチの肉棒が子宮口を力任せに押し上げる。子宮口を強引にこじ開けんばかりに責め立てられ、あまりの気持ち良さに女退魔師は呆気なく達してしまう。

 

(こ、こんなの卑怯ですわぁ……っ、こんな逞しいオチンポでゴリゴリされたらぁ、どうして欲しいかなんてわかってるくせにぃ……!)

 

 子宮は子種を欲しがりキュウキュウと切なく疼き、淫双丘は男の手で母乳を搾られる未来を今か今かと待ちかねている。白磁の肌が男に獣のように噛みつかれて歯形を残されることを想像するだけで、虐悦が背筋を駆け巡った。

 

 もう無理だ、降参です。堕ちました。ただその一言を口にすればいい。そうすればこんなもどかしい拷問などとうに切り上げ、男は存分に清華をかわいがるだろう。

 それなのにその一言を口にできないのは、これまで一度も堕ちたことのない清華がどうしても一歩を踏み出せない、臆病な気恥ずかしさのためだった。

 

「欲しくないなら、自分で抜けるんだろう?」

 

「おっ♡ んんっ、ふぅ、んっ……」

 

 男の声に促され、敗北寸前の退魔シスターは再び膝に力を込めた。今度は肉床で滑らないよう、男の腰を内腿で挟んで。

 性感帯と化した内腿にとって、なめし皮のような質感と隆々たる筋肉の感触を返す男の腰肌は下手な性玩具以上に劇物だった。清華の秘所から溢れた愛蜜が内股を滴り、男の腰と擦れてヌチャヌチャといやらしい音を立てる。今の情感を煽る肌の感触につい当然と没頭しそうになる。

 

(だめ……駄目ですわ! 立たないと、膝に力を入れて、立って、オチンポを抜かないと……!!)

 

 ―――ずるり。

 

「んんんんんッ!!」

 

 奇跡が起きた。と清華は思った。

 

 立てた。立てたのだ。確かに清華は立ち上がった。男の首に縋りながらであるが、清華はその瞬間煩悩を振り払い、豊満な腰を持ち上げて膝立ちに成功したのだ。

 恐るべきは退魔聖女の克己心。悪魔のごとき男の誘惑に抗しきり、清華は腰尻を高々と掲げ―――

 

 

 ―――だというのに、男の肉棒は未だに抜けていない。

 

 

「あぁ……そんな、そんな……っ!!」

 

 絶望の吐息を漏らす清華。

 何のことはない、清華が膝立ちした高さよりも、咥えこんだ男根の方が長かったというだけのこと。

 清華の膣口がしゃぶりつく肉棒は、まだ七割程度しか露出していない。

 

 そう、最初から膝立ちではどうにもならぬことを知っていたがゆえに、男は余裕の態度であったのだ。

 

「何度も抱かれておいて、主人のチンポの長さも覚えられなかったのか? けしからん奴隷だ」

 

 清華の膝裏を掴む両手に力がこもる。何をされるのか直感し、淫乱聖女は顔を強張らせた。

 

「そんっ、待っ―――!」

 

「仕切り直しだ。最初に戻ってやり直せ」

 

 ぐい、と膝が引き寄せられる。重心を崩された身体は当然のように真下へ落下し、待ち受けていた肉棒が子宮を殴りつけた。

 

 ―――ごちゅ。

 

「んおおおおおっ♡ おぉッ♡ ほぉおおおおッ♡」

 

「いい声を出すようになった。褒美をやろう」

 

 ポルチオごと子宮を押し潰される絶感に、マゾ雌聖女は悶え果てるほかにない。舌を突き出して嬌声を零す唇を、男は自らのそれで塞いだ。

 

「ん、むぅぅぅううっ、はぶ、んく、じゅるるるる……っ♡」

 

 目を見開いたのも一瞬のこと。たちまちに表情を蕩かせた清華は男の舌を受け入れた。

 戯れるように舌先を弾きあい、互いの歯茎をなぞって流れ込む唾液の味に酔い痴れる。

 

(キス、キスぅ……よだれ甘い、旦那様のごほうびぃ……♡)

 

 肉体はあさましい孕み奴隷に堕落し、心まで陥落寸前の清華にとって男の唾液は甘露に等しい。渇いた喉を鳴らして嚥下すれば、上下する胸に実った豊かな双美乳がぷるんと震えた。

 汗ばんだ胸の淫果実。隆々たる腕で清華を抱きすくめる男はそれを自らの胸板で押し潰した。

 

「んんんんんっ!!!」

 

(ちくびぃっ、胸板に、こすれてぇ……っ)

 

 互いの胸でそれぞれの汗をべったりと塗りたくり合う。ゴツゴツと逞しい胸板に乳首がこすれる快感もさることながら、互いの肌で互いの体液を混ぜ合わせることが倒錯的な快楽を呼び起こした。

 果たしてこれは男の肌を清華の汗が犯しているのか。清華の乳肌を男の汗が蹂躙しているのか。

 

「ぷはぁぁ……はぁっ、はぁぁぁっ……」

 

 唇を解放された清華は、力尽きた様子で男の肩に頭をもたれかかり荒い息を繰り返した。

 息を吸うごとにむっとする雄臭が肺の中に充満する。頬に当たる鎖骨の感触、唇に触れる首筋の肌。チロリと舌を伸ばせば、塩っぽい男の汗の味が口の中に広がった。

 

「どうした、清華。休んでいる場合か? 猶予はあと何分もないぞ」

 

「あぁ……っ」

 

 言われずともわかっていた。

 部屋を覆い尽くさんとする肉触手。まるで見せつけるかのように清華の視界に入るようにして、部屋の余白がじりじりと狭まっていく。

 

 あとこれだけ。

 まだこれだけ。

 

 いっそさっさととどめを刺せばいいモノを律儀に寸止めし続ける男に、清華は恨みがましげな視線を向けた。

 

「降参するか? それとも抜いてみるか?」

 

「こ、うさん……なんてぇ……っ」

 

 虚勢の言葉はもはや惰性だ。

 意思表示の代わりに清華は男の肩に歯を立てた。弛緩しきった顎では甘噛みにしかならず、這わせた舌で味わう汗の味にクラクラと酩酊する。愛撫でしかない徹底抗戦。

 男はそれににやりと笑い、

 

「そうか。なら、少し手伝ってやろう」

 

「んふぅぅぅうううっ♡」

 

 足首を掴まれ、無理矢理に足を立たされ爪先だけで体重を支えさせられる。いわゆる蹲踞の姿勢に組み替えられ、汗の滴る太腿と発情して赤らんだ媚尻のラインを強調させられる。

 

(そ、こぉ……っ、これ、締まりかた変わってェ……ッ♡)

 

 体位が替わりより深々と突き刺さる肉棒。否応に力を込めざるを得ない太腿により、膣襞が複雑にうねりながら裏筋をなぞり上げる。

 男の腰に体重の大半を預けたままでこれである。ただでさえ甘い絶頂が止まらないのに、そこから腰を上げるために力を込めればどうなるか。

 

「はっ、はぁぁっ、んん、はぁはっ……っ」

 

 ―――ずる、ずる。

 

 少しずつ、少しずつ腰を上げていく。

 だらしなく舌を突きだし、犬のように吐息を荒げながら。口端から垂れる涎は顎先から滴り、それを舐めとった男が丹念なキスの雨を首筋に降らせた。そんなところではなく、じかに唇を奪ってくれればこんなもどかしい思いをせずに済んだのに。

 

(もう少し……もうすこ、しぃぃ……っ)

 

 ―――ずるり、ずるり。

 

 すでに肉棒は半ばまで露出していた。もう半分、まだ半分。

 子宮を襲っているのは途方もない喪失感。降りきった子宮口ですら届かない先に肉棒を遠ざけられ、キュンキュンと切ない疼きが止まってくれない。

 淫襞の一つ一つが愛しい肉棒を戻せ戻せと言わんばかりにしゃぶりあげ、淫裂から溢れる愛液が男の剛陰毛をぐしょぐしょに濡らしていた。

 

「あ……ふ、んんんっ、んぁぁっ」

 

 ―――それでも清華は耐えた。耐えたのだ。

 男が妨害するように仕掛けてくる愛撫にも、戯れのように力を込めて膨張する肉棒にも、全てに耐えた。我慢してみせた。

 腰を浮かせるほどに強まっていく「ここから思い切り腰を落としたらどうなるのか」という欲求に何度も負けそうになりながら、それでも乗り越えた。

 ガクガクと震える膝で必死の思いで身体を支え、忘我の表情で甘イキしながら、ここまで誘惑に抗ってこれた。

 

 あとはもう数センチ。あと一度足に力を入れれば終われる。この地獄のような生殺しから解放されるのだ。

 

 ―――だというのに、

 

「そん、そんな……っ」

 

 ()()()()

 

(こんな……こんなことが……っ、あぁっ、カリすごいぃぃぃっ♡)

 

 男の肉棒、その先端。雄々しく張り出した雁首を、淫乱聖女の膣口が未練がましく咥えこんで離さない―――

 

「想像してみたことはあるか?」

 

「んふぁぁぁああっ!!」

 

 苦悶する清華を尻目に、男は目の前で揺らめく双丘を貪った。硬くなった乳首を熱い舌でぞろりと舐め上げ、痛々しく充血した乳輪を舌先でチロチロとくすぐる。腰が砕けそうな快感に清華はあられもない声を上げる。

 敏感に仕上がりきった奴隷候補へ、男は言葉を続けた。

 

「―――想像してみろ。このだらしない乳房がひとまわり張り出し、このコリコリした乳首から母乳を噴き出す光景を」

 

「はぁっ、はぁっ、やぁっ、あぁぁっ」

 

()()()()()()?」

 

(やぁぁぁっ、言わないでぇ……っ)

 

「お前の想像の中で、お前の母乳を吸っていたのは誰だった? 小さな赤ん坊か? それとも―――」

 

 ―――カリ、

 

「んひぃぃぃぃぃいいっ♡」

 

 乳首に走る電流のような快感。乳首を甘噛みする男は、そのまま口に含んでチュウチュウと吸い始める。

 ―――まるで、一瞬前の清華の妄想のように。

 

「じゅる……さあどうする、清華。あと一分でそうなるぞ」

 

「あ、あぁっ、はぁぁああああっ♡」

 

 目の前には肉塊の壁。覆い尽くさんとする部屋の残りは、もう30㎝四方もない。数十秒もすれば清華と男は肉塊の造り出した異界に閉じ込められ、めくるめく淫獄へと堕とされる。

 これが最後の機会。男の魔の手から逃れられる唯一のチャンス。

 

(は、はやくっ、はやく抜かないと……っ)

 

 抜けなければ、どうなるというのか。

 猶予はあと一分足らず。

 抜きさえすれば、この拷問から逃れられる。

 抜きさえしなければ、旦那様から愛してもらえる

 あと数十秒。たった数十秒。それさえ乗り越え(ためらえ)れば―――もはや言い訳のしようもなく堕落してしまう。孕まされてしまう。

 

 想像するのは数か月の未来。

 新たな命の宿ったボテ腹で、白い母乳を荒々しく搾られながら絶頂するあさましいメス奴隷。

 想像の中の自分は、見るに堪えない表情でイキ狂っていて、

 

 

 ―――なんて、待ち遠しい―――

 

 

 一瞬の気の緩み。そうとしか言いようがない。

 小鹿のように震えながら清華の身体を支えていた足が、唐突にカクンと力を失った。

 

「えっ?」

 

 間の抜けた声。なんて白々しい。それでもある種それは清華の本心ではあった。

 脱力した下半身は呆気なく腰を落とし、待ち構えていた肉棒が雄々しく突き立って、

 

 ―――ごりゅん!

 

「んほお゛お゛お゛お゛お゛っ♡」

 

 仰け反った喉から迸る、獣のような嬌声。子宮をへこませ、内臓ごと押し上げる極太肉棒に、淫乱聖女の肉体は呆気なく白旗を上げた。

 

「お、ほぉぉぉっ♡ んお、おおぉっ♡」

 

 言葉が出てこない。口はパクパクと酸素を求める魚のように開閉し、腰は精液をねだってカクカクと痙攣する。ぷしゃあ、という音とともに泡立った透明な液体が淫裂から噴き出した。

 

(だめぇ、だめ、だめだめだめぇ……っ! オチンポ凄いっ、旦那様のオチンポすごすぎてイクの止まらない……っ♡)

 

 身体が言うことを聞いてくれない。どんなに自らを叱咤しようと足に力は籠らず、淫壺は肉棒をキュウキュウと締め付けて離そうとしないのだ。

 

 そして清華は見た。絶望の光景を、最後の機会が失われる瞬間を。

 肉塊が閉じていく。男と清華を内部に取り込んだまま、最後の調教空間を形成せんと異界が現世と切り離されていく―――

 

 男が言った。

 

「時間切れだな」

 

「ま、まって―――」

 

 鷲掴みにされる尻媚肉。ゾクゾクと被虐への期待が背筋を這い上がる。

 

「これがお前の答えだ」

 

「そんなっ、いやぁ……っ」

 

 ガッチリと固定される。もうどこにも逃げられない。

 

「お願いですからぁ―――」

 

「お前の負けだ、神守清華―――ッ!!」

 

 ―――グリィ……!

 

「ひぃぃぃぃぃっ!!??」

 

 口ばかりの拒絶の言葉は、子宮口に突き込まれる鈴口に黙らされた。

 

「ひいぃっ、ひぃっ♡ それダメ、それダメですのっ! オチンポで子宮グリグリするの気持ち良すぎてぇっ♡」

 

「それはいいことを聞いた」

 

 ―――ズル、ごちゅん!

 

「んはぁああああっ! ら、らめぇっ♡ イクイクイクぅぅぅっ!!」

 

 ついに快楽を認めた淫乱シスター。道鏡は嘲りの笑みを浮かべて抽挿を開始する。

 腰を掴んだ腕の力だけで清華を持ち上げ、重力のままに打ち落とす。ただそれだけの、まるでオナホールのような扱いに、マゾ奴隷としての本性を暴き出された清華は嬌声を上げるばかりだ。

 

「んぁあああっ、あぁぁっ! ズルいですわ卑怯ですわこんな逞しいオチンポでズボズボするのぉっ♡ こんなの、こんなのぉぉぉっ」

 

 勝てるわけがない。抗えるはずがない。

 最初から結末の見えていた試練だった。わかりきった茶番だった。

 なぜなら二か月前、はじめて犯されたときから心の奥底で男に屈服していたのだから。

 

「おねえさまっ! 咲耶お姉さまぁっ♡ ごめんなさいおねえさまっ! 清華は、さやかは勝てませんでしたぁっ♡」

 

 荒々しいストロークで肉穴を責められながら清華は敬愛する女退魔師への懺悔を口にする。しかし堕落奴隷にとってそれは背徳感と被虐心を煽るためのスパイスでしかない。

 その証拠に男の腕で揺さぶられる女の口元は、至福の悦楽で誤魔化しようがなく歪んでいた。

 

「旦那様のオチンポ逞しすぎてぇっ、それなのに何度も何度もぐりぐりされてぇっ! わたくしっ、もうこのオチンポのことしか考えられなくなって……っ♡」

 

「それの何が悪い。気に入らないならやめてやろうか」

 

「いやぁぁっ! やぁぁぁっ! やめるのダメぇっ、オチンポ止めないでぇぇ……ッ♡」

 

 腰を掴む腕をこれ見よがしに止めた男に、清華は嫌々と駄々をこねるように首を振る。

 

「もう無理ぃっ、無理なんですぅっ♡ 子宮が旦那様の濃厚精液欲しがっててぇっ、これ以上おあずけされるのなんて耐えられないぃぃっ♡」

 

(あぁ……とうとう……とうとう言ってしまいましたわ……)

 

「だからっ、だから旦那様ぁ、どうかこのふしだらな奴隷オマンコにお慈悲を……っ♡」

 

 使命も貞淑さもかなぐり捨てた屈服宣言。プライドを圧し折られ、退魔師としての存在意義すら奪われた聖女が最後に望んだのは、愛してしまった憎い敵との獣のようなまぐわいだった。

 ただのメスに成り下がった清華の哀願に男は会心の笑みを浮かべると、

 

「そうだな」

 

「へぁああああっ♡」

 

 清華の胸で弾むように上下する美乳房を掴むと、無造作に搾り潰した。

 

「お、ぉぉっ、おっぱいぃぃぃっ♡」

 

(すごいぃっ、すごいですわおっぱい潰されるのすごいぃぃっ♡ まるで牛みたいに搾られてるのに奥がキュンキュンしてぇ……っ♡)

 

「孕ませてやろう。清華」

 

「んひぃぃぃぃぃいいっ♡」

 

 腰を掴み、軽々と身体を持ち上げて肉棒の上に叩き落とす。ただそれだけの、技術も何もない凌辱。ただの女ならば苦痛以外感じないであろうそれを、被虐奴隷は豊かな黒髪を振り乱しながら歓喜の声を上げて受け入れた。

 

「腹がパンパンになるまで……いや、破裂するほど注ぎ込んでやる。このいやらしい乳房から母乳が垂れぬ日がないほど孕ませ続けてやる」

 

「んぉぉっ! おぉっ、おっ♡ ほぉぉおおおっ♡」

 

(あぁ嬉しいぃっ♡ 旦那様の孕ませオチンポすごすぎてっ、こんなのがいつまでも続くだなんて、わたくし、わたくしぃ……っ♡)

 

 ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ……と逞しい亀頭が子宮を乱打する。暴力的な抽挿は清華の理性を吹き飛ばし、背を弓鳴りに仰け反らせた淫乱聖女は舌を突き出して快楽を貪るばかりだ。

 そして―――

 

(きたぁ、来た来た来た来たイクイクイクイクぅぅぅぅっ!!)

 

 ぎちぃ、と音を上げて肉棒がひとまわり大きくなった。ただでさえギチギチの膣内がさらに圧迫され軋む音さえ聞こえそうなほど。負けじと清華の膣襞がうねり、肉竿と雁首をぞろりと舐め上げ、

 

「ふん……ッ!!」

 

 

 ―――爆発。

 

 

 これまでの比ではない。正真正銘の男の本気の射精がどういうものか、清華はその身をもって思い知った。

 

 まるで線の抜けた消火栓のようだ。硬くなり狙いを定めた竿を伝って、熱く煮えたぎった濃厚な子種汁がビョウビョウと子宮に叩きつけられた。

 それは男が奴隷に手向ける支配の証だ。女の命も肉体も魂も、根こそぎ蹂躙され支配される。搾りたての濃厚で熱々な生子種が、遠慮容赦なくドバドバと膣内に注ぎ込まれていく。

 

 堕ちた―――堕ちてしまった。これを知ってはもう戻れない。甘すぎる被虐の悦びが清華の中身を塗り替えて、あさましい生殖奴隷へと堕とされていく。

 

「ひぁあぁあぁあっ!! いくっ、いくイク、イっちゃうぅぅぅ!! 濃いの熱いのたっぷり中出しされてイクぅぅ!! んぁあぁすごいぃ旦那様の種付け汁すご―――ォォぉおおっ!!??」

 

 ボコォっ!! と淫紋の刻まれた下腹部が冗談のように膨れ上がった。生肉棒をギチギチに締め上げる膣口が精液が漏れることを許さず、行き場を失った白濁液が清華の腹を膨らませていく。

 これまで何度も経験した精液ボテ。ようやくナマで味わえた二度目の生中出し。

 

「お゛お゛お゛お゛お゛っ♡ ご、ほぉぉお゛お゛お゛お゛っ♡」

 

 かつての凛とした退魔聖女の面影などどこにもない。崩れきったアヘ顔で絶頂する敗北のシスター。

 ボテ腹アクメを極めるマゾ雌奴隷の顔には、これ以上ない至福の苦悦が浮かんでいた。




拙者、紆余曲折あって薬物嫌いマンから転向致しまして候。
正確には処女破るときだけクスリ使って、それ以降は全部「バカめ、二回目以降はビタミン剤だこの淫乱がァ!!」シチュに興奮するようになった次第。

二次創作を書いてると、ヒロインたちに変な愛着を持ってしまってえぐい凌辱が書けなくなってくる……あると思います。
快楽堕ちは好きなんやけど、苦痛を伴うモノがますます書けなくなってきた……
やっぱり十年以上活躍して寝取りとか達磨とか書ける作家さんって凄いんやなって……
そして魔胎都市にはきつい暴力描写がないのが最大の魅力なんだなって改めて思い知りました。


道鏡
素足に下駄を履いていたのは靴下を脱がせる描写が思いつかなかったから。今回諸々省略して濡れ場に直行したので無駄な工夫だった。
こいつが妖魔を狩りまくったせいで退魔師が路頭に迷いかけている&お役所勤めに転向する野良退魔師が増えている。
惚れたはれたを問わず、敵対した退魔師全員から恨まれている。

神守清華
「お前の負け! 試合終了!」されないとズルズルと食い下がってしまう人。羞恥心が勝って踏ん切りがつかない性格。ツンデレの弊害。
その気丈さ、往生際の悪さは原作では数少ない勝利に繋がっているので悪いことではなかったり。
道鏡が初めから変に紳士ぶらず強引に屈服させる気でいたら、最初の凌辱で奴隷宣言していた。長かったね。
少なくとも今後道鏡が現役の50年は強力な妖魔が発生せず、身に着けた絶技を振るう機会を永遠に奪われた。
なので彼女のこれからの課題はいかに神守流を絶やさずに後継を繋げていくかに変わる。

肉塊くん
「(時間加速24倍について)知らん……なにそれ……こわ……」
異界化はできる。
異界化したあと内部を淫気で満たすことはできる。
でもさすがに内部の時間速度を24倍にしたりはできない。それはもう魔王とかの領分なんよ。
ただ十倍くらいにはできるので、ハメ狂って時間感覚が吹っ飛ばされる清華には違いが分からないのでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。