祓魔忍、霜月姫丸は数百年に一度の天才である。そして彼女は、それを当然のように思っていた。
霜月の里はこの日本が戦国の世であった頃より優れた忍者を輩出してきた名門である。諜報、調略、暗殺と、その活動は多岐にわたる。
伊賀、甲賀、風魔、戸隠―――他の名だたる忍びの里と異なり、歴史に名を残すことのなかった流派。しかしそれは彼らが己が正体を秘匿し通した証左であり、その無名さこそが彼らの誇りでもあった。
一握りの権力者のみが知る手練れの忍者集団として、霜月は江戸明治に至るまで暗躍し続けたのである。
しかしそんな彼らですら、時代の変遷にはかなわないのだろう。
人と人との戦争が近代化の一途をたどる一方、忍びの需要は減り続けていた。
重要な情報が紙に記されていた時代は終わり、ひとりの人間が機密を握ることはなくなった。情報は何重ものロックがかけられたデジタルの匣の中に収まるようになり、暗殺や籠絡の技術が大勢を動かす時代は終焉を迎えたのである。
今や持て囃されるのは暗室に引き籠り日がな一日PCと向き合うギークの類であり、暗殺の絶技が求められる事態はあまりにも少ない。
―――現代に生まれた天才児、霜月姫丸についてもそれは同様だった。
幼くして霜月流忍術を皆伝した神童。義務教育を終える前に、里の中では既に並ぶもののない実力者となっていた。長老曰く、卓越した速度から放たれる忍術ならば、かの『最強』円城咲耶すら相手取れるであろうと。
早熟な肉体も後押ししたのだろう。学園に入学したばかりの姫丸は、既に大人顔負けの抜群なスタイルを誇っていた。
胸にたたえた自らの顔よりも大きな両果実は垂れることなく、はち切れんばかりの張りでツンと乳首を上向かせている。
しなやかにくびれた腰と裏腹に、豊満な安産型の美尻から伸びる腿はむっちりと筋肉が詰まり、彼女の類まれなる敏捷さを裏打ちしていた。
鍛え上がられたとはいえ肉体は女性らしさを損なうわけでもなく、むしろ匂い立つような色香を放っている。それが肢体のラインをくっきりと際立たせる退魔スーツに包まれたとあっては、裸体も同然な彼女の魅力を更に引き立てていた。
しかし、いくら優れた才能であろうと、振るわれる機会がなければ凡人と変わりはない。
隔絶した才能を誇り、熟れ盛りの肉体を持て余す学生忍者。しかし昨今の風潮は前述したように忍者には逆風で、姫丸の卓抜した実力を必要とする忍務など降って湧いてくるはずもなかった。
暇と力を持て余した姫丸が『イバラの姉妹』に属するようになったのは、ある種必然といえた。
昼間は学生として気ままに振舞い、遊ぶ金が欲しくなれば『姉妹』の任務として地下水道の妖魔を斬り祓う。―――小遣い稼ぎになるし、なにより自分の身に着けた技術を存分に振るって誇示するいい機会だった。
たまに下手を打って触手に凌辱される羽目になった事も何度かあるものの……そこはそれ。最終的に生還しているのだし、これを敗北だなどと姫丸は思っていない。
最終的に敵を殺して報酬を受け取れさえすれば勝ちなのだ。ならば今生き残っている自分は間違いなく勝者の側だ。何を恥じることがあろうか。
―――ある意味忍びらしい現金な思考が、姫丸の傲慢な気質を後押ししていた。
そんな中で降って湧いてきた道鏡討伐の指名依頼ですら、姫丸にとっては暇潰しの小遣い稼ぎでしかなく、リーゼたちにふてぶてしい態度を諫められても改める様子を見せなかった。
そしてそれは当の道鏡を前にしても同様で、
「―――気の毒だが、忍者。お前に選択肢は与えてやれない」
「はァ……?」
路傍の石でも見るような目で男に憐れまれた瞬間、その高すぎるプライドは呆気なく沸騰した。
「ちょっとぉ? 何なのこのオジさん。いきなり意味不明なんですけど?」
「わかりにくいなら言い直そう。―――この場の全員、ことごとく生きては帰さんと言った」
―――瞬間、男から噴き上がる異様な威圧感。
これまで相対してきた妖魔など足元にも及ばない。十メートル以上は離れた間合いにあるというのに、まるで貫手で心臓を突き抜かれたような感覚さえした。
心ならず気圧され後ずさった姫丸。しかしそれは忍者としての精神が未熟な彼女にとってこれ以上ない屈辱であり、撃発のための何よりの引き金だった。
「こンの……!」
吐き捨てた悪態は怖気づいた己を鼓舞するためか。
雌豹じみた肢体が地面を踏みしめる。ウエストほどもある太腿がみしりとスーツを軋ませ、圧倒的な脚力を生み出した。
ひと蹴りで十数メートルもの跳躍を可能とする慮外の豪脚は、立ち呆ける男へ転移じみた肉薄を実現させた。
完璧な不意打ち。完全な死角。その証拠に男は何もリアクションを取ることもできずに棒立ちのまま。
「霜月流忍術―――ッ!」
口ほどにもない、ざまあみろ。
リーゼたちは散々警告を口にしていたが、やはり虚仮脅しだった。
これで今月の臨時収入はいただきね、と口元に嘲笑を浮かべ、姫丸は胸元でクロスした忍刀から亜音速の斬撃を走らせようと―――
「六閃・瞬―――」
「ときに忍者」
瞬間、目の前の景色が変わった。
あと数歩、一足一刀の間合いに佇んでいたはずの男。なのに何故かその眉間に皺を寄せた顔が眼前を占領している。
反応されたのだ、と自覚したときには構えた両腕を男の手に掴まれていた。
「……っ、離しなさいよッ!!」
狼狽を隠して引き剥がそうとする姫丸。しかし掴まれた腕は万力のごとくビクともせず、逆にギリギリと押し広げられていく。
「ぐぅぅっ……!?」
「忍びが忍ばず表に出るな。声を上げるな音を出すな。刃物を持って暴れるだけならヤクザの鉄砲玉と変わらない。華美な技など必要ない。敵に名乗らず名乗らせず、初手で首を刎ねるものだ」
ぐぐぐ……と吊り上げられる身体。浮き上がった脚で男の脇腹に何度も蹴りを叩きこむも、まるで巌のようにビクともしない。
「くっ、姫丸……っ!」
視界の端では顔を強張らせた赤毛のシスターが駆け寄ろうとする姿。この中で最も間合いの長い彼女が蛇腹剣を最大まで伸ばし、横合いから男の脇腹へ一撃を与えようとしている。
しかしそれは、あまりにも遅きに失していた。
「ふん……ッ」
不意の浮遊感。宙吊りにされた腕を手放されたのだと気付いたときには、男は目の前で大仰に構えていた。
間に合わない―――そう思った次の瞬間には、急所へと雪崩のように撃ち込まれる連撃に姫丸の意識は呑み込まれていった。
―――そして今、道鏡に捕らわれた姫丸の目の前では、ひとりの女が雌へと変貌していた。
「―――最っ高すぎるぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ!!!」
「……ッ」
悍ましいほどに逞しい逸物に子宮を突きあげられ、歓喜の絶叫を上げるシスター・リーゼ。
だらしなく蕩けきったアヘ顔には『イバラの姉妹』屈指の剣士として道鏡に対峙した時の面影など欠片もない。
下腹部をぼっこりと剛直の形に変形させた女退魔師は、もはや戻りようもなく愛欲の奴隷に堕ち果てていた。
「あぁ、ちんぽぉ♡ オチンポっ、オチンポっ、オチンポぉぉぉっ♡ 最悪で最高なぶっといオチンポぉぉっ! こんなのでゴリゴリされたら堕ちるに決まってるじゃない! 一年もおあずけして―――むふぅぅぅっ♡」
とうにベールは脱ぎ捨てられ、惜しげもなく露わにした艶やかな赤毛を振り乱して猥語を連発する淫乱シスター。思いのたけを叫ぶ中で唇を奪われ目を見開くも、たちまちうっとりと瞳を蕩かせて自分から男の舌にしゃぶりつく。
これまでもこれからも、リーゼの生涯でいくら愛した男がいようとも、今この瞬間道鏡へ捧げるディープキス以上にいやらしい接吻はあり得ない。―――そう確信させるほどの狂態だった。
ごりゅん、と悍ましい異音を立てて剛直がさらに蜜壺深くへ突き進む。ポルチオを突き破らんばかりに叩きつけられる肉棒に負け、子宮が押し上げられたのだ。
只人ならば苦痛しか感じないであろう淫辱であるというのに、リーゼの顔にあるのは喜悦一色であった。
「むぉぉぉっ♡ ぉぉっ!? んんむぅぅぅ~~~~~っ♡」
―――今まさに、ひとりの退魔師がその生涯に区切りをつけた。『イバラの姉妹』指折りの剣客であった美貌のシスターは、その凛々しき仮面を脱ぎ捨ててあさましい本性を曝け出している。
もはや彼女が退魔の剣を手に取ることはないだろう。法悦の歓喜に瞳を潤ませて男と舌を絡ませ合う赤毛シスターには、姫丸からのどんな言葉も届くまい。
「けほっ…………最悪なのは、アタシの方よ……っ」
四肢を触手に拘束され、口内を蹂躙していた肉棒触手をどうにか吐き出した姫丸が毒づく。
茶番だった。
自分はこの女どもに騙されてこうして囚われている。
まつろわぬ外道退魔師道鏡を討伐する精鋭四人の女退魔師?
マスティマート討伐の英雄聖女?
とんでもない出鱈目だ。
誰も彼も、あの男に一撃を浴びせることもなく囚われ、気付かぬ間に刻まれていた淫紋で発情させられ、呆気なく陥落して忠誠を誓う始末。
荒神光流など肉塊に取り込まれてから口が利けるようになると、男の顔を見るなり媚びを売って子種をねだっていたではないか。
見るがいい、あの肉床に寝そべって幸せそうなアヘ顔で気絶する退魔巫女を。光流が最初から男の肉棒の虜になっていたのは明らかで、今回彼女が立案した作戦だって、後から考えてみれば男を逃がさないためのものではなく、女どもが逃げられないように人払いが為されていたものだった。
リーゼとてそうだった。
姫丸は見た。触手に囚われ、異界化した肉塊の中で赤毛のシスターが男とどう対峙したのかを。
男はリーゼを直々にねじ伏せるため、あえて拘束せず武器すら持たせたまま異界内で戒めを解いたのだ。
―――そう、彼女の手には蛇腹剣『咎人の剣』があった。あのとき、蛇腹剣を振りかぶった瞬間、男に抱きすくめられ唇を奪われたあの一瞬。リーゼは間違いなく男を殺せたのだ。
振り上げ掲げたままの蛇腹剣を逆手に持ち替え、男の首に突き立てさえすれば、姫丸は無様に触手に尻穴を貫通される悦辱を味わうことはなかっただろう。
なのにリーゼは剣を振るわなかった。男に舌を吸われる快感にうっとりと背筋を痙攣させ、わざとらしく剣を取り落して意識を失うほどの口づけに酔い痴れたのだ。
―――そして、その果ての痴態がまさに目の前に繰り広げられている―――
「お゛お゛お゛お゛っ♡ お゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛おおおぉぉ~~~~♡」
獣じみた嬌声が肉部屋に響いた。ひとまわりも大きく膨らんだ男根から夥しい量の白濁が吐き出され、ビョウビョウとありえない音とともにリーゼの胎に注ぎ込まれていく。
ぐぐぐ……と押し広げるように膨らんでいくリーゼの下腹部。剣士として鍛え上げられたしなやかな腹筋が伸び広げられ、男根を食いしめる蜜口からは留めきれなかった子種汁が絶え間なく溢れていた。
常人ならば膣口が裂け、子宮など押し潰され腹が破裂する。文字通りの死の交合だ。だというのに臨月腹の奴隷シスターが顔に浮かべているのはこれ以上ない法悦の笑みだった。
これこそが男の操る淫紋術、今もってリーゼの張り出した下腹部で煌々と光を放つ淫紋改造のなせる業。資質と改造を伴えば、このような絶死の凌辱すら愛の交尾へと様相を変えてしまう。
今この瞬間、リーゼの子宮の中では詰め込まれた精子たちが卵子を求め相争っているに違いない。
たった数分前とは見る影もない無様なボテ腹で放心するリーゼ。しかし男は彼女に休息を許さなかった。
「おいリーゼ、まだチンポの中に精液が残っているだろう?」
「んぉぉおおっ!!??」
背中から回り込んだ男の手が、リーゼの下腹部を無造作に掴み込んだ。武骨な手が膣中で存在感を放つ剛直を握りしめ、抱え込んだ彼女の腰ごと上下に揺すりたてる。
まるでオナホで逸物をしごくかのような自分本位な責めだというのに、あさましく堕落したボテ腹シスターは媚びた鳴き声で悶絶し腰をカクカクと前後に痙攣させた。
「んんんむぅぅぉっ♡ ぉぉむんんんんん~~~~っ♡」
濃厚な口づけで舌を絡ませ合う男と女。男の唾液を嚥下する代わりに呼吸を奪われ、ついには限界に達したリーゼの眼球がぐるりと上向いた。
ぶはぁ、と糸を伝いながら唇を離した女は、だらしない笑みを浮かべたまま力なく倒れ伏す。
ずるりと剛直が抜け出ると同時に蜜壺から洪水のように溢れ出る白濁汁。肉床に腹を押し潰され、ボビュッボビュッと断続的に吹き出るそれと同時に、悩ましげな嬌声と全身の痙攣。
これ以上ない完全屈服。無様極まる孕み奴隷の姿がそこにあった。
「――――――さて、待たせたようだな」
「んっ、へぇぁ……っ♡」
理性の吹き飛んだ顔で床に溜まった白濁の水溜りに舌を垂らすリーゼの頬に啄むような口づけを落とすと、男は拘束された姫丸へと向き直った。
「お前は、逃がさん」
「…………ッ」
鼻先に突きつけられる巨大な逸物。四人もの美女をハメ潰しておきながら、反り上がった肉棒は衰える気配もない。精液と愛液にまみれぬらぬらと光沢を放ちながら、先端からはなおも先走りが垂れ落ちるほど。
(なんて大きさ……っ。太くて長くて、カリがこんなに……あぁ、すごい……! それに、なんてにおいよ……っ!)
むせ返るような雄臭が鼻を突く。常ならば顔を背けたくなる悪臭は、極限にまで発情させられた姫丸の肉体の飢餓感をさらに煽った。呼吸のたびに鼻腔に満ちる精臭が淫欲を高め、まるで好物を目の前にしたかのようにとめどなく涎が湧き出てくる。
思わず食い入るように凝視してしまった姫丸に応えるかのように、女殺しの男根はビクンと跳ねた。
男が言う。
「これは見せしめだ。道鏡討伐の五人の退魔師はことごとく再起不能となった。その事実をもって『教会』への警告とする。ゆえにお前は逃がすわけにはいかん。…………悪いとは思うがな」
「しょ……正直に言ってみれば? あたしと次に戦ったら負けるかもしれないから、こんな風に縛りつけておかないと不安なんでしょ?」
「ほう?」
ことここに至って姫丸の減らず口は健在だった。触手にて足を拘束されたまま、生意気な口ぶりも崩さずに男を挑発する。
男は感心した風に目を瞠ると、今度は口端を歪めて、
「いいだろう」
「んっ……えぇっ?」
じゅるじゅると音を立てて触手が引いていく。唐突に解放された姫丸はたまらず膝を突いた。他の四人が愛されている中ひたすら触手に愛撫されていた肢体は萎えきっていて、両腕をブニブニした床に突いてようやく体を支えられるほどだ。
肩で息をしながら男の意味不明な行動に姫丸が混乱していると、
「―――賭けをするとしよう、霜月姫丸。いや、この場合は勝負というべきか」
「な―――んむぅぅぅ!?」
唇を奪われる。魔法じみた手際の良さで横たわらせられ、逞しい雄の肉体に真上から圧し掛かられた。
押し退けようという意志は、唇を割って入ってくる生温かい感触に塗りつぶされた。
「んんんっ!? んぉむぅぅぅぅっ!?」
歯茎をなぞり上げる熱くて分厚いぬらぬらした物体。押し出そうと舌先で触れた瞬間、電流のような感覚が全身を駆け巡った。
舌が蕩けるほどの陶酔感。なのに感覚だけは鋭敏になって男の舌の感触を生々しく伝えてくるのだ。喰いちぎってやろうという思考はたちまちのうちに痺れて消え去った。
「あむ、んふぁぁ♡ じゅるる……んむぅぅ♡」
(す、ご……っ。キス、うますぎてぇ……っ♡)
抵抗するはずの姫丸の腕は、いつの間にか男の首に回っていた。逞しい首で脈打つ頸動脈は隙だらけで、ほんの少しの魔力を込めた爪があれば容易く引裂ける。
たった一瞬あればいい。一瞬だけ息をつけば、唇を離して新鮮な酸素を取り込んで、少しだけ力を込める隙があれば男を殺せる。道鏡を討伐できるのだ。
だというのに―――
「……ぷはぁ、はむ、んちゅ、んんんんっ♡」
舌伝いに流し込まれる唾液が、熱い胸板に押し潰される淫乳房が、姫丸の殺意をメロメロに溶かしてしまう。何より淫裂に押し付けられている男の巨大な肉棒が陰唇を捏ねまわし、甘イキして腰砕けになった姫丸の子宮はトドメを刺されたがって切なくすすり泣いていた。
火傷しそうなほど熱を持った鈴口が秘裂をなぞり上げる。洪水のように淫蜜を溢れさせた姫丸の肉壺は、糸を引くほどの貪欲さで男の亀頭にしゃぶりつきカウパーを啜り上げようとする。
「んォっ♡ ん、んぅぅぅっ、ふぁぁぁ、ん、んんんぅ~~~~~っ」
極上の淫毒である男の先走りを遠慮なく秘裂に塗り込められるのだ。こうなればもはや姫丸に抗う術はない。
V字に開脚した脚をピンと伸ばして軽く絶頂する女忍者の胸中は、えもいわれぬ敗北感に満ちていた。
(うそ、うそ……っ、キスだけでイカされたぁ……っ♡ こんなレイプ野郎に……!)
「ぷはぁ……はぁ、はぁ……ぁ、んっ♡」
心の中で毒づくのは、ともすれば容易く折れそうになる心を叱咤するためだ。
男の愛撫で絶頂した肢体はぐったりと弛緩しきり、立ち上がることすらままならない。絹のような肌はかつてない発情に赤く上気している。珠のような汗が肌を伝う感触すら甘い痺れが走るほど出来上がっていた。メロンほどの大きさを誇る両乳房、その先端ではぷっくりと膨らんだ桜色の乳首が痛々しいほどの充血を伴って固くしこっていた。
そして今、ヒクヒクと物欲しげに痙攣する蜜裂は、あてがわれた逞しい肉竿にしゃぶりつかんばかりに待ち焦がれている。
「孕ませてやる、霜月姫丸」
「……っ」
その言葉にひときわ胸が高鳴ったのはどうしてなのか。姫丸は強いて目を逸らした。
男が言う。
「お前の返答なぞ聞いてはやらん。これは見せしめだ。お前は俺のモノとする。だが―――」
「んぉぉ……♡」
ぐちゅぅぅ、と秘裂に亀頭がめり込んでいく。圧倒的な存在感が雌を蹂躙せんと陰唇を押し広げていく。
たまらず舌を突きだして喘いだ女忍者。いっそ一思いに貫いてほしいと叫びたくなるのを必死に耐えた。
「だがお前にもチャンスはやろう」
嬲るような台詞。こいつは目の前の雌がみっともなく足掻くのを眺めて愉しみたいのだ。
「簡単な勝負だ、姫丸。俺がお前を犯している間に俺を殺すことができればお前の完全勝利。出来なければお前の負けだ」
(ころす……ころす? そんなの、どうやって……っ)
「あるいは、すでに四人に種付けした俺のチンポを搾り尽くしてみせろ。判定勝ちだ、あいつらよりも上等な扱いで飼ってやろう」
天地がひっくり返ってもそんなことはあるまいが、とでも言いたげに男が嘯く。
「だがそれすら叶わず、お前が無様に負けを認めて許しを乞うたなら―――」
鼓膜を震わせるその言葉が、どうして甘く響いたのか。
怒りよりも屈辱よりも、どうして仄かな期待が込み上げてくるのか。
「一生かけて調教してやろう。何度も何度もその股座から子供をひり出させ、干乾びるまで母乳を搾ってやる。今後死ぬまで、お前の子宮は常に俺の子供かザーメンで無様に膨れたままだ」
「―――~~~~っ♡」
言葉が突き刺さるたびに、その光景を想像してみるほどに、下腹部が切なく疼いた。
未だ学生ながら大人顔負けに成熟した豊満ボディは、子作りの準備は万端と言わんばかりに男の肉棒を求めて狂わんばかりだ。否、姫丸の肉体を侵す発情熱はうだるように脳をも朦朧とさせ、それこそ支離滅裂な思考へと彼女をいざなった。
「ンんっ♡ ……ば、馬鹿なこと言わないでよね、この短小男っ! 犯したくらいであたしをどうこうできるとでも思ってるの……!?」
蕩けそうになる表情筋を精一杯に取り繕い、挑発的な笑みを浮かべる女忍者。なけなしのプライドを振り絞り、絶望的な淫獄へ抵抗の意志を示した。
――――――それが、悲しいまでの身の程知らずから来る蛮勇であることも知らずに。
(精々ヘコヘコ腰を振ってなさい……あたしの体力が戻ったら、絶対にズタズタにして殺してやるんだから……ッ!)
勝算はあるつもりでいた。
いくら逞しい逸物を誇ろうと、所詮は人間の男性器。かつて姫丸を凌辱した触手以上に悍ましい形状をしているわけでもない。与えられる快楽はそれほど大それたものではないはず。
他の女たちの醜態については、元々道鏡に心を奪われていたようだし、最初から勝つ気などない連中だった。
だが自分は違う。あんな戦う前から負けていた間抜けたちと自分は違う。きっと耐えられる。
わざわざ「殺してみせろ」などと言うのだ。その通りに殺してやろうではないか。
股間と頸動脈からピューピュー体液を噴き出して無様に死んでいく顔を踏みつけてやる。
「快楽なんかに、あたしが負けるわけがないじゃない!」
道鏡
なにげに初対面の相手に逃げる選択肢を与えずに犯すのは初めて
でも忍者って畜生みたいな存在だしなぁ(偏見)
くノ一の房中術を警戒しているので全力でハメ潰すつもりでいる
霜月姫丸
肉体の相性なら全ヒロインで最も良い。
たぶんお互いフリーで遭遇したら、道鏡がナンパして姫丸はパパ活のつもりで応じるものの、最終的には姫丸の方がドハマりしてマゾ奴隷みたいな関係になる
メスガキの台詞ってどう書けばいいんや……?
霜月の里うんぬんの来歴だの姫丸の忍術については独自設定です。
原作だとそもそも霜月じゃなく霧月だったり表記が安定しません。設定公開してくれないかな……
次話はメンタルに余裕があればGW中に上げます
ムラムラと執筆意欲が同時に湧いたときにまとまった時間が無いとロクに書けなくなってもうた……