……そんな感じのお話です。原作でイレイナが酔い潰れてる間の記憶がないことを利用した妄想ストーリーです。
死屍累々。
阿鼻叫喚。
そんな言葉で形容されるのがぴったりの惨状だった。
辺り一帯に熟したぶどうの甘い匂いが漂う。地面にはぶどうまみれで力尽きた人間の山。
彼らは悪夢にうなされながら「魔女様、もうお許しください」と慈悲を乞い願う。
先ほどまで啀《いが》み合っていたあっちの村とこっちの村の村人は、ある魔女の介入によって共倒れとなった。
その魔女の名はイレイナ。
灰色の長い髪に整った顔立ち、抜けるような白い肌にすらりと伸びた四肢を持つ旅の魔女だった。
彼女は、こっちの村とあっちの村の争いに巻き込まれ、成り行きからこっちの村でぶどう踏みの乙女を務めることになった。
ぶどう踏みの乙女とは桶に入った葡萄を足でふみふみし、ぶどう酒造りに必要な果汁を取り出す役割だ。
最近あっちの村では、ローズマリーという若い娘がぶどう踏みの乙女を務め、彼女の写真をボトルに貼りつけることで売上をグングン伸ばしていた。
「だからこちらも、めんこい乙女にぶどうをふみふみさせて対抗するのじゃ!」
付き合ってられるかと一旦は帰りかけたイレイナ。だが、そこに噂のローズマリーが登場して事態は一変した。
「わたくしに勝てないから、この貧相でお子様体型の微妙な女の子にふみふみさせるつもりなのね?」
初対面の相手にここまでコケにされて黙って引き下がるイレイナではない。
伝統コスチュームだという衣装に着替えてぶどうをふみふみ。
ところが実際やってみるとぶどう踏みは重労働。
その大変さにイレイナは決定的な疑問を抱いた。
あっちの村の販売するぶどう酒が、ほとんどローズマリーちゃんボトルに切り替わるほどの生産量など、ひとりの人間がふみふみしただけで達成できるだろうか。
果たしてイレイナが突き止めた真相は、消費者にとって残酷なものであった。
あっちの村でぶどうを踏んでいたのは屈強な男衆であり、それをローズマリーは近くで見ているだけだったのだ。
あっちの村を敵視しながらも、ローズマリー印のぶどう酒を愛飲していたこっちの村の人々は憤った。
居直るローズマリーの態度も村人の怒りを煽る。
こっちの村人の投げたぶどうがローズマリーを直撃し、自分たちの乙女を汚されたあっちの村の村人も怒りに任せて反撃する。
かくして、あっちの村とこっちの村の村人たちによる、ぶどう粒の投げ合いが開戦した。
イレイナは両村の争いを観戦しながら、戦場のど真ん中で人生初のぶどう酒を楽しんだ。
両村が自慢するだけあって絶品。人生初の飲酒もグビグビ進む。
自分の限界量を知らないイレイナは泥酔するまで飲み続けた。
それが地獄の始まりだった。
酔っ払いと化した旅の魔女はノリで魔法の杖を振る。
自らに飛んでくるぶどうの粒を何倍もの速度で打ち返す。
ありえない速度で飛んでくるぶどう粒にひとり、またひとりと村人たちは倒れ、冒頭の惨状が完成したのだった。
だが全ては酔っ払いのしでかしたこと。当のイレイナには途中から記憶がない。いまはぶどう酒のボトルを抱えて寝こけている。
だから、この先の出来事をイレイナは知らない。
静かになった広場に男がひとり近づく。
彼はあっちの村でぶどう踏みを担当する男衆のひとりだが、ぶどう粒の投げ合いが始まると前線から離れ、距離をおいた場所で戦況を見守っていた。
あっちの村の村人らしく、彼にもこっちの村への対抗心はあるが、それはぶどう酒作りにかけるライバル心に全振りされている。
村人同士の直接的な諍いには関心がなかった。
彼は屍の横をまっすぐに突っ切る。ずんずんと大股に歩を進め、イレイナの前で立ち止まった。
幸福そうな顔で寝ている彼女の胸乳に男の手が伸びる。
「……んっ❤」
本人の性格とは真逆の慎ましやかで控えめな乳房を揉まれたイレイナの口から艶声が漏れる。
本人がコンプレックスにしている薄い胸でも、揉みしだく彼の手には男の肉とは違う柔らかさがはっきりと伝わってくる。
「やっ❤ あっ❤ あっ❤」
酒で意識が飛んでるゆえだろうか。誰にも触れさせたことのない乳房を無遠慮にまさぐられながら、彼女は与えられる性感に抗うことなく素直に声を出す。
その艶めかしい声に男のイチモツがむくむくと反応した。
「ちょっと、あんた何してるのよ……」
そう声をかけたのはローズマリーだ。
彼女は開戦してからもイレイナの傍にいた。それが幸いして恐るべき速さのぶどう粒をくらわずに済んだのだった。
見知った顔が不意に現れて魔女の体にいたずらしているのを見て咎めた。
あっちの村の男は自分を女神のように奉ってるのだから、言うことを聞かせられると考えていた。
だが男は、煩わしそうに一瞥をくれただけでローズマリーから目を逸らす。
ギロリと睨まれた男の血走った眼に怖気づき、彼女は何も言えなくなった。
男は小さいものが好きだった。その好みは万物に対して一貫しており、女性も例外ではない。
彼の美意識では、ローズマリーは育ち過ぎた。もっと小さくて胸や尻も下品過ぎない程度に整った肉付きが最良。
そんな男の前に現れたイレイナである。
泥酔して無防備に寝ている彼女の姿で男の辛抱は誘惑に負けた。
ワインレッドのフレアスカートに頭から潜る。
ぶどうの甘い香りに混ざってツンと鼻をつく婬臭が漂った。
下着のクロッチ部分に手を伸ばして押し込むように刺激する。
「んハァッ❤」
自分の手で可憐な魔女が啼いている。そのことに気を良くした男がスリスリと彼女の敏感な部分を刺激する。
「ん、んっ❤ ふっ❤ あぁ……んん❤」
男の指が往復する。イレイナが可愛らしい声で快感を伝える。クロッチ部分にできたシミがじわじわと広がる。スカートの中ではぶどうの香りを押しのけ、発酵したチーズのようなにおいが強くなる。
その声に、においに獣性を刺激され、男は彼女の下着を乱暴に引き抜いた。
まっすぐに伸びた形のいい脚から三角形の布地が抜き取られ、乙女の湿地帯が淫欲に突き動かされた獣の眼前に無防備な姿を晒した。
ヘアは薄く髪と同じ灰色。
ぷっくりと膨らんだ恥丘に傷口のようなスリットが刻まれている。スリットの奥から女の熱を伝える淫らな汁が岩清水の如く垂れていた。
ふと、男は彼女が純血の意味でも乙女だろうかと考えた。
彼女は旅人だと言っていた。
一緒に旅をする特定の相手はいないのだろう。
しかし旅人に鳴る前はどうだろう。
旅先で夜に人恋しく行きずりの愛を交わした経験は?
悩んでも答えの出ない問いに男は考えることをやめた。
否。
答えは目の前にあるのだ。手っ取り早く確かめてみればいい。
男はイレイナの足を大きく割り開かせて間に頭を入れる。
秘密の小道に続く入り口を両手の指で押し開いた。
パックリと開いた女の蜜道はますます傷口に似ていた。その奥に男は目を凝らす。
「あった」
我知らず男はつぶやいていた。
小道の奥に張り巡らせた処女膜の存在を確認したのだ。
自分がこの可憐な魔女さんの初めての男になれる。
胸が張り裂けそうなほどの興奮を覚えた。高鳴る心臓は痛みを伴って彼を急き立てる。
本能の赴くまま彼女の秘所に口づけた。
「ひぃ……あっ、ああああ❤ あん❤ やっ❤」
割れ目からクリトリスまで迷いなく舐めあげる。
尖らせた舌先で膣口をなぞり、浅く抜き差ししながらヴァギナを刺激する。
「やっ❤ あっ❤ あぁ❤ ダメ、そこ……んぅ❤」
舌先で今度はクリトリスを刺激する。まだ包皮は剥かず皮の上からヨシヨシと撫でた。それと並行して中指を膣へ滑り込ませる。未使用おまんこはキツく締まって指一本でも押し出されそうだった。
「よく解してからでないと怪我をさせてしまうな」
じっくりと焦らず、くつろげるつもりで指を動かす。
興奮で立ち上がってきたクリトリスを直接口に含んで吸い出す。
「ああ、ああ、ひぅう❤ ひぃ❤ んん、はぁああ❤」
強すぎる快感から逃げようとイレイナが身を捩る。泥酔して意識がないながらも芋虫のように這いずって頭の方に移動する。
しかし男が空いた腕で彼女の片脚を抱え込むようにすれば、それだけで逃亡はあっさりと阻止された。
肉体労働で鍛えられている男と知的労働が専門のイレイナでは、魔法が使えなければ体力の差は歴然だった。
「あッ❤ やだッ❤ も、イッ……イック……❤」
夢の中で絶頂を訴えるイレイナ。瞬きする程度の遅れで強く膣が収縮して宣言どおりイッたことを示す。
ぶどう酒の影響で体温が高まってるのだろうか。ホカホカと温かい襞肉の感触は絶品。根本まで埋め込んだ指が食いちぎられそうになるのを感じながら、これが自分のモノならどれほど気持ちいいかと期待が膨らんだ。
「ひぃ❤ あッ❤ やだ、あん、まだイッ、イッてる……イッたばかりなのに❤」
未だ絶頂の余韻覚めやらぬうちに男は追撃を始める。
膣内を掻き混ぜる指は二本に増やされ、充血してビンビンに勃起したクリトリスは、母親が子供を寝かしつけるように舌先でトントンとあやす。
「あひぃん❤ あ、そこ、ダメなのに❤ やめ、やっ❤ はあ、あん、ああッ、ん❤ んんぅぅうう❤」
グチャグチャと粘度の高い水音を鳴らしながら、男の指が彼女自身も知らなかったGスポットの場所を暴く。
内と外からの二面作戦。未だ穢れ知らぬ乙女に抵抗するすべなどない。
イレイナは容易く二度目の絶頂に導かれた。
おまんこから抜き出した男の手は、手首まで愛液でしとどに濡れていた。
腕を振って水を切る。乾いた地面にシミが広がった。
男は素早く脱衣してペニスを取り出す。ギンギンに勃起したペニスは軽く触れただけで爆ぜてしまいそうだった。
「挿入れるぞ」
誰にか宣言して男は切っ先を入り口にあてがう。
ぬるりと男の亀頭冠がイレイナの中に埋まる。
初めて侵入を許した雄の器官に彼女の雌器官が悲鳴をあげる。
痛みは生存のために備わった機能だ。
体を真っ二つに裂かれるかと思う激痛にイレイナの意識が覚醒を試みる。急速に目覚めていく頭が、ここはこっちの村とあっちの村を繋ぐ道だったと思い出す。
そこで両村の争いに巻き込まれたのだった。お互いにぶどう粒を投げ合う泥仕合。それを眺めながらぶどう酒を飲んで……そしてどうしたんだったか。
ぼんやりした頭で何が起きてるか把握しようとするイレイナ。その思考を断ち切るように男の顔が目の前に現れる。
男は彼女の頭を両手で掴むと乱暴に口づける。
押し付けられた他人の唇の感触にイレイナは目を見開く。だが遅れて男の口から流し込まれた液体で、取り戻しかけた正気も押し流される。
ぶどうの甘さとアルコールのツンとした刺激。あっちの村ご自慢のぶどう酒はやはり絶品だった。
イレイナが抱えるボトルには、まだぶどう酒が残っていた。それを男が口移しで飲ませたのである。
彼女は夢うつつで空を見上げた。目は開いているが視覚から入る情報を脳が処理できない。
固く閉ざされた処女地を男根が我が物顔で進む。その硬さ、熱さは焼けた鉄棒さながら。
男の切っ先が何かに触れて立ち止まる。そこで腰を前後に揺らす。限界まで押し広げられた密肉がペニスに纏わりついて彼の形に馴染む。
「あっ❤ やめっ……ひぃ、あ、ん、んっ❤ やめ……」
「魔女さんのおまんこ、すっかり蕩けきって熱々だ……これなら」
男は具合の良い肉筒の感触を楽しみながら腰を突き出す。
処女膜をメリメリと引き裂きながら奥に奥に侵入する。
「いッ! あっ、あっ、痛っ、ダメ、止まって」
「辛抱してください。ここで長引かせたら辛いのが続きますよ。一気に行きますから」
言葉どおり、男は一思いにペニスを根本まで挿入れた。
「いっ! ツッぁ! あっ!」
言葉にならない切れ切れの抗議。それを無視して進み続けた男根は、やがてコツンという感触と共に行き止まりに達した。
俺だ! この美しい魔女さんを女にしたのは俺なんだ!
誰にも触れさせたことがない、本人でも知らない女体の最奥にタッチした感激で目の前に火花が散るほど興奮した。体は雷で打たれたように震える。
男は童貞ではない。
だがイレイナほど美しい女性と交わったことはない。しかも彼女は魔法使いの最上位『魔女』なのだ。
本来は無縁な高嶺の花を摘み取ってやった。仄暗い達成感が愛液と破瓜の血で濡れた下腹部から全身に広がる。
「ありがとうございます魔女さん。一生の思い出ができました」
身勝手な礼を言って男は腰を引く。
カリ首の段差が膣肉を引きずり出しながらペニスは半分ほど顔を出す。
そして再び奥を目指して再突入した。
初めはゆっくり、徐々に熱を持って運動は繰り返される。
「あ、あ、ああっ❤ ああああッ❤ す、すごッ❤ 奥! 奥まで、固いの、きて……あ❤ やだ❤ そこ、ゴリゴリってされるの……気持ちッ❤」
酒で正体を失い自分が何をされているか理解できない。顔も名前も覚えてない、覚える必要もない端役のモブ程度に考えていた男に処女を喰われた。
イレイナが正気であったなら男は八つ裂きにされていたであろう。
だが酒精に浸された彼女の脳は行為を正しく認識できない。ただ身の内から湧き上がる未体験の快楽だけを貪る。
理性、羞恥心、判断力。無駄な一切が酒に溶けて消えたあとに残ったのは男に抱かれて反応する体だけだった。
だがこれを彼女の淫乱さの証明と個人の資質に帰すことはできない。
生殖行為とは基本的に気持ちいいものなのだ。もし生殖行為が苦痛なだけの義務でしかなかったら、そんな苦役を試みる人間は遥かに少なかったろう。
増え続ける人類の繁栄こそ、生殖行為は気持ちいいことの証左だ。
「んお……んふぅ……んああ❤ あん❤ ふああん❤ 深い❤ 私の中で固いのが暴れて……ひゃん❤」
それでも性行為で得られる快感の総量は単純な肉体の相性だけで決まるものではない。
気乗りしないセックスでは性器を結合しても反応しないことがあるように、
「んん、んふぁ、ふぅ、あっ♥ んふぅ♥ はぁん♥」
いまのイレイナは酒精の影響で平時の判断がつかなくなっている。ただ与えられる性感に反応して膣を食いしばり、愛液を分泌し、雄の逞しい肉体を本能で感じる。
ゆえに精神が肉体にロックを掛けない。
どこまでも貪欲に、一匹の雌として、雄の求めに応えて高みへと登りつめる。
「ん……ん……ンッ……んあッ、あっ、あっ……ダメ、強すぎて、あッ、も、もうイク♥ また恥ずかしい声で……イクッ♥」
「恥ずかしいものか。魔女さんは喘ぎ声も綺麗だよ」
調子づいた男は臭い台詞を吐きながらイレイナの両脚を持ち上げる。そのまま肩に担いで彼女の体を折り畳むと、さらに一歩深い位置まで挿入した。
「あッ♥ それ、止めてくださ……んきゅぅ♥」
「それっていうのは、こうやって奥をゴリゴリすることかい」
「んふ♥ ひゃ、ぁう、んん……んんんぐぅぅ♥ イグ! イグ! いっぐぅぅんんん♥」
身動きが取れない格好で最奥を穿たれ子宮口を弄ばれる。その衝撃は凄まじく、イレイナは頭の中で眩い閃光が弾けてジーンと甘い痺れが広がるのを感じた。
この体位は正常位よりも顔が近い。
魔女の澄まし顔が汗と涙と涎に塗れて蕩けきり、言い訳のしようもないほど己のちんぽで感じている様に男はフィニッシュまでの活力が湧いた。
「見な……イッ♥ でっ♥」
自らの限界を悟ったイレイナは、ドレスの袖でイキ顔を隠そうとする。
その仕草と恥じらいのいじらしさが男を急速に昂ぶらせる。精神的な興奮が肉体的な興奮を何倍にも高めた。
「ひぐぅぅうううんん♥ ひぃん♥ ひっ♥ ひっ♥ ぁぁああああ♥ あっ、いっ、ぃい、気持ちいっ……!」
「俺もだ。クソッ! もっと楽しみたかったが
男は余裕のない腰使いで最後の瞬間へと向かう。
単調だが激しい突き込みはイレイナも追い込む。
「射精《で》るッ! 射精《で》るッ! 射精《で》るッ! 射精《で》るッ!」
「あひッ、あ、んあッ、あ、ああ♥ あっあっあああああ――――」
鉄砲水の如き勢いで発射される特濃ザーメン。その熱さと膣内で跳ねるペニスの勇壮な舞いを感じながら、イレイナは力尽きて意識を手放した。
カンカン照りの中で目を覚ましたイレイナは、酒精の影響でズキズキ、グワングワンする頭を抱えながら起き上がる。
ずいぶん前から記憶が途絶えていたため、辺り一面の惨状は何ごとかとローズマリーに問い質した。
ローズマリーの口からは自分のズルが
男がイレイナにしたことは話さなかった。話すなと脅されたのだ。いまも彼は物陰から様子をうかがっている。
酔い潰れる前と同じように身支度を調えられたイレイナは、自分の身に起きたことに気がつかないまま着替えのある村長宅へ向かった。
頭の痛みが強すぎて下腹部の異常には気づけなかった。ちょっと変な感触がするのは地面に寝ていたからかもしれない、二日酔いの影響が頭痛以外にも出ているのかもしれないと自分を納得させた。
それだけで片付けられない違和感もあったが、込み入ったことを考えられる状況ではなかった。
ただでさえ白い顔を病人のように青白く染め、半死半生の体でイレイナは村を後にした。
その体からは、噎せ返るほど濃いぶどうのにおいと、微かな精臭がした。
夏休みのお供にどうぞ。
あっちの続きは少々お待ち下さい。