※この作品はR-18です。

チャラゲス男がゆく!NARUTO世界!   作:特盛炭酸ラーメン

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1000年前(カグヤと☆)

その男はチャラく、そしてゲスだった。

美しい女にだけはある程度優しいが、利己主義で女に貢がせて暮らしていくような、怠惰で勝手な男だった。

だがそうやって生きたくとも時代と世界がそれを許さないだろう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然だけど、俺、ソの国とかいう和風ファンタジーな感じな世界に異世界転生した。

赤ん坊スタートで自由がきかないものの、とりま頑張って現状を把握してみるぜ。

取り敢えず分かることと言えばスゲー和風な事。

なんだこの世界は…古代日本か…?異世界転生というよりタイムスリップ系的な?時をかける俺って感じ?それか、ひょっとしてドラクエのジパングとか…?なんなんココ。

そんな古代日本的な良く分からない世界と時代で取り敢えず今この瞬間を必死に生きてンだよなぁ。俺がんばってるわ。

 

だいたいそんな感じの流れっつー感じ?

ソの国とかカの国とか言われても分からねーんだわ。

俺の知識にはそんな国は多分無い。歴史にも漫画にも無い。もともと歴史とかあんま知んねーし。

国名を聞いた時はひょっとしてダンバインかとも思ったが明らかに服装も文化も違うから、その可能性は無いだろう。

あれはもっとファンタジーな感じだもんな、格好。俺を含め、周りの皆さんは今にも「卑弥呼さまー!卑弥呼さまー!」と言い出しそうな服と髪型だから、ねぇわ。

「知ってる異世界にばかり転生出来るわけじゃないのかよ、マジ糞」などと悲しく思いもしたが、戦乱続きのこのエセ古代日本ではいつまでもしんみりしていられない。

何故なら、どうも俺はこの世界の割と権力者な一族に生まれついてしまったらしく、相応の責任と教育を施されて古代戦争に駆り出されていたからとても忙しいのだ。

生き抜くのに必死過ぎる毎日だが、不思議と超リアルなVRゲームでもやらされている気分で、この世界に対して俺は一歩引いた感覚が抜けない。

戦死していく兄達一族。死んでいく臣民兵士。

殺されていく敵国の者達。

全てに対して然程罪悪感とかは抱けないのは、幼い頃から戦争に携わり過ぎて感覚が麻痺したのもあるかもしれない。

そんな殺伐とした毎日に潤いと彩りを与えてくれるのは女。

つまりセックスだ。

娯楽なんてろくにないこの世界、この時代…俺は女の肌に溺れていった。

いつ自分が死ぬかもしれない戦争をこなしつつ、自領に帰れば兄達を手伝って政治…後はひたすらセックスセックスセックスセックス。

女を抱かねばやってられない。

 

「はぁ、あっ、あぁ…テンジ、さまぁ…ん…ん、ん…あっ」

 

手近な女で比較的綺麗どころなのは、今現在、壁に手をついて尻を俺に差し出して立ちバック中のこいつ…アイノだ。

額にバンダナみたいなのを巻いて、黒い髪を頭頂部で纏めているまぁまぁの美少女。

幼い頃から俺付きの従者として仕えてくれる女で、色々な意味で便利だ。

俺が精通した時から無理やり気味に言い寄って、まだ幼さが残るアイノの処女をたっぷりのクンニで溶かした後に処女を頂いてからの関係。

 

「だめ、です…うっ、あっ、あっ、あっ…テン、ジ、さま…あっ、あっ、私…もぅイキました、から…っ、ん、ふっ、ぅ…もう、抜いて。このままじゃ…あっ、あっ…中に…出すことに…っ、んはぁぁっ」

 

その初体験からずっとアイノとの生セックスは続いている。

こんな古代の田舎?とはいえ権力者の一族である俺と従者のアイノの身分差では正室はちょっとキツイらしい。妾はセーフらしいが。

しかもまだ独身であるお互いが、バンバン中出しセックスをしまくっているのは少し問題かもしれないが、こんな戦死だらけの日々だし他の一族も少しは大目に見てくれている。

だというのにアイノは未だに妊娠を怖がっていて、中出しされる予感に晒される度に身を捩って嫌がる。

もう身体中の弱点を見つけられて開発されていて、俺がアイノの中に精を吐き出す頃には身も心も溶け切るくせにいつも嫌がるのは、俺を煽ってヤル気を引き出させようという魂胆ならば中々俺の性格を分かっている。

それとも本当に妊娠を怖がっているのかもしれないが、俺にとってはどっちでもいい。

死んだ兄達だって正室以外に何人も妾を囲って、バンバン中出ししまくって一族に何かあった際の予備として外の子を作っていた。

…もっとも、そんな予備の幼い一族達も既に多くが戦死した。

カの国の暗殺者によるものか、あるいは権力簒奪を目論む外戚かは知らないが、不審な死も多くあった。

次は俺の番かもしれないと思いつつ毎夜を過ごし、そしてそんな事を忘れるために今日も俺はアイノを抱く。

 

「うっ、うっ、あっ、あぁっ、ああ~っ、あっ、ふぅ、んっ、んっ、ダメ、ダメ…も…私、イキ、ます」

 

「遠慮なくイケよ。今晩もたっぷり出してやるからさ」

 

アイノの爪先が強張って尻が震える。

 

「いやぁ、中、だめ、です、んんっ!あっ!あっ!ああぁぁっ!」

 

「出すぞ!いい加減孕めよ!アイノ!」

 

「いやっ、孕むの、ダメぇぇっ…怖い、の…んぅっ、んはっ、あっ!あっ!イクっ!」

 

ドビュウウゥと彼女の奥に精子を吐き出しながら、アイノはひょっとしたら生んだ子が殺されるのを怖がっているのかもなー、なんて事をぼんやり思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄貴達も親戚もバリバリ死んでくわ。笑える。

気付けば俺こと『祖のテンジ』は生き残っている一族で唯一の、逞しく、そして一族を率いるに適齢期の男となっていた。

アイノとのデート&セックスを繰り返して、何度かアイノを孕ませるのには成功したが、結果はマジで悲しいものだった。

二度、アイノは赤子を流してしまい、そして三度目の子は生まれて間もなく病で死んだ。

この世界は衛生管理も甘いし、周囲にはどれだけ暗殺者が入り込んでいるか分からない。

 

(…ハァ~、せっかく好き勝手に出来ると思ったのに、なんかこの世界妙にハードじゃね?)

 

まぁどうせクダラネー事して死んだ俺にとっちゃ、拾い物のような二度目の人生だ。

しかも今回の人生じゃ小さい頃から権謀術数(えれー奴らの頭脳合戦)込み込みの戦争とかの死も見てきたから、ちょっと俺慣れすぎてマジで賢者モードが常時発動よ。ちょっと俺頭よくなってきた感バリあるわ。

 

「拾い物の転生…ゲームじゃん、これ。ま、いつ死んでも惜しくはないし、せめて面白おかしくがいーわな」

 

「何言ってるんですか!死んじゃダメですよ!?」

 

アイノだ。

もう三度も子を失っているのに、相変わらず笑顔をみせては俺を元気付けてくれる。

 

「とは言ってもなぁ~。もうカの国に大分押し込まれてるし、うちんとこのうんちみてーな大臣にもカの国派みたいな奴も出てきたし。しかも堂々と。もうソの国は終わりだよ。間違いねぇ!駆け落ちしよーぜアイノ」

 

「こら!今やテンジ様がこの国の皇なんです!そんな弱音を、それこそ大臣達に聞かれたら終わりですよ!」

 

「かぁーつれぇわ…なんで俺なんかが…。死んだ兄貴達がマジ恨めしい」

 

「…だから死んだ御兄上達の御無念を晴らす為にもテンジ様は――」

 

「え?孕ませて欲しいって?マジエロいよアイノちゃん」

 

「…違いますよ。孕ませて、じゃなくて晴らすって………それに、孕ませても無駄ですよ。どうせ授かっても、もう私は…」

 

アイノは(多分、そういう毒を盛られたのだろうが)二度の流産で流れグセのようなモノが染み付いていて、その中で生むことが出来た三番目の子が病で死んだものだから、すっかり自分は子に縁がないと悟ってしまっていた。おいよせ、賢者モードは俺だけでいーから。

 

「…まぁまぁ。俺のスーパーチンコのツヨツヨ精子でまた妊娠させっからよ。そん時は跡継ぎよろしくぅ!」

 

スパッと二本指でイケメン挨拶して、チャラ男特有のキラキラ歯スマイルを見せつけて俺流の励ましをするとアイノは少し笑った。

 

「私のような女に拘るより、誰か良いお方を正室にお迎えください」

 

「その良いお方ってのがいねーし。アイノちゃん紹介してよ」

 

「…そうですねー。そのチャラチャラしたふざけ方止めたら考えておきます」

 

「いっそのこと空から女神様でも降ってきて俺の嫁になってくんねーかな。おまけに女神パワーで世を平定してさ(笑)」

 

「はいはい。妄想はそこまでですよ。もう素はしまってください。この後はテンジ様が嫌いな〝カの国派の大臣〟達との謁見がありますよ」

 

「ふひっ」

 

変な笑い声が出て俺の顔は引きつった。

もう夜だというのに、またあの大臣達は俺にカの国に媚びろって進言したいらしい。寝かせてよ。もうアイノとセックスタイムなんだよ。

だがしょうがないと、自分の頬を叩いて気を引き締め、俺の顔は『祖の国の皇、テンジ』となる。

全く重荷すぎんだろ。俺がこんな田舎くせー小国とはいえ一国の王様とかマジ笑えるぜ。

本当の俺は馬鹿で臆病でチャラチャラしたセックス男なのに、何故こんな政治家と軍人と象徴を一気にやらなきゃいけねーの。あぁいうのってトーダイ出のエリートとかがやるもんじゃねーの?俺ってば名前だけ書けりゃ合格できる名前も誰も知らねーようなガッコ出てんだが?

いつもそう思っているが、俺はこのクソゲーを死ぬまでやらなくてはいけない。リセット方法とかステータスオープンみてーの何も出来ねぇから分かんねぇし。でも首くくってジサツすんのは何か損した気分だし。

内心でおさまらない不平不満を垂れ流しつつ、俺は田舎臭く無駄に広い会議室まで向かったが、その途中、窓の外を見て驚いた。

 

「あれ隕石じゃね?」

 

やっべ。しまった。また素が出てしまったが、まぁアイノしかいないし良いだろう。

アイノもスルーしてくれた。

 

「え?」

 

俺が指差した方向。遠い空で彗星のような光が夜空を横切る。

 

「おいアイノ、こういう時は願い事を3回()ーんだよ!はやく!」

 

「え、えぇ?」

 

「間に合わねっぞォ?!」

 

「あ、えーと、テンジ様と結婚したい、テンジ様のお世継ぎを生みたい、世が平穏になりますように!」

 

「違げって。同じ願い事を3回言うんだよ。あーあ…」

 

「説明不足なテンジ様のせいじゃないでしょうか?」

 

もう消えてしまった流れ星を見ながら俺とアイノはいつものように馬鹿な雑談をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、俺の目の前にはべらぼうな美人の女神様がいた。

なんでも部下が言うには昨夜の流れ星はうちの領土に落ちて、そこに兵を派遣して調査したらしい。

そしたらこんな美人がいたと。なるほど。

…なんかこの美人さん、どこかで見た記憶が…。いやナンパの常套文句じゃなくて。

 

「…おま貴方様は天からやってきた女神なのかですかな?」

 

いつものように皇様だから偉そうな口調を心掛けたのだが、喋りだすと同時に俺は(この人ほんとに女神様だったらこの口調まずくね?)と思い喋りつつ直したら変な喋りになってしまった。

おい、こらアイノ。聞こえたぞ。今、後ろでプフゥって笑ったろ。後で見てろ。アヒンアヒンの刑に処すからな。

 

「ワラワはカグヤ」

 

カグヤ?

かぐや姫じゃん。

そっか、あれだぜ。

おとぎ話じゃねーか。

はぁー、ようやく解決したぜ?俺はおとぎ話の世界に異世界転生していたのな。はぁースッキリした。難儀なうんこが出たぐらいにスッキリしたぜ。

 

「なるほど。そなた、かぐや姫だな」

 

「し、知っておられるのですかテンジ様!」

 

槍を持ってかぐや姫を必死に威嚇している部下をなだめて俺はしたり顔で語る。

 

「うむ、月にはかぐや姫が住んでいてな。

この女人は月から来た女神に相違ない。丁重にもてなせい!」

 

「ツキからとな…?してテンジ様、ツキとはいったい?どこの異国ですか?」

 

部下がキョトンとした顔でンな事言う。バカかこいつら。月しらねーのかよ。

 

「はっ?あの夜空に輝くまん丸のお月さまを知らないのか貴様。これだから田舎モンは――」

 

そこまで言って俺はハッとなった。

 

(そういえば…ここ……月ねーじゃん?)

 

スッキリうんこはまた俺の尻に帰ってきた。

今更気づいたが、そういえばここって…この世界って月がねーんだわ。

 

「おい、ここはどこだ?」

 

「はっ?は、はい…ここはソの国。その中心であるテンジ様の宮殿でございます」

 

当たり前の事しか言ってくれない部下を放っておいて俺は必死に脳を動かしまくった。

こんな動かしたのはパチ屋の釘を眺めた時以来だぜ?

月から来たわけじゃないかぐや姫。

そして、どこかで見たことがある銀髪白目の美人カグヤ。

俺は必死に考えた。部下達が沈黙に耐えかねてオロオロするまでひたすら黙ってカグヤさんを見つめながら考えた。

 

「どこかで、見たことがあるぞ…そなたの顔…」

 

マジ必死に考え中なう。

 

「……あ、あまり見つめるでない」

 

カグヤさんを凝視していると、カグヤさんはぷいっと目をそらした。

なんだよその反応。可愛いじゃねーか。こりゃいただきてー女だぜ。チャラ男の魂がうずくんだよな、こういうクール系美人。

もっと眺める。そりゃもう、馬鹿な学生時代にやってた写輪眼ごっこのように――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写輪眼?

 

 

 

 

ん?

 

 

 

あれ、待って。ちょっ待てって。あれ?俺スッゲ何か思いつきそう。

 

 

 

カグヤ…。

月、ない。

白い目…。

あれ?あれって、白眼?

確か…ぽっと出のラスボスだなんだって…ダチもネットも騒いでた、あの大ヒットNINJA漫画…が。

あれ、なんだろう。俺、気づいちゃったかもか?冴えてんな、俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

「NARUTOだこれ!!!」

 

「!?」

 

 

 

 

 

思わずコノハマル?みてーな奴だったかのセリフみてぇのが出た。

部下達も目の前のカグヤさんも全員、背筋をビクッとして驚いていた。

この世界で生き抜いて苦節ウン十年。

俺はようやくこの世界を理解した。

 

ここは、NARUTOの世界だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やべーじゃん!?目の前にいきなりラスボスってマジ!?」

 

「!?」

 

カグヤさんがまた驚いていた。

美人はどんな顔も美人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく自分の置かれた状況を理解したチャラテンジ。

彼の知識は漫画が大半で、アニメに関しては当時の友人との語らいから知ったモノのみ。

チャラ男が成り代わったNEWテンジ様は果たして、原作開始1000年前から続く悲劇を回避できるのか。

 

「まっ、とりまカグヤちゃん。今日も女神様へ拝謁したい民衆へのご挨拶おつかれー!」

 

「カ、カグヤちゃん…常々思っていたが、そなたは皆の前にいる時と今では大分言葉遣いが変わるのだな」

 

テンジは深くものを考える事を止めて、取り敢えずはこのクール系美人を堕とす事に決めた。

アイノはテンジに惚れてはいるものの、もともと正室の座は己には重荷と思っていたし、寧ろ天からやってきた女神ならばこの戦乱と政争続きの現状を打破出来るのではとも思い、積極的にテンジへと協力した。

いそいそと寝屋の支度をし、そしてテンジとの閨事で時折使用する〝特別な香〟を炊き出した。

この香は滋養強壮と発汗作用と血流の促進作用があり――有り体に言えば媚薬香だ。

テンジの血族に代々伝わる、子作りを助けてくれる妙薬である。

 

「ははっ、誰でもそういうとこあるっしょ。オンオフってやつ」

 

「…オン、オフ…?ふむ、まさかこの星の未開の者が、ワラワ達、大筒木の言葉に近しい言語を使っていたとは」

 

「ま、俺はほら、頭いいとゆーか、何か受信しちゃうタイプみたいでさ!カグヤちゃん系の知識結構持って生まれたんだよね、これマジ。んで、この星ってゆーとやっぱカグヤちゃんは、他の星から来た女神様なわけ?」

 

「ふふ…面白い事を言う男だな、そなたは。女神かどうかは知らぬが、他の星からと言うのは当たらずとも遠からずと言った所か」

 

カグヤとテンジはこのような会話を毎夜繰り返している。

そして、その度にアイノは背後で、別に隠れるでもなくあくまで静かに、それがさも当然のような動きで媚薬香を炊き続けた。

普通の人間ならば数時間も嗅げば疼いて仕方がないだろうが、天からやってきた女神では効きが悪いようで、テンジの意を汲むアイノはその媚薬をカグヤに染み込ませるように毎夜執拗に彼女に嗅がせる。

その甲斐あって、カグヤの身体には徐々にだが確実に変調があったし、それにテンジとの毎日の雑談もカグヤの憂える心を解し始めていた。

 

(…なんじゃ、これは…こやつと…テンジと話していると、心が沸き立ち、身体が…熱い?)

 

「ねぇカグヤちゃん」

 

「っ」

 

テンジの腕がごく自然にカグヤの肩へ回される。

 

「俺さ、いつもカグヤちゃんが夜空を見上げてんの知ってんだ」

 

「…」

 

「ここに来た目的は知らないけどさ、なんか寂しそうで、俺、カグヤの事ほっとけねーよ」

 

どさくさに紛れて名を呼び捨てにし、ススッとカグヤの肩を撫でる。

 

「っ、ん…テンジ…」

(どうしたというのだ…まさか、ワ、ワラワは…この男の事が…)

 

不思議とテンジの手を払う気になれない。

周りの未開人と比べるとテンジとの会話はウィットに富み面白くはある。

だが少々軽薄で、政務を執る時などは真面目な顔つきと言葉でこなしていくのに、プライベートな時間となると先のように酷く軽く浮ついている。

良くも悪くも真面目な大筒木一族のカグヤにとっては、その軽薄さは侮蔑の対象となるべきだが、異星に辿り着き孤独に過ごすカグヤだからこそテンジの軽薄だが明るい笑顔と優しげな言葉は彼女の心にスッと浸透してしまった。

しかもそこに執拗に焚かれた香の成分がとうとうカグヤの初心な肉体を蝕んだ。

 

「カグヤちゃんって遠い宇宙の彼方から独りでここに来たんだろ?寂しいよな、そういうのって」

 

「ん…」

 

カグヤの白い首筋をテンジの指がなぞる。

身じろぎするカグヤだが、抵抗は弱い。

性欲とは基本的に無縁の超人的一族であるカグヤにとって初めての疼き。

 

――スルスル…

 

カグヤの服がはだけていく。

 

「よ、よさぬか。このような事…ワラワには、無意味じゃ」

 

「へぇ?こういう事知ってんだ。天の女神様も」

 

「う…そ、それは…知識としては…」

 

「興味あって当然だよ。だってさ――」

 

「ん、んぅっ」

 

カグヤの服はあれよあれよと剥かれていき、気付けばカグヤの華奢で白い肩までが見えている。

カグヤは弱った手でこれ以上衣服がずらされぬようにしているが、テンジのベロが耳をなぞった瞬間に肩が跳ね、その拍子に服から手は力無く落ちていく。

 

「――カグヤは…女神様でも、女の子なんだから」

 

「っ…おん、な」

 

カグヤにとって衝撃の言葉であり扱われ方だった。

大筒木一族は星から星へ、星々瞬く黒い海を渡って星の生命を食らって進化していく超種族。

繁殖方法も、多くの土着生命体のような繁殖方法から進化しており、カーマという秘術を用いるから低俗な肉体的欲求からは解放された筈の種族なのだ。

だが、このカグヤという大筒木は、この度〝餌〟にする予定だったこの(地球)を一目見た瞬間に、その虜になってしまった。

青く美しいこの星に惚れ込み、そして共にやってきたもう一人の大筒木を害した程の変わり者のカグヤ。

この星に魅せられ、この星に生きるモノ達に魅せられたカグヤにとって、テンジから与えられる〝土着生命体の繁殖を体験〟できるかもしれぬこの状況はとても魅力的で、しかも繁殖への興味とは別にテンジという一個体にも、知的好奇心とは全く異なる強い興味が湧いていた。湧かされてしまっていた。

 

「そっ。俺は男でカグヤは女。だから…こういう事ができる」

 

「あっ」

 

胸元まで引き下げられていたカグヤの服を、テンジは掴んで剥いていく。

ポロンッと服にひた隠されていたカグヤの豊かな果実がまろびでる。

 

どうという事もない。ただ裸体を晒しただけだ。だというのにカグヤは、自分の乳房をテンジに見られるのが異様に恥ずかしい。

とっさに胸で果実の先端を隠す。

 

「あれぇ?カグヤちゃんその手、どかしてみ?」

 

「…」

 

「ほらぁ~」

 

「あ、や、やめぬか」

 

「やっぱり♪カグヤの可愛いサーモンピンク乳首ちゃん勃ってるじゃ~ん♪」

 

「んぅ!?」

 

チャラテンジが嬉しそうに言いながらカグヤの乳首に飛びつくと、舌で優しく撫でて擦って微弱に突っつく。

カグヤは生まれて初めての感覚に戸惑い、制御できぬ声を上げた。

 

「っ、ふぅ…んっ…っ」

(なんじゃ、これは…この、感覚…っ)

 

カグヤの胸の先をジンジンとした痺れとジュクジュクとした熱さが襲う。

その感覚は鮮烈だった。超常の大筒木とはいえ、性的な事に関しては赤子のように初心なカグヤはその禁断の果実に急速に魅入られる。

だが、同時に大筒木の本能とでもいうべきものが、その感覚へ警鐘を鳴らしている。

それに身を委ねてはいけないと。屈服してはいけないと。

だがその抵抗は無意味でか細いものだった。

 

「あっ……んぅっ、…あぁ、そ、そのような所…舐めるでない…」

 

「ん~、チュパッ、チュパチュパっ、レロぉ……なんで?こんな美味しいのに」

 

「はぁっ、あっ、ああ、それ…を、やめよっ」

 

「ほら、カグヤだって喜んでる」

 

「ワ、ワラワが…?よろこんで、る?んっ」

 

「そうだよ~スケベなカグヤちゃん♪乳首ぴんこ勃ちはもうエッチしてぇ~んって合図だから♪カグヤってクールに見えてむっつり系っぽいな」

 

「は、ぁ…っ、ん…な、なにを…」

 

何を言われているのかよくわからないが、きっと己の尊厳を貶めるような事を言っているのだろう事は、テンジの表情と口調から分かる。

そして、そのように己が蹂躙されるのがカグヤは妙に心地良い。

 

「…あ…あっ…あっ…あ、んぅ…」

 

ピンクの突起を舐められ、甘噛みされ、舌で突かれて、その度にカグヤの体内を未経験の刺激が走った。

服は既に大きくはだけて腰の辺りで止まって、カグヤの美しい上半身を見せびらかす。

テンジはピンピンに勃起した乳首を舐めつつ、そのまま首筋をなぞってカグヤの唇を覆う。

 

「んむぅ…!」

 

初めて他者に侵入された口腔内。男の舌が、テンジのベロがチュクチュクとカグヤのベロを絡め取る。

 

「ふぁ、ん、ン、ん…チュッ、ン、チュ…レロ…んん…っ、ふっ、はぁ…」

 

ベロを嬲られる間にもテンジの手はカグヤの豊かな胸を好きに揉んで、キスと胸揉みのダブルでカグヤを攻略していく。

ジリジリと理性を焼かれるカグヤは、流れるようなテンジの手管に流されるがままだった。

和装のような服をこじ開けられ、隠され続けたカグヤの秘園がテンジに晒される。

 

「え…?あ、こ、こら…や、やめよ…!こんなっ」

 

キスから解き放たれてカグヤは制止を求めたが、素早いテンジの行動に面食らう。

テンジは、今度は舌でカグヤの乳房をなぞって腹を通り、へそを通り、そして適度に締まった腹筋を通って、天の女神と称された女のホトへ顔を埋める。

 

「っ!な、なにを!?ひっ、そんな、とこ…!し、信じられぬ!気でも触れたか!よさぬか、テンジ!っ!あ、くぅ、そ、そんな…、は、あっ!?あぁ!」

 

「レロ…ははっ、いい反応だぜカグヤちゃん。気持ちいい?こんなとこ舐められるって、女神様なら経験ないかな?まー、さっきからスゲー処女っぽい反応してるから、クンニされんのも初めてなんだろうけど」

 

「く、くんに…?っ、んぅ…あっ、あっ、あ…舌が……あぁぁ~~!ダメっ、ダメじゃ!そんなとこ入れては――んんんんぅ~っ、やめてっ、舌、やめよ……っ!」

 

ヤメさせようとしたカグヤだが、優しいクンニと舌挿入の衝撃がカグヤの理性をまた一枚剥ぎ取る。

大筒木一族特有の白眼に熱が灯ったように淫気に霞んでいき、カグヤの長く美しい銀髪が褥にしっとり広がった。

ソの国から支給された和装のような服はさらにはだけて、腰だけでカグヤの身体に纏わり付くだけで、その服の乱れ具合がさらにカグヤを淫らに彩る。

 

「クール美人のカグヤのマンコがこんなお子様マンコだなんてギャップ萌えってやつ?いいね、マジで。そそるって」

 

「ひっ、あっ、あっ、あ、あああっ~~!?あ゛、あ゛っ、あ、゛あ゛あ゛ぁぁっ、~~~~~っっ!」

 

クチュクチュクチュと音が響く。それは性知識が無いカグヤにとっても本能的に淫らと思える音で、カグヤの脳を耳から焼いていく。

 

(なんだこれは!い、いいいっ!?いったいこれは!あっぁぁぁ~~!?焼ける!?ワラワのホトが、焼ける!き、きもちいい!きもちいい!きもちイィ!こ、これが繁殖のっ、生命の、迸り!?)

 

チュップチュップチュップとカグヤの処女マンコをベロが出入りし、皮被りの子供クリトリスを濡れた指が優しくなぞる。カグヤの腰が跳ねて初心マンコが急速に締まってテンジのベロを愛しそうに締め上げた。

ぷちゅうぅぅっと人生初のカグヤの絶頂汁が少し飛んでテンジの端正な顔を濡らす。

 

「イッちゃったねカグヤちゃん、これってひょっとして初イキ?処女だし女神様だし、ンなクールな大人ぶってても初っしょ♪」

 

「い、イク、とは…いまの、感覚、か…?」

 

「うはっ♪マジで全部まっさらじゃん。こりゃ仕込みがいあるわ」

 

「っ!うぁ、ぅぅあああ~~~、あっ、あっ、ああ゛~~~~っ、指、入れるなっ」

 

ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ。

淫らな音がする。その音はまたもカグヤのオマンコからだ。テンジの指が未開のカグヤのマンコにずっぽり入る。テンジに舐められた事もあるがそれ以上に、カグヤの処女マンはカグヤ自身が分泌した淫らな液で濡れ濡れだ。

 

「気持ちいい?」

 

「気持ちよくなぞ、な、イィ~~~っ、あっ、あ゛っ!だ、めっ、だめっ、だめっ!やめよ、やめよぉ~~~!?あっぐぅぅぅうあああああっ!?」

 

ぶちゅぅぅと、カグヤの処女マンコがまたも降参の合図。男に屈服したサインであるネットリ愛液を垂らして、テンジはいやらしく笑った。

 

「早漏女だな♪クール系むっつり処女だなんて、カグヤってほんとスケベだわ」

 

「なっ、にを…」

 

スケベ。それが誰の雄の子でも孕む〝軽薄な女〟の最上級の侮蔑だとカグヤも知っている。それは誇り高い超人種族である大筒木の一員であるカグヤには、魂を貶めるに等しい。

が、テンジにそれを言われると…そして今の自分の有様を思うと、カグヤは何も言い返せず、そしてやはり妙な昂りが下っ腹の奥にキュンキュンとうずまく。

 

「じゃ、そろそろカグヤに男を教えてやろっかなぁ~♪」

 

「だ、ダメ…。そんな事、教えぬでいい。もう、ワラワは…これ以上コレを知るわけには――」

 

これ以上この行為を知っては。味わってはいけない。カグヤの大筒木の本能…いや、女の本能がそう告げていた。

まだチャクラの実を食してはいないとはいえカグヤには圧倒的な力がある。

テンジ如き手も触れずに捩じ切るだけの力があるカグヤだから、振りほどくのも容易のはずだった。だが――

 

「女神ちゃんの初心マンコいただきま~す♪」

 

「あ゛っ、ぐっ!?」

 

じゅっぷうううううう、とカグヤの処女マンコは呆気無くテンジのチンコを迎え入れた。

狭い処女膣は濡れきり、解れきり、初めての野蛮な繁殖肉棒を熱心に貪り食うようだ。

 

「~~~~~っ!?あ゛っ、ああああっ、入れるな、ってぇぇぇ、言った、のにっ!おろ、か、もの…めぇぇぇぇ、あっ、ん、んああぁぁ、あああ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~っ!」

 

「気持ちいいのがメッチャ強くなったらイクって言うんだぜカグヤちゃん。それがセックス作法だから♪」

 

「ひっ、いぃぃ、やっ…気持ちよくなぞ、ない、と…っ、ふぁ、ああああ…!」

 

「すっげー解したし、カグヤちゃんって生まれつきの淫乱みたいだから初めてのチン挿入でも痛くないっしょ?メッチャ感じてる(笑)まじでエロの才能あるよカグヤ(笑)」

 

ぐっぽぐっぽぐっぽ。カグヤのエッチな汁で、もう挿入には何の抵抗も無い。処女の強い締付けこそあるが、それも初めてのチンコを健気に頬張って味わっている。

 

「ぁぁっ、ああああっ、よせっ、よせぇぇええっ、もっやめてっ、あぁ、ダメじゃ、ダメっ、ダメダメダメっ!~~~~~あ゛っっ!!」

 

ぐっぽじゅぼっじゅぷ。淫らな音がして、そしてカグヤの腰が大きく跳ねた。その拍子にまた深くチンコを咥えこんでしまった初心マンコはまたそれでメロメロになる。

 

「おほぉ♪すっげ!カグヤの処女マンコすげーよ!つーか、おまえマジでエロすぎだって!本当にセックス初めて?誰かに調教されてるっしょ!つーか調教完了でしょ!おらっ!誰だよ!誰に調教されたんだ!言えよドエロ女神!」

 

「あ゛っ、しら、ぬ…!ほんとに、こんなの、知らぬ…っ、うぁぁあっ、っ、んぁ、あっ」

 

「うそこけ!ピストンしまくりでこんな感じる処女いねーよ!白状しろ淫乱カグヤ!おらっ!」

 

「んひぃぃ!?ひっ、ひっぁ!ほ、ほんとぅ…!ほんとう、だから!ワラワっ、こんなの、ぉっ、しらぬぅぅぅぅぅっ!あ゛あ゛ぁ~~~~…!」

 

カグヤの白い肌は上気し、紅色が射してさらに色香が増している。月からやってきた清楚で超自然的な女神から、カグヤは豊穣と性愛の美の女神へと変じているかのようにエロスを振りまいていて、この月の女神カグヤがエッチな事など知らぬ処女だと言っても誰も信じないだろう。…もっとも、既にテンジの手 ――チンポによって―― によってカグヤは処女を散らされてしまったのだが。

 

「ホントに処女なのかよ(笑)こりゃ相当好きものだな~♪カグヤちゃんエッロ」

 

チャラ男のチンコが開通したばかりのカグヤの女神マンコにズッポズッポ好き勝手出入りする。下賤な下等種族のチンコに、上位種である大筒木のマンコは完全にやられ放題だった。

隠れ巨乳だった白磁の乳房は、男の勝利の果実と言わんばかりに揉みしだかれて、巨乳の先端のピンクの乳首は舐められ放題甘噛放題、豊かな尻ももみくちゃに揉まれて時折叩かれて、締まった脇腹はテンジの指にからかわれるように擦られ、ムダ毛処理をしているのか、そもそも大筒木の者は生えないのか、脇マンコはベロベロとむしゃぶりつかれる。

 

「こんなっ、のっ、おかしい…っ、あぁぁあああっ、脇も、臍も、あっ、あっぁうっ、あああっ、ひあぁあ、やめ、てっ、やめてぇぇ!テンジ…も、ぅ…許、してぇぇ、女陰(ほと)が、あつくて、しびれてぇぇ、っ、おかしい…のっ!ワラワ、おかしく、なるっ…から…っ、あ゛あ゛ァァっ!」

 

「気持ちいいんだろ?オマンコが気持ちいいんだろ?イクって言えって」

 

「はぁっ、っ?…あっ、あっ、い、く…?いく…いくぅ…いくっ、イク、イクっ、イクっ、いっく、ああああっ、イィ、っく、あ゛っ、イク…っ」

 

「えらいえらい♪ホトじゃなくてオマンコイクって言ってみ?」

 

パンッパンッパンッ!グッチュグッポグッッポ!もう立派にセックスの音が部屋に響く。とても処女の初Hの音ではない。肉と肉がぶつかり、カグヤの初心マンコを肉棒が抉る音までが響いて、セックス特有の性臭が部屋を満たす。

普段は無表情に近いカグヤの顔は溶け切って、白眼にはもうテンジしか見えていなかった。

 

「あっ、あんっ、あんっ、あぁぁ…お、おまんこ?いっく?いくっ、っ、うっぁっ、いっくっ、イクっ、イクっ…あぁ、やだ、テンジ…ワラワ、こわいっ!やだ、いやぁ…っ」

 

「大丈夫大丈夫!俺がいるって!ずっといてやるから、怖くないよ♪カグヤちゃんが初Hでアクメ決めちゃうようなドスケベ淫乱処女女神でも、俺だけは見捨てないでいてあげるからさ」

 

「あ゛ーーっ、あ゛っ、はんっ、んっ、んんっ、い、イィ、の、か…?ワラワ、は、おおつつき、なのに…はぁっ、はっ、あっ、あっ、あっ…この、かんかくに…おぼれても、いい、の…?」

 

「いいんだよ!オラッ!イケって!俺がいいって言ってるからイケッ!おおつつきだか何だか知らねーけどお前は女なんだからよ!イキさらせよ!ただ俺に股開いてマンコハメ乞いしてやりゃいいんだよ!」

 

「っ!!あっ!~~~~~~っっ!!テンジ!テンジっ!!ああぁぁぁ、あ゛あ゛ーーーーっっ!イクっ、イクっ、いっく!ワラワ、いっちゃう!あぁぁあぁ、テンジぃぃ!あ゛っ、いっっっくっっっっ!!!!」

 

「うぐっ!!おっ!?おおおおおっ!!?すっげ!うぉ!?すっげ吸い付き!カグヤちゃんエロ!?おお、気持ちいいって!!」

 

ビュルっビュルるるるるっ。盛大にカグヤの初心なマンコの奥深く…処女子宮にチャラテンジの熱々精子が注ぎ込まれて、時代が違えば100%モデルになれたであろう長い脚が男の腰に絡みついた。

ちゅうちゅうとテンジのチャラ肉棒に吸い付く初心マンは、男を知ったばかりの子宮口で新鮮ザーメンをごくごくと飲み干すようだ。

 

「ふぅーー、ふぅー、ふぅーー、ふぅー、んっ、んん……」

 

まるで白眼の中にハートが浮かんで、そして荒く熱い吐息にもハートが混じっているかのような熱烈な性愛に染まったカグヤは、脳と腹の奥底をジンジンと震わす絶頂の余韻を味わい尽くしながらテンジにしっかりと抱きついていた。

胎内に注がれたテンジの情熱の愛の証を、心と身体の両方で味わっているのだ。

ゴプッと、マンコとチンコの隙間から濃厚な愛液と精子が混ざった淫液が漏れる。

 

「カグヤちゃん、初セックスおめでとー♪これで実はお子様マンコだったクール系美人から、名実ともにアダルトなクール美人になれたじゃん。よしよし」

 

「ん……❤」

 

まるで子供をあやすように頭を撫でられるなどカグヤには未体験の事。

情事後の余韻に浸りながら、最も深い部分で繋がりもはや他人ではなくなった男からの頭撫でを無警戒で受け入れる。

 

「むっつりなカグヤちゃんが初セックスの味知っちゃったし…まだ足りねーんじゃね?カグヤちゃん♪」

 

「え、あ…、ん…ぅ、あっ…❤」

 

まだ中に入ったままのチンコがぐりゅっと動かされると、カグヤの奥底からまた女の本能が疼きだす。

テンジの見透かした通り、カグヤは初めて知ってしまった情欲の味に既にハマっていた。

 

「へへ、今日は寝かさねーからなカグヤ。今日中に孕ましてやるよスケベ処女!」

 

「あっ、あんっ、あっ、テン、ジ…っ、ああっぁ……っ」

 

 

 

 

 

 

 

――

 

―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてテンジとカグヤは互いの肌にのめり込んでいったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――

 

――

 

 

 

 

 

 

 

 

「反乱とかマジ笑えるよな(笑)」

 

テンジは、近しい人物にしか見せない軽薄な態度で笑いながらこの危急に対して感想を述べた。

今現在、テンジとカグヤとアイノは三人で愛の逃避行(笑)を敢行していた。というよりは、今程テンジが言った通り、カグヤとラブラブしすぎたテンジは臣下に愛想を尽かされて絶賛反乱中であり、着の身着のまま逃げていた。

カグヤとアイノは呆れるやら怒るやらだが、テンジとの情事に溺れたのはこの二人もだから同罪ではあった。

 

「お主の統治がおざなりになったせいではないか?」

 

だがカグヤはテンジに責任を押し付ける。

全部、自分に愛を教え込んだテンジが悪いんだと、そういう理論だ。

カグヤの痛烈な一言だが、チャラテンジにだって反論はある。

 

「えぇ?おいおいおい?俺はやることはちゃんとやったよ?マジで。やってたのにカの国のちょっかいに国民ちゃん達が我慢できなくなったせいよ?ほんとコレまじ。だから俺がさー、我慢する必要なくね?っつって戦争やりゃいいじゃんってやったらボロ負けしたんだけど、それって俺のせい?どっちかってーと将軍のせいじゃね?」

 

「そういうのも含めて一国の主のせいなんですよ、テンジ様」

 

今度はアイノが言えば、テンジの顔はさらに歪んで、歪みすぎて既に変顔の領域だった。

 

「かー、つれぇわ。これが王様の責任ってやつ?やってらんねー。もう辞めるわ王様」

 

「既に辞めさせられたようなものじゃ」

 

三人でとてとて走りながら言い合う様はどこか長閑ですらあるのは、これはテンジの人徳?であろう。

 

「つーかさ!俺が大臣達のハブられたのって、結構カグヤちゃんの責任もあるし?」

 

「なぜワラワの名がそこであがる」

 

「だってあの時俺に矢を射掛けてきた大臣の言葉聞いた?『傾国の毒婦カグヤに籠絡されたテンジ様をお救いする為!これは義と忠による命を掛けし諫言である!』って言ってたよな?」

 

「む」

 

「これってカグヤが可愛すぎるせいだって。もー、普段クールなカグヤがセックスしてやるとあんだけ可愛いとか反則じゃね?そりゃのめり込んで四六時中エッチしまくるわ」

 

「だ、だまらぬか!ワラワはちゃんとヤメてと言ったぞ!昼間っから、あ、あのような廊下で交合うなど…!恥を知れ!」

 

「カグヤの声が大きいからバレたんだゾ。あそこでカの国派大臣に見られたのが決めてっぽい(笑)」

 

「や、やっぱりお主のせいじゃ!ワラワはあの声も痴態も…!お主以外に見せる気は無かったというに!」

 

「カグヤも最後ノリノリだったし…いいかなって…」

 

「お二人のせいじゃないですかねぇ?」

 

最後にアイノが的確なツッコミを入れた。

だがアイノだってちゃっかりテンジとのセックスは楽しんだ。

カグヤが来てからセックス無軌道になりつつあったテンジを、時に誘惑してしっぽり楽しんだ。

有罪である。

 

「あー、もう走りたくねぇよカグヤ…俺疲れたんだが?」

 

「…まったく。寝所ではあれだけ無尽蔵な体力をしているのに………ほれ、見えてきたぞ。あれじゃ。神樹の実じゃ」

 

「うっわ。なんかマズそ」

 

「文句を言うな!ほれ、食うのじゃ。これを食えばこの難局も打開できよう」

 

「…なんか球根のバケモンつーか、玉ねぎの品種改良というか…?」

 

「ふんっ」

 

「おぶぇ!」

 

グダグダ言うテンジの口に、2つに割ったチャクラの実をねじ込むカグヤ。

そして片割れを自分の口に放り込む。

 

「おご…まず、い…!」

 

「…むしゃ、むしゃ…」

 

吐き出させまいと、テンジの口を押さえつつカグヤも実を咀嚼する。

とてもマズそうなので、ニコニコとその様子を眺めながら一歩引いていたアイノだが、その様子はテンジにとって酷く癇に障るもの。

 

「オラッ!」

 

「っ!?む、ぐぅ~~~~っ!?」

 

咀嚼されたゲロマズ実を流し込まれるアイノ。

真っ青になっているが、飲み込むまではテンジが離してくれないのを察して、仕方なく飲み込むが…それはテンジの温度と唾液も加わって不快どころの騒ぎではない。

 

「っ、ぶはぁ!?もうやめてくださいよテンジ様!すっごいまずい!なにこれ!テンジ様の唾とか精子なら喜んで飲めてもこれはちょっと、引きます!」

 

「分かったかアイノ。俺の苦しみが」

 

「なんでそういう時だけ決め顔するんですか?」

 

このように何とも締まらない情けない有様だったが、こうしてチャクラの歴史は始まったのだ…歴史の真相とは時に残酷だ。

偉大なる生命エネルギー、チャクラの第一歩が、こんなダラけた危機感の中で始まったとは。

 

 

 

 

 

 

反乱軍とカの国はこの後3人にボッコボコにされて平定された。

 

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