「ドクター!! 出掛けるわよっ!!」
朝、ドクターの部屋の扉が勢いよく開け放たれる。時間にして午前6時。ドクターはスワイヤーの声にも気づかず眠ったままのようだ。
「まったくもう、せっかく起こしに来てあげたのに何で起きないのよ!」
それに不満そうなスワイヤーはずかずかとドクターの枕元まで歩く。しかしドクターの寝顔を見るとつい表情を緩めてしまうのだった。
「……なによ、せっかくアタシがわざわざ一日所有権をとってあげたっていうのに」
ドクターの頬をひと撫でするしながら悪態をつくのだがその表情は穏やかだった。そしてそのままドクターの布団を掴むとそのまま勢いよく引っぺがした。
「な、なんだなんだ!?」
「早く起きて、すぐに着替えなさい!! アタシの貴重な時間を無駄にさせないで!!」
スワイヤーはそういうとドクターに掴みかかって服を引きはがそうとする。
「わかったわかったから部屋から出て!」
ドクターにそういわれて彼女はドクターの上半身が裸で、いま自分が彼のズボンに手をかけていることに気が付くとみるみるうちに顔が赤くなっていった。
「あっ、わ、わかったわよ! 早くしなさいよね!」
そして慌てて手を離すとすこし気まずそうに部屋から出ていったのだった。
それからひとしきりの身支度を整えたドクターはスワイヤーと共に街へと繰り出していた。朝も早いためか人もまばらでまだまだ静かだった。
(失敗したわ……。ちょっと張り切りすぎて早く出かけすぎたわね……)
しかしまだ空いている店も少なく、勢いのまま行動したことに彼女は頭を悩ませていた。
「たまにはこうやって、朝の空気を吸いながら歩くのも悪くないね」
「そ、そうよね! たまには悪くないわよね!」
ドクターの言葉に内心ホッとしてスワイヤーは気を取り直した。
「それでスワイヤーは、今日僕に何をしてほしいの?」
二人でゆっくりと散歩をしながらドクターはスワイヤーに問いかける。
「ドクターにはお世話になっているから、今日はアタシが最高の一日を過ごさせてあげるわ!! 感謝しなさい!!」
「それはうれしいけど……なにかほかにやってほしいこととかないの?」
スワイヤーの言葉にドクターは微妙な反応を示す。
「な、なによ、不満でもあるのかしら?」
「いや、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」
スワイヤーが小さくむくれるとドクターは苦笑いをして彼女のいうことを聞いたのだった。
結局あれから一度ロドスに戻ってほどほどに時間をつぶし、現在二人はカフェにいた。
「そういえば、なんでスワイヤーは僕の部屋に入れたの?」
ドクターはコーヒーのカップを置きながらスワイヤーに尋ねる。
「扉の
「僕のプライバシー……」
「一日アタシのものになるんだから当然でしょ?」
そういいながらスワイヤーは紅茶に口をつける。対するドクターは小さく息を吐く。
「それで今日はこれからどうするの?」
「ここを出たら遊園地にいくわよ!!」
彼女はドクターの質問に力強く答えるが周りの客の驚いたような視線に気づくと少し恥ずかしそうに咳払いをした。
「と、ともかくアンタをたくさん楽しませてあげるから覚悟しなさいよね」
「楽しみにしてる」
それからゆったりと時間を過ごして店を出ると、二人はタクシーを捕まえて遊園地へと向かった。
「わぁ……ここが遊園地ね……」
園内に入るとスワイヤーは感嘆の声を上げる。それは誰の耳に入ることもなかったが彼女のはしゃぎようは後ろ姿からでも一目瞭然だった。
「スワイヤー、走ると危ないよ」
「もう、そんなに情けなくないわよ。いいからまずはこれに乗りに行きましょう?」
彼女は後ろを歩くドクターに不服そうな顔を向けながら、園内のマップを広げジェットコースターを指さした。
「わかった」
「ほら、はやくしなさい!」
そしてドクターはスワイヤーに手を引っ張られ、その後をついていくのだった。
それからスワイヤーについていくように巡り、様々なアトラクションに乗るといつの間にか日が傾いていた。
「じゃあドクター、次はこれに乗りましょ」
そこにあったのは大きな観覧車だった。二人は中に乗り込むと向かい合うように座った。スワイヤーはこれまでのはしゃぎようとは違って、物思いにふけるように窓から外を眺めていた。愁いを帯びたような表情が窓から差し込む夕日に照らされると、普段の快活な彼女とかけ離れていてドクターは少しドキッとした。結局特に何か話すわけでもなく観覧車は一周してしまった。
「綺麗だったわね、景色」
「そうだね」
観覧車から降りるとスワイヤーははしゃいでいた時と同じ雰囲気に戻っていた。だが、ドクターは特に何も聞かないようにしていた。
「次は、レストランにいくわよ」
彼女は自信に満ちた普段と同じ表情のまま遊園地のゲートへ向かっていく。ドクターもそれについていった。
「味は気に入ってくれたかしら、ドクター?」
「すごくおいしかったけど、慣れないところだから緊張したかな」
二人はレストランから出ると、どこに向かうでもなく歩き出した。
「ふふ、これからたくさん経験させてあげるわよ」
「それは楽しみだなー」
しばらくするとスワイヤーが突然立ち止まった。不思議に思ったドクターが振り返るとスワイヤーは真剣な顔で彼を見つめていた。
「ねぇドクター、今日は楽しんでもらえたかしら」
「楽しかったけど、どうしたの?」
ドクターの問いかけにスワイヤーはすこし言葉を詰まらせながらも意を決したような表情になると口を開いた。
「ドクター、やっぱり龍門にはアンタのような人材が必要なの。龍門警察に入ってくれるのが一番うれしいけど、アンタが望むならアタシができる限りチャンスを用意してあげられるわ! それに休日だってアタシが今日みたいに最高なものにしてあげる! だから──」
「スワイヤー」
彼女の言葉を遮るようにドクターは彼女の肩に手を置いた。
「僕のことをそんなふうに評価してくれているのはすごくうれしいよ。だけど僕はロドスを抜けないよ」
以前彼女がドクターを誘ったときと同じ返答。
「そう……よね」
だがその時よりもはるかに落胆が大きいのはなぜなのかスワイヤーには分からなかった。
「それにロドスにいたも龍門とは協力できるんだからもっとたくさん頼ってよ」
ドクターはそういうとスワイヤーに笑いかける。
「ッ……!!」
「スワイヤー!?」
だがドクターの言葉はスワイヤーの耳に入らず、彼女はドクターを押しのけてそのまま走って行ってしまった。ドクターはすぐに追いかけたが普段オペレーターとして駆け回っている彼女に日がな一日座り仕事をしている彼が追い付けるわけもなく、あっさり見失ってしまった。
「ハァ……。なにやってるのよ、アタシは……」
走り出した後、スワイヤーはベンチに腰掛けてため息をついていた。誘いを断られたことは以前にもあったのにその時とは違う自分にモヤモヤしていた。彼女がもう一度深いため息をつくと、こちらに手を振っている人物がぼんやりと視界に映った。
「ど、ドクター!?」
「や、やっとみつけた……」
ドクターは今にも倒れそうなフラフラの足取りで彼女の前までたどり着くと、膝に手をつき肩で大きく息をしていた。
「急に、走って行っちゃうんだから……心配した、よ……」
「そ、そんなに遠くへ行ったつもりはないのだけれど……」
ぜぇはぁと呼吸するドクターの姿にスワイヤーは少し呆れたような表情をしたが、すぐにすっきりした表情になった。
「ドクター、アタシまだ行きたいところがあるの」
そういうとスワイヤーはドクターの手を取って歩き出した。
「さぁ、入るわよドクター」
「スワイヤー、ここって……」
たどり着いた場所はただの宿泊施設ではないホテル、いわゆるラブホテルだった。
「いいから入るわよ。言っとくけど今のドクターに拒否権なんてないんだから」
ドクターは言われるがままに彼女の後をついていき、スワイヤーは手短に受付を済ませると、二人は部屋へと向かった。
「とりあえず、僕は汗をかいた後だからいったんシャワーをぉぉ!?」
部屋に入るとドクターはシャワールームに向かおうとするが、スワイヤーは彼の腕を引っ張りそのままベッドの上に押さえつけた。
「ちょっ、ちょっとさすがにこのままじゃ汗臭いと思うし……」
「いいから黙ってそのままでいなさい……」
スワイヤーはそう言ってドクターの上に馬乗りになりフードを取ると、彼の首に腕を回し首元に顔をうずめると深く息を吸って大きく吐いた。そしてそのまま首筋に舌を這わせた。
「ス、スワイヤー?」
不快感こそ感じないがなにも語ってくれないスワイヤーに対してドクターは不安を覚え、彼女の名前を呼ぶ。すると彼女は顔をうずめたまま小さく囁き始めた。
「ドクターがアタシの能力を評価して、期待して、結果を求めてくれるのはすごくうれしいわ。だけど──」
そこまで口にすると彼女の腕にキュッと力が入った。
「だけど本当は──。ううん、なんでもないわ。今だけでいいの。オペレーターとしてのアタシじゃない。アタシ自身を求めてほしいの」
そしてスワイヤーは体を起こすとドクターの衣服に手をかけた。今朝と似た状況だがドクターは抵抗せず、彼女の言葉に肯定を示していた。ベルトを外し、ズボンと下着を脱がせるとドクターの勃起したペニスが彼女の眼前に現れた。
「こ、これがおちんちんなのね……」
「初めて見る?」
まじまじと見つめながら、指先で軽く触れたりする彼女を少しからかうようにドクターは言った。
「み、見たことくらいあるわよ!! 露出狂の逮捕をしたときとかにちらっと……。近くで見たことなかったからちょっとびっくりしただけよ!! こんなのすぐ射精させてやるんだから!!」
そういうとドクターのペニスを握るとそのまま素早くしごき始めた。
「スワイヤー、口も使って」
「口? こ、ふぉうはひあ?」
強気な態度ながらもドクターの要求におぼつかないしぐさで応えてくれるスワイヤーの姿に一層情欲を掻き立てられ、ドクターのペニスは硬さを増していく。
「スワイヤー、でるっ……!」
「!!!!????」
ドクターはスワイヤーの頭を掴むと逃げられないように固定する。驚いたスワイヤーはドクターの腹をパシパシと叩くが、射精が終わって解放されるとそのまま精液を飲み下した。
「うぅぅぅ、なによこの変な味……」
いやそうに眉をひそめるスワイヤーの頭をドクターが撫でると彼女は恥ずかしそうにそっぽを向いてしまった。そのままドクターは体を起こすとそのまま前へと倒れる。
「あっ、ドクター……」
そのままスワイヤーを押し倒すとふわりと彼女の香りが鼻をくすぐる。ベッドの上に放り出された金色の髪や少し不安そうな瞳をしているしおらしい姿の彼女にそのまま襲い掛かりそうになるがドクターはなんとか抑えていた。
「スワイヤー……」
ドクターは少しブカめのジャンパーから伸びる女の子らしい手に指を絡めると反対の手で彼女の胸を優しく撫でまわす。
「なによ、んっ……遠慮してるの? 別にそこまで気を使わなくていいのに……」
すでに待ちきれなさそうに膝をすり合わせるスワイヤーに対して、ドクターはいじわるをするように胸を撫でていた手を彼女の股へと伸ばす。下着の中に手を滑り込ませると彼女の秘所はすでに下着にシミを作るほど湿っていた。そして彼女の下着を脱がせると綺麗な割れ目が姿を現す。
「は、恥ずかしいからあんまり見ないで……」
「大丈夫、きれいだよ」
「そういうことを言ってるんじゃないのに、もう……」
ドクターの言葉に小さくため息を吐くと彼女はあきらめたように体の力を抜いた。その時、ドクターの舌が彼女の秘所へと潜り込んできた。
「ちょ、ちょっとドクター!? そんなところ汚いからっ……や、やめっ……」
不意打ちに高い声を出しながら、焦らされた彼女の体はすぐに快楽が昇ってきた。
「あっ、ダメ……キちゃうから……。あっ、イ、クぅぅぅぅ!!」
スワイヤーは体を大きくのけぞらせるとドクターの顔に豪快に潮を吹き散らかした。
「ハァ……ハァ……」
荒く息をするスワイヤーの体は完全に脱力しており、ドクターはそんな彼女の秘所にペニスをあてがう。
「ま、待ってドクター……今は、イ゛ッっっ!?」
絶頂を迎えたばかりの彼女は突然の挿入に体を痙攣させる。ドクターが腰を振り始めると、ペニスが奥に突き入れられるたびに小さく絶頂をしているようで、破瓜の血こそ出ているが痛みは感じていないようだった。
「いっりゃばひゃりりゃかりゃ、まっへっへ、いっひゃのにぃ……」
スワイヤーは与えられる快楽にだらしなく舌を出したまま喘いでいると、ドクターは彼女の舌に吸い付く。
「んっ……んちゅ、ぷぁ」
絡ませるようなキスをしながらもドクターは速度を落とさずに腰を振り続ける。次第にドクターは限界に近づいていき腰を振る速度を上げていく。
「────ー!!!!」
ドクターが限界を迎え、一番奥で射精したのと同時に彼女の口内に舌を突き入れ口をふさぐ。射精が終わってもしばらく二人は舌を絡めていたがドクターが口を離すと舌と下の間を名残惜しそうに糸が伝った。
「ハァ────、ハァ────……」
彼女の秘所からペニスがぬけると、だらりと精液が垂れ落ちた。余韻に浸るスワイヤーの前にペニスを差し出すと何も言わずとも彼女はそれを咥え掃除を始めた。
「んあ……ちゅ、ぢゅる、んぐっ……」
掃除が終わるころには、ドクターのペニスは再び硬くなっていた。
「ぷあぁ……ふふっ、まだまだできるわよね? ドクター」
ついでにスワイヤーの強気な態度も戻っていた。
それから二人の体力が尽き果てるまで行為は繰り返し、ホテルを後にする頃には町には人の姿も見当たらなくなっていた。
「ドクター」
ロドスへの帰路をゆっくりと歩いているとスワイヤーはドクターに腕を絡ませた。
「アタシはアンタの期待になんでも応えてあげられるとは限らないけど、アンタが必要としてくれるならアタシはどこまでもついていくわ。だから――」
そこまで言うと彼女はドクターの頬に口づけをする。
「これからもよろしく頼むわね、ドクター」
そして彼女はドクターに笑いかけるのだった。
閲覧ありがとうございます
心の中のハンチョウに
下手だなぁねこ君……。へたっぴさ!終わらせ方が下手……
って言われています。うまくなりたいね