※この作品はR-18です。

一時的代理春庭幻覚   作:虫餃子

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精髄搾取

害虫粘液の生臭さと雌の淫臭が混ざった、吐き気を禁じ得ない悪臭地獄

 

著しく水質の悪い沼の中央、汚臭の原因が気化して形作る霧の中で影が蠢く

 

悶える二人の花騎士と異形の害虫が絡み合う姿が投影されたものだ

 

ある時期から見られるようになった蛭型害虫の群体が集合し、まるで一つの大型害虫の如き威容を誇っている

 

蛭の軍勢に囚われた花騎士、アキレアにアデニウムと呼ばれていた者らは美貌を苦悶と悦楽に歪め、視線を虚ろにさまよわせていた

 

湖畔の世界花の国の英雄と呼ばれる女と監獄島の因縁に終止符を打った英雄と称えられた女

 

そう評されていた二人の豊かな乳房は常態より数段大きく膨れ上がり、先端に位置する乳首には蛭の口が食い付いて母乳のような液体を吸い上げていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如として市街地近郊に現れた蛭型害虫の群れ、即座に討伐に当たる騎士団

 

数はさほど多くなく、討伐は早期に成し遂げられると花騎士らは感じていた

 

しかし襲撃者達の執念は異常だった

 

例え自らが殺されようと、仲間、いや自身の種族の為に少しでも敵対者を負傷させようとするものばかり

 

指揮する大型害虫もいないのにそのような戦法を採る蛭達に花騎士らは戦慄し、最終的に害虫の群れは退けられたものの全滅させるに至らず、想定していたよりも大きな被害が出てしまっていた

 

その最たるものが、ベテラン花騎士二人、アキレアとアデニウムが行方不明となった事だった

 

避難民の殿を務めていた二人はかの不滅と黄昏の支配者を想起させる群体行動に押し切られて敗北し、蛭の残党によって連れ去られてしまっていた

 

アキレアを姉と慕うルドベキア、アデニウムを師と勝手に仰ぐハナイ、他仲間らの必死の捜索も虚しく、捜索許可が取り下げられるまで何一つ手掛かりは得られなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも蛭害虫が街を襲ったのは、彼らの特殊な生態と栄養事情にある

 

根本的に総数が少なく、大した力も群の長となれる大型害虫も持たず、密かに森や辺境を這い回るに留まっていた蛭達の活動が活発になったのは、ある年のベルガモットバレー慰霊祭から

 

蟷螂型害虫の悪霊が人々の霊体、霊的エナジーを喰らっている場に偶々迷い込んだ一部蛭達が、更に偶然そのお零れに与り、歪な適応を果たしてしまった結果だった

 

慰霊祭の時期に密かに数を増やし続けた蛭達だったが、やがて霊体の大半が霊界に帰還してしまい、餌を摂れなくなってしまった

 

飢餓に苦しんでの暴走の中、偶然にも生きている人間から生命力を吸収する事で代替は可能だと判ったが、その活動の中で自身らの変質により蛭害虫同士では子供を成し辛くなっている事まで判明してしまった

 

本能的に種の保存を求める方へ活動の舵を切ったのだが、その結果が先の市街地襲撃であり、大局で見れば大間違いな決断であった

 

敗走した蛭達の数は半数以下にまで落ち、ミズウォルムのような特殊な再生方法を持たない彼らには種の絶滅が迫っていた

 

だが愚かな決断だったと嘆く暇も頭も無い虫達は、まず現状でできる対応策、つまり貴重な戦果である花騎士二人を用いての繁殖を試みた

 

しかし囚われの花騎士達は歴戦の勇士、毅然とした態度で現状に臨む

 

自らの命を捨ててでも苗床化を拒絶し、害虫の勢力回復の妨害を果たそうとまでした

 

咄嗟に複数体で絡み付いて捕縛し自害は一時封じたが、このままでは安全な苗床化などとても望めない

 

故に蛭達はこれまで人間や霊体を捕食してきた経験の中から会得した手法により、二人の精神の破壊、堕落を成す事にした

 

その方法が今行われている擬似搾乳、蛭の毒液を血管に送り込みながら生命力を吸収する陵辱行為

 

元から豊かな乳房は毒素で炎症を起こし腫れ、過敏になった神経が二人の脳に痛痒を送り込む

 

炎症と共に起きる乳腺の異変、内部へと生命力が凝縮され、乳状の液となり貯め込まれゆく

 

乳房改造による刺激が走る乳房の先、乳首に牙が食い込み、痒みに支配されていた乳肉に新たな疼きを齎す

 

二周りは肥大化した乳房の中で作られたばかりの生命液、擬似母乳を吸い上げてゆく

 

生命力吸収といっても、花騎士が対象の場合、単純に命が削られるわけではなかった

 

個体、個人そのものを構成する精髄に加え、騎士団長の干渉によって注がれた精霊や霊獣の力、世界花の加護といったものが吸い上げられる

 

予期せぬ副作用というべきか、花騎士がこのエナジードレインの影響下に置かれた場合、その記憶や知性までもが削り落とされていく事を蛭達は経験から認識していた

 

既に心身や魂に溶け込んだ精霊らの力を奪取されるせいなのかどうなのか

 

ただ蛭達にとっては原理などどうでもよく、ただ花騎士という優れた苗床が使いやすくなるという一点のみ重要だった

 

乳房を吸われ始めてから凡そ半日、最初は嫌悪や苦痛しか表現していなかった花騎士達の眼は虚ろに蕩け、膜が張ったように光を失っていた

 

猿轡のように噛まされた蛭の一個体と口腔の隙間から、涎が一筋、また一筋と垂れる

 

凛々しき女騎士二人の陰唇は吐き出された淫らな蜜でしとどに濡れ、乳首からは融合していた精霊の力が擬似母乳に変じて吸われるままに止めどなく噴き出してゆく

 

前後不覚の様相の二人にはもう抵抗の意思や力は見受けられない、自害しようとする気概はもはや無い

 

拘束を解かれても喘ぎながら身をくねらせるだけになった彼女らを待つのは当然にして無惨な運命だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腐臭放つ沼の中で麗しく凛々しき女騎士だったものと醜悪な虫共が絡み合う

 

頭から爪先まで汚らしい粘液と自らの母乳に塗れながら、二匹の雌が管状の化け物にしがみつく

 

虫の蠢きに合わせて腰を押し付け、貪欲に快感を享受する

 

更に肥大化した乳房をさながら蛭の胴にパイズリするように擦りつけ、未だに痒みの走る乳肉を拉げさせて痒みから解放される快感を堪能する

 

最奥に害虫の精が放たれるのと共に花騎士達は絶頂し、肥大化乳房が白旗を揚げるように擬似母乳を盛大に噴き上げる

 

その有様は彼女らを慕い仰ぐ少女らが見たら己が正気を疑うだろう程に惨めであり、正気の頃の彼女らが見たら自刃もやむを得ぬ程に無様だ

 

聡明であった頭も語彙を失い、恍惚に緩む口から溢れるのはたったの二言

 

きもちいい、もっとして

 

それ以外には獣じみた嬌声しか出せなくなったアデニウムとアキレアの要望に応え、別の蛭害虫達が体の半ばにある陰茎を逞しく勃起させて迫る

 

人間の世界で英雄と呼ばれていた雌達はそんな過去を一切忘れたらしかった

 

自らの胎に収まっていく異種族の陰茎を嬉しそうに眺める姿はまるで雌の虫のようですらあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

濁った沼の中へ子供が生まれていく

 

艶やかに悶え吠える母親達の丸々膨れた胎内

 

ぶちまけられていく赤子は母親達の面影を一切持っていない

 

太い管状の身体をくねらせて飛び出した蛭の幼体はすぐさま母の乳房に食らいつき、嬌声と本物の母乳を吐き出させる

 

アキレアとアデニウムと呼ばれてた母体達は既に自分達の名前すら忘れ去っていた

 

二人が囚われてから既に数年が経過していたが蛭達は飽きもせずこの花騎士達との交尾を繰り返し、子を産ませ続けていた

 

他の苗床を探す様子が見られないのはそれほどまでに二人が魅力的だからなのか、それとも種として未だ数に余裕がないからなのか

 

いつも通り子供を産み終えた苗床に二人を孕ませるべく精子を溜め込んでいた蛭達が陰茎を屹立させて近づき、子供に乳を吸われて心地良くなっていた雌奴隷達も股を開いて受け入れようとする

 

だがそんないつも通りに変化の時が来た

 

地面に武器を取り落としでもしたかのような金属音が沼の外から虫の巣に届く

 

苗床達はそんな事は気にしなかったが蛭達はそちらへ振り返った

 

二人の花騎士がいた

 

かつて英雄と呼ばれていた女達が手にしていた剣、水流を思わせる剣と鋸状の大剣を地に落とし、呆然と立ち竦んでいた

 

アキ姉?

 

アデニウム様?

 

震える声で誰かの名前らしき単語を呟いた乙女達は、各々が慕っていた英雄達、害虫に命を奪われたと思い込んでいた大切な人達の跡を継ぐようにその恰好を似せていた

 

想定していなかった最悪の再会を果たした彼女達、動揺に支配された後進達に数年前の絶望の運命が焼き直されて襲いかかる

 

かつてのアキレアのようなミリタリー装束を纏ったルドベキアは咄嗟に大剣を拾い振るうも一塊に集合した蛭の塊を切断しきれず押し潰されて気を失った、数年前のアキレアのように

 

かつてのアデニウムのようにマントを翻すハナイは毒体液の一斉大量吐瀉による面攻撃を避けきれず飲み込まれて意識を飛ばしてしまった、数年前のアデニウムのように

 

失神した二人に蛭達が近づき、苗床化を成そうとする

 

今度は最初から擬似搾乳で精神を堕落させ知能を落とし、花騎士から無事に苗床へ転職させるべく牙を乳房へ突き立てる

 

呻くルドベキアとハナイ、毒素で腫れていく二人の乳房、乳首から染み出す二人の精髄

 

もうすぐ自分達と同じく苗床に貶められる妹分達を目にしても、アキレアとアデニウムの眼には正気の光は戻らない

 

ただ目前にある種付けと出産の悦びだけが見得ている二人は、ルドベキア達の事など気にも留めず、蛭達に早く孕ませてという意味であろう鳴き声を上げ続けていた

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