※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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アントン

 

アントンの街の中に入る時にルイーズに天窓からノックされた。

ロクサーヌが目覚めて俺を起こす。アントンに着くのを知らされると、俺は服を着た。

馬車が止まっている事を確認するとクロエは寝ぼけて扉を開けてしまう。幸い誰も目の前にはいなかったが、

「クロエ!服!!」

「うーん?えっ服?あーーーーーっ!!」

クロエは素っ裸で外に出てしまったが慌てて戻る。

まぁ後ろに並んでいたやつには見られただろう。

マリーには

「バカ……」

ロクサーヌからは

「はしたない……」

「えっ、えっ、今見られちゃいましたよね……?」

「見られただろうね」マリーが答える

 

ロクサーヌとマリーで椅子をベッドから椅子に戻す

クロエは服を着て、恥ずかしそうに外套も着て、マリーと一緒に御者席に戻る

 

街の前には高い城壁があり馬車が一列に並んでいる。

ここからエステル領になるため街に入るには通行税を納める。そのための列だ。取り分け待たされる事はなくすぐに俺たちの番が回ってきた

通行税の300ナールを払うと門番の兵士に

「見たところ商人の馬車には見えないが……」

マリーは

「馬車を先行している」

「そうかご苦労様です」

と言うと馬車を通してくれた。先行というのは以前ロクサーヌが言っていた馬車だけを先に行かせて現地で落ち合う旅行方法だ。冒険者や貴族などが従者を使い現地で馬車を使いたい時に行う方法だ

実際には俺が乗っているが用心してマリーはそのように言ってくれたのだろう。

「どこかいい宿はあるか?」

「ああ紹介するよ。宿屋月夜亭がいいよ」

と親切に場所まで教えてくれた

 

宿屋に着くと中では、すでに食事の用意をしていた。

12歳くらいの子供が、「お泊まりですか?お食事ですか?」と聞いてくる

「宿泊だ」

「お母さん、泊まりのお客様です!!」と厨房にいる母親に大声で叫ぶ

「良かったら席にお座りください」

と普通の声でテーブルに通してくれる

するとおかみさんがやってきて。

「泊まりですかい?お二人ですか?」

「いや、10人ほどいるのだが……泊まれるか?」

「10人?!申し訳ありませんツインを2部屋しか空いておりません」

「ああ、そうか……じゃあ4人で2部屋で頼むよ。それと馬車と馬がいるのだが……」

「馬と馬車ね。それは大丈夫よ」

クロエが

「ではエマさんと相談してきます」

と言うと、フィールドウォークで湖畔の館に移動する

残された4人は食堂で飲み物をいただく。

しばらくすると、クロエは戻ってきて、エマを連れてきた。

「ミチオ、今日はコッチには泊まれないようだな」

「とりあえず、一緒に騎士団の詰所まで来てくれ」

と言うと、エマはスタスタと先に歩いていって俺を騎士団の詰所へ連れていく

「どうして詰所に?」

「昨日の盗賊のインテリジェンスカードを一応持っていきがてら挨拶に行こうと思ってな」

まだ今日は日が陰っていない。少し寝ている間に早めについたのだろう

 

詰所の前には騎士が立っている

エマはその騎士に

「この街の騎士団長に会わせてほしい」

と騎士に言うと、

「団長は忙しいので会えない」と言ってきた。

それはそうだろうと俺も思った

エマは「いいから伝えてこい。ウォルトにエマが来ていると」

「えっ?申し訳ない。ウォルト様は退任されて、副長のヴィー様が今団長になっている。今しばらくお待ちを」

騎士は慌てて詰所に入り奥へ奥へと中に入っていくのが聞き取れる

しばらくすると先程の騎士が戻ってきた

「お待たせして申し訳ないです。ヴィー様が会うそうです」

 

俺たちは中に案内され一番奥の部屋に通された

そのすぐ後にヴィーと先程の騎士が一緒に入ってきた。

「ウォルトが退任されたと聞いたが?」

「その前に名前と所属を」

「元帝国第8師団エマと言うものです」

「そうか……よく来てくれた。ウォルト殿は2週間前に盗賊の罠にハマって殉職された」

「そうでしたか……それは残念です。生前はウォルト殿に大変よくしてもらったので、ここに立ち寄った際にはご挨拶をと思って参りました」

「それは感謝する。どちらにお泊まりですか?」

エマが俺の方を見るので俺が答える

「月夜亭だったかな」

「あゝあそこか。実にいい宿屋だ。ウォルトが守ったこの街でゆっくりしていってくれ」

「はい。ありがとうございます。ウォルト殿はこの街で亡くなられたのでしょうか?」

「いや、こういう事はあまり外に漏らしてはいけないのだが、レーリッヒ村で待ち伏せを受けて……」

「そうでしたか……惜しい人を亡くしました」

「ああ、本当に」

「お伺いできて良かったです。それだけでしたので、今日はこれで帰らせていただきます」

「そうか……また何かあったら……道中盗賊も沢山いるので気をつけて」

「はい、ありがとうございます」

俺は本来の目的であったインテリジェンスカードの引き渡しをしなかったエマの事が気になったのだが……

「あの……いいのか?あれ?」

と皆まで言わずにエマが被せて言ってくる。

「それはまた今度にします」

と言うと、俺たちは騎士団の詰所を後にした。

帰りの道すがら俺はエマに言った

「知り合い、残念だったな」

エマはそれを聞くと、ESPで

(ウォルトはまだ死んでいないと思います)

急にエマがESPを使ってきたので内容にも驚いたが、声にも驚いた。

俺も呪文でESPをかける

(どうして?)

(奴は騎士団員ではありません。どうやったのかわかりませんがすり替わっています)

(!!なぜそれが判った?)

(奴は私の事を知りませんでした。騎士団に入って数年の者が私を知らないならわかるが、副長にまでなっている奴が私を知らないのはあり得ません。しかも、帝国には第7師団までしかありません)

(そんなことある?ただエマを知らないだけ、勘違いしているだけではないか?)

(いいえ絶対それはありません……しかも、後ろから誰かつけてきてます。振り向かないでくださいね)

(これからどうする?)

(うーん多分今夜間違いなく襲撃に遭います)

「はあ?」

思わず言葉が出てしまった

(今日は私と、ロクサーヌ、ミリア、ジョゼでこの宿に泊まります。寝ている時に襲撃をしてくるでしょう。ミチオは今日レティシアが呼んでいましたのでそちらに向かってください。先日の50階層で助けた者が回復したようです)

(大丈夫か?)

(まぁ普通の盗賊なら後れを取る事はありません)

宿屋まで帰ってくると、ミリアとジョゼが既にこちらに来ている。エマがクロエに依頼していたのだろう。

俺はジョゼに

「何かあったら、俺をすぐに呼びに来てくれ」

と頼むと、ジョゼは神妙に頷き返事をした

エマとロクサーヌにはESPリングを渡してあるので、何かあったら連絡してくるだろう。

「とりあえず明日は迷宮お休みになると思います。明日の朝この宿屋で落ち合いましょう」

「分かった」

 

俺はマロルに行くことにする

クロエ、マリー、ルイーズはそのまま湖畔の館に向かった

俺はイサキオスの教会の前にワープで移動した

イサキオスが沢山の女性に囲まれている

だが、遠くから俺を見つけて、女性たちをかき分け、俺の方にやってくる

 

「よく来ていただきました」

「あの女性達は?」

「戦争でご主人を亡くされた未亡人の方達です。今はこちらで医療とボランティアに参加していただいております。騎士団との迷宮合同訓練にて無事みんな僧侶になれて今ちょうどこれからの事についてをお話ししておりました」

「こないだ預けた2人が目覚めたと聞いたのだが?」

「はい。こちらに」

と、2階の療養している部屋に案内された

コンコン

「失礼します」

と言ってイサキオスが中に入る

「こちらが貴方達を助けてくれたミチオ様です」

まだ床に伏せったままだ

「もう大丈夫だよ」と声を掛けても

怯えて返事もしない。イサキオスが俺に言う

「先日ジョゼ様が来て色々話をしていったみたいです」

「まぁまだそんなに日にち経ってないからな。ゆっくり休んでくれ」

2人の女性はコクッと頭を下げるだけだった。

俺はそう言うと部屋を出る

「よろしく頼む」と俺はイサキオスに頭を下げる

「とんでもないです。また来てください」

「孤児院があると聞いたが?」

「ここは教会と修道院、孤児院、闘技場があります」

「闘技場?」

「はい。我々教会も自らの手で自分を守らないといけませんので……」

と言うとパンチが空を切る

「あははは……そうだね。それと、聖職者ギルドと揉めているんだって?」

「大丈夫です。実力行使してくるわけではありませんので。治療費の値段とかギルド会員になれとか色々ごちゃごちゃ言ってきますけど……」

ブン。パンチが空を切る

「なんて事はないです」

「えっ?」

殴っちゃうって事?いや、そんな事流石にしないよな……

な?

 

流石に俺が色々知ってはいけないこともあるのだろう。

そうそうに退散してレティシアの植物園兼自宅前にやってきた

コンコンとドアを叩くと

レティシアの付き人で多分モンベルトの騎士団だった女性の1人がドアを開けてくれた。

「ミチオ様!!どうぞお入りください」

1階の執務室に通された

「ミチオ様!!」

と言うとレティシアは走って俺に抱きつく

「こんばんはレティシア」

「来ていただいてありがとうございます」

「付き人が見てるよ」

と言うとハッとしたのか、付き人に何か指示して退席させる。

「実はご相談があって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今日は申し訳ないです。仕事が忙しく量が少なくなってしまいました。
明日から俺頑張る!!

毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます
ーーお願いーー
どれくらいの人が読んでいるのか知りたいので、高評価と読み終えたらしおりもお願いします。

沢山のUA、お気に入り、しおりをありがとうございます
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