※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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ハーフテルの村

 

マキシムはエステル男爵に連絡してアントンの騎士団に向かうようにお願いしたようだ

村の略奪や人攫いが表面化せず、取り扱ってもらえないのは多分騎士団のヴィーという奴が揉み消しているのだろう

俺たちが騎士団に襲撃したら色々問題になるだろうから正規軍に向かってもらった方が良いだろうとマキシムが話していた

アントンの騎士団の件が終わったらこちらに向かうと連絡を受けた

エステル男爵はこの件について、我が領土の件で申し訳ない……御助力をお願いすると言付かったようだ

 

 

エマから連絡があった

1人戻ってこないが脱出計画を始めるという事だ

セリーは木の上にのぼり、カモフラージュのスキルを使って

遠くの見張りを1人ずつ弓矢でヘッドショットで狙い撃ちしていった。

見張りは全て盗賊レベル10以下なので敵ではなかった。

 

ルティナはエルフの外套を使って敵の近くまで寄っていって「ホールドパーソン」を使い麻痺させて首を切ると茂みにそれを捨てる。

俺とベスタ、マキシムはエマ達の援護のため茂みの中を通り近づく。

エマ達が牢屋から出てくるのを確認すると、そのまま村人達を少し離れた所に連れていき、岩陰に集めて

「ハリューサナトリテレイン」をかけてコテージ同様地形を利用してみんなを隠した。念のためセリーにこちらをバックアップさせ、みんなの護衛とした

ロクサーヌが

「×××××××サイレンス」を唱える

「えっ?!ロクサーヌ呪文使えるの?」

「はい。子供が泣いても大丈夫なようにサイレンスをかけておきました。泣き出しても外からは無音のはずです」

「いつのまに……」

「イサキオスに教えてもらいました。戦闘で使えそうなものばかりですが……呪文をつかう魔法に関して私は無力なので、こういったものも覚えた方が良いと思いまして……報告せずに申し訳ありません」

「いや問題ないよ」

 

 

 

ルティナは入り口の見張りの盗賊を全て倒すと

洞窟の入り口に

「×××××× クリエイトピット」を唱えて落とし穴を作る

俺たちは洞窟の入り口脇に身を潜める

「ミリアがいないが……」

ロクサーヌが答える

「まだ中に何人かの人質がいる可能性があるので、救出に向かっています」

ルティナの様子を見ていると、手際の良さは潜伏任務が得意なように感じた。

ルティナは反対側脇から呪文を唱える

「××××××× スナップドラゴンファイヤーワークス」

すると、火がグルグルと回りながら中ですごい音がする

パパン、パパン、ドンドンととても大きな音がする

なんだっけこれ?あっ花火の呪文だ

ものすごい轟音が何度もする

エマが

「あんな呪文もあるのか?」

「でも殺傷力はほとんどないんだけどね。誘き寄せるためじゃないかな」

轟音が終わると

中から声が聞こえる

「襲撃だ!!」

何人もの声が聞こえるのでまだまだいるようだ

 

続け様ルティナは呪文を唱える

「××××××× コンテイニュアルライト」

ちょうど洞窟の入り口の空間に眩しくなるような光が灯される昼間でも薄暗いここでもかなりの光量で中から外の様子がこれではわからないだろう

「襲撃だー!!」「わー!!!」と言って何人もの盗賊が外に出てくると

当然落とし穴に落ちていく。最初の2、3人が落ちて気がつくが、もちろん急には止まれない

そのまま何人も落ちていく。止まると今度はルティナが魔法で攻撃する

「×××××××ブレイズストーム」

落とし穴の反対側にいる。

ピタッと止まっている標的に当てるのはそれほど難しいことではない

何人もその攻撃を受けて自ら落とし穴に落ちる者もいる

火だるまの者が落とし穴に落ちてきた事で穴の中でもパニックだ

次々に火が燃え移る

俺とロクサーヌ、エマ、ベスタは洞窟の中へと入っていく。中はかなり広く長さもある。

50メートルくらい中に入ると下へと続いている。そこはかなり広い広場になっていた

途中何人か盗賊がいるが敵ではない。ロクサーヌとエマが瞬殺してくれる

ベスタを先頭にドンドンと奥へと進む

広場には20人くらいの盗賊がいたが

我々は遠距離攻撃ができるが相手は接近戦しかできないため突っ込んでくるしかない。死んだ味方を盾に近づいてくるものの「マジックミサイル」には効果がない

物陰から隠れて弓などの遠距離攻撃がかなり効いているようだ

 

広場を抜けて盗賊が次々に入っていく細い道があった

 

盗賊達は俺たちには敵わないと見ると、盾を構えてそこへ撤退を始める

「あの細い通路のようだな」

「まだミリアもいない、奥がまだありそうです」

 

「お頭!全然歯が立ちません!!」

「馬鹿かお前らは……全くお前らがここに逃げてきたら俺がここにいるのがバレるだろうが、全く……馬鹿が」

 

小部屋から出てきたそいつはめんどくさそうに、他の盗賊に文句を言っている

「奴は兇賊Lv30 だ」と俺がエマに言うと

「奴はバックスだろ?」

「ああどうしてそれを?」

「あれは賞金首だ」

奴らもそう簡単に攻めてこなくなってきた。物陰に隠れて俺たちがこちらにくるのを待っている

 

そうこうしている間にルティナとマキシムが遅れて到着した

エマはあることに気がついた

「お前のその鎧はどうやって手に入れた?」

「ああこれか?最近手に入れた鎧だ、かっこいいだろ?騎士団長がつけていたんだぜ」

「ウォルトのか……」と小声で言った

「どうせ正々堂々と戦って手に入れたんじゃないだろ?」

とバックスに物陰から大声で言う。

「ヘッヘッへ そうだな。人質を取って武装解除させてなぶり殺しだな」

「貴様!!卑怯な」

とマキシムが口走ってしまう

「おっお前は騎士だな!ほらこいつの命を助けたかったら武器を捨ててみんな出てこい」

と言うと村人と思しき女性を盾にショートソードを女性の顔に近づけて大声で言っている

ロクサーヌは

「人質などとっても私には関係ないです。ご主人様をお衛りします」

「いやここは相手に従おう」とエマが言う

マキシムが大きな声で

「わかった。武器を手放すからその女性を解放してくれ」

と物陰から出て武器を置く

それに合わせてみんな物陰から出てきて武器を置く

相手の盗賊は一斉に「ヒャッハーこれは散々いたぶってやんねーとな」

と一斉に近づく

「まぁ卑怯者はどこまでも卑怯者だからな」

とエマが言うと

「でもその卑怯者には勝てないと言うことだろう?」

とバックスは勝ち誇った顔で言う

 

「そうでもないよな」と言うと、

人質にとっていた女性が急にバックスの後ろに周り脇腹を隠し持っていたナイフで刺すとバク転して後ろに積んであった木箱の上に飛び移る

「グボッ……てめえ……いってぇーな…」

バックスが刺されると、みんな一瞬後ろを見た

すかさずみんな武器を取り、無防備に接近してきた盗賊を薙ぎ倒した

木箱の上にはミリアが立っている

「エマ、どうしてミリアだってわかったの?」

「ミリアがいるとしたら、そりゃもうそこしかないだろ?」

「えへへへ」

ミリアは事前に天井に貼り付けてあった自分の装備を取る

 

「てめえら……卑怯な!やってくれたな」と笑顔でバックスが言うと手元から何やらポーションを何本か出して一気に飲む

とりあえず、お前に卑怯者と言われる筋合いはない

 

「人体強化ポーションやらなんやら苦くてとても飲めなかったがこのキュアポーションと一緒に飲むと飲めるんだなぁ」

 

俺らが作っているポーションのようだ。たしかに甘いから、他のものと一緒に飲むと飲めるかもしれん

奴の体はマッスルな感じに変化していく

装備品はそれに合わせて大きくなるのでマッスルボディにも対応しているようだ

顔も歪んでラリっているようにも見える

「俺は最強だ……!」と涎を垂らして言っている

「こりゃあキマッてるな」

とすごい脚力で接近すると、それをベスタが阻んだ

ものすごい鈍い音がしたが、奴は怯むことなく剣を振るってくるが、ベスタが大盾で奴の体ごと弾くと後ろに転がる

 

その転がった反動を乗せてロクサーヌに突撃する

ロクサーヌは強力な斬撃を受けきれずに攻撃を横に逃した

マキシムとエマは比較的アーマーの効果が得られていない足部分を狙う

それを待っていたのか、奴はジャンプして前転すると広場の方へと逃げる

たしかにこの狭い所だとあの脚力が活かせない

「はっはっはじゃあな〜またどこかで会えたら良いな」

と言いながらこのまま逃げる気だ。今までのは演技か……

奴はぴょんぴょんと逃げていく

ミリアが弓で攻撃する

奴はそれを避けると

「ウヒョー!なんじゃそりゃ、あぶねー!」と言いながらこちらを見ながら逃げていく。あと少しで広場の所で

グシャッと何かにぶつかる

「は?」

ルティナが

「一応逃げられないようにマジックウェブかけておきました。てへっ」

ガッツリ蜘蛛の巣に囚われている

「最後くらいちゃんと戦えばまだ良かったのにな」とエマが言う

「ちょっと待ってくれ悪かった。これからちゃんと心を入れ替えて償っていくよ」

「そんな言葉、信じるわけないだろ!!」

と言って、エマは弓矢で奴の眉間を矢で射抜く

マキシムが「本当に胸糞悪くなる奴だったな」

 

「まぁそういう奴なんだろ?盗賊なんてそんなもんだ」

エマは盗賊に対しては慈悲はない

 

「じゃあ漁るか?」と俺が言うと

みんなが「うん!」と嬉しそうに答える

金貨は結構あるようで900枚くらいあった。

結構溜め込んでいたな

後は盗賊達の左手を次々と切り離していく作業があるわけだが、みんな手際が良い。

「はい」「はい」と次々に左手をもぎ取って麻袋に入れてベスタが運んでいく

後は……食糧と酒か……

この村の分もあるだろうからなるべく持っていこう

でもかなりの量だな……

「アイテム」の呪文を使ってもかなりの量がありそうだ

ルティナは

「いや根こそぎ持っていきましょう」

「アイテム」の魔法を唱えるとその木箱をアイテムボックスにドンドンと入れていく

 

鎧やらなんやら全部運び出すのはこの人数じゃ厳しそうだったが、死体もこのままだと獣やら魔物が住み着きそうだからな。死体ごと持っていくことにした、

「フローティングディスク」

を唱えると、畳2畳分ぐらいの半透明な板が出てくる。空中に浮いているので、軽く押すと簡単に移動できる

その上に次々と死体を載せていく。

まぁ山盛りだ、血が滴り落ちているけど……気にしない気にしない……

 

外まで出ると、

エステル男爵と騎士団が50人ほどいた

エステル男爵は帝国解放会の例のサインをしたので

俺もそれを何気なく仕返した

それを見てエステル男爵は近づいてきた

 

「ミチオ殿、大変ご迷惑をかけた」

と言って頭を下げてきた

2メートル近くある豪胆な男だが、こんな年下の男にすぐさま頭を下げた事に俺や周りの人は驚いた

「迷宮の攻略を焦るあまり、盗賊が蔓延っていることに気づけなかった。まさか騎士団の中にも入り込んでいるとは……」

「いや、こちらは誰も怪我もしなかったから。困った時はお互い様です」

「かたじけない」

セリーと合流して村に向かう

 

村の広場に人質だった人達と村人が対面した

全部で150人くらいいるようだ

みんな全然食べていないのか痩せている

「こういう時は……」

と俺が言うと被せ気味でベスタが俺の肩を掴んで

「プリンですよね」

とベスタは楽しそうに俺に言う。

「甘いものは心を豊かにします」

と言うと、ルティナとベスタのお店に行ってプリンを全員に行き渡る量を持ってきた。

 

「さぁ皆さん!とりあえずこれを食べて、後でみんなで料理を作りましょう!!」とベスタは嬉しそうに言う

小さい子がベスタに聞く

「これなぁに?」

「これはプリンって言うのよ。とっても甘くて美味しいから食べてみて」

「うん」恐る恐るスプーンで口に運ぶ

「おいしーーい!ほっぺが落ちちゃうほど甘い!」

と今まで曇っていた顔が笑顔になった

「美味しいよね。私も最初に食べた時、ほっぺ落ちちゃうかと思ったよ」

「うんうん」

 

それを見て他のみんなも手を取る。この状況で食事ではなく。プリンの方が正解なのだろう。いきなり固形物をたくさん食べたら戻してしまう。

カロリーが高く甘いものの方がお腹に優しいだろう

 

「この甘さが体に染み渡る」

みんな泣きながらプリンを食べている

既視感はあるがやはりこういう時はプリンに限るな

やはりみんなほとんど何も食べさせてもらっていなかったのだろう

 

エステル男爵がここの村長と話している

俺も気になったのでそちらの方にいく

「大変だったのはわかるが、奴らと同じことをしようとした事は紛れもなく事実です。村民は私がそそのかして言いくるめました。なので、全部私に責任があります」

と村長がエステル男爵に嘆願しているようだった

 

「そうだな。この国の大事なミチオ殿を陥れた罪はあるな。ミチオ殿はどうおもう?」

「えっ?」

ここで俺にふるか?エステル男爵は途中から出てきたから全容をまだ理解しているわけではなく、自分の責任もあるのだが、ここは知恵を貸してほしいと言った顔だ

宿屋に盗みに入った男が騒ぎを聞いて駆けつけた

「いや、俺もみんなを扇動した。村長だけの責任じゃあねぇ」

何人も近づいてきて同じようなことを言う。困ったエステルは俺にさぁ早く言ってくれと言う顔をしている

 

「んーもぅ!じゃあ1年所払いでどうだ?」

エステルが「うんうん」と頷いているが全くわかっていないだろ?

「所払いとはなんだ?」とみんな俺の顔を見る

「1年間このハーフテルの土地に戻ってきてはいけないという厳罰だ」

 

「ええっ!!そんな……どうやって生活すれば……」

とみんなドヤドヤと喚く

「マロルという辺境の地でしっかりと知恵をつけ、この村でどうやって生活をできるか勉強してこい」

「マロルって……」

「ああ俺の領土だ。毎日たらふく食べて、毎日風呂に入って、仕事して、勉強して、またここに戻ってこい」

一瞬シーンとしたが村民から

「うああぁーーミチオ様最高!!」と歓声が上がった。

みんなが拍手と俺の名前を言っている

 

ロクサーヌとエマは俺の案に感動して拍手してる

「ミチオいいぞー!!」

ベスタも大きく拍手してる

ミリアはよくわからないがみんなが拍手しているから拍手している

ルティナも涙して拍手している

「ごしゅじんしゃまぁーサイコウでしゅ」と涙を堪えきれないようだ

セリーも『やれやれ』と言う表情だが嬉しそうに拍手してる

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いつもご覧になっていただきありがとうございます
諸事情で来週1週間お休みしたいと思います。
なので次回の更新は11月7日月曜日になります。
楽しみにしている方いるといいんですが申し訳ありません
よろしくお願いします



毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます
ーーお願いーー
どれくらいの人が読んでいるのか知りたいので、高評価と読み終えたらしおりもお願いします。

沢山のお気に入り、しおりをありがとうございます
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