※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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セリーのアイディア

 

俺が戻るとみんなは既に用意が終わっていた。

今日はクロエとヴィクトリアが御者席に座ってくれるらしい。後珍しくミリアが残っていた。

馬車が動き出すとミリアがお礼を言ってきた

「あの兄弟を助けてくれてありがとうございます」

「ああ、ミリアがお礼言う必要はないよ」

「だって……昔の自分を見ているようでした。ミリアにも兄弟がいましたが、結局食べていけずに、バラバラになり捕まりました……ミリアは結果的にはご主人様に逢えたので幸せ……いえ、幸せすぎですが他の兄弟は今どうなっているかわかりません……」と言うとミリアが涙いっぱいになっている

俺はミリアを引き寄せ

「家族思い出しちゃったか?」

「うん、うん」

と俺の腕の中で頷いている。俺はミリアの頭をそっと撫でた

ジョゼの言う通り、貧困と言う根本的な解決はしていないが目の前にある不幸を救えないのに、このハーレムのみんなを幸せにするのは無理だろう

 

小さな親切大きなお世話という言葉があるが関係ない。先日のハーフテルの引越しも俺が満足するようにさせてもらっただけだ。

意味ないと言う人もいるだろう。もっと不幸な人もいると言う人もいるだろう。だからと言ってなんとかする方法が目の前にあるのだったら、俺はそうしてしまう。だから別に感謝も求めていない……

ただ……パーティの誰かに感謝されるのはやはり悪くないな。

 

ミリアが落ち着くと、馬車の屋根に乗り二人で寝転がる。

気持ちいい風が体を掠めていく

「ところでキューちゃんはどうした?」

「えっキューちゃん?いるよ」

「ここに?」

「うんまだちっちゃいけど、ミリアたちの周りを旋回して魔物を倒しているよ」

「そうなの?」

「迷宮に連れて行く事ができないくらいの大きさになっちゃったから外にいる時はミリアの周りにいるよ」

「いつも?」

「主にマロルかな〜レティシアさんにお願いして、巣を作ってもらった」

「呼ぼうか?」

「呼べるのか」

「うん」

なにか口笛を吹くような仕草をしているが音は出ていない。

10秒ほどで子竜がミリアの肩に留まる。肩乗りには少し無理がある程デカくなっていて1メートルはありそうだ。

「ご主人様には聞こえない音で呼んだんだよ」

「ミリアすごい!!」

「へへへっ」

もう既にチビ竜という感じではない。中型犬ぐらいの大きさになっている

「迷宮に連れていけるといいな」

「うん」

 

「孤児院は?」

「クロエちゃんと一緒に行っているよ。みんなかわいいんだぁさっきの子も遊びに来てくれるかな?」

「来てくれるんじゃないか?イサキオスに聞けば家教えてくれるよ」

「明日聞いてみる」

「仲良くしてやってくれ」

「うん」

 

ミリアにも色々聞いた。

住んでいた所もよくわからないようだ。そこに行けば案内できるがそこがどこなのかわからないらしい。

だから兄弟が今どこにいるのかもわからない。わかるのは兄弟の名前だけだそうだ。

それだけじゃ探せない。

「確か神殿の禁漁区で釣りをしていた所で捕まったんだったよな。神殿はそれほど多くはないからいつか見つかるかもな」

「うん」

俺はヴィクトリアにも声をかける

「足の調子はどうだ?」

「はいもう走れるようにもなりました。装具無しで走るのが逆に不自然で……」

「ははは」

「こんな事ならあの時泳ぎ方習っておくべきでした」

「だから俺がなんとかするって言っただろう?」

「はい、すみません」

「ってなんとかしてくれたのはベスタだけどな」

「ぷっ、そうですね」

とヴィクトリアの笑いをとった

ヴィクトリアと話すのもしばらくぶりだった。下着ショー以来だ。その後は戦闘班として、迷宮でいろんな物資やカードをゲットしている

「迷宮は今どこの何階を探索しているんだ?」

「今はマロルの30〜38階になります」

「ワンパーティで行っているのか?」

「いえ、レベル差があるので、3つのパーティに分かれて他の階層を探索中です」

「盗賊とモンスターハウスに気をつけろよ」

「はい、それはよく言われています」

「今度一緒に我々のパーティで組みたいな」

「えっトップパーティですか?無理です無理です。足手纏いですから」

俺たちのことをトップパーティと呼んでいるのか……

「ご主人様はクランと聞きましたが本当ですか?」

「ああ本当だよ」

「やっぱりすごいです。いつかご一緒させてもらえるように頑張ります」

クロエは「戦闘班で迷宮入れるだけですごいよ。私は生活のために入っていただけだからなぁ。今はミリアさんと釣りしたり、孤児院で子供達の世話したり遊んだり、こうやって馬車を運転しているだけだからなぁー」

「クロエだって捕まった時に動いている馬車から飛び降りたり色々やってるじゃん」

「もうあれは本当にビビってたんですから」

「知ってるよ、ごしゅじんしゃまーって泣き言言っていたからな」

「そんな言ってませんよぉー」

「そうだったっけ?」

「ふふふふ」「はははは」

と笑いが終わらなかった。

クロエは「本当に今最高です」

「クロエそれフラグだから」

「なんですかそのフラグって」

「そんな言葉を言うとこれから不幸になる前触れだよ」

「えっ本当ですか?じゃあ今のなしなし」

「大丈夫。俺がそれをフラグだと言ったからフラグは回収したよ」

「なんですかそれ?」

と笑いながら言われた、

「もっと楽しくもっと楽しくもっと幸せにもっと幸せに

と人族なんだからそう思わないとな。欲望には忠実に」

「はい。もっと楽しく、幸せにね。かしこまりましたご主人様」

 

もう陽が暮れそうだが、今日中に次の村に着くのだろうか?

「道間違えたのか?」

「いや合っていると思います。次はイェスペル村です。ちゃんと勉強してきましたから」

「そうなんだ」

一応俺は魔法のランタンをつけた

「今日は出だしが遅かったからな……」

完全に陽は落ちてしまったが

なんとか次の村に着けたようだ。

宿屋を探した

大体街道沿いの村は宿屋は一つだけのようだがその一つが大きい

女将が何人もの子供に指図をして俺たちを迎えてくれた。

「お客さんは何人だい?」

「10人でも泊まれるかい?」

「ああ大丈夫だよ。食事は今日の夜と明日の朝ほしい」

「うんうん。今食事とるかい?」

「一旦荷物を下ろしてから頼むよ」

「じゃあ用意しておくね」

馬車と馬を子供が器用に小屋に入れる

「うぉなんだこれ?めちゃくちゃこの馬車軽いぞ。手で軽々運べる」

「すごいだろう。帝国の最新式だぜ!」

って教えてやったが盗まれないように、ウィザードロックを掛ける

「あんた魔法使いか?」

「魔法は使えるな」

「聞いたことない魔法だな」

「知恵ものは戦わずに勝つ。その為の魔法はたくさんあるぞ」

「なんだよ。意気地なしかよ」

「ははは。確かにそうかもな」

ヴィクトリアがそばまで来て俺を呼んだ。「ミチオ様部屋に行きましょう」

「ほら小僧」とチップの小銭を渡した。

「お姉ちゃんはメチャクチャ強そうだな。旦那もこれくらい強くなった方がいいぞ」と言うと走っていってしまった

ヴィクトリアは笑いをこらえているようだ。

「全く子供は苦手だなぁふぅー。強そうに俺見えないか?」とヴィクトリアに聞く

「メチャクチャ強いですよ。子供にはわからないみたいですね」

「今笑いながら言っただろう」

クロエが宿屋の手続きをしてミリアがこっちに来た

「あっヴィクトリアがご主人様をいじめてる」

「いえ、そんな事はありません。いじめていません」

そんな笑い話をしながら荷物を下ろした

クロエがみんなを運んできてくれた

もちろんロクサーヌが一番に俺に抱きつく。

「ご主人様何か問題はありませんでしたか?」

「ないよ」

みんなで食卓に着いた。

パンと野菜スープと骨付き肉だった

「やっぱりこのパターン多いよな」

と言うと隣にいたロクサーヌが「このパターンと言いますと?」

「美味しいんだけど、大体食事はこれじゃない?」

「ご主人様の料理レシピが普通ではないので……これが普通です」

「でもこれも美味しいですよ。農民にはこの食事は少し贅沢品ですかね」

「まぁそうかもしれないけど……こういう大味の物を食べていると、あんまり思った事なかったけど、和食とか食べたくなるな……」

「和食とはご主人様の故郷の食事ですか?」

「ああ」

「お米もあるし、いろんな食事を作っていますがあれは違うのですか?」

「和食とはちょっと違うんだよな」

「それはご主人様でも難しい料理なのでしょうか?」

「ああ、鰹出汁とかみりんとか使うからな……どうやって作るのか、どんな割合だったか覚えていないんだよな」

「味はスキルで出せるのだから、いろんな人に食べてもらって教えてもらうしかありませんね」

 

そ、そうだった……俺にはそのスキルがあったんだった完全に忘れていた。ポーションを作る時にしかほとんど使わないからなしかも飲み物だし……食べ物にも使えるんだった……

今度試そう

 

食事中に知らないおっさんがやはり「綺麗なねーちゃん囲ってるなぁ。一人くらいこっちで一緒に飲もうやー」

と酔っ払いがきたが、ヴィクトリアの素早い対応で、おっさんはすぐに引き返した

うんうん、だってヴィクトリアの方が俺より強く見えるんだもんね。

 

セリーがエマに提案する

「一ついいですか?」

「湖畔の館にはすでに3つの戦闘グループがあります。素材の回収だけでなく、パーティの強化とも聞いています」

「ああそうだけど、それが何か?」

「でしたら、迷宮は深夜でも入れるので、深夜パーティを作ったらどうでしょうか?」

「うん?全然話が見えてこないのだが……それを作るのと、パーティの強化となんの接点があるんだ?」

「はい。よく貴族は小さい時に子供を冒険者のパーティのメンバーに登録してレベルアップさせると言います。フィーネさんやニコルさんのようにです」

「うんそれで?」

「だからその逆をするのです」

ルティナが間から口を挟む

「セリーさんすごいです天才です」

「んんん?ん?」

ロクサーヌも

「もう少しわかりやすく教えてください。何言っているのかわかりません」

「はい、何をしているのかはわかりませんが、ご主人様はなんらかの方法で私達を急速に上位職にしています。なのでご主人様がお休み中に、湖畔の館戦闘グループ10名とご主人様はパーティを組み、爆上げをする方法を用いてもらい、ご主人様が寝ている間に戦闘グループは迷宮を攻略をする。起きたら我々のトップパーティと交代して、我々は上階を目指すために迷宮攻略を繰り返していきます。

寝ている間もご主人様は経験値を得て強くなってもらうというお得戦法はどうでしょう?」

なんだそのお得作戦って

 

「ッッッ!」

エマはテーブルに両肘をつき頭を抱える

「セリー、その話詳しく説明してくれ」

「エマさんは侍になるためどれくらいの期間、暗中模索してましたか?」

「5年かな……」

「メンバーになって侍になれたのはどれくらい経ってからですか?」

「3時間……」

「そうなんです。私だってドワーフの中では落ちこぼれでしたが、半年でスキル融合100%成功の隻眼です。ご主人様は話してはくれません。内密な件なのでしょう。でもこれご主人様が何もしてないわけないんです」

「だな……」

俺はみんなの顔を見れない……説明したくないのでそっぽを向いている

 

「しかもご主人様にも強くなってもらえるという特典もあります」とセリーはガッツポーズをとる

「セリーお前は天才か?」

「すごい!!ご主人様それすごいです」とロクサーヌも喜んでいるが、俺はどうも気が引ける。寝ている間にレベルアップ……昔ゲームでAボタン連打しっぱなしで朝レベルアップしている的なズルではないだろうか?

いやでも命かかっているからなズルとかいってられない。俺は思いつかなかったがやってみる価値はあるか……

 

エマがクロエに言って、湖畔の館に行って戦闘グループに戦闘準備して呼んできてもらう

セリーが言うにはもちろん毎晩ではきついので、ローテーションで入るようにしますと言っている。

 

すぐさま湖畔の戦闘メンバーが招集された。

宿屋のおかみさんもさらに10人以上増えてびっくりしている

「何事ですか?」とジョゼが言う

突然の招集に何かに襲われたのかと思ったみたいで、ジョゼの息が上がっている

「迷宮の攻略は夜から朝方にかけて行うのが大変効率が良いことが判明した。そのため今日は実験的に10人パーティで迷宮にこれから入ってもらうことになった」

「はい」

今日俺の旅に付き合ってくれたヴィクトリアも行くことになった。

明日の朝またここで集合して、明日以降のメンバーを決めることとなった。

エマが選別した者でパーティを組む

 

俺はみんなにバフがつくように勇者のジョブをつけて、獲得経験値20倍をつける。

みんなに言ってないがこれのことだろう。必要経験値減少は俺用に一応つけておこうか?

 

て、俺たちはみんなを見送る。

いきなり呼ばれてこれから迷宮行けってブラックじゃない?とは思ったもののみんな俺の実験には好意的だ。

やはりみんな強くなりたいらしい。効率良く強くなれるのならそうしたい。いやそうしないと俺たちのグループとどんどん差が開いていくばかりだからな……

 

俺たちはと言うと……文句を言いながらも飯をたらふく食い、酒を飲みたい奴は酒を飲み、その後は俺の部屋に行きエマを除く6人でツインのベッドをつなげて大きくすると淫らな行為へと没入する。俺はジョブに性豪をつけて、5人相手に腰が抜けるほど肉の欲望に溺れた。

ああこのまま、ずっとこのままでいれたらいいのに……

 

俺は気がつくと眠りについていたようだった

 

 

 

 

 

 

 




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