湖畔の館10人をパーティのメンバーに入れて、その10人はマロルの迷宮へと向かった
俺は「頑張ってな」と声を掛けみんなを見送った。
この夜の事はどういう訳か、エステル男爵には一晩でミチオ殿は30人の女を抱くという噂になり、後世にも色情家として語られる事になる。
まぁ実際はいつもの5人といたしてしまうのだから遠からず近からずなのかも知れない
みんなと散々した後、俺はロクサーヌの腕のいや、胸の中にいる。
もう俺は寝たと思われたのか、女子トークが始まる。まぁ俺が口を挟むのも野暮なんで、黙って聞いておく
ロクサーヌが「セリーのアイディアは凄いですね。」
「ご主人様は相変わらず、教えてはくれないですが、今迷宮に行っている人達も恩恵を受けていると思います。49レベルから50レベルになるには通常1年弱かかるのに、ヴィクトリアは49になってからまだ2ヶ月しか経っていません。明らかだと思います」
「私たちの成長も異様に早いものねー」
「今日きたナイアラちゃんも混ぜてあげればよかったのにね」とルティナ
ロクサーヌは「戦闘経験がどれくらいなのかわからないからね。まずは下層で訓練してからですね」
「ううん違うこのベッドに」
「え?いきなり?」
「でもみんな買われた日にミチオ様にHされてるよ」
「うううーん」
いやいや、そこは誰かフォローしようよ
「まだ湖畔の館でもミチオ様とHしてない人いるんでしょ?」
セリーが答える「はい1/3はしてないと思います」
「え?まだそんなにいるの?」とルティナが返事をする
「そんな無節操に手を出されていてもね」
「ミチオ様も、もっと強引でもいいのに……」
え?そうなの?
「まぁそういう条件でみんな湖畔の館にいるわけですけど」
「湖畔の館にいる方達は、年上の方が多いからだからでしょうか?」とベスタが言う
「かと言ってひまりやすみれのように幼いのも手を出していませんよね」
ルティナが「ご主人様ストライクゾーンがわかりにくいな……」
悪かったな……
セリーが言う「ご主人様のストライゾーンならわかってますよ。胸の大きい女性です」
「……」
みんな黙るなよ。セリーが白い目で言っているのが目に浮かぶ。
「……あっ!ルティナのアイディアが上手くいけば騎士団からも希望者募りますか?」ロクサーヌが話題を変える
「そうですね。騎士団のように地元やミチオ様に仕えている人の方が最初はいいかもしれませんね」
「でもそれでどうして治水工事が進むの?」
「治水工事のほとんどは土を掘ったり土を盛ったりする作業が多いので魔法でしてしまう方が早いかなと思います」
「何人くらい必要なの?」
「10人いや最初は5人でもいいです」
「そうですか。では両方の騎士団から選出しましょう。それにしてもフィーネさんは金貨や銀貨を紙のお金にしたら、なぜ問題が解決するって言ったのでしょうか?」
……
それは誰もわからないようだ。俺もわからん……
うーんと考えていたら、寝てしまったらしい。
次の瞬間朝だった
ロクサーヌの口付けで目が覚める
「おはよう」
「ご主人様おはようございます。今日は迷宮攻略です」
確かに。昨日1日しなかっただけで結構前な気がする。
「気合いをいれていこう」
「はい!!」
1階に降りると、すでに深夜グループが戻ってきていた。
「お疲れ様」
上位ジョブが出ているのは……
「レベッカ、探索者がレベルアップしているので冒険者にもなれるぞ?」
「いえ、私はこのままでいいです」
という事で、そのままにしておいた。レベッカは斥候が得意なメンバーだったからこのままがいいのかと自分で決着したようだ。
他のメンバーは上位ジョブが現れていなかったがみんなの顔は充実していた。
「54階はボトルマーメードになります。弱点は土魔法です」とセリーが一昨日した説明をもう一回してくれた。
「ラフシュラブは石化が効きそうなので、石化武器をお願いします」
3回ほどみんなでフォーメーションを確認した。
俺もだいぶラフシュラブの動きが見えるようになった。最初頃は打ち合いになっていたのも、だいぶいなす事ができるようになってきて。自分自身でも成長を感じる
まぁ打ち合いならデュランダルを使っているので、相手のHP を吸収しながら攻撃しているから打ち込まれている割には俺は元気だった
エマやロクサーヌは一撃も喰らわずに攻撃していたので、やはり俺とはレベルが違う……
ボトルマーメードは基本魔法で攻撃。ちょこちょこと動き回るがグラウンドストームで一気に殲滅。効率よく倒していけた。ボトルマーメードはワカメがドロップ品のようだ。
マーメードからワカメ……うーん
じゃあボスは……気になるからボス部屋まで行くことを提案した。
今日はいずれにしても、エステルから先には進めない。エステル男爵にも会わないといけないし、ルティナの魔法使いの実験にも参加しないといけないからだ
なんとか4時間かけてボス待機部屋まで来た。
道順がわかっていても、結構歩くもんだ
セリーが
「ボスはニードルマーメードです。頭の先がランスのようになっています。攻撃は突撃です。気をつけてください」
ボス部屋に入ると、煙と共に現れる。
ニードルマーメード2体とボトルマーメード2体だ
ニードルマーメードは2メートル近くあるが、半分近くは頭で先端は確かにランスのようになっている
「グラウンドストーム」×3
大賢者、賢者をジョブで2連の魔法とルティナの魔法で
ボトルマーメードは撃沈した
その魔法の間から二匹のニードルマーメードは突撃してきた。
一匹はエマを狙ってきたが、パリィでいなす
もう一匹は俺に飛んできた。不意を突かれて飛んできたのでオーバードライブを意識していなかった
「あっ」
と思ったらベスタが俺との間に入る
「ガンッ」とベスタの盾に当たると突撃の方向が変わって難を逃れた
「大丈夫ですか?」
「ありがとう」
ニードルマーメードが立ち上がりこちらを見ると後ろにミリアがいる
バックアタックが決まってクリティカルが出て屠った
エマとロクサーヌがもう一匹を挟み撃ちにして攻撃が全くできない状態になる。突撃をしようとすると尾を攻撃するとこれで突撃が出来なくなる
2人でくるくる回りながらチクチクと攻撃、たまらず轟沈であった
「ふぅ〜なんとかなったな」
やはりドロップ品は『昆布』だった。
55階に移動したところで、今日は終了した
帰ってきて装備を外して食事を取ることにした。
みんなのジョブを確認したところ
ロクサーヌの宮司の上位職が出てきている
浄階lv1
効果 MP2倍 知恵大上昇 精神大上昇 腕力大上昇 敏捷性大上昇
スキル 宮司スキル 中位神聖魔法 状態異常耐性 大いなる祝福
いやこれなんと読むんだよ?
じょうかい?でいいのかな?
「ロクサーヌ、新しいジョブを得たので、あげとくな」
また新しいスキルがたくさん……これも試していかないとな……
「中位神聖魔法ってなんだ?」
誰もわからなかったので、ロクサーヌが
「後でイサキオスに聞いてきます」
それにしても、俺はこんなにセブンスジョブまで使っているのに俺はなんも上がらんのかい……
まぁ7つも選んでいるからなんだけどな
食事後は予定通り、我々のベイル近くの入り口のない洞窟牢屋にワープでルティナとベスタ、俺とで移動してきた
ルティナが「死刑ではなくて奴隷に売却が決まっている人でもいいかな……だって魔法使いだったら高く売れそうだもんね」
「いやでも殺してしまったら……」
「そ、だね……」
ベスタが連れてきた
もちろん手錠をしているし、目隠しもしている。
ルティナが話しかける
「君は残念だが死刑が決まっている。だけど、今からする実験に協力してうまくいけば君は死刑ではなく奴隷として売却に減刑しようと思っている。協力してもらえるか?」
いやいや、これどう考えてもやっちゃダメなやつじゃない?悪の組織がするやつじゃない?!
「是非、是非させてくれ」
ええっーいいの? まぁ前の世界の常識をここで考えてもしょうがないけど……
「じゃあ説明するわ。私は高位な魔法使いなんだけど、特殊な魔法が使えるの。この魔法で次の攻撃を失敗させる魔法なの。これをあなたにかけるわ。そして、自爆玉をあなたは口に咥えて、私たちを攻撃してほしいの。わかる?」
「それじゃ俺は死んでしまうのでは?!」
「だからそれが失敗するために魔法をかけるの」
「????」全く意味がわからないらしい
「わからなくてもいいわ私の言う通りにできる?」
「自爆玉でみんなが死んでしまったら俺はどうなるので?」
「それは俺が外に出してやる」
と目隠ししているので誰が発言しているかは分からないのでその声を聞いて安心したらしい
みんなが死んだら、お前も死ぬんだがな……
「× × × × ×ファンブル」
「口開けて」
囚人は口を開ける
「これを咥えて心の中で10数えて自爆と念ずるのよ。何も起こらなかった口から出しなさい。わかった?」
コクっ
自爆玉を囚人の口に入れる
ルティナは大盾を構えているベスタの後ろに隠れる
(自爆)
一瞬ピカッと光った感じがしたが何も起こらず、ボロっと口からそれを落とした。不発の自爆玉は青の色がなくなり、白くなっていた、
「どうなったのでしょうか?一瞬口が熱くなりましたが……」
「うまくいったわ!!ご主人様確認してみてください」
確かに魔法使いになっている。
「ああうまくいっている」
「やったーー!!」
「ありがとう実験はうまくいったわ。約束通り減刑するわ。もうしばらく牢屋に入っていてもらうけど」
「本当ですか?上手くいきましたか?ありがとうございます」
「ここでの事は、絶対話してはダメですよ。もしバレたら必ずあなたを始末しにいかないといけないからね」
「はい。決して話しません」
ベスタが元の牢屋に囚人を戻す
「ご主人様ありがとうございました。ロクサーヌ姉さんの所に行って魔法使い候補者をこれで魔法使いにしてきます。明日には治水工事始めましょう」
「そ、そうだな」
って事は明日もエステルに滞在か……
エステルの宿泊先に戻った。
すでにみんなは各々の仕事に出掛けている。
俺はここの執事にエステル男爵に会いたいと言っておいたがどうなっているのだろうか?
俺が疑問に思っていると執事が声を掛けてきた。「ご用意はよろしいでしょうか?」
ようやく呼ばれたのは良いが、何故か一人で来てほしいとの事だった。うーん……どうして1人で来てほしいって言っていたのだろう?こういう時は何人かで行くのが普通だろう?とは思いつつ
俺は彼らが用意した馬車に乗り、エステル領の城に向かう
城に着くと騎士がその案内を変わってくれた。
騎士はエステル男爵の執務室に俺を案内した
「いやー待っておったぞ。なかなか来ないからどうしたのかと心配していたら、今日の朝聞いたが、ラーゲルを領土に加えたとか、流石だな」
「いやたまたま、運があったのだと思います」
「謙遜するな。そう言えば、こないだの盗賊の件で、賞金がかかっていた者の報奨金を渡したいのだが、今渡してもいいか?」
あっ、ちゃんと貰えるんだ。正直もらえないかもって思っていたからラッキーくらいに思っていたが、出してきたのは
「726万ナールになる。結構凶悪犯もいた様で全員分で少し我々エステル領の謝礼も含まれている」
白金貨7枚と金貨26枚が積まれている
「こんなにですか?」
「ああ是非収めてくれ」
「ありがとうございます」と素直にお金をしまった
「ところでミチオ殿これから用事はあるか?」
と意味深長に聞かれた。
「いえ、今日はまだエステルに滞在させてもらおうと思っております」
「そうかそうか、じゃあ行こう」
へっ!?まだ着いて早々でお茶の準備も終わっていないのに、立ち上がって俺の腕を引っ張る
「どこへ?」
「ちょっと娼館に行こう。なっなっ」
「は?」
「ちょっとだけだから」
と強引に連れられていくが実は俺の心は躍っていた。それはそうだろう。俺は地球の暦でやっと18歳になったばかりだ。こっちの世界では誕生日の概念はないらしい。生誕祭と言って冬の10日にみんな一斉に1歳ずつ歳をとる、だからみんな誕生日というわけだ
「いやいやそんな……ねと言いつつも足は完全にそっちを向いていた
俺の軽い抵抗を全く関係なく店の前まで来た
中からは怪しげなお香のような匂いが充満している
昼なのに薄暗い感じ……俺はまだエステルに手を引かれる。
「いらっしゃいラルフさん。そちらは?」
「わしの友人だ」
「あら、若くて素敵なお友達ですね。お名前は?」
「俺の名前は……ミチ……ミチだ」
「ミチさんいらっしゃいませ」
店主の美しいママは「どんな子がお好みかしら?」と言って応接室に案内された。
応接室では8人の女性がシースルーの服を着て、俺の事を見ながら女の子同士で内緒話をしている。むしろ全部見えてるよりもエロい。
ママから「気に入った子がいたらその子の手を引いて」
と言われて、さぁどうするミチオ?
毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。
沢山のお気に入り、しおりをありがとうございます