帰ってくると、リリカが食堂にロクサーヌ達と座っている。
隣には見覚えのない女性も座っている。
ロクサーヌの所に行くと、リリカが
「今回はありがとうございました」と言って二人は膝をついて俺の手を取ると片方ずつの手の甲にキスをする
「???」「え?」
二人は涙を瞳に一杯にためて「感謝してます」
と俺に言う。
???
俺はもう一人の女性すら知らないんだけど……
ロクサーヌから
「彼女達二人は今日からミチオ様の奴隷になりましたので」
「……えっ?はい?」
リリカが俺に言う
「申し遅れました。隣にいるのが昨日お話しした姉のノエルです」
「ああ昨日話してた……引退したって……言ってなかった?」
「はい。ミチオ様、今日から2人よろしくお願いします」
「う、うん、そうなんだね」
後からロクサーヌから事情を聞いた。
なんでも今日の朝にはリリカがこの宿泊地の前まで来ていたそうだ。何人も女性の出入りが多かったので、門番の人も関係者だと思って応接室に案内していたらしい。
俺たちはルティナと治水工事に向かう予定が元々あったので、ロクサーヌが事情を聞いてくれたそうだ。
「実は今日は折り入ってお願いがあって来ました」
「私達のご主人様は大変忙しくしています。私が代わってお伺いしますが……」とロクサーヌが答える。
「昨日ミチ様は実力者で色んな方を知っているという事をお伺いしました」
「最初にあなたにはご主人様はミチと名乗っていましたが、正しくはミチオ様です。訳あって偽名を使わせてもらいました」
「そうでしたか。あのような店ですから当然かと思います。今日ここに来た理由は……私の姉の病気見ていただけるお医者様をご紹介していただけないかと思いまして……」
「うーん……そういう事でしたか……セリーどう思いますか?」
「御報告するにも、まずは見に行ってこられた方がいいのではないでしょうか?」
「確かにそうですね」
セリー、ベスタも連れて3人でリリカの家に行く
とても綺麗な家で、治安の悪そうな地域ではないようだ
「今まで色んなお医者様に見てもらったのですが、もう無理だろうと言われて……姉は最近ではもう立てなく、皮膚もタダレて鼻も無くなってしまい顔の形も変わってしまいました。排尿と排便時には強烈な痛みがあるようです……」
三人は家の中に案内される
その奥の部屋にたどり着くと、ゆっくりとリリカはドアノブを回す。
カーテンを閉じて、その薄暗い先のベッドに横たわっていた。
確かに顔も体も大変な事になっている
目が飛び出しそうなくらい痩せ細り、顔の形もかなり変わりゾンビかと思うくらいの感じに既になっている。
セリーがロクサーヌに小声で言う
「梅毒です」
それが聞こえたのか
「そうです。姉は私と同じ職業だったので、悪い客に当たってしまって、客本人も梅毒とわかっていて来店してきたみたいです」
「リリカ……リリカ……お客さん?」
「お医者様を紹介してもらおうと思って……」
「それは本当にすみません……」目もほとんど見えてないようで、焦点が合っていない。
一旦外に出て、ロクサーヌが熟考した結果
「お姉さんが治るなら2人はお仕事辞められますか?」
「えっ?姉はもうクビになっていますし、私の借金は既に完済してますし……でも辞めたら姉の病気を治すお金が工面できないので……」
「私達で治すことができますが条件があります」
「ロクサーヌさんにそんな事が?」
「はい。条件は……今の仕事を辞めてもらいます。そして二人でミチオ様の奴隷になり私達の手伝いをしてもらいます。それがお願いできるのでしたら、お姉さんを今日中に治すことができます。どうしますか?」
「私だけでは決められないので姉と話してきてもいいですか?」
お姉さんと話し合った結果、二人とも奴隷になる事を決断したようだった
「……お願いします」
ロクサーヌとベスタで
「キュアディシーズ」、「リジェネレーション」そして、ポーションを飲ませた。
ものの30分くらいだろうか、みるみる美しい顔になっていく
「髪は宿泊地に来てもらってですが、髪も元通りにできると思います」
「目が見えるわリリカ、リリカ」
「リリカ、鏡を見せて?」とノエルが言うと、
リリカは泣きながら、ノエルに手鏡をわたす
「私の顔が元に……」と言うとノエルも泣き出す
後1ヶ月ぐらいで亡くなっていた命を救った
「でも体力はまだまだだから、無理しないようにね」
リリカとノエルはロクサーヌとベスタに縋り付くように感謝するのだった……
その後職場に行き娼館を辞めに行く事になった
「しょうがないわね。あなたはお姉さんの為に働いていたようなものだからね。幸せになるのよ」
とママはそう言うと笑顔で見送った。
……とこんな事がありました。
「え?それじゃ俺悪者っぽくない?」
「どの辺がですか?」
「お姉さんを治してやる代わりに奴隷になれって……」
「大丈夫です。これならみんな納得です。ミチオ様が病気を治してやる代わりに労働をしてくれる奴隷を見つけてきたんだなって。ただ娼館に女遊びに行ったわけではないんだなっと」
「全然意味がわからないけど……」
どうやらこの話なら湖畔の館の皆は人助けするために娼館に行ったんだなと、
納得するように話すらしい……
その対価にまずはリリカを抱いたんだなって
んんん……いいのか俺の人間性……
エマが口を挟む
「いや、ロクサーヌそれは違わないか?みんなの尊敬できるミチオ様の方がいいだろう?」
「いえ、尊敬ではなく従順の方が大事です」
「ロクサーヌ、私達は兵隊を作っているんじゃないんだぞ!!」
エマが珍しく声を荒らげた
「わかっています。ですが、いざと言う時にご主人様を守る事を考えたら、身代わりも必要です……」
俺のために二人の女性が真剣に俺のことを思い俺の方針を熱く語っている。俺からしたらみんなの方が大事だし、ましてや俺のようなろくでもない男とロクサーヌやエマのような素晴らしい女性とでは天秤にすらかからないのに……
俺はとりあえずこの場を治めるため「まぁまぁ。いつも二人には心配かけて申し訳ない」と声をかけた。
二人が口籠もると、エマは食事の途中だったが黙って自分の部屋に戻ってしまった。
「ご主人様大丈夫です。目的はエマも私も同じですから」
今日来たリリカ達二人も恐縮している。
「申し訳ありません」
と謝る
「お二人は明日から帝都の屋敷で住んでもらうことになり、しばらくは休養して働いてもらうことになります」
「はい。よろしくお願いします」
食事を皆と取ると俺はエマが心配になってエマの部屋に行く
コンコン
「ミチオだ、入るよ」
「どうした?」とエマは呆気に取られている
「いや心配だったから」
「そうなの?ありがとう」
「食事は大丈夫か?」
「毎日おんなじだからちょっと飽きたね」
確かに……豪華だけど毎日同じだと感動も薄れる
「戦闘の時も、だけどロクサーヌとうまくいってないのか?」
「そう見えて心配してくれたの?」
「ああ」
「嬉しい。まぁでもロクサーヌの言ってることも解るし、戦闘もね、ちょっとタイミングがずれちゃっただけだから大丈夫だよ。ロクサーヌが正しいのはわかっているけど、ちょっとイラッとしちゃった自分が嫌だっただけ」
「そうか。じゃあなんともないんだな」と俺は席を立とうとすると……
「えーもう帰っちゃうの?女の子の部屋に来て用件言ってすぐ帰っちゃうの?そんなのダメだと思うよ」
「うん?」
エマは俺にしがみつく
「ちょっとミチオをちょうだい」
と言うと、エマに押し倒され、キスをされる
「いただきます」
とエマが言うと俺の服を乱暴に上着を脱がしていく
「ちょっと……」
「なに?たまにはこういうのもいいでしょう?こんなことできるの私以外いる?レティシアはやってもおかしくないか……たまにはいいでしょ……我慢できない……」
と言うとエマは俺に抱きつく
耳元をペロペロと舐めてくる
エマがちょっと腰を上げている間に、器用にパンツを下ろされる
「いやいやする割にはもう準備できてるじゃん!!」
と嬉しそうに俺に言う
「別に拒否しているわけじゃないからな……」
「じゃあ好きって言って」
「え〜」
「え〜じゃない身体目的でもいいから好きって言って。それだけでこれからも頑張れるから」
「……エマ好きだよ」
「ありがとう」
長い口付けの後俺の体中をエマがキスをする。
俺の下半身までくると、口で俺のを包んでくれる
俺のを咥えて頑張って喉の奥まで入れる。俺がエマを見ていると
手で覆い「そういうのは見ないで」
エマでも恥ずかしいとかあるんだな……
充分俺を気持ちよくしてくれたところで、俺の上に跨ると、エマが俺に言う
「私でも恥ずかしいとかあるんだ、なんて思わなかった?」
「う、ううんそんなことないよ」と嘘をついたが
お見通しのようだ
「私だって恥ずかしいけど、私から入れちゃうからね」
と言うと俺のを持つと自分の中に誘った。
「あっ……はいった……私が動くからね」
10回ほど上下に体を動かすと、
「自分で突くと突かれるから難しいね。気持ちよくなっちゃうから上に乗るのって難しいね……あん」
俺に被さって腰を擦るようにする
俺の顔をキスしまくるが、俺はあんまり気持ちよくない
そんなぬるい攻撃では、ノーダメージだ
俺はエマの乳房を鷲掴みにして、屹立した部分を舌で転がすとそれに合わせて、下から腰を上に打ち付ける
「あっあっ、そんなに激しく動かしたらダメ、あっ、ミチオ好き。もっとしてミチオ好きだからーぁぁぁぁ」
とエマは軽く果てたようだ
いつも生意気で茶化してばかりだが、ベッドではちょろいなぁ。
「もっと上手になるからね」
と俺の考えた事を見透かした事を言われる
体力はあるから自分がイッても自分から動いてくれる。だがそんなゆるい動きじゃ俺がいけない……
攻守交代して、俺はエマの上になった。これならいくらでも動けるから、エマの腰に俺の腰を打ち付ける
打ち付けるたびにエマは、悲鳴にも似た嬌声をあげる
「ミチオ、ミチオ、愛してる。いっぱい愛して、あっ」
「エマ好きだよ」と言うとエマの中がぎゅっと締まり
「そんなのずるいぃうっ……あっぁぁぁぁあっぁぁぁぁ」
と果てたようだ
俺は構わず腰を動かして
「俺もいくよ」とラストスパートをかけると
「うんうん、来て。いっぱいエマの中にください」
エマの一番奥に解放した。
「エマ気持ちいいよ…あっ…あっ…」
長い射精感を感じる
「すごい……どくどくって私の中に入ってくる」
エマは俺を強く抱きしめると、
「ミチオ好きだから……細かいこと言って心配させてごめんね。ミチオが一番だから……一番だから」
意識が朦朧としていながら言葉を発する
俺はエマにキスをするとエマは俺の顔を両手で抱き寄せて長くキスをする。
エマの目がうるうるとしている。俺もエマを見つめる
「強く抱きしめて」
強くエマを抱きしめるとより目が近くなる片方の目で片方の目しか見えないほど近づく。鼻と鼻がくっ付くぐらいに
……
そこまで近づくと上唇と上唇が触れるいや触れ合う程度だ
エマは俺が離れないように足で離れないようにホールドしている。
「エマ好きだよ」
それを言われると、エマの目から水分が溢れる
エマは俺に軽くキスをする。
「もう一回しよ」
もちろん俺のはこれくらいで萎える訳じゃない。
「一回で済むわけないだろ」
「ミチオの好きなようにしていいよ。何回でもなにしてもいいよ」
「もうすぐ深夜組が来るよ」
「ちょっとくらい待ってもらって」
「じゃあ見て待ってもらう?」
「バカ。今は私だけのミチオだからダメ」
4回ほど出し終えたところでやっと一息吐けた。
エマは立てないくらいになってる
俺はマッパのまま扉を開けると、深夜組のみんなが覗き見していたようだ。ラウラだけがのぞいていた様子はなく
「終わりましたか?」と冷静に話しかけてくる。
「待たせてすまないな」
と俺は怒張したまま対峙するが、ラウラは全く動じることも無く
「いえ、今来たところなので大丈夫です」
俺はみんなに見られても全くこの怒張した虎は勢いが落ちることなく吼えているようだった。俺は見られているのが興奮しているのだろうか?
みんなはマジマジと俺の虎を見ている……
みんなをパーティに入れて
「準備できたよ」
ジョゼが顔を赤くして俺に言う
「ありがとうございます。今から行ってきます」
「ああ頼むよ。誰も死なないようにな」
「はい」と言うと、みんなで階下に行く。
コレットは「私はあっちがいい」と俺を指さしている。
ルシールがコレットを引っ張って連れていく
「はいはいまた今度ね」
あの10人の中ではラウラとレベッカとは関係を持っていない。レベッカは斥候の能力があり、オオカミ退治の時に先頭に立って戦ってくれた。実力者だが、言葉数が少ないので、なんとなく話しかけづらい……
みんなが俺の周り集まり話しかけてくれるからだと思う。セリーとはオオカミをテイムしたのでよく話しているようだが、出ていくわけでもないので気に入っていないわけでもないのだろう。
ラウラはやはり俺よりもベスタを信仰しているようだ。ベスタを支えるためにここにいるように感じる時もある
まぁベスタは色々引っ込み思案な所があるからそれをラウラがフォローしてくれているのならそれはそれでいいかと思ってベッドに誘うことはなかったな
俺は部屋に戻ると、エマは意識が戻っているようだ
「大丈夫か?またむちゃしちゃったな」
「ううん大丈夫」
トントン
「ルティナです。入っていいですか?」
「どうした?」
ドア越しに話し始める
「急用みたいなので申し訳ありません。エステル様がお見えになっております」
「今すぐ行くよ」
「はい。下で待っています」
……
「ごめんな」
「今から娼館とか行ったらダメだよ……」
「今からはないだろ」
「わかった。またね。またきてね」
「ああもちろんだ」
階段を降りると
エステルの他に5人来ている
みんなフル装備だ
「エステル殿どうしましたか?」
「夜分遅くに申し訳ない。頼みがあって参上した」
毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります
https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。
沢山のお気に入り、しおりをありがとうございます