魔法で攻撃すると、一気に数が減った
先程の鮨詰め状態は解消された。スパイススパイダーが20匹ほど残った。鑑定すると9レベル
俺は次の縦杭の前に「ブレイズウォール」をかけて、一気に入ってこないようにしたが、それでもかなりの数の魔物がいる
仲間が次々と目の前にいるスパイススパイダーを倒していく。ニコの前にもスパイダーが来るが
「えっ!!コイツ!」と目をつぶってスパイダーの頭を何度も棍棒で殴る。結果的には倒せたが、
エマに「ちゃんと目を開けて狙って攻撃するんだ。落ち着いて攻撃すれば簡単だ」
「はい、ありがとうございます」
ニコとエマの目の前に三匹のスパイススパイダーが来た
ニコは棍棒を構えている
「よく見ろ!!目をつぶっちゃだめだ」
どんどんスパイダーが近づいてくる
ニコは振りかぶって頭を攻撃!その衝撃でスパイダーは弾かれ後方のスパイダーにも激突する
「やった!エマさんやりましたよ」
「そうだ。よく見て戦えば怖くない」
「はい」
トドメはエマがする。
ジョゼ達も追いついてきた。
「ガエルは?」
そのまま後方の敵に突っ込んでいきました。
「ガエル戻ってこい!!」と大声で俺は言う
多分聞こえているだろう
「そろそろブレイズウォールも解ける
また一斉に魔物が来るぞ、用意しろ!」
解けるとまた一斉に魔物が寄ってくる
混戦状態だ。奥の方の足元に魔法陣が輝く
「ロクサーヌ、魔法を使う奴がいる! 気をつけろ!!」
「エマ魔法が来るニコを頼むぞ」
バーンストームが来た。
「みんな!!バーンストームだ!!」
ロクサーヌは構わずベスタの先に前進する。
ロクサーヌは耐火装備されているし、魔法中断のエストックを装備しているからまず魔法を使う奴を仕留める気だ
次にベスタとラウラは盾で幾らかダメージは少なくなっている。
ルティナはカシアからもらったローブに耐火がついているので、ノーダメージだ。俺は回避を試みたが被弾した。髪がちょっと燃えた!
禿げたらどうする?奴は許さん!!
その後ろにいたニコはエマが庇ってほとんどダメージ無さそうだ。色々かけていた魔法が効果あったらしい
だがエマが一番被弾したが大丈夫のようだ
ジョゼ達の所までは届かなかったようだった
「ジョゼ!魔法を使う奴がいる。離れろ」
俺は魔法を使った奴を探すがわからない。
ルティナが第10縦杭に「コンティニュアルライト」
見えた!!ロクサーヌが真っ直ぐ向かっているあいつだろう。鑑定すると
メイジコボルト レベル58
と出た。うん?その前にコボルトゲネナールが三匹もいるじゃないか!
「ロクサーヌ、ゲネナールが三匹いるぞ、気をつけろ!!」
と言った瞬間、ロクサーヌに重いゲネナールの攻撃
ゲネナールの一撃を後ろにかわして、ゲネナールは誤って突撃してきたコボルトをネってしまい真っ二つにする
俺はマジックミサイルを唱えると、8本の光の矢が飛んでいく
ゲネナールとメイジコボルトはその光の矢にコボルトを投げつけると、光の矢が消滅する
「味方を犠牲に!?」
躊躇なく味方を犠牲にしたのは、効率なのか、本能なのかわからないがすごい瞬発力だ
エマはニコに
「ジョゼの部隊まで下がってもらってもいいか?もう一度あれが来たらまずい」
「フリダ、ニコに回復呪文を」
とお願いするとエマは戦線に戻った。
「縮地」
一気にゲネナールの前まで行くと、剣の撃ち合いに
魔法を中断できるのは俺と、ロクサーヌだげだ。
だからロクサーヌは何としてもメイジコボルトに張り付いていないと困る。
エマ、ミリア、ベスタ、ラウラ、コレットでゲネナールを
俺はデュランダルに持ち替えて、ロクサーヌの方へと向かう
混戦の中でルティナは「マジックミサイル」で少しずつメイジコボルトにダメージを与えていくが、やはりコボルトが自ら犠牲となりメイジコボルトを守ろうとしている
俺はオーバードライブを連発しているが、MP、HP共にメイジコボルトから吸い上げながら攻撃しているので、なんとか攻撃できている
メイジコボルトが魔法を詠唱し始める、これは俺がと思い脇に攻撃しようとしたところ、かすったが魔法の詠唱は止まらなかった。ファイヤーボールだ
ロクサーヌに向かって撃っている
避けなくても耐性はあるのだが、上半身をのけ反りそれを避けた。
「すごい。あれを避けられるのか?」
オールラウンダーのセリーがいないのがこんなに大変だとは……セリー……
ゲネナールの方も苦戦している。ラウラが被弾してしまった、ラウラはまだ昨日竜生九子になったばかりでレベルが上がっていないのだ、そのため先ほどのバーンストームと、ゲネナールの攻撃で膝をついている
ベスタが「ラウラ下がって回復しなさい!」
「はい、申し訳ないです」
ジョゼ達にはソフィアとフリダの二人が回復役として居る
ルシールが「ダートウォール」を唱え安全地帯を生成する
その陰に隠れて回復する。
ミリアとコレットが対応しているゲネナールが強い
コレットも、ミリアも攻撃を避けるタイプで受けるタイプではない。手数の多いゲネナールにはなかなか近づけない
ゲネナールはコレットに的を絞って攻撃してくる
「ガンガンガン!」と上段から攻撃をなんとか斧で凌いでいるが力で押されている
ミリアがゲネナールの腕を攻撃するも、激しい攻撃は止まない。地面が崩れるほどの攻撃だが、なんとか凌いでいる
「これ以上はやばい」コレットは焦った
そう思った時、ガエルが、戻ってきた。その一際大きなゲネナールを一振りで弾き飛ばす。
全身には稲妻のようなものを纏っている
「待たせた」
ミリアが「かっこいい」
コレットは戦線を離脱して、回復を受ける
ミリアは、相手の動きを止めるため、バックアタックを決めながら足を中心に攻撃する。ゲネナールもちょこちょこと動くミリアの攻撃に激怒するが、ミリアの避ける能力は異常だ
もちろん正面にはガエルも居るのでキョロキョロも出来ない。
ジョゼ達は周りのコボルトなどの雑魚的な敵を中心に攻撃しているが、一匹倒すのも結構時間がかかる。
普通はあれくらいなのだろう。俺たちのパーティの火力がありすぎなのかもしれない。
次から次にコボルトが溢れてくるが、メイジコボルトの魔法をロクサーヌが封じている為、ジリジリと俺たちが有利になっていく
エマが最初にゲネナールを倒した。
「ギィギィうるせえーわ」
かなりの返り血を浴びている。
エマは、ポーションを受け取り、喉を潤している。
ガエルは何回か攻撃を受けたが、一番でかいゲネナールを撃破した。ミリアがチクチクと足を削ったのも効果が高かった
メイジコボルトは何度も逃げ出そうとしたが、その度にロクサーヌが阻止する。
「オーバードライブ」
俺は武士や騎士でもなんでもないから、逃げ出す奴の背後から攻撃することに躊躇はない。後ろからデュランダルを突き刺しメイジコボルトを倒した
両手剣を片手で振るうベスタ
大きさではゲネナールの方が大きい、持っている剣もベスタより重い
俺たちに囲まれたゲネナールは逃げようとするが、そんな事させない。隙を見せたゲネナールはベスタに攻撃を受けると、ゲネナールは絶命した。第10縦杭だけで20分くらい戦っていただろうか?コボルトや他の魔物の殲滅作戦に移行している
残しておくと後で後ろから攻撃される可能性があるからな
ここで叩いておく方がいいだろう
俺は「ルティナ、一旦帰って態勢を整えてきた方がいいだろうか?」
「通常の迷宮ならそうかもしれませんが、今日の夜までに迷宮に到達しないとスタンピードは止まりません。このまま進まないと、明日この村が無くなっている可能性もあります」
エマがそれを聞いて「だな」と小さく答える
「ダメージを受けた者はポーションで回復後次の縦杭に進む。手の空いている者はこの縦杭の殲滅を」
ニコ、ラウラ、コレットが心配だった
ニコには身代わりのミサンガを与えた
「これを使え」と
足首に巻くように指示する
「ありがとうございます」
「大丈夫か?まだこんな感じのが続くが大丈夫か?」
「はい。足手纏いかもしれませんが、ポーションを運んだり怪我した人を運ぶ事はできますので、ここで帰れとは言わないでください」
「わかったよ。でも魔法はかけておくからな」
さっきの魔法攻撃で「メッキ」が剥がれてしまったが、改めて貼り直した。
「ありがとうございます」
俺は隣にいるラウラに声をかける
「ラウラ、大丈夫か?」
「不甲斐なくてすみません」
「ジョブチェンジしたばかりだからなぁ。無理させて申し訳ない」
「チャンスを活かすためにいつも鍛錬しているつもりでしたが、こんな所で……」
「20分後には次の縦杭に向かう。離脱するか?」
「20分あれば大丈夫です。ついていきます!!」とその目には強い光が輝いていた
「ではそれまでしっかり休め」
「はい」
その隣にはコレットがいる。
「大丈夫か?」
「全然大丈夫!!大袈裟大袈裟。ポーション飲めばすぐ回復だよー」
「すぐに出発するからそれまではちょっと横になっていてくれ。まだどれくらい続くかわからない。休養できる時は休養してくれ」
「は〜〜い」
俺は不満そうなコレットの頭を撫でた
「テヘッ」
コレットのバトルアックスを見せてもらい、スキルで武器のメンテナンスを行なった。
「ご主人様はなんでもできるんだね」
「さっきゲネナールにメチャクチャ攻撃されていたからな」
「あれはやばかったね」
「これで大丈夫だ」
とバトルアックスをコレットに返す
「ありがとうございます」
みんなに「20分後に次に行く」と説明した
ロクサーヌは息が上がることもない。
「大方この縦杭の魔物は排除しました。次の縦杭まで偵察に行きますか?」
「いや何がいるかわからない。みんなで行こう」
「かしこまりました。では手の空いている者とアイテムの回収をしてきます」
「ああ頼む」
セリーがいつもそういう事は指示していたから忘れていた
「マリー、ソフィー、そして、ルイーズ、レベッカの2班に分かれて、ドロップアイテムを回収してきてもらえるか?」
「はい!!!!」
二人に潤沢なカバンを渡すと四人は回収作業に入る
「さぁ回収班も戻ってきたし、そろそろ出発しましょう」
とエマが進言する。
ロクサーヌは大いなる祝福をみんなにかける
みんなにいろんな抵抗がついた
ガエルはふわふわと浮いたままだ。ガエルに先行してもらい我々はその10メートル後ろを進む
その後ろに十二人の湖畔チームがついてくる
ガエルはなんの躊躇なくドンドンと進んでいく
先ほどと比べるととても静かだ
15分ぐらい歩いた所に出口が見えるがやはり暗い……
縦杭の中にルティナが「コンティニュアルライト」を唱えると、
「ここは何もいないのか?」
「ご主人様……うしろ、うしろ」とルティナが小声で言っている
明かりが付くと周りが見えてくる
「えっうしろ?」
と振り返ると体長20メートルくらいあるドラゴンが金らしきものの上に横たわっている
「うぁっ」と思わず声が出た。
「何者だ?」とドラゴンが目を覚ます
「言葉が通じる?」
とドラゴンと喋っている姿を見てベスタが一番驚く。
「珍しいな人族か?」
「えっはいそうです。ちょっとこの先に行きたいんですけど通してもらえませんか?」
「そんな勝手な事はさせない。コボルトは飽きたからな。お前らを頂くとしよう」
ベスタが話し始める「私の名前はベスタ。龍神により選ばれた竜王だ、ここはみんなを通してもらえないか?」
と竜の言葉を話す
「わかった、お前だけは生かしておく、でも他の奴はダメだ」
「いえみんなよ」
「ダメだ」と言うと一番先頭にいたガエルに攻撃すると
壁に激突する
それを見たベスタが「後悔しますよ」と言いながら、すかさず続けて
「アイスジャベリン」と言うと8本の凍ったジャベリンが現れ一斉にそれがドラゴンの体に刺さる!
「貴様!!」
俺もすかさず「フリーズボール」を唱える。続けてもう一回ルティナが、「フリーズボール」を唱える
「こざかしい」
鑑定すると
レッドドラゴン 70Lv
メチャクチャ強いやんけ
レッドドラゴンは立ち上がると雄叫びをあげる
「ガォォォォーーン」とすごい声だ
当然だがみんなもこんなドラゴンらしいドラゴンを初めて見る
この声で恐怖状態になってしまった者もいる
みんなが慄いている……
「ルシール、ダートウォールを!!」
「はい!!」ルシールは我に返り「ダートウォール」をみんなの前に作る。
俺も「グラウンドウォール」を唱える
次の瞬間灼熱のブレスがドラゴンの口から吐き出される
直線状に吐き出されたブレスは辺りを一気に炎で明るくする
もちろん誰も攻撃を受けたものは居ない
「みんなは一つ前の縦坑まで退避してくれ」
と湖畔のみんなには号令を出した
ところが……
ロクサーヌとエマは何故か嬉しそうだ
「ドラゴンだよドラゴン!!」
「ご主人様!!こんなチャンスは滅多にない」
と二人はとても嬉しそうに戦闘を始めている。
「ミリア、弓でこいつの羽を狙ってくれ、飛ばれると厄介だから」
「はい」ミリアは弓に持ち替え羽を狙う
ガエルも立ち上がり再び戦闘を始める
「縮地!」エマはレッドドラゴンの頭上に移動してそのまま
「空歩」で一気に勢いをつけて頭に攻撃する
紅桜を頭に突き刺したまま頭を振るがエマは落ちない
頭の上に何かが乗っかって攻撃しているのはわかるみたいで頭をブルブルと振る
紅桜ごと抜けるとエマは放り出されるが、空歩を使い連続で攻撃する。ロクサーヌとガエルも足元を攻撃する。俺とルティナは魔法で攻撃を続ける。連続魔法で相当怒ったのだろう
「貴様ら……尊い存在の我をここまで愚弄するとは……」
「尊いって?俺たちを食べようとしたろ?なら抵抗するまでだ!」
もう勝てそうな気がしていた俺はかなり強気だった
「ぐぬぬぬ……」
また吠える
「ガォォォォーーン」
すると縦坑の上から4匹のドラゴンが雄叫びを上げながら舞い降りた。
「は?」
「え?」
「いやこれはやばいでしょ。撤退!!」
戦闘シーンを文章で書くのってメチャクチャ難しいな〜
説明的すぎるとテンポ悪くなるし、端的に書くと、呆気ないし、臨場感がなくなるしな
勉強になります