※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

130 / 356
ドラゴンとの死闘 

 

いや無理だろ。あんなでかいのが5匹もいて勝てるわけがない。俺は自分にそう言い聞かせている。なんとか態勢を整えないとやられる。

第10縦坑への通路の目の前には1匹のドラゴンが俺たちの行方を阻む

俺はルティナとベスタの手を引っ張り、「ディメンジョンドア」の魔法ですり抜けていく。

一瞬姿が消えて驚いていた様子だったが、ロクサーヌ、エマの姿を目の前にしてターゲットを変えた。

俺のすぐ後ろにはいつのまにかミリアがいる。いつの間にか潜り抜けていた。

エマが「縮地」を使うと、ドラゴンはエマの姿がピョンピョンと消えるのに惑わされて、ロクサーヌすら攻撃することもできなかった。最後の尻尾攻撃ですら、仰け反ってかわした。

「ガエル!!早くこっちに戻ってこい」

当然、しんがりはガエルになる

ガエルは壁を走ってくる

ドラゴンの攻撃を避けながら坑道に入ってくる

当然それを追いかけて一番小さいドラゴンが坑道に一番早く入ってきた

俺はベスタとルティナの手を離し、「走れ!!」と言ってベスタとルティナを走らせる

とはいえ、二人とも俺からあまり離れないように走っている

他のドラゴン達も坑道に入ってくる。見た目は大きなトカゲだが入ってこれないわけではない

ガエルは時折後ろを見て攻撃しながら逃げる

当然防戦をしながらでは足が止まりがちだ。だがそれは俺たちを逃すための行動であろう。

爪攻撃を何度もパリイしていく

ガシーーン!!

ガエルに壁に激突するほどのダメージが通った

ガエルは通路に倒れた

 

「おじさん立って!!」とミリアが手を差し伸ばしている。

「我の事は構わないでいい。お前も早く逃げろ」

と手を引きながら答える。

 

何度となくドラゴンが爪での攻撃をしてもミリアには当たらない。

先頭のドラゴンが雄叫びを上げる

やばいそれはブレスだろ?!すぐ後ろのドラゴンも上に振りかぶり雄叫びを上げる。俺は「グラウンドウォール」を唱える

その壁の隙間にガエルはミリアを押し込んで、自分はもう無理と悟ったのか、隙間にブレスが来ないように盾となった。

俺はミリアの腕を間一髪で引くと

「おじさん!!」とミリアが叫んだ

「あいつは異次元に戻っただけだから大丈夫だ。死んだわけじゃない」

「えっ大丈夫なの?」

ミリアはサモンモンスターがどんな魔法かわかっていない……

 

ブレスのダメージでこの壁がいつまで持つかわからない

俺たちは再び走り出す

ドラゴンは俺の作った壁を手や爪でガリガリと削っていく

これじゃいつ突破されてもおかしくないな……

 

途中ルティナと俺で2枚の「グラウンドウォール」を使う

効果時間の間になんとかしないと……

 

第10縦坑に戻ってきた俺はニコに0坑道を探すように言った

ニコはすぐに探し始め見つけた

「あそこです!!」

当然ドワーフサイズなので背が低いがなんとか行けそうだ

俺が中に入ろうとすると、ロクサーヌが「私が先に行きます」と進言してきた。

後ろからミリア、エマが付いてくる

ベスタはとても通れそうになかったのでルティナと共に10縦杭に留まる

他のメンバーには坑道に隠れるように指示した

ルティナは「グラウンドウォール」がなくなったら随時その魔法をかけて妨害するように言っておいた。すぐには壁が破られる事はなさそうだが、2匹のドラゴンも相当怒っているのか、我先にとガリガリと壁を削っている

 

ロクサーヌは屈んでいても、かなりの速度で前に進むことができる

0坑道は次の11縦坑まで続いている細い坑道でとてもドラゴンは通れそうにない

 

0坑道を進むと子供のコボルトが2匹いた

ロクサーヌは躊躇なくその子供の2匹を殺した。まさに容赦はない。

既視感はあるがそういう所が全くぶれないのはロクサーヌの強さだろう

その先は行き止まりになっていた

多分コボルトが埋めたのだろう

「デリートサンド」を唱えると、道が見えた。

「コンテイニュアルライト」をかけながらドンドンと先に進む

俺が坑道を抜ける頃には「腰めっちゃ痛え」とぼやいてしまった。そりゃそうだろ1キロ近く中腰で走っているんだから……

俺はデュランダルをロクサーヌに渡し、ミスリルソードをエマに渡した。

「いざという時に使え!俺は魔法でいく」

下を見ると5匹とも坑道に入っているようだ

俺は「ディメンションドア」を使い坑道がよく見える位置まで移動した。

一番手前にいるのは先ほど俺たちと戦った父親らしきドラゴンだ。まだ俺たちには気がついていない

坑道にちょっと入った所にいる

緩やかな登りの直線。角度を決めて

「ガンマ線バースト」

一番手前にいたドラゴンの脚がもげた

2番目にいたドラゴンの脇腹に命中

その前にいたドラゴン達に順次当たり、すごい鳴き声がする

 

「まだ倒れないのか!?」

もう一度

「ガンマ線バースト!!」

一番手前にいたドラゴンは片方の腕がもげた。2番目以降のドラゴンは息絶えた……父親のドラゴンは激昂

「キサマ……オノレ……ワガムスコタチヲ……」いちばん手前にいたから避ける事ができたのだろう間一髪で体を動かして避けていた。それゆえに後ろにいたドラゴン達は避ける事もできなかった

反対側からでは、5匹みんな入っているか確認できなかったから11縦坑まで来てからガンマ線バーストをしたが……

「あれ……気持ち悪い……」「なんて事してしまったんだ……」

そうだMPを使い過ぎて鬱状態なってしまった

久しぶりのこの嫌な感じ……その場で俺は倒れてしまった。

いちばん手前のドラゴンはまだ生きている

「キサマは絶対コロシテヤル」

と俺をもう片方の手で叩く

俺は壁に激突した。

 

その時ロクサーヌが頭上から飛び降りてきて、ドラゴンの尻尾を根本からきり落とした。

「ギャーーーーーン」と今までとは違った鳴き声だ

振り返った時に

ミリアが片方の目にクナイを投げつけ、羽を飛び降りながら刀で引き裂いた

 

その間に「ご主人様!」と言って俺が倒れている所にロクサーヌが来る。すぐさまロクサーヌが肩を貸してくれて、エーテルを口移しで俺に飲ませてくれる。

俺は何故嫌がったのかわからなかったが、飲んだら少し気持ち悪さがなくなった。まぁ男同士なら気持ち悪いままかもしれないが、ロクサーヌにもらえたのなら上機嫌だ

 

ルティナはベスタに言う

「もうちょっとで壁抜けちゃうよ」

「そろそろ掛け直さないと……」

「ルティナ!!」とベスタが叫ぶと、ベスタはルティナを抱き上げた

味方には当たらないがガンマ線バーストだ

辺り一面キラキラと輝いている。

「ベスタ……」それはもう王子とお姫様という感じだ。

 

 

ドッシーンとドラゴンの頭が落ちてきて、二人ともドラゴンの血まみれだ……

 

「また来るぞ!逃げろ」

もう一つのドラゴンの頭が落ちてきて更に血まみれだ……

「ベスタ〜」

「なんとかうまく行ったようですね」

 

 

 

「…………レジストファイヤー」とロクサーヌが俺にかけてくれた

 

ドラゴンは轟音で鳴く

「ガォォォオーーーーーン」

上に振りかぶり

辺り一面にブレスを吐く

 

エマが飛び降りて、「空歩」で狙いを定め

首筋にミスリルソードを突き刺した。

「チョロチョロと火トカゲ野郎がいい加減死ね」

と首に切り掛かった

当然大ダメージ

エマも少しブレスを浴びていたようで、ダメージが入っている

 

ドラゴンは横たわり、血を吐いている。

「ウガッウガッ」

 

 

俺とロクサーヌはその炎の海の中からゆっくりと歩いてくる。

「ご主人様……」と言ってロクサーヌが俺に肩を貸してくれる。

倒れたドラゴンは血を吐きながら俺に向かって「地上にはお前達のような者が沢山いるのか?」と問いかけてくる

「どうだろうな」

「我々の家族が地上を目指してもすぐ狩られそうだな」

「お前生意気だからな」

「フフフ」

「お前達はどこから来たんだ?迷宮からじゃないのか?」

「1126坑道を探せ」

 

 

「わかった……じゃあな」

 

デュランダルを二人で持ちドラゴンの額に突き刺す

抵抗する気力もドラゴンにはない

 

俺はデュランダルのおかげでHPとMPを少し回復した

なんとか勝てたようだ……

 

俺はその場に座ってしまった。

「ふー、ロクサーヌみんなを集めてくれ。それと1126坑道を探して、偵察を頼む……」

緊張の糸が切れたのか、俺は一瞬眠ってしまったらしい

 

雰囲気的にはすでに深夜だろう。

気が付いたら周りには第10縦坑に置いてきたメンバーがすでにこちらに移動してきていた。

フリダが目の前に

ソフィアが俺に膝枕してくれていた。

「ご主人様大丈夫ですか?」

「ああ大丈夫だ。どれくらい寝てた?」

「多分10分から15分です」

「1126坑道は見つかったか?」

「はいニコ君が見つけてくれました」

「俺のパーティみんなは?」

「金などを回収していますが、待機中です。」

「1126坑道を見たい」

「はい。ニコ君」

「ミチオ様、坑道はすでに見つけました」

「偵察は?」

「今ミリア様が坑道に入って確認しております」

「じゃあ俺も行こう」

 

「こちらになります」

俺はニコに案内されるとまた背の低い坑道を進む

突き当たりにはミリアがいた

小声でミリアを呼んだ

ミリアも小声で答える「ご主人様これを」と言って俺に野球ボールほどの穴を覗くように言う。俺がその穴を覗いてみると、穴の先には広間?神殿?闘技場?と思うほど大きな空間があり、地面はちゃんと整地されている。中には、薄暗いがちゃんと明かりもあり、蠢く数を考えると、100や200の数ではない相当の魔物が居る。

「ご主人様真ん中の方見えますか?」

「うん?」真ん中の方に目を向けると迷宮の入り口の黒い板状のものが置かれており、そこから10秒程で1匹産まれてくる

やはりコボルトが多いようだ。

「その奥も見えますか?」

「いや全く見えない……」

「大きな人型の魔物らしき物が見えます。そいつが色々命令しているみたいです」

MP少ないが魔法を使うしかないか……

「ウィザードアイ」

確かにいる……3メートルくらいの大きさでかなりの筋骨隆々でマッチョだ「鑑定」

 

鬼人族 ♂40歳 

鬼将軍 ドロダース 

 

鬼人族?初めて見た。周りにも何人かいる

もういいだろう。ミリアに小声で、この穴を塞いでおいてもらえるかとお願いした

 

坑道から出ると、ルティナとベスタに魔法でこの坑道を貫通しないように広げてもらうように指示した。

 

それまではちょっと休憩にする。エーテルをもらいそれを飲みながら壁に寄りかかって、セリーに連絡する。深夜だが向こうもきっと大変なことになっているだろうから、寝てはいまい。

(セリーどうだ?大丈夫か?)

(ご主人様。よかった無事なのですね)

(ああなんとかな)

(1の門にもいなかったので、エステル男爵が探しておりました。今どこに?)

(今、迷宮を見つけ出してもうしばらくしたら、突入する予定だが、鬼人族が周りに居て簡単には入れなさそうだ)

(えっ鬼人族?!迷宮?!どうしてそんなとこにいるんですか?どうやってそこまで行ったのですか?)

(ニコに案内してもらった)

(えっ?ニコそこにいるのですか?)

(ああ絶対について行くって言ってな。俺もじっと宿屋で待っていたら、いつもと同じようになってみんなと一緒になってしまうだろ)

(…………もう、だからってニコを連れていかなくても……)

(俺たちだけではここまで来れないよ。今第11縦坑にいる)

(そんな所にまで……ニコ絶対連れて帰ってきてくださいね)

(俺の心配じゃないのかよ。ニコはエマが可愛がっているよ)

(えっ?それ絶対ダメなやつ)

(大丈夫だよ。いずれにしても、スタンピードは迷宮を見つけて入らないと終わらないんだろ?今でも10秒に1匹魔物が生まれているよ。ところでセリーはもう1の門まで撤退しているのか?)

(はい、勢いが凄いので、エステル男爵様の騎士団に頼らざるをえません)

(リナとキーカ、バートルは無事か?)

(はい、みんな無事です。さっきまでバートルはここにいたのですが、お父さんを連れてくるって言って実家に一時的に戻っています)

(なんとか守り切ってくれ。こちらが終わり次第駆けつける)

(はい。ご主人様もご武運を)

 

「どうやらセリーの方も佳境のようだ。さぁこちらも早く終わらせて向こうに向かうとしよう!」

と俺はみんなに作戦を伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやーちょうどよく節分に鬼人族が出て来ました。狙っていたわけではないです偶然です

毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります

https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。