※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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強者

 

うん?

「ガルバン?!どうしてここに?」

「ミチオの口から聞きたかったんだ。俺のパーティに入らないか?の返事」

みんなは少し避けて前で待っている

「すまん。俺にも大事な仲間がいるんだ。今回は遠慮させてもらうよ。でも、ガルバンのピンチになったら必ず手助けするよ」

「ミチオの事色々調べさせてもらった。ミチオは貴族ではないか?こんな所でなぜピクニックしている?」

「んーーんピクニックと言われると心外だが、旅をしている。厳密にいうとまだ貴族ではない準男爵という身分になるらしい。年始から男爵になって貴族にと言われているが、その前にならこういう旅できるかもしれないって思ってな。貴族になったらそんなことできなくなるかもしれないだろ?」

「そうか……でもその若さで男爵とはミチオすごいな」

「みんなが助けてくれるおかげだよ」

「……でもミチオみんなにも言っていない秘密があるだろ?」

「なんのこと?」

「とぼけるのか?今、俺のパーティに入れば俺が助けてやる。俺についてこい」

「しつこいぞ」と冗談まじりに言った

 

ロクサーヌやベスタのみんなはもう話は終わるだろうと歩きだした。

「……」

「じゃあまたな。あっすまないな。せっかく追いかけてきてくれたのに……」

と手を上げて手を振る

 

「ミチオ!!お前ニホンジンだろ?」

「!!!」

なぜガルバンがそんなことを知っている??

「なんだ?日本人の知り合いいるのか?」ととぼけると

「ああ」と俯き加減で答える

「?!」

俺は立ち止まり、ガルバンに近づく

「どこであったんだ?」

「答えろ!お前ニホンジンだろ?」

「ああ……そうだけど、どこであったんだ?」

 

「…………お前にはここで死んでもらう」とガルバンが言うと

「は?」

「エクストラダメージ!オーバードライブ!」とガルバンが言う

「!!!!」

「要返し」

俺はガルバンの持っていた剣で何度か斬られ弾き飛ばされた。

そしてひもろぎのイヤリングにつけていた身代わりのスキルが発動して、『バチっ!!』という音と共にイヤリングが砕けた

そして俺の体はロクサーヌよりも前に弾き飛ばされる

俺の体はものすごい勢いで転がる

それに一番驚いたのはベスタだ。まさかすぐ後ろにいたミチオの体が5メートルくらい弾かれ宙を舞った

 

「!!」

「身代わりのスキルか……」

次の瞬間ロクサーヌが憤怒の形相でガルバンに切り掛かる

「きさまぁ!!!何者だ!!」

ロクサーヌの凄まじい気迫と共に強烈なスピードで攻撃をしているのにも関わらず、ガルバンはそれを籠手とスウェーで防ぐそれどころか、ガルバンはその間に攻撃してくる

ロクサーヌの服の切れ端と切り傷の血が舞う

「お前では俺に勝てん」と言うとロクサーヌの脇腹に強力な左パンチがクリーンヒットする

「ブ……ファ!!」とロクサーヌの口から血がでる

そのまま擁壁にロクサーヌの体がぶつかり擁壁が崩れる

 

「ロクサーヌ!!グハッ!!」

なんとか這いつくばっているが俺にも大ダメージが入っていて、吐血して立ち上がることはできない

ソフィーが俺にハイポーションを持ってくる

ベスタが「レイン伯爵の手のモノか?」と身構える

ガルバンは「はぁ?あんなクズ関係ないよ」

 

奴は冒険者38レベルでこんなことできるのか?

俺はガルバンを鑑定する

すると……

ウィンドゥが文字化けして

『鑑定不能』と表記される今までに一度もない鑑定結果だ

思わず「鑑定不能?」と口に出して言ってしまう。

 

それをガルバンが聞いて

「鑑定か?ミチオ強いのはお前だけじゃないんだぜ?強者ほど強さがバレないようにしないとな」

「なぜ日本人を殺そうとする?」

「ニホンジンは厄災だ。ミチオお前はいい奴だが、いずれ魔王になる。だからそうなる前に消却するだけの話。それを支えている仲間も同罪だ。皆消却する必要がある。すまんな死んでもらう」

「なんだその道理は?」

「そんなことミチオが知らなくていい。ミチオも気がついているだろ?自分が他者よりも強くなれることを。その行き着く先は例に漏れず魔王だ」

「俺が魔王に?そんな事あるわけないだろ……」

「いいや……魔王になるだろう。だからミチオを倒すために俺がいる」

と言うと走り出して俺との間を詰めるがその間にベスタが入る

「邪魔だ!!」

とベスタが構えている盾を蹴ってもベスタはびくともしないが盾が凹みそうなくらい鈍い音がする

「ほほう。俺の攻撃を止めるか」

「私はご主人様を守るためにここに居る」

 

ロクサーヌが目覚める

頭から血が出ていて、吐血もしている

「今の1発で少し目が覚めたよ」

「じゃじゃ馬姫は全く……」とガルバンは頭を抱える

 

「ヴィンティスよ憑依せよ」「カマイタチ」

とロクサーヌが言うと、真空波がガルバンに襲いかかるがそれを難なく避ける。そのままロクサーヌがジャンプで詰め寄り「…………Wビーストアタック!!」ガルバンに攻撃。ガルバンはそれすら避ける「大振りだな」

ガルバンはカウンターを狙っていたのか、ロクサーヌの攻撃を避けると剣で薙ぎ払った。

ロクサーヌはギリギリのところで体を捻ってそれを避ける

 

 

続け様に連続攻撃するロクサーヌは俺たちパーティの最速の攻撃者だ。が、奴はそれをことごとくパリイして攻撃を交わす。ロクサーヌの息が上がっている

 

「じゃあ今度はこちらから行くぞ!!」

ガルバンは攻撃に転じる「オーバードライブ」

と言うとロクサーヌの目で追えなくなった。何度かは本能的にかわせたものの、

ブシャ!!

ガルバンの剣撃がロクサーヌを切り血飛沫が飛ぶ

ロクサーヌは弾き飛ばされ地面に転ぶ。

「ブチッ」と身代わりのミサンガが切れる音がした

うつ伏せに倒れているロクサーヌから血が溢れている

ガルバンはロクサーヌに詰め寄りトドメを刺そうとする

「ロクサーヌ!!ガルバン頼む、やめてくれ」

と俺は懇願する

 

ベスタは「うおおおぉ!!」と言ってガルバンに盾を向けたまま間を詰める。ガルバンはそれをカウンターで迎えようとするが、直前にベスタがフェイントをかけて、一瞬のタイミングを狂わせ「シールドバッシュ」をガルバンに与える。

ガルバンは少し後方に飛ばされる

 

「あの状況でフェイントとは……ロクサーヌとエマとジョゼだけだと思っていたが、盾フェイントも使えるこんなすごい盾役も居るとは……ミチオすごいな」

俺もソフィーにハイポーションをもらい傷口を癒したので戦いに参加する

 

デュランダルを構えて、「メイジアーマー」「ディメンションドア」を唱えると、ガルバンの目の前まで移動すると「オーバードライブ」「グリース」をガルバンにかける。

と連続で4つの魔法を無詠唱で唱える。

ガルバンも目の前まで来た時点で「オーバードライブ」を唱えると、剣戟が始まる

「ガルバン許さんぞ!!」

ガンガン、ガンガンとすごいスピードで撃ち合う

ただガルバンはグリースをかけられたので、一歩も動かない。動けば滑って相手に隙を与えるからだ。なので後ろに転がる

転がれば滑らない

「ミチオ、せこい手だな。だがそういう泥臭い戦法嫌いじゃないぞ。……ディスペルマジック」と高速詠唱でグリースの魔法を消去した

「ガルバンなんでお前……オーバードライブが使える?」

「だから言ったろ強いのはお前だけじゃないって。でも確信した。ミチオも魔王になるだろうって。残念だ」

と言うとガルバンは間を詰めてきた。同じオーバードライブがかかっている今、俺の優位はまるでない。素人が剣道を少しかじった程度の実力だ。死線を戦ってきているであろうガルバンに敵うわけが無い

何度かはパリイできたものの、奴の蹴りが俺の腹に入ってノックバックさせられ俺は倒れた。

「?!」ガルバンが何かを見て一瞬驚いた。

「そういことか……」とガルバンがつぶやいた

 

「ラウラ、ウォータールールーだ!!」とベスタが言う意味がわからないからエマの隠語のようだ。ラウラが近づき、俺の耳元で、撤退ということを伝えてきた。

俺はESPでミリアを呼ぶ

(緊急事態発生だこちらにきてくれ。襲撃を受けている。撤退するので、戦闘せずにみんなを助けてくれ)

(ご主人様何があったのですか?今すぐに向かいます)

 

今まで何もできなかったラウラが俺を抱えようとするのを制止して

「ロクサーヌは置いていけない……」と俺が言うと、ラウラは頷き、ソフィーと共にロクサーヌを回収しに行く。

ガルバンはそれに気がついたのか、ロクサーヌを狙うがそのいく手をベスタが阻む

ベスタは攻撃ができないでいる。攻撃すればその隙をついて攻撃されるからだ。ガルバンは強力なカウンター攻撃スキルがあるのだろう。

「シールドバッシュ」をかけると、後方に転がり込む

「チッ」

とガルバンも攻め手を考えている

俺は

「ベスタ!!」と言うとベスタは意図を理解したのか、スッと横に30センチほど移動した。

その意味がガルバンには一瞬分からずにいたがすぐに大きく横に動いた

 

「ガンマ線バースト」

 

一瞬で辺りの落ち葉が舞い上がる

味方へのダメージは無いが、ガルバンは2メートル以上大きく避ける必要があった。ガルバンの武器を持っていた右腕がガンマ線バーストに照射された。「なにぃ!!」と大きく横に動いたガルバンは体勢を崩した

渾身の一撃アイスジャベリンでベスタが初めて攻撃する

「もらったあぁぁぁぁ!」

ガルバンは小さい手投げナイフをバランスを崩しながらも左手で出してベスタのジャベリンの刃先に当てると

「ぬぉ〜牙城深層崩壊!!」と叫ぶ

 

次の瞬間ものすごい音を発して

ベスタの右腕が破裂するように弾け飛んだ

反動でガルバンも倒れたがすぐさま立ち上がり後に下がる

 

ガルバンの右腕が焼けこげている。とても武器を持てる状況じゃない……

ベスタは片膝をついて、右腕の部分から血が噴き出している。

 

息を整えている間に、

ミリアが到着してバックアタックをガルバンにすると

ガルバンは後ろを見るまでもなく横に転がってそれを避けると、今持っていたナイフをミリアに投げる。

ミリアは身代わりの術で丸太と入れ替わった。

するともうベスタの横にいる

「ベスタ大丈夫か?」と言って傷口を落ちていたアイスジャベリンの先を当てて血止めした

「痛いけど我慢して……」

「うっ、うん……ミリア、ご主人様を連れて逃げて」

「わかった」

 

「ミチオ今度は忍者か?お前どんだけ隠し球あるんだよ」

(セレ、煙幕)とミリアESPでセレに指示すると、セレは煙幕をガルバン周辺に爆裂させた

「うおっなんだよこれ!!」

手持ちの投げナイフを俺に投げるが、ミリアがそれを2本の指でキャッチ。投げ返す

 

その間にもラウラはロクサーヌを回収して2人を肩に抱えてソフィーとサボージャを目指す

ミリアはベスタも連れていこうとすると

「私がここで食い止めていないとすぐに追いつく。だから私を置いてご主人様を安全な所に」

「わかった。後で迎えにくるから。命大事に」

と言うと殿をミリアが務めて移動を始める

 

俺はベスタを置いて逃げてていることを知らずにラウラの肩に担がれながらロクサーヌが横にいる事を確認した。ESPでエマに襲われたことを伝えた所でラウラの肩の上で気を失った。

 

……

 

「ここは?」

俺は気がつくと、辺りは暗くルティナとエマ、セリーの3人がいてセリーが俺の手を握っている

「サボージャの手前の森です」とルティナが答える。

「ロクサーヌ!ロクサーヌは?」

「大丈夫です。生きてます」

「今はもう少し休んでください」とエマが言うと、「……癒し」の呪文を唱える

ルティナが、セキュアシェルターでここに小屋を作ってくれた。サボージャに到着する前にエマとルティナ、セリーが山の麓で待っていてくれたお陰だ。

魔法で周辺を隠蔽しているので周りからは何も分からないようになっている。そのままサボージャに行けば、追ってくる可能性もあったのでわざと少し離れた森にここの宿泊地を作った。

 

俺はすぐには眠れなかった

エマが俺から離れるとルティナとシェルターの外に出て話しているのが聞こえる

「ご主人様は大丈夫そうです。それよりもロクサーヌさんの方が……」

「うーん。まさかロクサーヌが一騎打ちで負けるとは、本人も思っていなかっただろうからな」

「はい。それとベスタさんも大怪我していますので……」

「あいつは凄いよ。あの状況で20分近く防戦だけで戦っていたらしいからな」

……

 

 

1人居残ったベスタはすでに覚悟を決めている。

「ここを通すわけにはいかない」

とベスタはガルバンに言う。

「置いて行かれたのか?」

「いや、私が自分で残った。居なければすぐにでも追うだろう?」

「まぁな」

何度もガルバンは、剣で攻撃するも、全て防御される。

少しづつ後ろに下がりながら相手との距離を離す

ガルバンが持っていた剣ももうボロボロだ。

ガルバンが

「こりゃもうダメだな」と言ってぽいと捨てると

今度は拳と蹴りに攻撃を変える。2メートルを超える長身のベスタの懐には盾があるとなかなか入り込めない

 

何度攻撃してもダメージが通ることはなかった……

 

「仕方ない……」

と言ってまた小さい投げナイフを取り出して

「牙城深層崩壊」と言って攻撃を仕掛けてくる。もちろん盾にむかってだ

「それを待ってた」とベスタが言うと盾を蹴ってガルバンに当てた。

その次の瞬間ジャベリンで奴が盾を振り払った瞬間に攻撃をする。盾で前が見えなくなっているからモーションが見えないので不意打ちに近い形になった。

 

だがガルバンはそれを読んで盾を頭突きで応戦して、ナイフをそのジャベリンの刃先に当てると、またものすごい音と共にベスタの左腕が破裂した

「……はぁはぁ……まさか狙っていたのか?」

ベスタの額には吹き出るような汗、両腕を失って左からは血も噴き出ている

 

ガルバンも頭から血を出している

「こっちは命のやり取りをずっとしてきているからな。」

「あなたのような強者がいるとは驕っていたな……もう全身に力が入らない」

「ははは、俺の仲間にならないか?」

「その状況でそれを言うか?なるわけないだろう?」

「そりゃそうだな」アイテムボックスからもう一本の剣を取り出して、ベスタが上向きに倒れているところに、最後の一撃を入れようとするが、途中でやめる。

「お前ミチオのことが好きなのか?」

「当たり前だ愛している」

 

 

「……お前名前は?」

「ベスタだ。いつまでお話ししているつもりだ?」

「父と母の名は?」

「うん?どうした人を殺したことがないわけじゃないだろ?父はレグルス、母はシャンタルだ」

「ほほう要塞シャンタルの娘か。なるほど」

「母を知っているのか?」

「ああ、シャンタルを助けてやると言ったら仲間になるか?」

「それは無理な話だ。私情でご主人様を裏切ることはできない」

「うむ、さすがだ。ミチオはいい仲間を得ているな」

と振り向き後をさる

「どうした?怖気付いたか?」

「ベスタ、お前龍神の加護を得ているだろう?お前の役割はまだ終わっていない。それをまず果たせ。それからだ」

「両手を失ってもできるのか?」

「ははは、リジェネレーション使えるだろ?それともかけてほしいのか?仲間になるならかけてやるぞ……うーん今のところは何もできないか……じゃあなミチオによろしくな」

「言ってろ」

「ははは嫌われたなこりゃ」

と言うと姿を消した

 

そこでベスタはリジェネレーションを自身にかけると、そこで意識を失った。

しばらくすると、エマとミリア、セレが到着して索敵するがガルバンの姿はなかった。遅れてルティナが馬に乗って到着した。馬にベスタを乗せて回収した。

 

ベスタは馬上で意識を取り戻した。

「はっ、私は助かったのか?」と目の前にいるエマに聞く

「ああ。何があった?」

ベスタは冷静に最初から説明してくれた。そしてみんなが撤退した後のことも説明してくれた

「じゃあ両手を失ったところでガルバンは見逃したということか?」

「理由はわからないが、龍神の加護が意味あるらしい」

「なるほど、やはりあいつの目的がわからんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初めての敗北どうでしたか?6回書き直しているのですが、130話目ぐらいで到達していると当初から思っていましたがだいぶ遅れていますね
2章もしかしたら長くなるかも。


毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります

https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。
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