俺は自分の提案でこの結果を招いたことに塞ぎ込んでいる……みんなを危険に晒したことの反省と、あの瞬間助かったとしても一歩間違えればロクサーヌ、ベスタも失っていたかもしれないという恐怖感と自暴自棄で何をするのも怖くなっていた。
みんな心配してくれていたようだが、湖畔の館のみんなやマロルにいるレティシアなどは来るのを控えてもらった。初日はセリーが一日中半泣きで俺の手を握ってくれていた。セリーはすぐさま新しい身代わりのミサンガを俺につけてくれた。
2日目はベスタが来て何故かベスタの方が謝ってきた。
ベスタの腕は両腕ともやられたと聞いていたがリジェネレーションで復活していた。
ベスタは泣きながら謝った
「ご主人様を守ることができなくて申し訳ありませんでした」そして、1人残った後の出来事を、迷うことなく話してくれた。仲間に勧誘されたこと、自分の母を知っている事、龍神の加護についてなど自分が知りうる限り細かく説明してくれた。
もちろん毎日エマは「癒し」の魔法を、ルティナは「ポリパーパスパナーシア」のリラックスさせる魔法をかけてくれて、ルティナとセリーで1日3食、食事の世話をしてくれた。ミリアは周辺の見張りを昼夜問わずしてくれていたようだ。
陽は落ち2日目の夜にはロクサーヌが来て
「ご主人様。ロクサーヌはすっかり良くなりましたよ。ごめんなさい……私がすぐに駆けつけないといけないのに……
ご主人様をあの瞬間失ってしまったらと考えると怖くなって昨日は立ち上がれませんでした……私は臆病者でした……」とおどけてみせた
「俺もまだ怖いよ。ロクサーヌを失ってしまっていたかも……って考えると……」
「じゃあ……臆病者同士一緒に寝ましょうか……」
「ああ……」
ロクサーヌは俺のベッドの中に入る
互いに相手の体温を感じる
「ご主人様あったかいですね……私たち生きてますね……」
「ああなんとか助かったみたいだな」
一歩間違えたら簡単に死んでしまうかもしれない世界だった事を思い出し、痛感させられた。
「なんとか……助かりましたね……でも自分の非力を感じました。本来私がご主人様を助けなくてはならないのに……ご主人様に助けてもらわなかったらあの場で私死んでいたかもしれません……助けてくれてありがとうございました……ダメなやつって思われましたか?」
「思ってないよ。助けられたのは俺だよ」
「弱い私は嫌いにならないですか?」
「なるわけないだろ?」
いつもは俺がロクサーヌの胸の中で抱きしめられていたが、今日は俺がロクサーヌを抱きしめていた。ロクサーヌは震えて啜り泣きしていた。
「ご主人様……キスして……もらえますか?」
俺は震えたロクサーヌにキスをする
長いキスの後……
「俺、魔王になるのかな……」
「魔王に会った事ないのでわかりませんが、魔王ってどんな方なのでしょうね」
「悪い奴なのかな」
「ご主人様が悪い奴になるとは思えませんが……」
「よくわからないけど、誰かにロクサーヌが奪われたりしたら魔王になってでも阻止するけどね」
「そんなのダメです。私が誰かに奪われることなどありません。……ニホンジンがどうのって言ってましたが。ニホンジンはみんな大人になると魔王なのでしょうか?」
「違うと思うけど……」
「じゃあわかりませんね」
だが、他にも日本人がいるようだ。タダオだってそれらしい名前だな。あいつの方がよっぽど魔王らしいな……
「うん?そしたら俺は魔王に会いに行こうとしているのか?」
「フォルトゥナの谷に向かっているんですよね。そこに魔王がいるのですか?」
「どうなんだろう……」
「タダオ様と会うとは以前言ってましたね。タダオ様は魔王なのですか?」
「見た目は魔王と言われても納得な感じかな。見た目骸骨なんだ」
「えっ?骸骨で喋るんですか?」
「ああ。結構気さくに……」
「同郷の方と聞いてましたが、ご主人様の同郷には喋る骸骨もいるのでしょか?」
「いや見た事ないけどな」
「……ふふふ、面白いですね。どんな人に会うのかわからないのにずっとこの旅続けているの……」
「嫌になった?」
「私はずっとこんな旅を続けていてもいいですよ。今回の事のようにならないように気をつけないといけないですけど」
「そうだな……」
「ご主人様とお話しできて、私の中のモヤモヤ良くなりました。今日はゆっくり休んでください」と言うとロクサーヌはベッドから出た。
「おやすみなさい」と言って俺のカーテンを閉める
ずっと寝ているから眠くはない。朝までなんとなく起きていてしまった。
3日目の朝早くにエマがきた
「ちょっとは元気になった?」
「うーんどうだろうな。みんなを危険な目に合わせてしまって申し訳ない気持ち、みんなを失っていたかもしれない恐怖感で……体は良くなったが……」
エマは少し考えると……俺に抱きつき
「逆に言えば俺が守ってやる!!って気負い過ぎてるからでしょ?
今は次に進む時だって。負けた事で得られるものもあるって……誰かの期待に応えるためだけに強くなっていくなんてつまんないよ。
まだ、遅くないミチオは!!
まだ途中だよ。したいことをどんどんやればいい
失敗してもわたしらがフォローするからね?
まぁ私の場合……やりたいこと多すぎて失敗も多いけどね……悩みすぎると幸せが逃げるよ」とエマはウィンクして俺に言う。
「そうだな……」と言って俺は立ち上がる
「ほらきた〜今日はとりあえず、サボージャまで行きましょう!!」
サボージャにはすぐに着いた。
サボージャに来るのは鏡の販売以来だが、あの時は通過しただけだからほとんど街を探索することはなかった。
だが、今日も宿には泊まらずにいざという時のための補給のみで、セリーとロクサーヌの提案ですぐにサボージャを発つことにした。
湖畔のみんなや、レティシア達は皆心配していたがサボージャにみんな集まると言うのは危ないので、野営地に着くまで我慢してもらうことにした。
サボージャの観光はまた来た時にしよう。元々みんなからはこのサボージャから始めるのがいいのでは?と言う話だったからな……
次のシビル村までは俺たちのペースで行くと結構かかる。
まぁ逆にここからは、誰かに襲撃される事を気にしなくても良くなる
食料の補給と言っても、正直、フィールドウォークでいつでも帰ってこられる事を考えると必要がないのではと思ったが、不測の事態を想定しなかったのが今回の失態と感じているみんなにそれは言えなかった。
フィーネとセリーは兵員輸送用の馬車も用意してくれた。一見普通の幌馬車だが、中身は俺の馬車と同じように反重力装置を使った馬車で何人乗り込んでも重さは変わらず、荷台の下に隠し扉がついていてその下に外からはわからないように隠し倉庫が作ってあった
5人以下にならないようにとエマが配慮してくれたようだ
「お前達がいざという時は盾となるのだ!!」と息巻いていた
エマは湖畔の館のメンバーの再編に取り掛かるそうだ
補給も終わり、サボージャを出発することになった。
太陽も傾き始めているころなので、出発しても、すぐに野営の準備をすることとなる。
街道から少し離れた所に馬車を止めて目立たない所に設営を始める。とは言っても魔法を唱えるだけだが……
ルティナとベスタも同じ「セキュアシェルター」を使えるので3棟出す事でみんなを泊めることができる
そのうちの1棟はお風呂にした。
今日はみんなでこちらで食事をとることにした。サボージャではできないが、野営地ならみんな集まっても目立たないだろう
レティシアも来てくれた。
レティシアもかなり心配してくれていたようだがずっと待ってもらっていた。
「ご主人様大丈夫ですか?この旅は中止にしてもいいんですよ」と俺を気遣ってくれた。バルハ達のニンジャの郷、鬼人族の郷そして、ハーフリングの村の候補地を考えてきてくれた。
それとは別の報告を受けた
ラーゲル領は、元々一つの領土が4つに分割された領土で全体を見ると山々に囲まれていた領土であったらしい。
そして他3つの領土を蓋をするようにラーゲル領がある
北から、ラッセル領、迷宮の発現にて誰も統治していないルーデルク領そしてその南にリベメール領がある。ラッセル領とリベメール領には各男爵がおりどちらの領土もラーゲル領を通らないと、他の国にも行けない土地になっている。
そして、その2国は俺たちの従属国になりたいと打診があったらしい。ただ、俺の年齢、レティシアの年齢から、うまくいけばうまく俺達を傀儡にできるのではないかと画策しているらしい。
「ミチオ様に判断はお任せします」とレティシアが言ってきた。
「まぁ舐められているけど、しばらくはそれでいいんじゃないかな。不審な動きがあれば別だが……」と答えておいた。今は旅の途中だからな……
「かしこまりました。私の方で舐められないようにガツンとやっておきます」
リタとすみれ、さくらも移動してきて魔道コンロを使って今晩はみんなの好きな唐揚げにすることにした。
魔道コンロは使ってみるととても使いやすい。薪で今までやっていた温めることが簡単にできるようになった。まさに俺の前世での道具だ。ミンミンが供給してくれた魔鉱石で動いているらしい。全く仕組みはわからないがフィーネがわかっているなら全然問題はない。
じゃんじゃん揚げていく。俺は米も炊いてもらう。やっぱり米も必要だろ?
そして、マヨネーズ、ゆで卵と玉ねぎをつかってタルタルソースを作る。フィッシュフライ以来だ
うーんうまそう。
さぁみんなで「いただきます」
今日のメニューは唐揚げと野菜スープにした。
「いや!!なにこのタルタルソースって!!」
「えっ至高の唐揚げがまだ美味しくなるの?」
食べたことのないみんなには評判も上場だ。
いやーこれまた大量に食べてしまった……
一通り食べ終わると、みんなのレベルをチェックした。
なんとドラゴンを倒しても誰も上位ジョブが出なかったのに、ミリアにハンターの上位ジョブのトレジャーハンターがでている。
先日の戦闘の前に雑魚を狩っていた時に出てきたのだろう。まぁレベル上げとはこういうものかと思う
トレジャーハンターLv1
効果 体力大上昇 器用大上昇 HP大上昇
効果 ハンタースキル トラップ捜索、作成、解除 アイテム捜索 宝発見 マジックウィップ
「ミリア、新しいジョブが出てきているよ。変更するか?」
「新しいの?!やったーどんなことできるの?」
「うん?罠を作ったりアイテムを探したり?!宝を見つけたり?それと……マジックウィップ?が使えるみたいだぞ」
「なにそれ?」
「俺だって知らない……」
「色々試してみる」
「そうだな」
俺のは……なにもないのね。セブンジョブまでやっているのに……
食事が終わると、後片付けをして戦闘職以外の者は湖畔の館に満足げに帰った
俺は食事終了後、風呂に入る。
そして……まずは深夜に迷宮に入る深夜組から入ってくる。6人くらいしか浴槽には入れないので、順番となるが、みんなの体を俺は洗う。
「心配かけて悪かったな……」と謝りながら洗っていたが、みんなは俺がなにを謝っているのか判らず、
「なんで謝っているの?」と最初に洗っていたコレットに言われた
「ご主人様はそんな事気にしないでいいよ、みんなの大切なご主人様だから。私達を地獄から救ってくれたんだよ?毎日美味しいご飯、安眠できる寝床、ご主人様が元気なかったら私たちなんでもするよ?」
「ありがと」
後ろのヴィクトリアがコレットに「ほら終わったのなら、次は私」
「今コレットいい事言ってるの!!」
ヴィクトリアの長い足を洗う。まるでカモシカのようにピンとハリのある美しい足を俺は洗った。
次々と俺はみんなを洗う。初めて戦闘組のみんなを洗った。
頭ではもちろんわかっていたが、いざみんなを洗ってみるとこんなにいたんだと実感した。
最後の方になり、エマが
「ミチオなんでこんなことしているんだ?」と俺に聞いてくる。
「俺の大事な人を洗っておかしいか?」
「まぁおかしいだろうな。普通は女の体を男が洗ったりしないな。まぁでもミチオがしたいなら好きにすればいいさ。この後は乱痴気騒ぎだろ?」
「どうかな?」
「どうかなって……もうみんなは準備できているみたいだぞ」
と湯船には、ロクサーヌ、セリー、ミリア、ベスタ、ルティナがみんなで手招きしている
みんなを洗っている間中大きくなっていた股間がたぎっている……
風呂でみんなとイチャイチャすると、指を咥えて見ている深夜組のみんながこれから迷宮へと旅立つ。
「あーーーーあっちに混ざりたいーーー」とコレットに言われるが、ラウラに引っ張って連れていかれる。
ベッドに行くと俺たちのはやはり真ん中にベッドが集められており、大きなベッドになっていた。
ロクサーヌからの長い抱擁とキスで今日の宴は始まる。
「お願いします。ロクサーヌを可愛がってくださいませ。ご主人様」
体温を感じながらロクサーヌに擦っていく。俺の体温もロクサーヌの体温もどんどんと上がって、ロクサーヌの息も上がっていく。ロクサーヌは俺のことをしっかりと抱きしめて密着する
「あっあっご主人様!!もっと強く抱きしめてください!あっあっあっいっ……あっあっ……あんっあっ凄っ……あっロクサーヌの中に……あっああっ、ダメダメェェ!!イクッ……ああああ〜〜っ!!」俺もロクサーヌの中に大量に放出した。
ロクサーヌの体はビクビクと震えて、快楽の余韻を楽しんでいる。俺はロクサーヌから離れると、隣でセリーが準備して待っている。
「ほらご主人様。セリーの準備もできていますよ」
ここからは流石に色魔に変えて、連続でセリー、ミリア、ベスタ、ルティナとしていく。
久しぶりにみんなと楽しんでしまった。結果を言うと朝近くまで、一体どれくらいの時間みんなを貪っていたのか……
尽きることのない精力で楽しませてくれた。
気がつくと俺はロクサーヌの胸元で寝ていた。
落ち込む主人公の励まし方がキャラによって違う感じをうまく表現できていますでしょうか?
毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります
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Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
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