※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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タダオの呪文

 

 

タダオはボロ爺に聞いた

「あーーボロ爺見ていたんだろ?ガルバンって誰だ?」

「ああ、ガルバンは偽名で本当の名前はジャッジだ」

 

「あーあーあいつか?あいつに会ったのか?」

「ジャッジ?!奴は何もんだ?」

「ヒャヒャヒャ 何慌ててるんだ?もしかしてミチオ、ニホンジンってバレた?」

「ああ」

「よく生きていたな。あいつは謎の正義感出して本当にウザい。まぁあいつなりの理屈があるらしいがな。なるべく会わないようにした方がいいな。付き纏られると厄介だからなヒャヒャヒャ」

 

そんなストーカー扱い?相当ヤバいぞ?

 

 

 

「あ、ちなみに今日の日付を教えてくれないか?」と、唐突に

聞かれたが、そもそも暦なんてあるのか?

セリーが答える

「今日は秋の46日です」

「帝国暦は?」

「帝国暦582年秋の46日です」

「うーん……そうか……」と長い沈黙の後

……

「!ミチオ頼みがあるんだが、どこの街でもいいので、手前まで連れていってくれないか?」

「はぁ?」とみんな驚いている

エマが「何かを待っているんじゃなかったのか?」

「それが来たんだよヒャヒャヒャ」

「いや、連れていくのは……」と俺も渋る

「ミチオ!いいだろ?道中5レベル以上の魔法を教えてやってもいいぞ?」

 

「!!!んーん……」

その提案は魅力的だ

みんなをチラッと見ると、

「ご主人様が良ければいいですよぉ?!」

とロクサーヌは動揺している

 

やはりみんな困惑していた。それはそうか

俺からしたらみんな狼人やらエルフやらファンタジーだが彼女達からしたらタダオはかなりファンタジー

俺にとっては何が出てきてもなんとなく受け入れられているのだろう

 

だが、結局一緒に連れていくことになった。

タダオは「さぁ早く行こう」と何も準備していないので

「もう行けるのか?」

「ああ行けるぞ?」

どうやらなんの準備もいらないらしい。この家にも未練はないらしい……

せっかくだから、ワイバーンのお肉を持っていきたいのだが?

と言うとタダオは魔法「ストレージ」と唱えるとワイバーンが消えた

 

上に続く階段を登っていくと地上は隠し扉になっていた

キャンプ地までワープで行ってもよかったのだが、

大した距離ではないので歩いていく

道中、タカシのことも聞いたが「知らない」ようでタカシとは夢で連絡をした事は無いと言っていた

 

夢で連絡する方法は「ドリーム」と言う魔法らしい

その魔法もすでに俺は使えるらしい

「是非私で試してください!!」とロクサーヌが手を挙げる

夢の中でも俺に会いたいらしい。じゃあもちろんHな夢だな

 

 

タダオはセリーが気に入ったのか

セリーに話しかけているがセリーからしたら表情もわからないし、やや軽薄な喋り方。身長はタダオ180ぐらいあるだろうかやや大きい。

セリーの頭を撫でると

「馴れ馴れしく触らないでください」

「ああ。ごめんごめん。あまりに可愛いのでつい」

セリーからしたら頭に骨の手が乗っかるわけだから夜なら失禁ものだが……

 

セリーはセリーでタダオに興味はあるので特に離れることもなく並進している。タダオは歩いているという感じではなく、浮いて前に進んでいるのか歩行感がない。ローブで隠れていてわからないがスゥーと動いている

 

 

キャンプ地に着くとやはりみんな驚き震える

「皆さんこんにちは。私はタダオというものです。皆さんと短い間ですが、ご一緒させていただきます。私は夜眠る事は無いので夜警は私が常に参加させていただきます。こんな身なりですが、戦闘では骨のある戦い方もできますのでよろしくお願いします」

丁寧な挨拶とギャグにみんなはポカーンとしている

 

ギャグには無反応だったジョゼが前に出て

「ジョゼだよろしく」と手を差し伸べた。

タダオはその手を取り握手した。当然だがその手は骨なので、ジョゼはなんとも言えない顔をしている。

 

タダオが先程のワイバーンを取り出すと、みんなで解体作業が始まる。

「アイテム」に似ているが、そのままの状態で取り出せるのがいいらしい。鮮度も変わらないので温かいものなら温かいまま出てくるが生きている生命体は収納できないそうだ

 

たった数十分歩いただけで2つの俺の知らない魔法を使うタダオ。なるべく多くの呪文を覚えないといけないな

 

「詠唱省略があるから呪文は忘れた」と言われたので

呪文名しか分からずルティナが大賢者になっても使えない

どうやら8位魔法までは教えられるがその先はさらに上位ジョブにならないと使えないらしい。一体どこまであるのか……

 

5〜8までの呪文はタダオが覚えているだけでも100近くあるみたいだが、呪文名とどんな呪文かわかれば発動するらしい。

「呪文数も400近くあったと思うが、使わないから忘れた……」とすごいのかすごくないのか分からん奴だ。タダオはメモとかは取らないタイプのようだ

 

ロクサーヌ達と話し合った結果、せっかくここまで来たからこのままノーケルリンフ王国に向かうことにした。タカシからもらった紹介状があるためだ

 

ジョゼが説明してくれる

「ここから2.3日でポルトゥナの町があります。そこが国境の街でそこから船でノーケルリンフ王都に直接行けます」

 

「あー俺はそのポルトゥナの手前で降ろしてくれればいいから」とタダオ

こいつ地獄耳だな?

 

「迷宮とかはどうしますか?」と小声でロクサーヌが聞いてくる

「うーん……まだ素養スキルが全然取れてないしな……かと言ってそこまでタダオにみせていいものだろうか?」

2人でこそこそと話す

「確かにそうですね。訳のわからないやつに手の内を見せてしまうのもどうかと思います」

「やはりポルトゥナまでは普通に馬車の旅にしよう」

「かしこまりました。湖畔のみんなにはなんと言っておきましょうか?」

 

「いや俺からミアに連絡しよう」

ESPの魔法を使いミアに連絡する

(ミチオだ、ミア返事してくれ)

(はい!びっくりしました!!)

(いつもみんなの面倒をありがとうな。3日ほどみんなの行き来できないかもしれないから連絡しておこうと思ってな。)

(そうでしたか。フォルトゥナの谷はいかがでしたか?)

(ああ目的の人物に会えたよ)

(えっ!人を探しに行っていたんですか?そんな所に住んでいる人がいるんですか?」

(ああ、人って言っても骸骨だが……)

(喋るのですか?)

(ああ、結構気さくに……)

どうやらミアが連絡を受けている横でキーカとリナがいるようだ。

(あの……キーカが動く骸骨見たいと言っているのですが……)

(いやだから行き来できないかもって話をだな)

(ちょっとだけでもダメですか?)

 

「……」

(わかったよ今から行くから)

と湖畔の館にワープで行くとキーカとリナが待っていた

いやリナは見えないのでは?と思っていたがどうしても行きたいそうだ

 

リナとキーカをタダオの所に連れていくとキーカの目が輝いていた

「本当に骸骨だ!!」

「お嬢さんお名前は?」

「僕はキーカだよ。こっちがリナ」

「そうかそうか。俺はタダオ。初めましてだな」

「初めましてだな」とキーカが返す。

 

リナもキーカ越しに見えているみたいで驚いている

キーカは遠慮なく目玉の中に指を入れる。

本当に目玉ないけどみえてるの?

「ヒャヒャヒャ見えてるぜ」

「すごいすごい!!」

「リナすごくない?」

「どういう仕組みで見えてるの?」

「うん?!この子は目が見えないのか?……面白い仕組みだね。スキルによってこの子の見ているものから彼女が見ているのか?」

「そうだよ」

骸骨の手で、リナの額を触る

「おい!!いくらご主人様の客人だからと言って、リナのことを馴れ馴れしく触るな」とセリーが言う

「いやいや、すまないリナはセリーの妹か?」

「そうだ!!気安く触るな」

「随分嫌われているな…………もし俺が彼女の視力を与えられると言ったら?」

「はぁ?そんなのできるわけないでしょ。生まれつきリナは見えないのだからリジェネレーションでも無理」

「できたらちょっとは信用してもらえるか?」

「ええっそうね」

 

「じゃあこっちに……最初から明るくない方がいい」と言ってシェルターに移動する。もちろん俺を始めみんながゾロゾロとシェルターでタダオがリナに何をするのか気になってみんながついて来ている

 

椅子にリナを座らせてその前にタダオが座る

「じゃあ始めよう。目を開けてと言うまで目は閉じたままで良いか?」

「はい」

「俺のオリジナル呪文だ、まずは……」

「トランスファーアイズ」

と唱えるリナの左目に指を当てる

そして、「ホークアイ」と言って右目に指を当てる

額に「カウントレスアイズ」と手を当てた

最後に「パーマネンシィ」と魔法かける

どうやら今の魔法を永続化させるための魔法らしい。

 

しばらくして、

「ゆっくり目を開けてごらん?」

「はい」

リナが目を開けると

「えっ!!見える……おねーちゃん見えるよ!!」

「リナ!!えっ!!本当に見えるの?」

「見えてる!!」2人は泣きながら抱き合って喜んだ

 

「急に見えると目眩がしたり、距離感がわからないから、戦闘とかしちゃダメだよ。3日間は安静にしておいて。目にはいろいろなスキルがつけてあるから。……最初に簒奪の目トランスファーアイズは人からスキルをもらう事ができる目だ」

「はぁぁぁぁあ!?なんじゃそりゃ?」

 

「もちろん勝手にもらう事はできない。あくまでも貰い受ける感じになる。見たら覚えられるとか便利機能はないが何かの時に使ってくれ。そして右目につけたのがホークアイと言って遠くの標的を見る事ができる。最後につけた目は目玉こそないが

後に振り返ったりしなくても背後が見えるはずだ」

見た目は右目が黄色で左目が青のオッドアイになっている。

 

なによりもかなりセリーが喜んでいる

 

「タダオありがとう!!」今までの鬱陶しいという態度が一変する

キーカもすごく喜んでいた

 

俺たちがなかなかできなかった事を3通りの方法全て使って魔法で解決した。道具ではかなりの魔力量が必要なのに、タダオは永続化の魔法一つでそれを解決した

 

 

ワイバーンを調理してみると鶏肉に近い味だったので

ワイバーンの唐揚げにしてみた。つくってもつくっても瞬殺で大変ご好評でした

タダオは食事することもないので、みんなが食べているところを見ているだけだ

 

 

夜は流石にタダオがいるので、どんちゃん騒ぎもできず、みんな大人しく就寝し夜警はタダオがしてくれた。

 

 

そして……

真夜中。みんなが寝静まり熟睡している。ロクサーヌがムクっと立ち上がる。

それに気がついたミリアは「トイレかな?」と気がつくが、

ロクサーヌが外に出るとミリアは気にせずすぐに寝てしまう。

夜警焚き火の周りには人はおらず、タダオもいない……

 

ロクサーヌはほぼ下着姿で数分歩き続けシェルターから離れる

その先には真っ暗な中にタダオがいた

ロクサーヌは変わらず眠ったままだ

そしてタダオの前でロクサーヌは跪いた。

タダオはロクサーヌに深夜複数の魔法をかける……

 




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