※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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脱走

 

イサキオスは急に現れた俺たちを見て驚いた。

「ミチオ様、ご無事でしたか?」

とイサキオスは胸を撫で下ろした。

「ああ帝国でクーデターがあったのは本当か?」

「はい昨日のことです」とイサキオスも神妙に答える

 

 

「エマここでしばらく休んでくれ。すぐに戻るよ」とエマをベッドに寝かしてイサキオスに回復をお願いした。2人でまたポルトゥナの牢屋に戻る。

 

「なんで牢屋に戻ってきたの?」

「ミラとか心配だろ?」

「そうか、ミラどこにいるんだろう」とミリアも考える

 

「でもその前に…ミリアいい考えがある。兵隊を2人気絶させて連れてきてくれ」

「うんわかった」

と言うと、牢屋の鉄の柵をまるですり抜けるように外に出る。5分もしたら2人を抱えて連れてきた。

俺は「パスウォール」を唱えて中に入れると、2人に「ファインデス」をかけて仮死状態にする

2人に「シェイプチェンジ」をかけて1人はエマ、1人は俺に見た目を変化させて部屋にうつ伏せに寝かしておけば、

「これで俺たちはしばらくは死んだことになるな」

「です」と得意げなミリア

俺達はパスウォールで牢屋を抜け出すと奪われた武器やら馬車やらを「アイテム」で小さくすると奪い返した。

 

裏路地に隠れると、ESPの魔法を使い

ロクサーヌに話しかける

(ロクサーヌ)

(ロクサーヌ……)

何度か呼びかけたが返事がない……眠っているのか……魔法を遮断する何かがあるのか……

 

 

次にセリーに連絡を取った

(セリー大丈夫か?)

(はい。連絡をお待ちしておりました。私達はたくさんの奴隷と共に船に乗せられて既にポルトゥナを出港してます。目的地はわかりません。それとロクサーヌさんだけここにはいません。別な所に連れていかれたようです)

(ロクサーヌの行方はミリアから聞いた。セリー達の目的地はステーラだそうだ。先程奴隷契約がみんな外れているはずだ。)

(ステーラ?!先程ミリアがクナイを持ってきてくれたので、みんながいればいつでもこの船を掌握できると思います)

(洋上では危険だからステーラ近くまで来たら船を略奪して、船内の奴隷と共に逃げるもよし、みんなは潜伏していてくれ。必ず迎えに行く)

(かしこまりました。また連絡ください、待ってます)

 

次はマキシムに連絡をしてみる

(マキシム様ミチオです)

(ミチオ殿心配しておりました。なかなか連絡が取れなかったのですがどうされたのかと心配しておりました)

(もしかして、フィールドウォークとESPリングは何か関係ありますか?)

(はいそうです。アンチフィールドウォークや、フィールドウォークで届かない所では交信できません。至近距離の場合可能ですが……)

 

(そういうことだったのか。それで俺たちには誰も連絡してこなかったのか……ガイウス様は?)

(今はエステル男爵の居城にレオ様とアリシア様、側近の者達でいます。)

(ジゼル様が武力蜂起したと聞いたが?)

(はい。誰かにそそのかされた可能性がありますが、誰かはまだ報告ありません。現在はアントンの橋の所が係争地帯になって睨み合いになっています)

(じゃあ間一髪でハーフリングの村を移動できてよかった)

(確かに。そうですね。ミチオ様はこちらにいらして一緒に帝都を目指す事はできますか?)

(……それはまだ返事はできない。俺達はノーケルリンフ王国にてクーデターに遭い俺が連れていた奴隷をみんな徴収されてしまったので、それを取り戻してからと言うことになるかもしれない)

(そうでしたか、現在は他国にいるのですね。わかりました。でもどうやってESPを?)

(魔法で使っている分にはできるらしい)

「では、またミチオ様からの連絡を待つしかないのですね)

(ちょくちょく連絡は入れます)

(かしこまりました。お待ちしております)

 

次は、レティシアだ

(レティシア……)

(はい!!ミチオ様無事でしたか。よかったです。ほっとしました)

(ああ、俺は無事だ、ノーケルリンフのクーデターに巻き込まれて、先程まで牢屋に入っていたが)

(ええっ!!!今は大丈夫なのですか?みんなは?)

(エマは負傷してイサキオスの所で治療してもらっている。他のみんなは徴収されて、これから取り戻しに行く。しばらくはエマと協力してマロルの防衛を頼む)

(はい。かしこまりました。既にジゼル様からの使者は来ています。ジゼル様と同調されるかされないのかの意思決定を迫られていましたが、ミチオ様不在の為保留にさせてもらい、使者はこのマロルに留まってもらっています。どうしますか?)

 

(俺は……ガイウスに着くよ)

(かしこまりました。では、戦争の準備も始めます)

(湖畔の館と帝都の家は?どうなっているかわかるか?)

(帝都の住まいは武力蜂起後すぐさま差し押さえられましたが、使用人が我々の人員全てを匿って逃してもらい、現在はマロルに滞在しています。一緒にパルパ様もいらしています)

「は?パルパ?)

(はい宮廷魔術師のパルパ様です)

(そうか、ならパルパならESP 魔法使えるから何か用があったらパルパ経由で呼んでくれ)

(かしこまりました)

 

(湖畔の館は?)

(湖畔の館からは先程クロエが来て事情をお伝えしましたが、湖畔の館の戦略物資の移動を出口のない牢屋に運びたいと言ってましたので勝手ですが許可しました)

(わかった。色々準備があると思うが頼む)

(もちろんです。漁夫の利を狙ってブルガ王国が攻めてくる可能性もあります。なるべく早いご帰還を)

(ああ)

 

次に湖畔の館に連絡する

(ミア?ミア……)

(はい!!ミチオ様ご無事でしたか安心しました)

(湖畔の館は今どういう状況だ?)

(はいこちらは今、

戦略物資を出口のない牢屋に移動中です。特に、ポーションの類は我々の最重要戦略物資なので、優先的に移動させてます。後は冷蔵庫などを使って食料備蓄、金貨、素材などを運んでいますが、現在冒険者はクラリスとクロエとキーカしかおりませんので大した量を運べていません。それと、一つ懸案事項があります)

(どうした?)

(奴隷契約が解除されて、ルシアが見当たりません。貴重な魔法使いなのに、どうやらここから脱走したようです)

(脱走?)

(はい。キーカが外に出て行くのを確認しました)

(そうか……でも、連れ去られた可能性もあるしな。捜索隊は?)

(現在こちらでは雪が降り始めております。なので行き倒れになると困るので、後ほど編成します)

(そうだな。十分気をつけて捜索してくれ)

(はい。ありがとうございます)

(また連絡する。すぐには戻れないし、そちらから連絡する方法がないので、こまめに連絡するよ)

(はい、気をつけてください。すごく不安です)

(ああ、そっちも)

 

次にミラにESPを使う

(ミラ。ミラ。)

(おっと!!びっくりした!今どこに?)

(牢屋から脱獄したところだ)

(はい?!えっと、私はさざなみ亭というところで宿泊してます。ただここもやばいかもしれないので、合流するなら早めに来てもらえますか?)

(わかったすぐに向かう)

「ミリア、さざなみ亭だ」

「わかりました。通りは危険なので屋根に登れますか?」

「うん?そんな事できるわけ……ってできるわ」

「ジャンプ」の呪文を唱えると、軽々と屋根までジャンプできるようになった。

「すごいです。通りは危険なので、急ぎましょう」

「いや、暗いからそんなに早く行かないで」

既に陽は沈んでいる……

 

 

 

7時間前……

 

ルシアの目の前に急に

「奴隷契約が解除されました」と表示される。

食事中に現れびっくりした。

隣にいたミアに「今……奴隷契約が解除されましたと、出たんですがこれは……」

 

「ああ、私にも来たよ。ご主人様が何か実験の為にそうしたのかもしれないけど、そうじゃないかもしれないな……」

「そう……ですか……」

ミアに葵とモモが「雪降ってきましたね。」

とミアに言うと「そろそろ暖炉の用意をしよう。今日から必要かもしれないな。薪を用意してもらってもいいか?」

と2人に返す

「はい。テアに聞いて用意するね」

「ああ、頼むよ」

「もしかして緊急事態かもしれないから、出口のない牢屋に物資を運ぶ準備をして」

 

 

ミアがルシアの方を見ると既にルシアは席を立ち片付けをしていた。ルシアはルシアで仕事があるが既に午前中に終わらせてあり、あとは、お風呂の用意をするぐらいしか今日のやることはない。

ルシアは自分の部屋に戻ると、少ない所持品を肩掛けのカバンに入れると外套をかけた。

「今しかない」この瞬間まで思いもしなかった事が起きた。三女でありながら、ルシアにはディアゴ家の復興と叙爵の野望が芽生えた。(冒険者になっていつか!!そのためにはまず奴隷から脱しなくては……今なら逃げても盗賊にはならない!!)

と心を震わせると、(この館からでてオーモルまで行ってそこから冒険者ギルドに行ってフィールドウォークを使って帝都に行こう!)

自分の肌着についていた金貨をむしり取ると握りしめた。

まずは誰にも気が付かれないようにこの館から出ないと……

 

外への扉に手が差し掛かった時に、後ろから

キーカが声をかける

「雪、初めて見たールシアちゃんは見たことある?」

「私は山の上の方に住んでいたから、たまにふっていたわね」

「そっかー綺麗だね」

「でも寒いから早く中に入ったほうがいいよ」

「そうだね。ルシアちゃんはどこに行くの?」

「私はちょっと湖を見に行こうと思って。」

「1人で?ついて行こうか?」

「ううん大丈夫、すぐ戻るから」

「うんじゃあ気をつけてね。寒いから風邪ひかないようにね」

「ありがとう」

キーカは館の方に走っていった

なんだか心が痛い。でも意外だった。外に出ると言っても、何も咎めることもなく、まさか外の方が危険かのような話し方だった

扉に手をかけてルシアは外に出た。

すると、村があるという聞いていた方向に歩き出す。雪はさらに降り出した。

 

30分ほど歩いても全く村は見えない。足元は少し雪が積もってきたようだ。既に寒さが身体を充分に冷やしていた。

 

10騎ほどの騎士たちが前から馬に跨り微速で走ってくる。

そこからは「先ほどの村から強引に聞き出す方が早いのでは?」「いやいきなり実力行使ではここの領主も黙っていないだろ?この辺だからよく探そう」と話しながら近づいてくるので

ルシアは道の脇にどいて、その騎士達を見送るようにした

 

深々と外套のフードを被り自分の前を通り過ぎた直後に馬達が止まった。ルシアへそそくさと歩き始める

1人の初老のおじさんが馬から降りてきたので、さらにルシアは歩くスピードをあげた

「そこの人止まりなさい」と声をかけると

ビクッと肩を窄め止まる。

 

「あっちょっと聞きたい事があるんだが?」

「なんでしょう」とルシアはフードも取らずに答える

この辺で大きな家を知らないか?

「すみませんわかりません」

もちろん今そこからきたのだから知らないはずはないのだが、この人たちに教えてはいけないとすぐに悟った

 

「君はこんな雪の中どこに行くんだい?」

「オーモルの村に戻るのですが……」

「何していたんだい?そんな綺麗な服を着て」

「いえ、山菜を取りに……」

次々に騎士が馬から降りる。

「もう山菜の時期じゃないだろ?」

「この時期にしか取れないものあるので……」と

既にルシアは目を合わせられない

 

「見せてもらっても構わない?どんなものが取れるんだい?」

騎士達はだんだんとルシアに近づく

 

初老の男性が「そんなにいかつい男達が詰め寄ってきたら不安になるだろ?」と周りの騎士達をどかした。

「心配しなくていいよ。オーモルまで私たちが送っていってあげるよ。俺の名前は……ローレルだ」

と満身の笑みで手を差し伸べる

 

 




今更ながらにコロナにかかってしまって、次回の金曜日の更新ができないかもしれません
できるようでしたら更新しますのでよろしくお願いします

毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
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