※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

165 / 356
出港

 

話を聞くと、ノーケルリンフ王国のクーデターも帝国の武力蜂起もカッシームと繋がっているのではないかという事だった。ポルトゥナにいたヒシャーム、カッシームの皇子がなぜあそこにいたのか?そしてジャッジとの関係は?

それとローレル達も帝国内を自由に移動できたことを考えるとそう考える方が自然だ

 

そこら中に敵がいると考えると

ではどうやって俺たちはクワァバに行けばいいのだろう?

ワープとフィールドウォーク?

それは無理だと言われた。なぜならカッシームの国を通る事になるから冒険者を模した忍者ならともかく貴族が簡単に渡れない。それこそ捕まったら終わりだ。しかも今このご時世だ。

じゃあどうする?

……

……

「俺とミリアとエマもついてくるのか?」

「私はギリギリまでここにいる。他にも懸案事項はあるんだ。ラーゲル領を守るのに、鬼人族を使いたいのだが、まだ私のいうことしか聞かないのでな……ラッセルとリベメールが動き出す可能性があるんだ。」

「なんだっけそれ?」

「ラーゲル領の奥まった土地だ。」

「動くかどうかわからないのにエマを張り付かせるのものな……いっそ、罠をかけたら?」

「はい?」

「妙案です。その方向で行きましょう」とレティシアが嬉しそうに言う

 

「じゃあやはりミリアと行くのか……どうすれば行ける?」

「私たちも連れてって!!」とリナとキーカが入ってくる

「えっ?無理だろ?」

「もう足手纏いにはならないから!!」とリナ。

「リナが行くなら僕も行く!!」

いやいやこれじゃ完全に保護者だよ……ミリア、リナ、キーカだろ?遊びにいくんじゃないぞ

 

イサキオスは「私から言わせれば今までなぜパーティに入れなかったのかわかりません」とまで言わせている

そういうものなのか?

 

 

フィーネが「普通に船で行けばいいんじゃないですか?何処にもよらなければ明日の朝までには着きますよ」

「えっ?」

「船があるの?」

「ありますよ。マロルですからいつかは船も必要だと思ってセリー達と協力して作ってあります」

「じゃあ早速みに行ってみよう」

 

船を見るために教会から出る。出る時に

エマが近づいてきて、俺の頬を撫でる。

「すまん強く殴ってしまって」

「いや、いいってあれがなかったらまだグダグダしていたよ。エマ、ありがとう」

 

エマはあのままグダグダのままでミチオを慰めれば、ミチオは落ちたかもしれないが、

「ロクサーヌには正々堂々勝ちたいからな……」と小声でボソッと言う。

「えっ何?聞こえなかった」

「ううん聞こえなくていい……」

「ほら早くエマもついて来い」

「わかった……」

 

 

 

船を見に行くと、1人の猫人族の少年が途中から一緒についてくる。領主がいる物珍しさからと思っていたがロラン爺も船着場までやってきた。見せられたのは中型のヨットで、あまり大きくない帆がついている。スロープ船というらしい……

 

ロランと挨拶すると、「これを動かす時がやっと来たんだな」

と嬉しそうに話す。

「ミリア船動かせる?」

「こんな大きいのは動かした事ないよ」

さっきから一緒についてきた猫人族の男の子が手を上げて

「俺が運転できるよ」

「は?誰?」

「俺はアデル。アデリナの弟だよ」

アデリナの弟。確かにあの時何人も兄弟いて、ロランに漁師として預けたんだ。

ミリアは覚えていたらしく。嬉しそうに会話している

 

「アデル大丈夫か?漁とかではないんだぞ?敵の土地まで行くかも知らないんだぞ?」

「そんなのわかってるよ」

でもここから船を使える人を探して……なんてやっていたら明日の朝までクワァバに行けないかもしれない。一刻も早く出港しないといけないからだ

「もう、食料と水ならすぐ積み込めるからいつでも出港できるよ」とアデル

 

うーんいいんだろうか?

 

フィーネが言うにはアデルなら運転方法知っているから大丈夫と言うが、向こうに着いたらレベッカも操船できるからとあっけらかんとしている

 

大きさ的には20人くらいなら乗船できるか……帰りは一気にワープと言うてもあるしな……

「じゃあアデル頼んだよ」

「おお!!泥舟に乗った気で任せな!!」と自信満々に胸を叩いて言っているがそれを言うなら大船だろ?っと心の中でツッコミ入れたが、口に出していいものか憚れる……

 

「それを言うなら大船だろ?!」とキーカが言うと笑いに包まれたが、お前言う?と心の中で思った

1時間後には食料と水を積み込み出港予定なので、各々買い物に出る

リナとキーカはリュックいっぱいの荷物を持って現れた

「何入ってるの?」

「秘密です」

まぁいいけど……

「ミリアは?何か買いに行かなくていいのか?」

「さっきキューちゃんポルトゥナから帰って来たところだから。ミリアは大丈夫。一緒に連れて行ってもいい?」

「ああ、構わないよ」

そうか一気にワープで帰ってきたから追いかけてきたんだな。

 

出港の準備が終わると、フィーネがアデルに色々説明してくれていた。めちゃくちゃ不安だ……

 

出港すると、帆をあげて進む。結構早い速度で進むのに驚いた。

汽水湖を出ていよいよ海に出ると天候は良いし文句ない。潮風が頬にあたり、これからセリー達を助けに行くんじゃなかったら結構いいバカンスの旅になりそうだ

だが、忘れちゃいけない目的はセリー達の救出だ

 

セリー達にも連絡を入れた。

(セリー今から俺たちもそっちに向かう)

(かしこまりました)

(その船は明日の午前中にはステーラにつく予定だがその前の明け方にその船から脱出してクワァバの町にて合流しよう)

(一つ問題が……)

 

(なんだ?)

(全員泳げる訳ではありません)

(そうだった……)

(それと、奴隷船の中にはステーラ行きを望んでいるものもいますので簡単には船を掌握できない可能性もあります)

(そうなのか?では近くまで来たらまた連絡する)

(かしこまりました)

 

作戦も何もないな。現場で考えるなんて……行き当たりばったりではないか……

風はいい感じに吹いて日差しも気持ちいい。

かもめも俺たちを追いかけてくる、

 

マロルを出港してから3時間ほどで、異変が起こる。大型船が近づいてくる。ガレオン船だろうか?5隻の船が俺たちの船を追いかけてくる。

「なんであの船俺らを追いかけてくるのか?」とアデルに聞くと

「あれは……海賊船?え?いや、海賊船です。」

「はぁ?でもこっちの船の方が早いだろ?追いつけるわけないよな」

「いや、そうなんですけどね。風が止まったらやばいです」

後方をずっとみている俺たち傍から一隻の船がすごいスピードで飛び出してきた。

「スループ船だ!!」とアデルが驚く。

大きさで言えば、あちらの方が小さいぶん小回りもスピードも上回っている。だんだんと追いついてくる。

「あの船が横に付けられたら海賊が乗り込んできます」

アデルは横に付けられないように、左へ左への進路を取っていくがそれでは今度後ろのガレオン船に追いつかれてしまう。

リナとキーカがアデルに心配そうに「もしかしてピンチなの?」

「かなりピンチです!!」

 

ミリアも「えっそうなんだ!!早く言ってよ」と驚く

いやいやどう見てもピンチだろ?

キーカは「急に船の追いかけっこが始まったからおかしいなぁ?って思っていたんだよね」

 

すると海賊船から

「そこの船!!止まれ!!大人しくすれば命まではとらねぇ!!抵抗するなら男は皆殺しにする!!」

と大声で俺たちに話しかけてくるが、奴らの言い分は無茶苦茶だつまり略奪すると言う事だろう。

 

 

 

リナがリュックを持ってきて中身を取り出すと、トゲトゲの付いた鉄の玉を取り出した。

「つまり、あの船を沈めちゃっていいんだよね」

「えっ?でもどうやって?」

 

「へへへっいくよー!!とりゃー!!」と鉄の玉を俺たちの前に出てこようとしたスループ船めがけて投げた。鉄の玉が豪速球で飛んで行く

「うーーーんどかーん!!」とリナが自分の口で言ってる

 

投げた鉄球は見事にスループ船の前方側面に命中!

バキバキっ!!ものすごく大きな音を立てて

船に大きな穴を開けた。

続け様に2球目が更にそのすぐ後ろに命中して船全体が傾きスピードが出なくなった。木造船なのですぐに沈没することはないようだが船員は次から次に海へ投げ出される

「なんだありゃ!!あいつら何か攻撃してくるぞ!!」

 

俺も負けじと後についてきていたガレオン船に攻撃を始める

「ワイデンマジック」タダオから教えてもらった魔法で魔法の効果範囲、射程を倍に広げる魔法を唱える

「ブレイズボール」を3連打で放つ甲板で大爆発をしている。そのうちの一発が帆に当たると帆が燃え出す

 

隣の旗艦の船が色々指示しているので、ミリアが

「ミリアがあそこに直接行ってやっつけてくる!!」

ミリアは急に船を降りると、海上を走って敵の旗艦に走っていく。

ミリア?なんで水の上走れるの?と思ったが過去に水上歩行の指輪をミリアに渡してあるんだった

 

「頭!!女がこちらに向かって走ってきてます」

「あーなんだよ。走るってなんだよ!!次から次に!」

「ほらあそこです」

「はぁぁ?!」

確かに海の上を走ってまっすぐにこちらに向かってきている

「なんじゃありゃ?」

まるでアメンボのように海面を走ってマジックウィップを帆に絡めると、一気にジャンプして甲板まで飛び乗った

ミリアは

「降伏するなら命は取らない」と警告した。

海賊団の船長は

「しゃらくせい!!お前1人で何ができるんだ?あん?」

たくさんの海賊がミリアの周りを囲む

「んんん!」

ミリアがちょっと傍に避けると、上空からドラゴンがブレスを吐いた。帆にすぐに引火して、甲板にいた多くの海賊に火が付いた。海賊達は

「うぁうぁっ」とおののいて、引火した自分を消火するために多くの海賊どもが海に飛び込んだ

「ドラゴンだと?!このアマ!!」

「うん?ミリアは海女じゃないよ?」

「何言ってんだコイツは!ほら、いけ!!」と隣にいた大男に促すと男は唸り声を上げながら棍棒を持って突進して来たが

ミリアは峰打ちをすると、大男は一撃で悶絶しながら倒れた

少しづつミリアが近づいてくると、

「オレ、俺を倒しても他の奴が必ずお前を倒すからな!!」

と虚勢をあげているが

「他の奴って?」

とミリアが言うと海賊の船長は周りを見て驚愕する

すでに他の船は横たわっている

全て、リナが鉄球で沈めたようだ

 

小太りの髭海賊の船長は

「すみません、降伏します……」と土下座して謝る

 

リナと俺が乗船すると、「みんな子供じゃねえか

……そんな子供にやられるなんて……」と海賊は嘆いていたが、武器を回収して、手首を縄で縛った。

俺たちは船に戻り、帆のない海賊のガレオン船を曳航するのだが、ガレオン船には400人近くが乗っている

海賊達も進むわけないと思っていたが、

俺たちが乗っている船の帆は偽装で実は帆なんてなくても進むスクリューがついている

 

グググッ

「進んでる……」

と海賊達も驚いている

「なんちゅー船だ」

 

俺たちは

交代で休みを取り、深夜に控える。

 

 

 

 




ここから反撃が始まる!!笑

毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります

https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。励みになります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。