※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

17 / 356
BP

エマの過去を聞いて思った

この世界はやはり過酷だ

日本ではありえない事だが、いつそのようになるか

本当に、木が腐っている吊り橋の様に危険なのかもしれないな

 

色々エマと話をした

「燕亭」というところで泊まっているそうだ

クーラタルでは一番いい宿らしい

飯も出るそうだが、俺の作ってる飯の方が全然うまいそうだ

昨日は今日の事を考えたら、眠れなくて、ちょっと酒を飲んで寝たそうだ

 

そんな事を喋っていたら、教会についたらしい

とても立派な教会だ

ここでどんな事ができるのかいろいろ聞きたい

 

エマが、入口にいた僧侶に教皇様に面会したい事を伝える

「お会いするそうです」

「私は外で待ってる」

俺は僧侶に連れて行かれて、かなり急な階段を登って行く

扉の前で止まると僧侶が「お連れしました」

「どうぞ」

 

「ミチオと申します。先日はクランの授与で大変お世話になりました」

「ミチオ殿、よくいらっしゃいました」

どうぞこちらにと、応接に通される

決して、裕福な感じではない、質素と言うか……

ボロい、よほどアランの部屋の方が立派だ

 

「今日はいかがなさいましたか?」

「実は先日のクランを受けて、そのような秘術があるとは全然知らなかったのと、あの時お礼を言い忘れたので、直接お礼を言いたくて。それから、ジョブとしての職業と、実際ついている職業についてお話を伺いたいと思ってきました」

 

「それは献身的な」

「ありがとうございます」

「クランについては、皇帝の口利きがあったときのみ授与できます。授与については帝国から幾許かの寄付はいただけるのですが、教会が貧しく、多くの人を救っているのは大変尊い事だと思いますが、経営としては困窮してます故、お茶も出せない事をお許しください」

アルフレッド教皇様は本当にいい人だ

 

「して、他にも教皇様のみに許された秘術というのはまだあるのでしょうか?」

「ありますよ」

「入魂の儀」

「それはどんなものなのでしょうか?」

「もう一つの魂を入れて、職業を二つ得る方法ですが、どっちつかずになってしまうため、あまり使用されなくなりましたが」

 

きた!!

セカンドジョブの事だ、

 

「それは凄いです、職業を3つと言うのは、無理なことなのでしょうか?」

「それは私でもできません。」

「是非私の供のものに受けさせたいと思っているのですが」

「クランを受けるほどの方なら皇帝陛下から審問が下る事はないでしょう、ですが、とても言いづらいのですが、教会に寄付をしていただけませんか?」

「おいくらほど包めば」

「お一人金貨100枚でいかがでしょうか?それで、全国の僧侶を助けていただけないでしょうか?」

 

「なるほど、うーん、そこまでの金額がかかるとなると、なかなか手が出ないですな」

 

「では、80枚…いや、70枚ではどうでしょうか?」

「では70枚で。のちほど、供のものを連れてきます。よろしくお願いします。」

「ミチオ殿は?」

「私はそれほど強くないので、供の者を強くした方が心強いのです」

「一緒に職業も入れますか?」

ここで断ったら怪しいよな。セカンドジョブを付けられるようになったのに、しないなんて

この際だ、どのようにジョブを入れるのか見たほうが良いかもな

「ではお願いします」

「そちらは金貨1枚かかります、よろしいでしょうか?」

「是非お願いします」

 

「あっ!!今思い出しました」

「私にできる事として、何に使われるのか全くわからないのですが」

「大いなる祝福と言うのがあります」

「儀式をおこなっても、正直何も変化がなく、カウントされるので30回まで行えるらしいのですが……効果がわからないため、初めに数回行っただけで、それ以降1回もしてないので失念しておりました」

「過去の教皇様にお伺いしたのですが、びーぴーがどうとか、言ってましたが、正直意味がわからないのですが、ミチオ殿はお分かりになりますか?」

 

そ、それすげ〜重要な奴

でもここで顔に出してはいけない、たしかにキャラクター再設定がなければ、無用なものだし、[BP]ボーナスポイントは、振らなければ、なんの効果もない

「わたしにもわからないですが……でも大いなる祝福は受けてみたいので私にしてはいただけませんか?」

ここは俺の方から思い切って切り出す

「1回金貨1枚でよろしいでしょうか?」

「そんなにいただけるのですか?なんの変化もないのに?」

「後学のために、是非」

「では、ここでしてもいいですか?」

「お願いします」

教皇は何を言っているかわからないが、呪文を唱えているようだった

「大いなる祝福」

それを受けると、光のシャワーを受ける、そして手の甲の小指の根元にブラヒム語の数字が浮かび上がる

「1」

俺はBPを確かめる。

たしかにBPが1上がってる

「素晴らしいですね」

「効果がわからなくても、もっと受けたいのですが、可能ですか?」

「手の甲に浮かび上がる数字が30までできるのですがつづけますか?」

「是非30まで続けるとどうなるか是非知りたい」

「私が確認した時は、なにもありませんでしたが……」

「いやきっと何かあるはずです」

 

俺は大いなる祝福を30回受けた

もちろんBPは30増えた、手の甲に変なタトゥー入れたみたいになっているけど、これは大収穫だ

価値がわからない人には全く無価値だが……

「ちょっと強くなった気がします」

「本当ですか?」

「多分」

「そうですか」

「でも、寄付はちゃんとさせてもらいます」

俺は金貨を30枚取り出し、教皇に渡した

「ありがとうございます、これで僧侶たちに少し給金を支払う事ができます」

「ではこれから、供の者を連れてくるのですが、よろしいでしょうか?」

「わかりました、こちらの部屋でできるので、用意しておきます」

「申し訳ありませんが、ここからフィールドウォークで呼びに行っても構わないでしょうか?」

「大丈夫です」

俺はフィールドウォークでまずは、セリーのいるロッジに行く、セバスチャンにセリーを呼んできてもらった

「途中で申し訳ないな、どうしてもセリーに受けてもらいたい儀式があるので、きてもらえないか?」

「かしこまりました」

で、次にブティックにワープして、ロクサーヌとベスタを連れて教会に戻る

いきなり出てきてみんなビックリしてたけど

フィールドウォークってエチケットみたいなものないのかな?

扉を開ける時はノックするみたいな……

 

ワープで教会に戻ってきた

「教皇様お待たせしました」

「私のパーティのものです」

ロクサーヌたちに教皇様を紹介する

セリーはメチャクチャビビってたけど、教皇様は腰が低くて忘れてしまう

「この3名に入魂の儀をしてもらいたいのですがよろしくお願いします。」

「えっ!!」

「1人だと思っておりましたので、すみません」

「3人だと、寄付の額は3名分いただけますか?」

「もちろんです」

 

「かしこまりました」

「では、これより入魂の儀式を行います。」

ロクサーヌ達はいきなり連れてこられて、魂を入れられると言われビックリしているが

「大丈夫だ、俺の読みで間違いない」

「はい、信じてます」

 

1人ずつするようだ

ベスタから受けさせる

本人はメチャクチャビビっているが関係ない

頭に月桂樹の冠をつけて、呪文を唱える

「いにしえのなる神よ、この者に、もう一つの御魂を」

と言うと、先程の俺が受けた光のシャワーが降り注ぐ

 

「すごい綺麗」

 

俺はパーティジョブ設定で確認する

セカンドジョブが選べるようになっている

ファーストジョブが村人になっている

ちなみにファーストとセカンドを入れ替えてみるが問題ない、もう一回やって元に戻しておく

 

とりあえずみんな入魂の儀式を行う

 

セリーが受けて俺に聞いてくる

「これは何の儀式なのでしょうか?」

「後で説明するから」

(また始まった…このテキパキとした動き、ご主人様はこういう時とても大事な事をしているのだが、全く説明してくれない。でも、これは私たちにとってとても重要な事なのでしょう。隻眼になった時はもっとあっさりしていたんだけどな)

セリーはそんな事を考えながら儀式を受けていた

 

俺は彼女達のBPがいじれたら、大いなる祝福も受けさせたいのだが、今のところいじれないからな。新たな課題だ、BPをもらう事ができたのだから、イジる方法も必ずあるはずだ

 

「引き続き、新たな職業の選択を行います」

エレーナの神殿を持ってきて、1人ずつ手の甲を神殿に当てると、職業が選択される

 

ロクサーヌは獣戦士にしてもらった

セリーもベスタも戦士にしてもらった

それぞれファーストジョブが変更された。セカンドジョブは今まで通りのジョブになっている

「ありがとうございます。わたしにはまだ供のものが何名かおります。いずれその者達も受けさせたいので、よろしくお願いします」

「それはこちらも嬉しい限りです。これで、教会運営が少し楽になります」

俺は白金貨2枚と金貨13枚を出して教皇に渡す

ほぼ全財産だが、それ以上のものが手に入った

奴隷を増やすよりも、こちらの方が優先順位が高い

セリーが小声で言う

「よろしかったのですか?」

「かなり高額な取引のようですが……」

 

「それ以上の事が得られた」

 

教皇に言う

「今日は大変勉強になりました、また教皇様に会えるのを楽しみにしております」

「今日は来ていただいてありがとうございます」

4人で、階段を降りて行くと、外でエマが待っている

「ずいぶん時間かかりましたな」

「っと、皆さんどうしました?」

「儀式を受けてました。ご主人様はなんでも急なのです」

 

 

外に出て、俺はみんなのジョブを再設定して、セカンドとファーストを逆にする

「1人金貨70枚近く支払って、今回の儀式でなにが得られたのでしょうか?」

「歩きながら話そう。今回の儀式で、セカンドジョブが得られた」

「え?」

「ご主人様はすでにいくつかのジョブを同時に使っていますよね」

「ああそうだ。だがみんなには複数ジョブは選択できなかった。でも、今回の儀式で2つのジョブを選択できるようになったので、スキルが同時に使えるようになった」

「ん?」

「えっ、えーー!?」

「ロクサーヌは禰宜と獣戦士になっているので、癒やしとビーストアタックが同じ戦闘で使えるようになっている」

「それは凄いです!ご主人様は本当に凄いです!!」

「セリーとベスタは戦士になっているのでラッシュが使えるはず」

「セリーは以前話した通り、暗殺者を目指してもらう、ベスタには聖騎士を目指してもらう」

「それは凄いです」

エマが顔を突っ込んできて

「わたしもお願いしたい!」

「エマ、貯金はあるのか?」

「私は有料か?」

「だって従者だろ?毎月金貨2枚だったか?」

「そうだった……今はこれまで貯めた金貨が20枚あるので、あと、2年分前借りできないか?」

「2年タダ働き?」

「まぁ食事は困らないし、宿は外で泊まってもいいし、問題ないかな。特に欲しいものもないし、ミチオと一緒にいられるだけで幸せだからな」

可愛いこと言うねー

 

「残念だが、貸す金も実はもうそんなにないので、貸せないし、次回ここにくる時は、全員セカンドジョブつけられるほど貯まったらこよう」

「まぁいずれにしても、明日から金策だな」

「ミチオ様には(きん)も作れるのか?」

「いや流石にそれはできないよ」

「迷宮で稼ぐか盗賊を討伐するか」

エマが答える

 

「賞金稼ぎか……こちらも狙われるからな、でもとりあえず帝都の賞金稼ぎギルドによろうか」

 

5人で歩いて賞金稼ぎギルドまで来た

なんか物騒だね

窓はなく、壁は金属の板が打ち込まれている

扉も金属の板が打ち込まれている

「とりあえず中に入ってみようか?」

中は窓がないが、明るい

夏なのでかなり暑い…汗の匂い、カビの匂い、いろんなものが混ざっている

エマはどんどん中に入って行く

壁一面にお尋ね物の顔が書いた紙が貼ってある、その下には金額も書いてあるところを見ると、下が賞金だろう

あからさまに周りのみんなが俺たちを見ている

場違いだからな

 

エマは手配書を見て回るが

「3人を送ってくるけど、どうする?」

「了解です。もうちょっとみたいので、置いて行って下さい」

俺は一抹の不安はあったが、エマを残し、みんなを送った

 

 

 

 

 

 




2023.10.07改編
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。