※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

172 / 356
ジゼル確保

 

エマ達の旅団はトランスポーターを通って恐る恐る帰って来ると、驚きを隠せなかった。

「いつの間に……もしかしてミチオ帰って来てるの?」とレティシアに話しかけると、

「はい。ラッセル領とリベメール領はどうでしたか?」

「はい。無事に陥落です。兵隊もほとんど失う事なく編入できると思う」

「お疲れ様でした、これからのことなのですが……」

「ちょっと待ってくれ。なんか人多く無いか?旅団の皆を解放したあとステーラに行ったんだよな。ベスタのお母さんには会えたの?」

俺が答えようとした所でレティシアが答える。

「会えたみたいなのですが、ステーラの奴隷全てを解放して、ほとんどの人をここマロルに連れて来てしまいました」

「えっ?どれくらいの人?」と、また俺に聞かれたのだが、レティシアが答える

「それが聞いてください。32万人ですよ」

「は?私が、二つの領土から1万人づつ領民を増やしている間に32万人?どうすんだよこれから」

 

「これから私のターンだそうです」と嬉しそうにおどけて、落ち込む

「まぁ頑張ってくれ」とエマはレティシアの肩を叩き労をねぎらいの目で見つめつつ冷汗を垂らす

「それとは別に竜騎士団1万5千人も我が軍勢に合流するそうです」

「一気に大所帯になったな」

「はいそれでなのですが、今日これから帝都奪還に行くそうです」

「はぁ?今私帰って来た所だぞ?」

「はははっ今着いた所で悪いんだけどエマしかジゼルと面識がある人いないから。」と俺は誇らしげにエマに言う

「まぁ確かにな。で、ジゼル様をどうするつもりだ?」

「お互いに無傷で、捕獲が理想だな」

「ふー皇族を捕まえるのに?」

「まぁあくまで、理想だな」

「……わかった。準備しよう」

 

エマの後ろにいるバルハが話しかけて来た

「今報告を受けたのですが、現在所在が行方不明のロクサーヌ様ですが、カッシームの大聖堂で5日後に挙式をあげるそうですが、それまでの間の所在は不明という事です」

「随分急だな。あっちはあっちの事情があるのかもしれないな。しかも宣戦布告して来た国の首都でするって事は……」

「場所がわかったんなら、5日後にそこに行こう!」

「……ってなるよね」とエマが言う。

 

俺は何の安心感なのだろうか?絶対次はロクサーヌを取り戻せるという根拠のない自信が出て来た。

 

メーアが「この人がミチオ殿が言っていた方か?」

と声をかけて来る

「うん?」エマは初めて見るわけだが

「彼女は俺たちの仲間になってくれたメーアだエマよろしく頼む」

「ああ、それは構わないんだが腕は確かか?」と聞かれて

「問題ないと思うぞ」

メーアは「問題あるよ。是非手合わせをお願いしたい」

「そういうことか?そういうのいいね。勝つか負けるかで返事する。わかりやすい。私は嫌いじゃないよ。ちょっと待ってくれ。これからの用意があるから」と言うとバルハに色々と指示をした

 

「えっ?いいのか?休んだりしなくて」

「ああ、大丈夫。対して戦っていないから、むしろ少し体動かした方がいいだろう」

ちょっとした広場に移動すると、そこはもう夜なのであまり見えてないが、二人とも「ここで大丈夫」という事で、始まった。

メーアは大剣を振り翳している。

エマは誘い込むように攻撃を仕掛けるが、なかなか乗ってこない大剣を盾のように使いダメージを受けないようにしている

「さすがだな。あんなに早い動きでもこんな重い一撃を」

剣だけでは受けきれず小手も使って捌いている

メーアは一撃を与える隙をずっと狙っている。スピードがあるので勝負は一回だけだ……

大振りでエマが仕留めようとしたその瞬間

「もらったー!!」とメーアが言うとエマの脇を目掛けてその大剣が振るわれた

「エマ!!」と思わず声が出てしまうがエマは片方の手でショートソードを持っていた

「そんな剣如き!!」とその剣ごとエマを叩きつけるつもりだ。

その瞬間エマがニッと笑うとメーアは一瞬凍り付いたが

「縮地」とエマが言うと瞬間的にその姿はなくなり、

振り払った反対側に移動した所で膝をメーアの脇腹に入れると

「うっ!!」メーアは倒れた。

「でもすごいパワーだね。荒削りだけど、いいやつだと思う!!」と俺に言う

倒れたメーアはすぐさま立ち上がり、「いい蹴りでした。それがショートソードなら私のハラワタがこの辺に撒き散らかっていたでしょう」

「そうなったら大変だからな」とエマは爽やかに言うと

「負けました。またよろしくお願いします」「ああまたな。うちにはすごいのがゴロゴロいるから色んな奴と手合わせするのがいいんじゃ無いか?」

「エマねーさんが1番だと思うのは?」

「そりゃミチオだろ?私より強いんだから」

「エマそう言うことは言わなくていい」

「でもミチオ殿は魔法使いでは?」とメーアはエマに質問する

「ああそうだけど私は剣で負けた」

「では今度はミチオ殿と……そのためなら夜伽でも何でもしますよ」

「そうだね。今度ね。それより飯を食ったら帝都に行こう」

「ああ、そうだな」とエマは今まで戦っていた事を微塵にも感じさせない力強さがある

 

 

食事を摂りながら、なるべく多くの人で行った方がいいのか、それともたくさんで行った方がいいのかを話しあった

セリーが色々問題点を提起してくれた。

「大小わからないが多少は戦闘がある事を考えたらある程度の人数がいた方がいい」

「脱出方法も考えた方が良い」

常に近くに護衛がいるだろうから、戦闘が始まったら次々と戦う羽目になるし、戦闘中はワープが使えない事を考えるとワープ以外の方法が必要って事だよな。

「安全にかつスピーディーにって事だろ?ならアレだな」とエマが言うと

「そうですね。それですね」セリーが答える。

 

なんだかわかったのかわからなかったのかそう言うことになった。

 

俺とエマ、ベスタ、ミリア、リナ、シャンタル、ラウラの七人で行くことになった

セリーと、ルティナ、キーカは別動隊として動いている

エマの提案でエマと戦った闘技場に移動する時に通った廊下に移動すれば多分この時間なら誰もいないはずという事でそこにワープをしたワープ先は真っ暗で「ダークビジョン」をみんなにかけた。その後エルフの外套または「インジィビリティー」

の魔法で姿を消した。

エマが言うには、

「執務室か、自身の部屋に居るはず」と言う事で男子禁制の場所に入っていく

執務室前迄くると中の様子を伺っても、声は聞こえず明かりはついていないが念の為スペクターのケルスに中の様子を壁抜けで見に行ってもらった。

「うぁっ」

俺が指輪から幽霊を出したのを見てエマは思わず声を出してしまった

「ごめん。その人ってもしかして幽霊さん?」

「ああ。スペクターのケネスです」

「あっご丁寧にどうも」とここでそんな挨拶いいって

ケネスが中を見てもらっても中には誰もいなかったようだ。

「じゃあ寝室だ」

寝室に向かうまでの間はかなり兵隊が配置されていたが少し違和感もあった。

これじゃまるで……

 

俺たちはジゼルの部屋の前迄きたが部屋の前には兵隊が二人立っており灯も灯されて警護している。

流石にあの前を通って部屋には入れないな

隣の部屋は侍女の部屋なので「パスウォール」と呪文を唱えると壁を貫通して通る事ができる。

侍女はいなかった多分ジゼルと一緒にいるのだろう。

隣の部屋にエマから入っていく。

「誰?!」とジゼルの声では無い別の人物の声がする

部屋の外から兵隊の声が聞こえる

「どうかなさいましたか?」

エマがしっーっと言うと、

「ええ大丈夫。なんでも無いわ」

「エマじゃない」と小声でスレイターが言ってエマを抱きしめた。

ガイウスのパーティにいた年配の司祭だ

「エマ、どうしてここに?」

とジゼルもエマを抱きしめる。

俺たちも姿を現すと

「ミチオ殿」とスレイターが言うと

「ミチオ殿の事をスレイター卿もご存知なのですか?」

「ええ。陛下のパーティでご一緒した事があります」

「ここは男子禁制ぞ」

「今はそのような事を言っている場合ではありません」とスレイターが反論すると大人しくなった

 

「どうしてこんなことに?」とエマがジゼルに聞く

「私にもわからないわ、私には全く記憶がないのだけど、気がついたら血まみれの服を着てナイフを持っていたの。私が刺したみたいで……私……私……」とちょっと錯乱気味だ

続きをスレイターが説明する

「奴隷をたくさん使っている貴族に対して、差別主義者を排除すると言ってジゼルが急にその貴族の一人を刺したの。まぁ元々かなりイケすかない貴族だったけど……ジゼル様が『奴隷解放をして、この国を粛清する!!』って急に宣言したのよ。そしたら急に……なんで私血まみれなの?……って急に……」

スレイターはそのまま続けて話す

「近くにいたガルフォード将軍がジゼル様の持っていたナイフを奪い取り、ガルフォードは切りつけた事に対して『自分も賛同する!!』と言ってまずは帝国に二つあるうちの陛下が持っている親神殿を宝物庫から奪取。そのほかの同様の貴族も奴隷を神殿にて強制開放するとその貴族を刺したわ。そのままガルフォードは急に兵隊を動かして帝都にいる奴隷商人の何人かを連行するように指示して、同じよように奴隷を解放するとそのまま斬首したようね」

「ガルフォードと言うのはマキシムの?」

「ええそうよマキシムの父親だわ」

「じゃあガルフォードに担ぎ上げられたって事?」

「でも最初にきっかけは私が刺したからだと思う」とジゼル

「護衛という名目だけど、これは軟禁ね」とスレイター

 

「ガルフォードがなぜ軟禁しないといけないんだ?」

「わからない」とスレイターが答える。

「ガイウス様に敵意がないなら、一旦保護させて欲しいのだが?ガイウス様とお話をしてみてはどうだろうか?ここではそれもかなわないだろ?」

 

「うーんでもここから離れるなんて……」

スレイターも「でもずっとここにいても解決できないわよ」とジゼルを説得する

「この人達は大丈夫なの?」

エマが「それは私が保証します」と言うとジゼルは渋々納得する

ワープ使い移動する事になると、

急に侍女の様子がおかしい

 

「ここから出てはダメです……」

「うん?どうしたの?」とジゼルはずっと一緒にいた彼女に声をかける。

すると侍女は

ナイフを取り出してジゼルに突進する

一瞬の事にみんな動けず、1番近くにいた俺は「オーバードライブ」侍女のナイフを剣で叩き落とすと、

エマが侍女のお腹を刀のつかで攻撃すると意識を失った。

「どう言う事?」

と言ったのと同時に金属と金属がぶつかる金属音を聞いて

女性騎士がノックもせずに二人入ってきた。

「貴様ら何ヤツ!!この部屋は誰も入れては行けないはず大人しく投降しなさい」

と一人が言うと

もう一人がホイッスルを鳴らす。

すると一斉にこちらに走って来る音が聞こえる。

ミリアはバックアタックで一人をスタンさせた。

暗い部屋の中、灯りの照らされる所で護衛兵が見えたのは

エマだった「エマ隊長!!、でも隊長でもまずいです。ここは誰も入れるなと言われています」

「スリープ」

と俺が唱えると、彼女は倒れる様に眠ってしまったが、その膝から崩れる時にエマがちゃんとキャッチして優しく床に横にさせた。「スマンな」

その間にも、ベスタはその大型の鎧にジゼルを後ろから入れる

「ここに入るの?」

「はい。何かあるといけないので入ったらハンドルを握っていてください。それと舌を噛まない様に」

「わ、わかったわ。その侍女の子は?」

「置いていきます」

「ダメ。気がついたらその子自殺しちゃう。私と同じ感じだったから」

「誰かに操られていると?」

「うん」

「わかった」ラウラが山賊担ぎをすると

「行きましょう」とスレイター

 

ミリアが1番前でスレイター、ベスタと続いた

階段を上に上がるミリアを見て

「下じゃないの?」とスレイター

「こっち」

ドンドン上に上がる

 

ホイッスルを聞いて、大勢の兵隊が集まって来る。

俺、エマ、シャンタル、リナが殿を勤める。

「グリース」俺が先頭を走っていた騎士にかけると大きく転んだ

それにつられて次々に転ぶ。

何度か「グリース」をかけて階段を登っていく

屋上に着くと扉にマジックロックをかけた

ミリアが松明で合図を送ると

おおきな湖の向こう側の茂みに隠れていたキーカが

「合図がきたよ」

ルティナは「…………ウィザードアイ」を唱えるとセリーが集中する

セリーはその大きな矢を放つと後ろにはローブが繋がれている

みるみるそれは空中にものすごいスピードで飛ぶ矢

ミリアこの矢を真っ暗でどこから飛んでくるかわからないのに素手で捕まえる。

素早くその縄を塔の一部に巻き付ける

スレイターは「えっこれにつかまって湖を越えるの?」

エマが合図して次々に湖を渡る

ローブに滑車を繋げると勢いよく湖を越える

ミリアが最後に

「ベスタのお母さん早く」と言ってシャンタルを急かす

「もうじきにあの扉は破壊されるから先に行って。私は大丈夫だから」と言う。

「ダメ。お母さん置いて行ったらベスタ悲しむから」

「大丈夫私飛べるの」

「えっ?」

シャンタルはドラゴンに姿を変える事ができる。ミリアは以前ドワーフの村で見たレッドドラゴンにシャンタルが姿を変えたのを見て「かっこいい!!」

「じゃあミリア先に行く」

ミリアはロープを滑空すると

シャンタルはミリアの横を一緒に併走する

 

大きくなったシャンタルは対岸に行くと元の姿に戻り地上に降り立った。

 

 

 

 




一気にこの蜂起編を最後まで書こうと思ったが時間が足りずまた途切れてしまった、、、

毎週月曜日、金曜日の21時頃に更新してます。
いつも誤字報告していただいている方ありがとうございます。大変助かります

https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。励みになります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。