※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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先の見えない乱戦

 

下の広場には民間人が居なくなるとカッシームの騎士団が次々に入ってくる

 

ブルックはそれを確認すると、ヒシャームに「ここは私にまかせて下に降りて逃げてください」と言うとヒシャームに「………………フェーザーフォール」と唱えた

「いくぞロクサーヌ」と言ってもロクサーヌは縮こまっているだけだった恐怖状態からまだ立ち直れておらずヒシャームの脇に抱えられてロクサーヌと崖の先端部分から飛び降りた

「ロクサーヌ!!」

 

エマが「ミチオ!ロクサーヌを追え!!」

まだ飛行の呪文は切れていないはずだ今でも飛べるはずだが崖のヘリに立って下を見るとかなり高い。だが行くしかない

俺は崖の縁を走り出して飛び降りる

不安定ながらも降下しながら何とか飛べている

崖の周りをゆっくりと滑空しながら崖の先端部分の方へ滑空するがワイバーン兵が横から飛んで俺を狙ってくる圧倒的にスピードが違う。そこにシャンタルドラゴンがワイバーンの首に食らいつくと、そのまま引きちぎってワイバーンを落下させた

 

もうちょっとだ……辿々しい飛行だがなんとか飛んでいる。

ヒシャームとロクサーヌを見つけるヒシャームはロクサーヌのお腹抱えながらゆっくり降りているがロクサーヌは恐怖状態で下を向いている

「ロクサーヌ!」

と声をかけると、体が反応して顔を上げた

「ロクサーヌ!」ともう一度声をかけると

ロクサーヌは手を伸ばしてきた。

 

俺はその手を取ろうとした時にヒシャームが俺に剣を振るった。

もちろん避けたが少し掠ったようだ。俺はフラフラの飛行のままだったが先に広場に到着した。下にはタダオがいたがジャッジはいなかった。

「タダオ!ジャッジは?」

「ちゃんと話したら理解してくれたぞ。ミチオに謝っておいてくれって言ってたぜヒッヒッ……俺交渉上手だなヒッヒッ」

「はぁ?タダオは一緒に戦ってくれるのか?」

 

タダオはジャッジに何をしたんだ?

 

「俺は奴らを……」と指を刺す先にはたくさん集まってくる騎士団がいる

「すまん頼む」

タダオのもう片方の手には上から落ちた騎士の死体を引きずっている「クリエイトグレーターアンデット」とタダオが唱えるとその死体がバタバタと暴れて息を吹き返した様に動き出すと、すごく厳つい骸骨さんにバギバキっていって大きく変わりはじめた

 

鑑定すると『デスウォーリアーLv80』って出てますけどヤバいやつじゃないのこれ

3メートル近くある巨躯の骸骨が雄叫びを上げる。

「ビヨォォォォ!!」

レベルの低いものはその雄叫びだけで麻痺してしまうだろう

 

到達したカッシーム騎士団の隊長はやはり身長3メートルほどある巨人だ、鋼鉄の鎧に巨大な斧を持っている

「我が名は第8騎士団戦斧のナジュー……」と名乗りの途中でデスウォーリアーに首を刎ねられた。

タダオは「アンデットに名乗ってどうする。アホか」

 

騎士団は恐れながらも一斉に襲いかかるがデスウォーリアーは次々と薙ぎ倒す。タダオはそのうちの死んだ騎士の一人を掴むともう一体のアンデットを作った

攻撃している騎士団も流石にビビってた

もう1匹出てきたのだから……

 

 

 

ヒシャームは崖を降りてくるとロクサーヌの手を離し自分の傍に置き俺に剣を向けてくる

俺もデュランダルを構えた。

 

「ミチオ!!決闘だ!!」

「望む所だ!!」

俺とヒシャームとの戦いが始まった。

ヒシャームの攻撃は無駄のない洗練された剣術だ最小限の動きで無駄がない。

俺は防御魔法を使っているにも関わらず小さく何度も攻撃を受けている

『オーバードライブ』

スピードが倍増するとヒシャームにも攻撃が入る様になる。

激しい剣戟が飛び交う

ヒシャームの顔に小さな傷が付くと

「貴様!!お前の様なドブネズミが高貴な俺に傷をつけて言い訳なかろう!!」

と激昂すると

俺は「いつもすましてやがるが、そっちが本性だろ?サイコ野郎」

と挑発する

 

 

「ブルック!お前一人で何ができるんだ?」

周り見るとほとんどの騎士は概ね片付けた。ブルックは色々自分にバフをかける。

「…………グレーターストレングス!」とブルックが唱えると筋肉がもりもりになり巨大なメイスを潤沢の鞄から取り出すと戦う気満々である。

そのメイスはミリア背丈ほどの大きさがありそれを振り回してくる

「なにあれ!イカついって。ベスタあんな攻撃受けるなよ」

「はい」

「筋肉ダルマが!」とエマが攻撃を入れてもダメージが入らない。まるで鉄の体のようだ。

 

ミリアの攻撃も全く入らない。

メイスで振り下ろすと崖の祭壇が少しずつ崩れる

ベスタ達も後ろに下がりながらも「アイズジャベリン」を使うがメイスで弾かれてしまう

「効かぬわ!!」と頭の血管がブチ切れそうなほど浮かび上がる

 

ジリジリと追い詰められていく。

「あいつ全然攻撃通らないじゃん」

とうとうルティナとリナのところまで下がってしまった。

その間にもその大きなメイスを奮い崖にヒビが入る

「ルティナ、あいつ何とかならないか?」と言われて初めてみんながジリジリと後退してきたのを知った

「うぁなにアレ、キモッ」と筋肉隆々のブルックを見て言う

「……………………ブレイズボール」「ブレイズボール」と連続魔法をかけると、

少しダメージは通るみたいだけど……

「私ご主人様と違ってそんなに連発はできないから……」

「ロクサーヌを追って先に行かせたのは間違いだったか?……」とエマ

スペクターのケルスが現れて

「……ブレイズボール」とルティナの援護を行う

「ケルス?!」ブルックはその姿を見て驚く。

「私はあなたが死ぬまでずっと追い続ける」

「死に損ないが!!」

とブルックはどんどんと間合いをつめてくる

 

そこに上空から急降下してきたシャンタルドラゴンがブルックにブレスを履く

ブルックは流石に少し避けたが、初めてあいつが避けた。少しはダメージが入るんだと確信した

 

 

 

ルティナの前で戦っていたリナがそれを見て

「私が……」と言って

リナがブルックの前に立ちはだかった

リナがファイテングポーズを取ると

ブルックは笑った。「お前に何ができる」

リナとブルックは身長差だけで倍ある。体格で言うと8倍くらいの大きさだ。

 

ブルックがパンチやメイスで攻撃をしてもそれをひらりとかわす

リナはその小さい体でブルックの攻撃を次々にかわす

「ちょこまかと!!」

大きく振りかぶってリナを攻撃すると

リナは避けずに、「牙城深層崩壊!」と言うとそのパンチをパンチで打ち返す

「えっ!その技は!!」とベスタも驚く

 

他のみんなはリナが吹き飛ばされるのを覚悟していたが

吹き飛んだのはブルックのパンチを振るった腕が吹き飛んだ

みんなが色んな意味で驚く!!「えっーーー!」

「リナすごい!!」「すご、すごすぎる」「どうしてその技を知ってるの?」

「もっと早くにやってよぉー」と色々だ。

 

 

「腕がぁ!!」と吹き飛んだ腕の方を自身で抑えると、アイアンボディの呪文が解けたのか、体が肌色に戻る

ブルックは後退りしながら「癒し」の魔法を唱える

すると……ブルックの体から半透明な何かが出て来た。

その何かが出てくると、実体化してくる。

「ったく……人族は脆いな。せっかく魔法のアイテムや魔法の技術を提供してやったのに……」

ハイコボルトだ。

「エマ久しいな」

 

「お前は!!」そのハイコボルトはマロルでマリア夫人に成り代わっていたハイコボルトだった

「アリビーナ。私にもちゃんと名前があるよ。あとちょっとで、ヒシャームに王位を継がせて、この国を支配させようとしたのに邪魔すんなよ。まったく。でもこれはこれでロクサーヌがミチオの前で死ぬ所を是非見たいぜ!」

「どう言う事だ!!」と、エマが聞くと

「おっと余計な事言うもんじゃないな。知りたいなら私を倒すしかないな。っとその前にお前らテレパシー見たいのを使ってるな?アンチフィールドウォーク!これでテレパシーも使えないな。よし!」

とハイコボルトがハルバードを構える

エマは藤乃で空を切る

剣先が音速を超えてソニックブームが発生した

「バシュッッ!!」

ハイコボルトは受けずにそれを避ける

「エマ!腕を上げたな」

 

 

 

下の広場では……

「ヒシャームお前にロクサーヌは渡さん」

「お前に何がわかる!!俺は王になるべくしてなる!!そして、ずっと前からロクサーヌは俺のものだ」

 

俺はすでにオーバードライブをずっとかけている状態だ。

タダオも「早く決着をつけろ。長くは持たんぞ」と急かす

それは次々に騎士団が来るからだ

 

「ビヨォォォォ!!」と2体のデスウォーリアーが雄叫びを上げて次々と騎士を吹き飛ばしていくが回り込まれたらどうしようもない。俺たちの数が圧倒的に少ない

タダオはもちろんビックハンドも使ってはいるものの限度がある

 

巨大熊の様なフクロウが20匹位こちらに走って来る

「新手か?」とタダオが言うと

その背後には剣を持った一団がこちらに向かってくる

「誰かは存じ上げないが助太刀します!!」

と200人程の騎士団がこちらに向かってくる

フクロウは片手で次々と騎士たちを吹き飛ばしていく

「東方民族のシャーマン達か!」

タダオはその身なりを見てそう言った。カッシームより先の東側の戦闘衣装らしい

次々とシャーマンたちは熊梟に変身して攻撃を始める。

 

 

 

シャンタルも情勢を見てこちらに来て加勢してくれた

セリーとキーカを背中から下ろすと、

キーカは早速バフをかけていく

「…………クイックⅣ」「…………プロテクションⅣ」

セリーは後方支援で弓を使う

 

シャンタルは竜人に変化すると

「ヒシャームの相手は私がしますのでその間にロクサーヌ様を」

とシャンタルがいうとヒシャームと対峙した。

「シャンタル裏切ったな?」

「裏切る?最初から貴方にもカッシームにも忠誠など誓っていない。散々利用しておいてふざけた事言うな。おぼっちゃん」と最後は皮肉混じりに言った。

ヒシャームがいくら激しい攻撃してもシャンタルの防御は突破できるものでは無い。シールドバッシュで突き飛ばされるとヒシャームは崖まで吹き飛ばされ激突した。

 

ヒシャームの鼻からも口からも血が出ている。白いタキシードもボロボロになっている

ロクサーヌを救出中に、セリーが俺の近くに寄ってきて支援してくれる

セリーが俺に向かって小声で話しかけながらの弓を引いている「テレパシフィックボンドを封じられましたが、鳥ゴーレムで彼方の様子はわかります。あちらにはマロルで逃したハイコボルトとの戦闘になっています」

「あいつがなぜここに?あいつが全てを操っているのか?」

「まだわかりませんが、ブルックはあいつが操っていた様です」

「本当ならすぐにでもあっちに行かないといけないが……」

まずはロクサーヌを動ける様にしないと……

「……えっと何だっけ……恐怖を取り除くのは……タダオ!!何だっけ?」

俺も色々なことが発生して混乱している。

「はぁ?こっちは忙しいんだよリムーブフィアーだろ?」

「そうだそれだ。」

「リムーブフィアー」

ロクサーヌから恐怖状態が解放されると

ロクサーヌが俯き目が虚になっていたものが急に生気が戻り明るい笑顔になる。そして「ミチオ様、ミチオ様」と俺に抱きつく。

すぐさまロクサーヌをパーティに入れると、ロクサーヌを鑑定する。名前の横にレベルダウンと表記されている

 

タダオが「それだけじゃダメだ。ロクサーヌは魔法で弱くされている。能力とレベルを取り戻す呪文が必要だ。今の状態はブルックにレベルと能力を奪われている」

「そんな呪文あったか?」と返すと

 

タダオは呆れた顔をしている(顔は骸骨だがそう感じた)

タダオはその間にも光の剣を操作して騎士達との乱戦をしている。

「レストレーションだ」

「わかった!レストレーション!!」とロクサーヌに唱えても能力とレベルは戻らなかったと言うより呪文が発動しなかった。

「タダオ!呪文が発動しない!」

「はぁ?この忙しい時に……じゃあ竜王のベスタならできるはずだ!!」とタダオは騎士の頭を爆破しながら答えたが、それはとても意外な人物だった。

「こ、ここでベスタ?!」

 

「ミチオ様、私は大丈夫です。今は……」とロクサーヌが言う

俺はロクサーヌの手を取ると

「今は撤退を優先させよう。目的はロクサーヌの奪還だ!」

「待ってくれ。ロクサーヌ行かないでくれ!!」とヒシャームシャンタルの攻防途中で懇願する

 

「いえ、ミチオ様がここまで来てくれたと言う事は、私も覚悟します。今までカッシームという故郷を忘れようとしてきましたが、ヒシャーム!全てはお前の勝手から始まった!今ここで……今までの事を清算する。私の父と母の死も!」

とロクサーヌは真剣な眼差しでヒシャームを捉える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2023.11.06改編
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