※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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山賊

 

次の61階の扉が出てきて次の階に進む

 

みんなで61階に到達したところで、いったん我が家に帰って食事にする事にした。

 

戻ってくるとリタがサンドイッチを作ってくれていた

「なんでサンドイッチ?!」

「すぐにこれからお出かけになると聞いてましたが?」

「誰がそんな事を?」

「えっ?うん?エマさんですよ。帰って来たらすぐ出かけるって言われたのですが……」

「エマ?!」

「はい。ゆっくりできるんですか?」

「おーい!!エマ!!これからどこに行くんだよ?!」

「えっ昨日の続きですよ。昨日話したじゃないですか?」

 

「昨日の続き?昨日はルーデルクの迷宮を攻略した後山賊を捕まえに行っただろ?その続きってなんだよ?」

 

「昨日の山賊どもはあくまで奴らは戦闘部隊です。本陣の遊牧民の村がまだ残っています。尋問ですでに村の場所はわかりました。今日はそこにいきます」

「つまり、女子供がいるってことだろ?」

「そうです」

「それって少年兵と戦うかもしれないと言うことか?」

「そうなるかもしれませんが……放っておくわけにはいきません。何年かしたらまたその少年が山賊になって村を襲いに来ますから」

 

「うーん」

元の世界では子どもは守られる物と言うふうな考え方だからな……

「あくまで戦うかもしれないと言うことです。捕縛できればそれが1番いいですね」

「子供でもか?」

「すでに私たちが彼らの父を倒しているかもしれません。母と子がどこまで私たちの言う事を聞くかはわかりません。しかも彼らはブラヒム語を使います。これはいろんな部族やらを吸収しているからだと思います。教育もされていると言う事です。住んでいた環境に子供の方が慣れるのが早いので、すでに戦闘訓練まで行っている可能性もあります」

 

「確かに放っておくわけにはいかないな……」

「それに族長もそこにいるはずです。ミチオのようにハーレムを築いている可能性もあります」

「俺のようにとか言うなよ」

と言うとエマに笑われた。

 

 

「まぁいずれにせよ。歓迎はされないでしょうな」

とエマは自信満々に言う。

「私たちだけで行きますか?」と煽られたが、

「いや俺も行く」

サンドイッチを口に押し込むと

「すでに行軍は始まっており、敵の村周辺で集結しております」

 

 

昨日に引き続きイサールの村に来た。

村長が出迎えてくれた。

「今日も何かあるのですか?」と心配そうに聞く。

「今日は何もないけどここから昨日襲って来た族を捕まえに行こうと思ってる」と伝えると安心したのか

食事は取ったのか?休憩はしていかないのか?といろいろ

聞いて来た。

「もうすぐに出発の予定だ」と伝えると、嬉しいのと残念そうなのが入り混じっている。

現金なもんだ。

 

もちろんアナイシャもここに来ていた。

「アナイシャも行くのか?」と聞くと、「はい、私がミチオ様を背中に乗せていきますので」

と嬉しそうに答える。

「俺がアナイシャの背中に??」何を言っているのかわからなかったが、それはすぐにわかった。

アナイシャは騎乗用の竜に変身した。全高は3,4メートルだろうか?尾の長さは6,7メートルくらいある。鞍をつけてくれると、アナイシャはしゃがんでくれて俺は跨ぐだけで乗れた。みんなよりも一回り高い座面になる。

竜と言うよりも、元の世界で子供の時に見た映画の恐竜のラプトルの方が近いか

村のみんなはその姿に驚いたが、俺が乗っているのを見て歓喜した。

 

バルハ達がフィールドウォークで迎えに来ており、軍自体は朝から行軍を始めすでに敵地付近に集まっているようだ。

俺たちをフィールドウォークで迎えると兵隊達の士気も上がる。昨日の今日で2回も進撃しているわけだから疲労もあるだろう。

 

今回は機動性が必要だったため騎兵のみの構成になったので、500騎のみとなった。

 

みんなが騎乗するとバルハが道案内をしてくれる。その後をエマが追いかける。

アナイシャの一歩はとても大きく2足歩行なのにほとんど揺れずに高速に移動できる。

 

30分ほどで村の近くまで来た。500以上のゲル[巨大なテント]が立ち並ぶ

騎馬民族ならではだが、川の近くに住んでいるようだ

 

俺たちは見える様に横に1列に並ぶと村の人たちも気がついたようで、敵側も何人かの男達が並ぶ。

 

そのうちの二人が馬に乗ってやって来て、ブラヒム語で

「ここはお前達の来るところではない。殺されたくなければ立ち去るが良い」

と言われて、エマが答える

「お前達の戦闘部隊はわれわれが殲滅した。待っていても帰ってくることはない。今日ここに来たのは、今までやって来た村への襲撃と賄賂の要求の件で降伏勧告をしにきた。大人しく我々に投降せよ」

と言われて2人の男は笑っていた。

「お前らが?お前らなぞ我々二人でほとんど片付けられる」と

啖呵を切った。

 

「君達は和睦の使者ではないのか?」

「和睦?我々はそのようなことはしない。全部を奪うか奪われるかだ」

「なるほど、ベスタ、シャンタル!」と二人を呼ぶと

最も守備力のある二人に小声で言った

「彼らと戦ってくれ。彼らの戦闘スタイルや強さを見極めたい。彼らがどんな技を使ってくるかわからないから、充分注意してくれ」

 

「はい」と二人は短く返事をすると、近くまで馬で寄っていくと馬を降り大盾と槍を構える。

ここの所二人は夜稽古をしている。ベスタはよほどジャッジから俺を守れなかった事を悔いていた。ちょっとでも強くなろうと戦闘スタイルが同じのシャンタルから色々教わっているようだった。

 

「は?女二人か?」

と馬鹿にしていたが近くによると彼女二人は自分の背丈以上に大きい

馬上から弓で攻撃するも彼らの弓は狩猟用で鎧を着ている二人には全く届かないがあえて盾で防ぐ

馬から飛び降り、ショートソードを両手に張り付こうとする

リーチの長い槍は接近戦には弱いが飛びついて来た二人は

大盾で防ぐとそのままシールドバッシュ

するとその二人の男は空中に舞う

そこを槍で串刺しにした。

二人は串刺しにされたものの自分ではどうやっても抜けず、足をばたつかせるだけだった

ベスタとシャンタルは片手でその男達を串刺しのまま下に払うと、二人は虫の息だった

 

全く同じ動きで封殺した。

 

 

当然相手はそれを見ていただろう。ひときわでかい男が出て来た。エマはかなり距離があるにも関わらず

「あれは、バスクだなぁミチオあの大きい奴が見えるか?」

「エマ!今、バスクと言ったか?」とメーアがエマに聞く

「ああ、賞金首ギルドで見かけた。間違いないだろう」

俺は鑑定してみると間違いなく

バスク男

盗賊lv99

となっている。

「我々の結束を今見せてみよ!!」とバスクが大声で言うと

シャンタルは合図を出してベスタと大盾を向けた

自爆玉であろう爆発がベスタとシャンタルの近くで起きる

シャンタルとベスタはかろうじて大盾の陰に隠れることで

ダメージを最小限度に止めることができた。

 

自爆かよ……なんて奴らだ……

 

シャンタルとベスタが戻ってくると、

「申し訳ありません。ちゃんと死亡を確認するべきでした」

とベスタが謝る。

「怪我は大丈夫か?」

「はい。ダメージはなんて事ないですが奴らの死の恐怖は無いに等しいです。自爆を含めると確かに厄介な相手かもしれません」

 

 

セリーが「向こうから一騎打ちの申し出がありましたが受ける必要はないと思いますが?」と言って来た。

今のをやって一騎打ちかよ……とんでもねぇな

 

だが被害が大きくならないようにするには一騎打ちを受ける方がいいな。

 

「私がやりたい!!」とメーアが進言してきた。

 

奴はドープ薬を使っているかもしれないが、Lv99はメーアにはとても無理だろう。

「どう言う事情があるかわからないが、それはできない。あいつはかなり強者だ」

「あいつは私の村を焼いた奴の一人だ!!仇をとらせてくれ!」

「!!!」

そう言う事情があっても私情に流されてメーアに頼んで彼女を失うわけにはいかない。

 

「復讐よりも今を生きろ!こんな事でメーアを失うのは俺が嫌だ」とメーアに言うと、彼女は顔を赤らめて

「えっ?」

「あいつは危険だ俺が必ず仇を取る!!」

「ミチオ様がそこまで言うのでしたら……」とメーアが乙女になっている姿を見て、エマがクスクスと笑っている。

セリーも「そんなことする必要ありますか?」と現実的な事を言って俺を白い目で見てる。

 

「いざ戦闘が始まったらあいつにやられるやつもたくさん出るそれならあいつさえ叩けば相手も戦う気もなくなるだろう?」

 

セリーは真面目な顔で「勝つ自信があるのですか?」

 

「なきゃやらないよ」と俺が軽く言うと

セリーは頷くと「やるからには必ず勝ってくださいね」

 

「ああもちろんだ」

 

 

アナイシャから降りると一人でトボトボと前に出る。

エマとミリアが俺についてくる。

向こうもバスクとその共の2人がついて来た。

6人が中央に来ると、バスクは完全に俺を舐めていた

「こんな小さいのがお前らの主人か?」

 

「俺は手加減ができないけどいいか?」とバスクに問うと、奴は笑っている「クックック、俺もできない。こんな撫でたら殺してしまいそうなやつにそんなこと言われるとは……はっはっは」

「フッ」とバスクが笑うと

俺の目の前で何かをミリアがキャッチする

「始める前からこういう事はズルい」

と何かの針を二本指で捕まえた

 

ミリアすごい

 

「チッ」

「山賊の総長ともあろうお方がセコイな」とエマが煽る

「戦いは勝たなくては意味がない」

と言ってうしろに下がっていく。

 

「やり方がせこいって言ってるんだよ!!ボス猿!!」と今にも飛びかかりそうだったので俺が諌めた。

俺たちも少しうしろに下がって

デュランダルを抜く。

 

 

エマが

「このコインが落ちたらスタートだ」と言ってコインを上空に放る。

俺は上空にあるうちに「オーバードライブ」を心の中で念じる

もちろん俺はわざとそのコインを見上げる。

バスクはもちろんコインが落ちる前に何かを複数投げた

俺の方にはエマとミリアがいたが彼女達は縮地があるのでこんな攻撃が当たるわけがない。俺は横に移動して「インジビリティ」(透明化)を自分にかける。

 

コインが落ちた瞬間に奴が投げた物が地面に落ちると爆発した。魔法的な何かだろう。

それは、ファイヤーボールのように炸裂した。

もちろん、エマとミリアは避けたが、土煙で一瞬見えなくなったのだろう。

二人は「ミチオ!!!」「ご主人様!!!」と叫ぶ

 

俺はすでにバスクがやりそうな事はわかっていたので

移動してダメージはくらっていない。

 

俺は移動中に「Lv99デス」を使うと、バスクの身代わりのミサンガが切れた。

俺はバスクの背後に周り奴に「グリース」(転倒)の呪文をかける

 

「はあぁぁぁぁ?なんだと?」

バスクが足元を見ると自分の身代わりのミサンガが切れていたのを見て驚く

 

「お前の言う通りだよ戦いは勝たないと意味がない」と後ろから声をかけられると驚き慌てて前に出ようとすると

先程の魔法で足元が滑って転んだ

背後から「LV99デス」をかけると倒れたまま立ち上がることはなかった。

 

土煙が晴れるわずかな時間に起こった事なので、

誰も何が起こったのかわからなかった。

土煙がなくなるとバスクは地面にちょうど倒れる所で

そのまま息絶えた。

 

 

…………

エマは「はあぁぁぁ?」

自分とミリアは縮地で爆発を避けた次の瞬間勝負は終わっていた。

 

それを見ていた者は目玉が飛び出るほど驚いた。

 

メーアが「バスクは自分で足を滑らせて転んで死んだの?」

 

「やったー!!」セリーは既視感あるものの一瞬で勝負をつけてしまうご主人様に驚きを隠せなかった。

ミリアも手を叩いて喜んでいる。

 

ご主人様の一騎打ちの圧倒的な力を改めて見た。

サボーやシモンの時の様に何が起こったのか全くわからないまま終わるのにパーティのメンバーは驚愕する。

 

 

もちろんこの中で俺が何をやったのかわかっている者はいない。事実としてバスクが倒れているだけだから。

 

バスクのお供に「死神?!」と言われる。

二人にはバスクの背後に急に現れたと思ったら何かを俺がボソボソと話すとバスクが生き絶えたのだから彼等にとっては死神に見えたのかもしれない

後に彼等の中でミチオが息を吹きかけると人を殺すことができると噂が立ったのは言うまでもない。

 

 

こうなったら彼等は対抗する気もなくなり、俺たちの言う様に投降して捕縛された。

何より少年兵と戦う事なく終えたのが良かった。

後からエマに「あれだけ圧倒的な差を見せつけられれば抵抗もしませんよ。息を吹きかけただけでバスクが死んだのですから」

「そんなことになっているのか?」

「ええそうですよ。実際は違ってもいいです迷信深い彼等には充分です」と言われて複雑な気持ちだ……

 

 

 

 




誤字報告ありがとうございます。戦闘シーンがわかりにくかったので修正しました。

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