※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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方針

 

 

「えっ?!」

「あーでもあんまり当てにならないから気にしないで」とがんちゃん。何かを取り繕う様に俺に話した

 

「昨日はアナイシャに私の未来視のおかげでしょと言ってなかったか?」

「うーんえーっと……またねー!」とバツが悪くなったのかがんちゃんは消えた。

 

「ふー」

あんまりいい話ではないな。でも可能性はゼロではない。そうならない様に何か考えないとな……

アナイシャの頭を撫でるとアナイシャが気がついた。

「どうしたの?がんちゃんが変なこと言ったの?」

「俺との会話は聞こえてなかった様だ」

 

「ロクサーヌはここには帰ってこない様な未来視を見た様だ」

首を振りながら

「うんうん何かの勘違いです。未来視は一場面が見えるだけです……ミチオ様が愛したロクサーヌ様ですから必ずここに戻って来られますよ」

と言うと俺を抱きしめた。

 

俺は無言になってしまったが

「大丈夫、大丈夫」

とアナイシャの温かい胸の中で不安と共に眠りに落ちた

 

 

今日はアナイシャに起こされるわけでもなく

エマのキスで目が醒める。

エマはアナイシャが起きていない横で俺のを手でシゴいている

「……っ」

エマは指で静かにする事を要求する。隣にはアナイシャがまだ寝ている。

 

エマは激しく上下に動かすと

「おはっ」と変な声が出てしまう。

 

充分に大きくされ、あと少しで出てしまうと言うところで

「はい、おしまい」とイジワルされて、

「いや、エマあとちょっと」

「ここでおしまい」

 

「えっー」と不満たらたらで言うと

「うちの子たちはみんな我慢してるの。ちょっとはミチオも我慢しなさい!」

と言われると確かにみんなに均等にHをしているわけでは無い。

 

みんなはパーティのメンバー優先だと思っているのだろう

そうかすまなかった……

って言ってもこれどうすんだよ!!

ギンギンのまま着替えて迷宮の用意をするのか

「エマ……助けて」

 

「なーに言ってんの?

そもそもさ。ハーレムの人数増やしているけど、みんなをちゃんと愛しなさい。一回抱かれて以来お呼びがかからないから何か自分に問題があったんだと嘆いている娘も居るわよ?!ちゃんとそう言う事を全部ひっくるめて、みんなの幸せを考えてこそのハーレムの主人でしょ!!」

 

「……そうか……わかった」

確かにエマの言う通りだ。言い返す言葉もない

 

「物分かり良いな……じゃあ早く迷宮に行こう!!」

「あんまり急かすなよ、鎧着にくいんだよ」

「イテッ……挟んだ……」

「ほら遊んでないで!!」と笑いながら俺を急かす

 

 

アナイシャは寝たふりしていたがわざとらしく起きる振りをした。

「ミチオ様……」

「アナイシャ、迷宮に行って来るよ」

「はい。お気をつけて」

アナイシャはエマとミチオの会話を全て聞いていた。(そうだよね……お慕いしている人は沢山いるんだよね)

とシーツをギュッと掴んでミチオを見送った。

 

 

「61階はシルバーサイクロプスです。弱点は風魔法で火魔法には耐性があります。また状態異常にも抵抗力が高い様です。ここのボスはゴールドサイクロプスです。火魔法と水魔法に耐性があり、状態異常も同様に効きにくいと言われています。

また、金をドロップすると言われています。」と簡潔にセリーが教えてくれる。

 

シルバーサイクロプスってシルバーというよりも灰色のサイクロプスだったな……

「ミチオ!走っていくか?」とエマが俺を煽る

「なんで!?」

走っていく必要はないだろ?

エマは俺が早く帰って女を早く抱きたいとかって思ってそう言ったのだろう……全くそこまで盛ってない。

 

メンバーは昨日と同じで数的有利になっている。

 

 

サイクロプスは魔法そのものが効きにいくいようだ

魔法で攻撃してもいつもよりもダメージが通っていないように感じる。今までの様にデバフをかけてもいいのだが、途中から物理攻撃を中心に変えていく。

ルティナは弓での攻撃に変更した。

前衛が強すぎて俺の出番はほとんどない。

 

エマが「ロクサーヌの『口寄せ』が無いと手応えが無いなぁ」

とまた危険なことを言っている。

『口寄せ』は百獣王のスキルで、狼人族の固有のジョブだが、エマは早くから剣士から剣豪そして侍に進んでいるので百獣王のジョブは持っていない。メーアも同様で戦士からバーサーカーになっているから百獣王のスキルを持っていないので誰も使えない。

 

「魔法がないならこの階の魔物全部呼び寄せて一気に叩いた方が早いのに……」

と言うもののあのデカブツを100匹も集めるなんて危険だろ?

 

「魔法が使えるかどうかはまだわからないだろ?!使えるのかもしれないと考えると集めて戦うのは危険だ」

「まぁそうかもしれないけど……」

 

ロクサーヌがいないとやはり敵の数も判らず、エマはあっちの方にいると言うのがわかる程度だ。メーアも同様らしい。

無難にボス部屋を目指して歩いた方がいいだろう。

 

2時間歩いて7回ほどエンカウントしてボス部屋の前まで来た。

ミリアに銀貨どれくらいの集まったか聞くと「36枚」

とビミョーな金額だ。他のアイテムの方が売ればお金になるのが魔物の強さと比例していない……

セリーに「ゴールドサイクロプスは金貨を落とすのだろうか?」と聞くと

「そう聞いています」

 

なるほど、なら100倍価値があるが魔物が100倍強いと意味ないのだが……

 

61階のボス部屋の扉が開く

シルバーサイクロプス4匹とゴールドサイクロプスが2匹煙の中から現れた

ゴールドサイクロプスは金というより黄褐色と筋肉むきむきのサイクロプスだった、シルバーが痩せ型なので、その差が激しい

初手で俺とルティナでエアロストームで連撃する。

ゴールドサイクロプスはそれにも負けずに突進して来る先頭にいたベスタが棍棒で攻撃を受けるが大楯で防ぐも盾ごと吹き飛ばされシャンタルがキャッチする

エマが「あいつの攻撃に当たるなよ!!」とみんなに注意する

 

エマが対峙しているゴールドサイクロプスが棍棒で横払いすると横にスライディングする形で避ける

基本大ぶりだが間合いが広くなかなか間を詰められない

「紫電一閃」エマは仰々しく構えるとソニックブームがゴールドサイクロプスを捉えるが

「浅いか?!」

脚に傷は付いたものの切れるほどではなかった

 

もう1匹はミリアが対峙していた。

ミリアはゴールドサイクロプスの攻撃を難なくかわしている

避けて壁に棍棒がぶつかると部屋全体が揺れるほどだった

なかなか当たらない攻撃に逆上している

 

壁に巨大な棍棒が激突した時に

ルティナが呪文を唱える

「…………ピースボンド」

 

何が起こったかわからないが

ゴールドサイクロプスは上段からの地面を叩きつける様にミリアを狙った

「ガン!!!」ものすごい音と共に地面が揺れる

あんなのに当たったら間違いなく死ねるだろう。

 

「ギャーグァー」とうねり声をあげるが、棍棒と地面がくっ付いて離れない。

どうやら魔法で棍棒はその地面から抜けずくっついてしまった様だ

その瞬間ミリアはゴールドサイクロプスの棍棒の上に乗るとそのまま腕に乗って目を攻撃する。

目が見えなくなったゴールドサイクロプスは棍棒から手を離して暴れると隣にいたエマが相手をしていたゴールドサイクロプスに攻撃した。

 

ゴールドサイクロプスは

棍棒で殴り返して、同族を倒し互いに自滅させた。

かろうじて生き残ったエマが攻撃していた方にメーアが

巨大な剣で「アサシンピアーズ!!」と剣でゴールドサイクロプスの体を貫いた。

 

リナとキーカと俺とセリーで残った他のシルバーサイクロプスを倒した。

いつもは状態異常のデバフをかけて攻撃していたが、力技でもサイクロプスを倒す事ができた。

 

「ふぅー」

ゴールドサイクロプスからはやはり金貨が5枚ドロップしてサイクロプスのカードもゲットできた。

「うーんでもだからと言ってここを何度も繰り返そうとはなかなか思えないな……」

 

62階に移動したところで、一旦家に帰ることにした。

 

 

帰るとリタが食事を用意してくれていた。朝食はパンとホワイトシチューだった。

みんなに活気が出ている。深夜組も昨日一昨日は出ていないので、みんな俺たちが帰って来ると迎えてくれた。

「お帰りなさい」とジョゼが言う

 

みんなと賑やかに食事を取っていると、みんなの笑顔が眩しい。俺は俺の都合でハーレムを作り、領主となり好き勝手やっているだけだ。

彼女たちに辛い思いをさせない様にもっと頑張らないとな……と今日の朝エマが言っていた言葉を思い起こす。

 

『みんなの幸せを考えてこそのハーレムの主人でしょ!』

 

確かにその通りだ。

俺の所にはいい人材も沢山いる彼女達を幸せにする必要が俺にはあるな。

レティシアが「どうしたのですか?深刻そうな顔をして」

と声をかけて来た。

「レティシア?!どうした?何かあったのか?」

 

レティシアがここに来るというのは珍しい。いつも忙しく、文官達と書類と格闘してくれている。彼女がいないととても俺には領地経営は無理だ

 

「はい。いくつかご報告があって参りました」

「食事しながらでもいいか?」

「もちろんです。なかなかご主人様もお時間ないでしょうから」

レティシアは色々説明してくれた。

まずはドワーフ達の村をミンミン達のハーフリングの村の近くに作る手筈が整ったそうだ。村長はセリーがなるという事なので、その件について承諾を得たいのと、

 

ステーラから連れてきた大量にいるドワーフ達に鍛冶屋と鉱石取りをお願いするべくマロルの拡張改革についての相談で、もともと拡張計画では隣の村や湖の反対側にある漁師町迄をマロルにする予定だったが、この近くにドワーフ街を建築することになって、そこからの方が鉱石取りに向いているという事だったらしい。

 

当然俺は問題ないのだが、

「セリーの村を作り始める様だ」

セリーは嬉しそうに返事する「私の村ですか!!」

 

それと、ロージーがいろんなゴーレムの開発に成功したらしい。メインのシステムができて、それらを動かすための制御方法が簡単になったらしいのだが、俺に言われても全く分からなかったので、セリー達とその辺はうまくやってくれて問題ないと返事をした。

 

そして最後になぜ急いでセリーの村を作るのか、きっかけになったのは『金』が欲しいそうだ。

魔王ユウヤがコボルトを大量に召喚して一大兵力まで発展させる気らしい。

現在俺たちから遠いがノボルチェスクの城にコボルトを召喚して戦いの準備を始めているらしい。そして、どうやら冒険者による討伐はなかなか難しいようで今だ完了はしていない様だ。

 

そりゃそうだよな。ジャッジが勝てないぐらいだからな……

直接ユウヤは倒せなくてもコボルトはなんとかしないと周りの国に影響が出るかもしれない……

 

レティシアはいざという時は「金」なのでその備蓄を始めたいらしい。

「午後はその村を見に行くか?」とレティシアに言うと。

セリーが手を挙げる。賛成の挙手なのか?

「いえ、今日は62階の攻略を進言します!」とセリーは強い口調で言う。

珍しいな。セリーの村の場所の方が気になると思ったのだが……

レティシアが「セリーさんの村ですよ?」

「村はレティシアさんが選んでくれた場所ですから、急いで観に行かなくても問題ないのです。それよりも62階の攻略の方が優先させるべきだと思います」

「どうした?そんなに62階が重要なのか?」

いつもはマイペースでいいと思うと言っていたセリーにしては珍しい

「はい。いつもなら充分休養をとってと思いますが、62階ではなく63階の攻略を明日にも始めたいからです」

「うん?63階?」

「はい63階の敵はハートハーブ、ボスはグランハーブになります」と発言するとリタが立ち上がり

「威霊仙!」

「そうです。今のレティシアさんの話を聞いて、魔王と戦う準備でしたら、金も大事ですが、威霊仙、万金丹のハーブも最重要戦略物資だと思われます」と言うと

俺には全く分からなかったが、エマ、ルティナ、ルシール、エミリーなどの知能派のメンバーはわかっている様だ

「威霊仙!それは確かにとても重要だ!」とエマが立ち上がって言う。

いやだからそれはなんだっけ?

 

レティシアもわかっている様子だった。

ルティナは「もうそんなところまで来ていたのですね」と喜んでいる。

 

エミリーが立ち上がり「そうなったら私も全力を尽くします!!」

 

なんでエミリーが全力?

俺はとても聞けない様子だったので難しい顔をしてウンウンと頷いているだけだったが

 

メーアが「そのイレイ?マンキン?って何に使うんだ?」

俺は心の中で『メーアナイス!!!』と親指を立ててメーアが聞いた事を歓迎した。

エマが「は?お前冒険者しているのに威霊仙、万金丹知らないのか?」

「ああ、少なくとも使った事はないな」

「お前につかう薬はいらないって?」

「うるさい!!」

俺は今、かなり冷や汗をかいているだろう……

 

メーアすまん。俺も分からないのに黙ったままですまん

セリーが俺に言う「ほらご主人様メーアに教えてやってください」

はぁ?セリーお前なんて事を、俺に振るんだ!!!

 

「ほらご主人様がポーションの名前色々考えていたじゃないですか?万金玉とか威霊仙玉なんて言いにくいし覚えにくいから……って言ってエリクサーとエリクシールでしたっけ?」

 

「!!!!」

万金丹でエリクサーができるのか?

そんな話した記憶がある。なるほどだからエミリーが頑張るわけね。

 

「メーア、分からないことがあってもいいんだよ。知ろうとする気持ちが大事だからね。エリクサーは状態異常とか怪我や魔力を回復してくれるし、エリクシールは手足が切れても再生できる魔法の薬だ」

 

「えっ!?それすごい!!絶対必要じゃないですか?ご主人様教えてくれてありがとうございます。やっぱりご主人様は優しいですね」

「メーアだって今日は大活躍だったじゃないか。ゴールドサイクロプスを倒したし」

と言うとメーアは嬉しそうに俺に抱きついた。

「ありがとうございましゅ」と泣きながら俺に言う「私役に立ててましゅか?」「私頭悪いかりゃそうやって言ってくれると嬉しいでしゅ」と嬉し泣きしている様だった。

 

そして俺には罪悪感だけが残る……

 

 

 




2章最後の戦闘開始から決着までの戦闘シーンがわかりにくいと言うご指摘がありましたので改編させてもらいました。幾分良くなっているとは思います

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