※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

206 / 356
コボルト討伐マラソン

 

今日は誰も俺を起こしに来ない……

俺の大きなベッドには沢山の女性達が折り重なるように寝ている。

俺はまだ朝が明ける前に起きてしまった。

 

あれから5日が経った……

 

 

俺はあの後、セリーに機工士にはどんなスキルがあるのかを聞かれて名前しかわからないが、驚きながらもセリーはそのスキル名を心の中で唱えると、そのスキルの全容がわかったらしい。

「これは、大変なことです……」

とセリーがそう言うとその日からセリーは夜に篭ってしまった。

 

 

タイミングが良かったのか悪かったのかセリーの属性ジョブもしばらく上位互換がなかったからね……

新しいスキルに戸惑うのも理解できる

 

 

 

次の日から67階の戦いになっていった

 

「ここは、クーラタルの67階になります。ここから3周目と言うことになります」

メーアが「3周目ってどう言うことだ?」

「クーラタルの1階はコボルトでボスはコボルトケンプファーです。34階の2周目のエンカウントする魔物はケンプファー、ボスはイェーガーになります。

そして3周目でイェーガーがエンカウントで、ボスはハイコボルトになります」

「なるほど、だからどんな敵かセリーが知っていたのか……適当に出ているんだと勝手に思ってた」とメーアが言うと、

「そんなこと思っていたのはメーアだけ」と嘲笑うかの様にエマが一蹴

 

67階の戦闘自体は大きく変わることもない。

やっぱりコボルトはコボルトであって武器を持っていてもそれほど強くない

だが?!カードのドロップ率は明らかに違う

俺がレアドロップ率上昇をしているにしても、明らかにカードのドロップが良い。

セリーの目が輝いている……

 

敵が弱いので、いよいよエマが我慢できずにララに口寄せをしてもらい次々にコボルトイェーガーが来るが、なぜかみんなニコニコしながら倒している。なんでだよ?

 

2時間ほどコボルトイェーガーをひたすら倒すイェーガーマラソン大会となった……

 

いよいよ、ハイコボルトとの戦闘になったが、カッシームで戦った奴や、探鉱で戦ったハイコボルトとは全然比べ物にならないくらい弱い……は?

 

エマが「あいつら自分で名乗って居ましたからね。もしかしたらネームドモンスターなのかもしれません。地上に出てきたモンスターは自我に目覚めると言います。だからではないか?」

 

多少知能があり魔法もいくつか唱える事ができる様だったが、ケーニッヒやロートケプヒェンのほうが攻撃力が振り切れている分強い気がする

 

色々考察しているうちに戦闘も終了し、ミリアがハイコボルトのカードを持ってきてくれた

ただハイコボルトのカードだけ特殊な様な気がする。

なぜこれだけ種族カードではないのだろう??

いや、もしかしたらハイコボルトという全く別な種族なのかもしれない

 

ただ、50階に居たコボルトゲネナールは人間の模倣かもしれないが喋っていたし、繁殖行動をとっていた。これは奴等の知恵ではないか?

 

68階に行って一旦家に戻り

食事を摂りながらみんなと話をした。

セリーから重大な事を言われた。

「機工士のスキルでこのモンスターカードの融合と、分離ができる様になりました。なので、これらのモンスターカードを色々試したいので、使ってもよろしいですか?」

 

「どう言うことか全くわからないのだけど……」

 

目の前に先程大量に手に入れたコボルトのカードを2枚並べた

「モンスターカード融合」とセリーが呪文と共に唱えると

コボルトのカードが1枚になり右下に2と言う数字が書かれている。

セリーは続けてもう一枚を同様に「モンスターカード融合」

をすると、2枚が1枚になった……そして右下の数字が3になっている

「これどういうことかわかりますか?」

「すごいってことはわかるよ」

 

「すごいなんてもんじゃありません」とセリーはやや興奮気味でテーブルを叩いて立ち上がった。

「まぁまぁ」セリーがそこまで興奮するとは……

 

「すみません。過去にこの様な記述を見た事ありません。アーティファクトにつながっていると思わずにはいられません」

 

「すまんその、アーティファクトというのは?」

「はい時折、神話で出てくる神々が与えた賜物です」

「それをセリーが作れると言う事?」

「わかりません」

 

いずれにしても、そこから5日間67階をうろうろしては口寄せでコボルトイェーガーを呼び寄せ倒していく。

みんなもすでに3日目でこのイェーガーマラソンにも飽きて、先に行こうと言うものも出てきた。

「もう少しだけ」とセリーに言われるとみんな断る事ができなかった。

 

そして痺れを切らし今日は休みにしようとエマが言ってくる。

一日中67階を彷徨っていた俺たちに、休みはありがたかったが、当たり前だが誰も起こしに来ない。

昼間はコボルトイェーガーマラソンをしていて、夜は夜で俺はエロマラソン大会も同時開催している。

 

 

……

朝日が俺の部屋を照らすと、セリーが起こしに来た。

「ご主人様。今までの報告をしてもいいですか?」

と目にクマを作りながらもセリーは嬉しそうに俺に話しかける。

 

みんなを起こして、ダイニングホールに集めた。

セリーがみんなの前で発表する。

「今まで67階の探索を無理強いしてしまい本当に申し訳ありません。ですがある事を突き止めたのでここに発表したいと思います。これはこの先の迷宮攻略に役に立つと思います。」

とセリーが自信あり気に話始める

「以前お見せした通り、モンスターカード融合で同種族のカードの融合を繰り返しやっていったところ、最大10枚を融合できました」

「うぉー……すごい」とあちこちから声が上がる

 

 

「はい。それでできた剣がこちらです」

俺が鑑定すると……

「神戟のソード」と表示された。

「この神戟のソードは攻撃力が29倍になります」

「はぁ?すごいじゃん!!」とみんなからも驚きの声が聞こえる。

 

「はい、とてもすごい事なのですが、この剣攻撃するとこの剣にも相当な負荷がかかり、大抵1回で粉々になってしまいます。素材は集めればまたインゴットにすることはできますが、カードは戻りません」

「で、ご主人様、2.3.5.7.11.13.17.19.23.29といった具合に攻撃力が上がるのですが、規則性がありません。この数字の意味がわかりますか?」

「うーん素数かな……」

 

「素数?!素数とはなんですか?」とセリーは食い気味で俺に聞いてくる

 

「他の何かの数字で割り切れない数字だったか?謎の多い数字で規則性がないとされているが、自然界にもこれを利用したものがたくさんあると言うのは聞いた事があるが、実際どう使われているか俺はわからない」

 

フィーネが手を挙げる

「さすがご主人様です。素数を知っているとは、その素数と言うのは魔法を読み解く鍵になっています。私が体現している魔法の様なものは、解読された魔法で自然現象ではありませんが私自身も、素数と言うのはどういったものか正確には判断できておりませんし、その効果を100%理解はできていませんが、素数が万物の理[ことわり]であるのは間違いないと思います」

 

「この剣は戦闘向きではないです。1回で砕けてしまう剣など全く意味がないです。で、実用に耐え得る物としては7倍くらいになります」

 

「なるほど。そう簡単ではないよと言うことか……」

「はい」

「いや、7倍だってすごいけどな」

 

確かに……

 

 

そこでルティナが手を挙げる

「あの、まだ試したこともないし、その研究今まで全くしてきていないのですが、ルーンという魔法があります」

「ああ、タダオがそんなこと言っていたな」

「私は横で聞いていただけでしたがかなり難しい話をしていた様で私もよくは理解できなかったのですが、ルーン文字は一文字ごとに魔力が込められて、一文字ごとの魔法詠唱が必要なのですが、いろんな効果が得られると聞きました」

 

えーそんなこと言ってたか?

全く覚えていないけど……

 

「その効果の中にそのものを壊れにくくする魔法の組み合わせが有ると言ってました」

フィーネも「存在すると思います。私の魔法でもルーン文字を使って魔法を擬似化して起こしているものもあります」

 

なんか魔法のスペシャリスト達が話すと様になるなと全く違う事を考えていた

 

「なので砕けてしまう剣もこれにより更に倍率を高めることができるようになるのではないでしょうか?」

とルティナが言うとセリーが

「そうですね。ありがとうございます。これからの研究テーマになると思います。ルティナさん手伝ってくれると助かりますよろしくお願いします」

 

いやいや、ルティナはまだ使えないよ使えるのは俺だけだけど、俺は仲間外れにされて二人で話している。

 

セリーは更に、他のモンスターカードについても話し始めた

「ドラゴンや鳥、亀などのカードなのですが効果が上がる物と上がらないものがわかっていますが、確率的にアップグレードする時に砕け散る様です。やはりこれも3、4枚ぐらいが限界の様に感じます」

とセリーが言うとみんながウンウンと頷く

 

「そこで作ってみました。まずは、メーアさんの大剣です。

サイズは同じ様にしてあります。ファイナルブローなどが1番多かったので攻撃力を特化したサイクロプスのカードと特製コボルトカードを使って攻撃力7倍の大剣です」

鑑定すると

『憤怒の大剣 攻撃力7倍 空き 空き』

 

セリーが取り出した感じはなんだか禍々しい感じがする

「なんかモヤモヤと煙みたいの出てないか?」

 

「え?気のせいですよ」とセリー

 

メーアはそれを受け取ると「すげ〜な。セリーさんありがとう」

 

「次にヤギのカードを4枚使って作ったのが……ご主人様のイヤリングです。ガルバン戦で壊れたままになっていましたから新たに作りました。今度は芋虫をつけていませんがその代わりにコウモリのカード4枚使って回避率7倍にしました。それと鳥のカードを使ってナビゲーションをつけたので使ってください」

鑑定すると「神羅のイヤリング 知力7倍 回避率7倍 ナビゲーション」

となっている。

 

これはかなり高性能だ。もう一つは身代わりのミサンガをそのままつけていなさいということか

「同様の効果の腕輪を作りました。これはルティナにです」

「えっ?!ありがとう。私もご主人様とお揃いのイヤリングでも良かったのに……」

「エルフは耳に飾り物をつけるのが嫌な人もいると聞いたし、ペアルックなんてもしそんなことしたら………大変なことになりますよ」と釘を刺すとルティナは何の事かわかったのか

「そ、そうよね」

と同意する

「セリーありがとう」と丁寧にお辞儀する

 

 

セリーが俺に言う「私のつけていた決意の指輪をリナに渡します」

「ああ、わかった」

 

「それと、エマさんにはこちら、ブーツを」

エマは自分を指さし

「私?」

「はい。エマさんは武器は藤乃を使いたいでしょうから、要相談ですね。これは早く動けるブーツです」

鑑定すると

「疾風のブーツ 移動速度7倍 空き 空き」

 

「すごい!!可愛い!!大事に使う」と喜んでいた。

 

 

とベスタとシャンタルにも大盾を渡した

「賢者の大盾+2 物理ダメージ1/7 魔法ダメージ1/7」

 

「セリーさんすごいです!!」

みんな喜んでいた

「キーカとリナとミリアは後でよく話して作りましょう」

という事でセリーの発表は終わりみんな大満足の様子だった。

 

そこにアーダがポーションの集荷にやって来た。

「あっご主人様、今日はいらしたんですね。ポーションを集荷に来ました。皆さんは今日はお休みなんですか?」

「ああ今日はな」

 

「ところで父のところには行きましたか?」

「あっ………………」完全に忘れていた

「フィーネ姉さんにも言っておきましたのに……」

フィーネも「あっ……おや、大した用事じゃないだろうと思って先延ばしにしていたら……」

 

「じゃあ今から行くかぁ」

と重い腰を上げて行くことにした。セリーは疲れているだろうと置いて行くことにした。「リナにマッサージしてもらいな」

「すみません」

「俺とエマ、ルティナの3人で行ってくるよ」

 

アーダとフィーネの二人もついてくるそうだ。まー実家だしな

 

5人でアーダの実家エディングの元にやってきた。

会うなりエディングは解放会の秘密の挨拶をするので俺もそれに続いた。そして、

「申し訳ありません。私たちにも色々やる事があったのでせっかく招いていただいたのに遅れて申し訳ありませんでした」と開口一番言うと、「こちらがお呼び立てしたのに申し訳ありません」

エディングと一緒に朝食を取り団らんしていると、

「実は……」と今日の本題が始まったらしい

「ミチオ様にこんな事をお願いするのはおこがましいのですが……魔王ユウヤを討伐してもらえないだろうか?もちろん資金援助もする」

「急にどうしたの?」とアーダが聞くと

「実は窓の外に見えるあの山の向こうに見える黒い物が見えるだろうか?」

確かに何やら見えるがあれが何なんだろうか?

「はい。あれは何ですか?」

「あれこそが魔王の居城になる」

「えっ?!ここから見えるの?」

「ああっそうなんだ。それほど近くはないのだが、あれが見えてから見張られている様で、私の商圏にいよいよ近づいて来ている。力をつける前に何とかしたいと思っている」

「まぁ……そう言われましても、私も帝国の一員なので冒険者と同じ様に勝手なことはできません。」

「もちろんわかっております。なのでその時が来たら私の私兵1000人もぜひ使ってください」

 

「すぐには返事できませんが、魔王との戦闘は近づいている気はします。今はその準備、力を溜めている状態です」

「そうでしたか……」

「私たちには情報が有りません。少しでも魔王の情報をいただけると嬉しいです」

「はい。我々ができる限りの情報を集めます。彼らはリセリカ聖王国を狙っている様で、その準備ですでにコボルトを4万近く集めて戦争の準備をしています。森を燃やし鉄を叩き武器も作っているそうです」

 

エマが「それはやはり法皇狙いか?」

「だと思います。先の戦いで片目、片腕を失って法皇の力で復活させようとしているのでしょう」

 

「カッシームは?」

「今は第一、第三皇子が亡くなられ、それどころではないと思いますので、静観の構えです」

 

「そうか……イリジューム公国は?」

「公爵は先の戦いで多くの信頼できる部下を亡くしたので、かなり落ち込んでいると見え、一気に老けた様になって投げやりになっているところがある様に見えました」

 

エマが続ける「我々の領土は魔王城からかなり離れているので、派兵するだけでも大事だ。ましては強敵というなら尚更兵と金が必要になる。まだその準備中としか言えない」

 

「そうでしたか。でもいざ戦いになったらいつでもどれほどでも援助しますのでその時はぜひエディングを頼ってください」

 

「そうか。感謝するよ」

エマがESPで俺に話しかけてくるので魔法でESPを心の中で唱えると、(エディングという男をそこまで信じていいのですか?)

(アーダとフィーネの父だぞ?)

(それとこれは別です。何か他の思惑があるのではないでしょうか?)

(そうかもしれないが今のエディングが嘘を言っている様には見えないし、彼は信用できる男だと思うが……)

 

(後で私が調べてみます。)(アーダやフィーネには悟られない様にな)

 

(もちろんです)

 

「ところで今日はロクサーヌさんとセリーさんはいらっしゃらないので?」

ロクサーヌが行方知らずになっている事を知らなかったのか……

「ああ疲れているので今日は休ませました」

「そうでしたか。先日部下からアデルでロクサーヌさんを見かけたと言う話を聞いたのであっちでまた何かしようとしておるのかと思いまして」

 

「……えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 




毎週月曜日、金曜日の22時頃に更新してます。
誤字報告していただけると大変助かります

https://twitter.com/kujira_ts
Twitterにて、こんな人をモデルとしていますと言うのと、相関図を出しています。カギがついているので、捨てメールなどでアドレスを作ってアカウント作ってもらい申請してください。今の所なにも呟きません
ーーお願いーー
高評価と読み終えたらしおりもお願いします。励みになります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。