※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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それぞれの準備

 

ロージーにはリベメール領の一部を生活の場、並びに実験場として貸し与えている。

 

リベメール領、ルーデルク領、ラッセル領の3領は

険しい山脈に囲まれておりそれを蓋する様にラーゲル領が存在する。

その為この3領は全てラーゲルに実質いい様にされていた。

 

その後ルーデルク領は迷宮ができ、スタンピードが起こるほどに手付かずの荒廃地となってしまっていた。

ラーゲルを無血開城した後、俺たちが迷宮制覇したので

(主にジョゼ達が)ラーゲルに引き続きルーデルク領も手に入れた。

 

その後すぐに、リベメール領、ラッセル領もすぐ俺たちのものとなったが両国には男爵領として配置されていた男爵がいるはずなのに……

 

これについてはエマに聞くしかない。

俺たちがステーラからベスタの母シャンタルを救い出し、奴隷解放をしていた時にエマがやっていたことだ。

 

以前聞いたことがあったが、話す事でもないと言われたのだが

3人は知っているのだろうか?

ロージーのところのに向かうのにロクサーヌ、セリーそして案内役のソフィーが同行してくれた。

3人に聞いたら意外にもソフィーがしっていたのでそれを答えてくれた。

二人はステーラに行っていたわけだから知り得ないか……

 

「あの後すぐにルーデルク迷宮の攻略が始まるのですが……

私たちは用事がなければ付きっきりで代わる代わるルーデルク迷宮を攻略してました。加えて冒険者ギルドにも要請したので、すぐさまルーデルク迷宮の近くに簡単なテント村ができてました。」

 

 

「そんな中、エマさんから手が空いているもの数人で手伝って欲しいと言われました。

それからそのラーゲルからルーデルク迄の道に馬車を走らせたいと言われ、その馬車の行者をしてほしいと言われたました。なぜ私たちにこんなことさせるのだろうと思いましたが、

 

すぐに理由はわかりました。

 

盗賊を捕まえるために大量の物資を持って馬車で移動する。

 

ですがエマさんの指示は、戦わないで逃げて草むらに隠れてくれれば後はこっちでやると言われたので、

そのご指示通りにしましたが、

大量の物資とお金を移動させていると色んなところに吹聴していた様です」

 

「結果、盗賊達に襲われるとすぐさま鬼人族の方達がやってきて直ちに捕縛し盗賊達をどこかに連行して、その後また馬車の運転をお願いされると言う事を3回していました。」

 

「後で聞いたら、その内の2グループは、

リベメール領主とラッセル領主から手引きをされて襲ったそうです。ほとんど戦闘経験のないものたちばかりだったので一瞬で掌握されていましたが、中には本物の盗賊もいた様で、それはその場で処刑した後、そのアジトまで乗り込んだそうです。」

 

「私たちがルーデルクに着く頃にはリベメール領もラッセル領も責任を取らされることになったみたいで、鬼人族の方達に乗り込まれて降伏したみたいですが、リベメール領の領主だけ秘密の通路から逃亡したみたいでした。

その後ご主人様が襲われたとのことで全ての関係者は捕縛されたみたいですが……」

 

「エマさんの作戦ってエグいですよね。ワザと餌をちらつかせて……」

 

それは……俺が考えた奴なんだけど……エマ……やっぱり俺を最終的に餌にしたな……

「でも『こんなに簡単に引っかかるとは……なんか恥ずかしい』ってエマさん言ってました。」

俺たちがステーラの解放をしてみんな連れてきた事を考えたら、

想像以上に簡単に決着がついたから言えなかったんだな……多分。

 

フィールドウォークによるソフィーの案内でリベメール領のロージーの居住地に到着した。森に囲まれた所でそこ自体森を切り開いたのかもしれないな。

大きな馬車が多数あるがそれ以外は特に何もなく、遺跡らしきものに住んでいるらしい。

この森は?

「この森は3領全体的に広がっている『死の森』と呼ばれている森です」

ロクサーヌが「先日のアナイシャの村もこの死の森にありますよ」と言っていたが、アナイシャの村って死の森でよかったのか?

とも思ったがあの方達がそれで良いなら何も問題ないとロクサーヌが言うので、そう言うものか?とも思ったが、

 

セリーは「今までこんなところに来る人がいないと言う意味で

死の森と呼んでいましたが、ちゃんと名前がありますよ。

えっーと……ルシュールの森と確か言ったはずです。ここの遺跡はリベメール領を接収した時からすぐに候補に上がっていましたが、ロージーさんが『ここがいい』と言う事でここになりました」

 

「そうか……ならいいけど」

中に入るとソフィーが「ロージーさん!!」

と見つけると「お!ソフィーか?」

とロージーの格好がほぼ寝巻き?!

「ミチオか!」

「ああ、今日はゴーレムの成果を見にきたよ」

「戦闘用のだろ?」

「ああ、エミリーが来ていると聞いたが?」

「そうだな。エミリーは優秀だよ流石冒険者だな」

 

ロージーは歩きながら案内してくれる

「こっちだ」

外に出ると、俺の顎ほどの背丈の一つ目の人形が走っている。

「エミリー!!!」とロージーが呼ぶと

その人形が走って近づいてくる

「ご主人様!!」とエミリーの声がする

 

 

「えっ??」

俺はエミリーがこの人形にされてしまったのかと思い

「ロージー?!どう言う事だ?」とちょっと強い口調で言った。

「はあ?どう言う事?」とロージーは呆れ顔で話す

「エミリーをこんな姿にして」

「違います。これは遠隔操作の実地訓練です」

 

「遠隔操作?」

「はい。こちらにどうぞ」と言われて、その一つ目の人形に案内されると遺跡の外に止めてある大型の馬車に案内された。

 

ロージーが馬車の扉を開けると、更に石の様な扉が現れそれを開けると、薄暗い球状の中に、すっぽり頭が入るヘルメットみたいなものを被って、腰にベルトみたいなもので、止められている。中の人がヘルメットを外すと、エミリーが現れ、先ほどのベルトを外して

「ご主人様。見に来てくれたのですか?」と嬉しそうに笑顔を俺に向ける。

 

「全然帰ってこないから心配していたよ」

と俺が言うと、

「もうすぐ始まると聞いて、なるべく早く調整してます!!」

とエミリーは息巻いている。

 

俺はロージーに「もっとイカついゴーレムで念じて動かすものだと思っていたよ」と言うと、

ロージーは「念じると言うのは難しいもので、細かい動きができないと、戦闘では役に立たないし、あれは汎用型で近距離も遠距離もいろんな戦い方ができないとダメだろ?基本的にはあれに慣れてもらわないといけない。

彼女は冒険者もしていたから、身体能力も高い錬金術師は、なかなかいないから優秀だと思う」

 

確かに彼女は冒険者だったから、町で錬金でお金を稼いでいる人よりも体力はあるだろう。

 

「でも実際にあの中で走ったりするのか?」

「はい。なるべく本当に走ったり、ジャンプしているように感じる様に調整しています」

 

「その調整が難しいのか……」

でも、ゴーレムというよりもロボットと言う方が近い気がするが、魔法も機械も理解できないものにとってはどちらも同じものの様に感じるかもしれないな

 

「用事は見に来ただけか?」

「いや、ロージーは諸侯会議に出るのか?」

「ああ、そのつもりだ。行かないとみんな信じないだろ?」

「ん?何を?」

「私が若返った事を」

ああそうだった。エリクシールを皇帝に献上するんだった……

「そうだな。実際に若返っている人を見ないと信じてもらえないしな」

「帝都の元私の家に泊めてもらうつもりだが構わないか?」

「ああ、そうしてくれ。秋の89日には来てくれよ」

「わかった。それまでに調整を終えたいから用がないなら帰ってくれ」

「ああ、そうするよ次はセリーの村に行く予定だ」

「セリー掘削用のゴーレムは問題ないか?」

「はい。大丈夫です」とセリーは答える。

「うむ」とロージーは短い返事をするだけだった。

 

 

ソフィーに連れられて今度はセリーの村に来訪

と、思ったが……村?家が一軒立っているだけだけど……

「えっ?村なの?」

「えへっ村じゃないですよね……」

「ここは作業場?ですかね」とロクサーヌ

 

見覚えのあるダイヤウルフが走って近づいて来た。

「黒狼、雪風!!」と嬉しそうにセリーに突進してくる。

以前見た時よりも更に大きくなった気がする。セリーが簡単に食べられてしまいそうな大きさだが

とても懐いていた。

ダイヤウルフ達はセリーに嬉しそうに頬を擦り寄っていた。

「ここの番犬をしてもらっています」

「番犬ねぇ」と冷や汗をたらす。

本当に食われてしまいそうだな。

 

 

扉を開けると、ヒマリや、アドラ、マノンが居る。

一番近くにいたマノンとアドラが「ご主人様お久しぶりです」

と声をかけてきた

実に3ヶ月ぶりではないだろうか?

「ずっとここに?」

「作業場は移動するのでずっとここではないのですが……」

「どうして俺の家で一緒に飯を食わないのか?」

「あー、それは……」

するとセリーが答える

「ここは鉱物を取り扱っているのですが、彼女達の匂いが独特なのと、彼女達は匂いで判別しているものもあるので、みんなと同じところに行くと、みんないい匂いがするので、匂いがわからなくなってしまうそうなので、基本ずっとここにいますねー」

と完全にブラックではないか?!

 

 

 

「ひまりも?」

「私はまだ見習いなので、時々帰っています」

「時々?他には居ないのか?」

「後もう一人……」とセリーはバツが悪そうに言う

「誰?」

「ニコです」

「ニコってセリーの弟?」

「はい。今どこに?」

「たぶん、坑道に。でももうすぐ帰ってくると思います」

 

2階に案内されるとみんなの居住空間で各々の部屋が用意され一応プライベートスペースはある様だが……

「ここでは、坑道で手に入れた鉱石をインゴットにしたり、フィーネさんが言うものを制作したりしています」

「それにしたって……少しは休ませてあげてくれ」

 

「はい。そうは言っているのですが……みんな、楽しいらしくて」

「……」

ロクサーヌが「ここにはセリーの部屋もあるのですか?」

「はい。こちらがそうです」

と扉を開けると

簡易的なベッドとテーブルがあるだけで伽藍堂な感じだ

「ここではあんまり寝たりすることはないので」とセリーも俺たちの表情を見て察した様だった

実際は1階のリビングでダイアウルフ達やスライムと一緒に寝るか、マロルの家で寝ているかどちらかだから、ここの自分の部屋というのはあまり使っていない様だ。

 

 

そうこうしているうちに、セリーの弟のニコが帰ってきた。

見た感じがそっくりなのでいつも驚くがニコは男だ

 

「あっミチオ様!!いらっしゃいませ」

と丁寧に挨拶をしてくれる。

セリーに「後は、カカに来てもらえれば……」とセリーに言う

 

えっと……カカって誰だっけ?うーん

と考えているとセリーが

小声で「ほらミンミンの所の村長さんです」

と耳打ちしてくれる

 

「あーそうだった」

カカはここに金脈もあると言った張本人だ。

みんなちょっと暗い顔をしているので

「やっぱり金は難しいか?」

「金ですか?難しい事はないのですが……」

「は?どういう事?」

 

「とても言いにくいのですが、金は大量にあります」

「えっ?なんで言いにくい?」

「金の値段が値崩れしそうで……」

「そんな?」

「はい。私のアイテムボックスに入っていますが、多分10トンぐらいあります。1ヶ月でですよ」

 

「どうやってそんなに大量に?」

「私たちは横穴を掘ればいいみたいな事言われていたので、ゴーレムが自動で掘ってくれているので実際ほとんど私たちは何もしていないのです。ハーフリングの人達は坑道に入ると何かを地面から搾り取る様な動作をしていて、液状の金が飛び出してくる感じです」

「よくわかんないけど、報酬は?」

「報酬は食べ物とお酒、あと楽器とか頼まれますね」

「それでいいのか?」

「お金をもらっても使い方がわからないと言って、お金はうまく使える人が使った方がいい。私達はそれでいいと言われるので……」

 

「で、金貨にするとどれくらいになるんだ?」

「多分30億ナールくらいですね。その他にも魔鉱石やミスリル、オリハルコンも多少ですが採掘してますね」

「んんっ?!た、確かに帝国の秘匿事項だな。しばらくは黙っておこうか」

「はい」

 

 

「じゃあ今は横穴をたくさん掘っている感じか?」

「そうですね。こんな調子で掘っていたらすぐ坑道が枯れてしまうだろうから、移動式の家を作りたいと思っています」

「んんん?」

と俺が見ると、セリーは設計図を取り出し、こんなのが作りたいと俺に言う

見てみると家に蜘蛛の様な足が付いている

「これ作れるのか?」

「問題ないと思います。これで移動しながら、山の側面から横穴を掘れるようになっています」

ちょっと興奮気味に話すセリーがとても可愛く見えた。

俺はウンウンと頷くだけで、セリーは楽しそうに話す。

「セリー流石ですね」とロクサーヌも喜んでいる。

 

魔王を討伐したたら始めようと約束した。

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます
今回はみんながどんなことしているのかを書いてみました。
本編だけだと、あいつはどうした?とかいろいろ出てきますよね
出てくる人たくさんいるし。

次回は本当に申し訳ないのですが、3月下旬と4月頭は行事がたくさんあるので
4月8日の月曜日になります。


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