※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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会議、会議、会議

 

「んんん……どうして?……ロクサーヌ?」

ロクサーヌが早い時間に俺を起こす。俺の唇は奪われ

ロクサーヌが起こしに来た。

 

「ご主人様。今日の会議に出席しないとです」

「えっ?今日こそ産直の飯食べにいくつもりだったけど?」

「聞いてないのですか?」

俺は眠い目を擦りながら目を開ける。

昨日はすっかりロクサーヌとダンスの後夜を楽しんでしまった。

 

「えっ?何を?」

「今日は南方帝国会議です。会議にはノーケルリンフ王国の国王をはじめとする一行が来る予定になっています。ご主人様がいないというわけには行かないのではないのでしょうか?」

「ん!?そんな話初めて聞いたぞ?」

 

「招集かかってましたし、帝国もノーケルリンフ王国の支援を受けていますから出ないわけには行かないのでは?王女たちも来ているようですよ。何か約束してましたよね。遊びに来て的な事」

 

「ん?!そうだっけか?」

 

「はいそうでした」

「結局今日も登宮か……」

 

「はい。ご主人様はノーケルリンフの勇者も戦いに駆り出すんですから形式上でもお願いという形を取らないと」

「あっ……タカシか……そりゃそうだな」

 

俺は早々と用意すると半分眠ったまま馬車に乗りこんだが、家は目の前すぐに到着する。

今日もレティシアとエマが一緒に乗ってきている。

2人はよく眠れているのか全く眠そうではない。

 

「ミチオどうした?もうバテたか?毎日せっせと女を抱いているからだぞ」とエマが言うと

「あー羨ましい」とレティシア

 

会場に着くとすぐさま会議は始まった。南方というのは海沿いの領土全体なので30人以上の貴族が集まっていた。

そしてノーケルリンフ王国の国王ランベルト王が紹介され、王子のミュレス王子、第3王女のシャーロット

第4王女のソーニャが紹介された。

ガイウスが初めの言葉を言うとその後ランベルト王が壇上に立ちノーケルリンフ王国のクーデターを鎮圧してくれたミチオについてお礼を述べた。

そしてその戦況の報告もされた。

「イエリソスの戦いではドラゴンライダー1万機、一晩で作った強固なイエリソスの砦での健闘は目を見張るものだった。そして、巨大なゴーレム兵団による攻城戦も圧巻であった」

と述べるとみんなは今まで聴いてこなかった俺たちの戦い方に驚いた。

ガイウスは「ドラゴンライダー1万?!いつの間にそんな兵力を?」

と聞かれたので「それは借り物ですし、私の国の部隊ではありません」

「ではゴーレム兵団とは?」

「それもランベルト王が大袈裟におはなしされただけで、ロックエレメンタルを数匹呼び寄せただけでございます」

ランベルト王はあまり言われたくないのだなと悟って、「私も少し大袈裟に話してしまった」とフォローを入れてくれた。

 

その後はランベルト王は復興の進展状況とカッシームとの共同戦線を築く為、イジューム公国、帝国、ノーケルリンフ王国、クワガ王国の軍事同盟を提案してきた。

エマは早速それに反応して、

「それは4国間のみの相互防衛同盟という事でよろしいか?それと今回の魔王の件も含まれると言うことか?反故した場合はいかなる罰則はあるのでしょうか?」

 

と切り込んで聴いてくる。俺は半分意味がわからないが

これから仲良くしましょうよと言う時にエマは何を聴いているのかわからなかったが、大事な事らしい。

 

エマがいいように話をつけてくれるようだ。

その部分でみんな白熱しているがレティシアも通貨協定を言い出すと更に議会は混乱した。

 

その後3時間話を聞かされる事になった。

大事な話らしいので後でエマとレティシアに聞いた。

「それはとても大事な話だね」と俺が言うと

2人に「そうだね」と言われ頭を撫でられた。

 

ノーケルリンフからは魔王戦の戦費を別に負担したいと言う申し出があったのでもちろんエマが二つ返事で受けた。

そしてその戦いにはノーケルリンフの勇者も手伝って貰う事を伝えた。

 

 

カッシームとの戦闘は4国間の協力で防衛すると言うこととなり、協定ではカッシーム領内には4国間の合意がない場合には攻め込まないと言う約束を交わした。

 

 

昼過ぎまでしっかりと話し合ったが飯を食っていたら確実に寝てた……

エマとレティシアの3人で食事を摂った。

「さぁやっと産直の即売所見に行けるな」

と俺が言うと

「何言っているんですか?この後また東方帝国会議ですよ。だからイジューム公も今日いるんですよ」

「は?まじで?」

「はい」

 

「最終的な作戦をみんなの前で話す必要があるのですが、イエリソスの戦いのように魔王が撤退という事になったらノボルチェスクに移動して攻城戦というのは控えておきましょう。

あくまでカルネスからリセリカの聖都を目指すためにここを集合場所として騎士団を初め、歩兵部隊を用意します。

 

我々の鬼人族やステーラから移り住んでいる者たちはノボルチェスクの南西に集合場所として要塞を作りましょう。」

 

「だが味方に騙し討ちではないか?」

 

「いえ、カルネス作戦はちゃんと伝えます。だがその後のノボルチェスク作戦について話さないだけです。正規軍はカルネスに集まるわけですから疑うものは誰もいないでしょう。スパイも紛れている可能性もあります。イジューム公の態度も気になります。だから黙っておきましょう」

 

「さっきの4国間相互防衛同盟の発行は魔王討伐後の発行になります」とエマが話してくれた。

「具体的にはどういう事?」

「4国間同士は戦わない。侵犯もしない。もし戦う場合は他の3国と戦う事になる。他国への領土侵犯に関しては自国のみで防衛する。他3国に大使館を作りすぐさま対応できる様に権限を持つ。4国間以外からの侵犯は防衛同盟に当たらないという事になりました。そして供託金を4国間で積み上げ、戦争、侵犯になった時はその国の民間人の財産没収権を持つ事になりました」

「なるほど、なら4国間の不可侵条約みたいなものか。あんまり期待薄だな」

「はい。我々はまだできたばかりの国です。いろんな足枷がない方が我々にとってもいいはずなので形骸化になるでいいと思います」

「やはり個々の同盟の方が安心できるな」

「そうですね」とレティシア。

 

「通商、通貨協定も穴だらけです。経済的にピンチになったらそれを補い合うという話ですが、どうなったらピンチなのかはっきりしませんでした。我々の国ができたばかりなので、他国へのビジネスへの保証になると思ったのですが無理そうです」

 

「なんでもうまくいくわけではないんだな」

「はい。すみません」

 

エマが「ですがいい話もあります。先日ミチオにアプローチをかけてきたオランディエ領の女の子ですが、あちらの領土から大型船舶の大工の技術者を呼び寄せて、我々も大型船舶による貿易が可能になります。最初の数隻はオランディエ領から購入する予定です。

それとルティナが交渉を続けていたアルフレール領にある港の使用権を無償で手に入れる事ができたようです」

「無償?何か向こうにメリットがあるのか?」

「関税だと思いますが……よくそれだけでとは思いましたが、ルティナの交渉のおかげだと思います」

 

「エマは何かしたのか?」

「アルフレール領にですか?」

「ああ」

「何もしていません……」

「だいぶ俺を嫌っていたが……どうして?何か他の事情があるのか?」

「帝国の直轄地ですからアレクシアだけの話ではないと思いますが……」

「エグル辺境伯の力添えもあったのかもしれません」とレティシア。

「うーんどうなんだろう。まぁでもこれで一気に外洋に出れるしな。一旦喜んでおこう」

 

 

「はい。ハルツ領やオーモルの湖畔の館にも陸路と海路を使って繋がることができるようになりました」とレティシア

 

「確かにハイランド王国にも貿易ができるようになります」

「ハイランド王国?」

「はいアルフレール領から外洋に出るともっとも近い国はハイランド王国です。陸続きになっていない大きな国ですアルフレール領にはハイランド王国から商売でやってきている者も結構います」

 

「海路か……トランスポーターを使えばどこにでもすぐに行けるが、ハイランド王国にも行けるのか?」

「フィールドウォークではいけません。船で渡るしか今の所ありません。トランスポーターは便利ですが危険です。よほどの事がない限り秘匿事項だと思います。ハルツ公爵領にもちゃんと商品は船で運ぶべきです」

 

「そうだな。ならマロルにも大きな港が必要だな」

「はいその通りです」とレティシアが頷く。

 

話しているうちにすぐに東方帝国会議の時間がきた。

 

先程の面々とさほど変わらずだったが、ここにはイリナをはじめエルフも集まっていた。

 

会議が始まると、最初にイリナから話しはじめた。

「昨日の白騎士は回復したが、ここでの会話は秘匿事項なので連れてはこなかったが誓約書をもらってきた」

それはリセリカ聖王国からの誓約書と合わせて持ってきていた。そこには戦費の負担と一つの町毎に解放した時の金額が細かく書かれて、リセリカ軍も当然協力し指揮権も解放軍に委ねるという事だった。

 

凄いな……よほど困っているのだろう。

今こうしている間も困窮度は上がっているのだろう。

 

先程のミーティング通りエマが作戦をみんなに話す。

カルネスに集結しコフドリという町を過ぎ聖都に向かうという趣旨を伝えた。

ガイウスも「この魔王討伐の作戦は全てミチオに委ね、我々集いし騎士達兵隊はミチオの指揮下に入る事をここに集まった者全て誓約書としよう」と提案してきた。

 

昨日とは違い有効期限は魔王討伐軍に限るので、みんなすぐさまそこに署名した。

そこには多くの名前が載っているが、多くは今まで世話になっ人たちばかりの名前だ。

アレクシアの名前もあった……

 

 

「作戦の実行は冬の3日となる。当日帝国機動部隊がこの誓約書に書かれた者の所に赴きカルネスに結集させる。これでいいか?」と俺に最後確認を取ると長い長い帝国会議が終わった。

 

会議が終わった後、3人でアレクシアの所に行き、港の使用権と、魔王討伐に参加してくれる事について礼を言った。

彼女から特に返事はなく、エマに「コボルトが相手だろう?エマ、遅れをとるなよ」

と言うとその場を立ち去った。

 

えっ?俺になんか言うんじゃないんだ。よっぽど嫌われているな……

ルティナどう交渉したんだよ……。

 

最後の若獅子会議にギリギリ間に合った。

そこにはルティナと、セリー、ベスタがドレスを纏って待っていた。

「セリー、ベスタどうしたー?」

と言うと「昨日ロクサーヌさんのダンスを見て、素敵だなって思って私たち2人昨日特訓しました。今日社交界デビューしたいと思います。ご主人様、キャバリエをお願いしたいのですが……」

「ああもちろんだよ」

「全くできる自信がないのでご主人様にリードしてもらいたいです」とベスタ。

「ああもちろんだよ。頑張ったな」と褒めると嬉しそうに2人ともしていた。

セリーは照れ隠ししていたが耳が真っ赤になっていたのでうれしかったのだろう。

 

会議に出席すると、最後に先生から「本日デビュタントする人は?」と聞くと流石に最終日手を挙げるものは少なかったが、嬉しそうに2人は手を上げた。

他にもキャバリエしてくれる人はいたが最初は俺がいいと言うと、先生もそれを止めることはなかった。

 

会場には沢山の人が集まっている。それもそうだろう。今日は俺の元の世界で言う大晦日だ。

明日には新しい年が始まる。

来年になるまで踊っている人もいるのだろう。

だが、会場の真ん中が開けられている。

みんなの拍手が始まると

 

俺とセリーともう他何人かのデビュタントを待ち侘びている女性とキャバリエと言うダンスを一緒に踊る男性が

会場に並んで出てくる。

中央に止まり俺はセリーの前に跪く

「踊っていただけますか?」と手を出すとセリーは顔を真っ赤にしながらその手を取り「よろしくお願いします」と小声で言う。

 

曲が始まると、俺はセリーの手を取りゆっくりと体を動かす途中途中引っかかりながらもそれを俺が誤魔化しセリーと一曲踊った。

「セリー俺についてきてありがとう。これからもまた頼むよ」

「仕方がないですね。見ていると不安だらけですからね。私が最後までしっかりフォローしますのでご主人様は思うように生きてください」と俺に言う。

 

俺がにこやかに笑うと、「それ笑う所じゃありません」と顔を赤くして照れている。

「セリーがいないと全然ダメだからな。頼むよ。セリー愛してるよ」

「今、踊っている最中にそんなこと言われたら頭真っ白になっちゃいます。後でもう一回聞きますから」

「そうだな。2人きりでデートする約束もあるしな」

「そうです。それ忘れていないか心配してました」

 

「もちろん忘れてないよ」

セリーはもう顔を見ていられないくらい恥ずかしがった。

 

すぐに一曲が終わるとベスタと交代した。

ベスタの身長の方が大きいが、彼女はとてもキュートで可愛らしい。

俺がベスタの前に跪き「一曲踊っていただけませんか?」

とお願いすると「喜んでお願いします」と言って俺の手を取った。

次の曲が始まりクルッと回りながらベスタは思ったよりもちゃんと踊れていた。

「ベスタすごいじゃないか?ちゃんと踊れているよ」

「実は初日からずっと隠れて練習してました。いいなぁって思っていたんですけど、私身長もあるし、ロクサーヌさんとかセリーさんを差し置いてお願いできなかったんですが、

最終日にセリーさんが私も……と言ってきたのでミリアさんは私は無理って言っていたのでなら私もって思っちゃいました」

 

ベスタが自分から色々したいと思ってくれるようになった事が嬉しかった。いつも受け身だったので、心配していたが最近は自分の意見を言ったりやったりできるようになった。

母親のシャンタルに出会ったおかげかもしれないな。

 

「ベスタ綺麗だよ。もっと自分の思った事言ったり、やりたい事していいんだよ」というと

嬉しそうに短く「はい」と答えた。

ベスタに密着して踊る。ベスタは一つのミスもしないで最後まで踊った。

「私がご主人様を守るので、結婚した後も可愛がってください」

「もちろんだよ。これからもよろしくな。ベスタももちろん愛しているよ」と声をかけるとベスタは照れながらも

「私も愛しています」と俺に言う。

 

俺とベスタがみんなのところに戻ると、みんなは拍手で迎えてくれた。

みんなの顔を見た瞬間ベスタは嬉しさのあまり泣き出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




事件は現場で起きているんだ!!

と言う風に私も言いたい。長い長い会議もこれで終わり。


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