※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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戴冠式

 

今日ももちろんロクサーヌに起こされた。

ロクサーヌに言わせると今日王様になるのに、ぐっすり眠れるなんてすごいと言うことだった。むしろ私たちの方が寝れてないのではないかと言われる始末だ。

いや昨日散々情事に励んだのだから……

 

起きて、戴冠式用にルティナが用意してくれた服を持ち、

みんなで帝都の家にワープする

宮殿からの馬車もすでに何台か到着しており

分乗して出発する。

 

宮殿の中に入っていくのかと思ったら目の前を通り過ぎた

「あっ今日宮殿じゃないの?」

エマが「戴冠式に宮殿なわけないじゃないですか」

「じゃあどこへ?」

「教会です」とレティシアが答えてくれる。

 

「戴冠式ではアデリナが王冠をつけてくれます。アデリナは昨日1日かかって教皇の御業を習得し承認式に出ておりました。

それはとても大変らしいですよ。

なので今日は教会で1泊しております。護衛にイサキオスがついていますので問題はないと思います」

 

「そうだったか」

「はい。今はヴェロニカ法皇も来ていますから、アルフレッド教皇と2人の承認式だったのでまぁアデリナも疲れたでしょう」とレティシアは気の毒に思っている様に話していた。

 

教会の前にはたくさんの人が集まっていた。

「ここは……」

「ええ前に来たことありますよね」

「ああ、クランの礼を言いに来て、ボーナスポイントもらったところだろ?」

「???ボーナスポイント?BPですよね?」

「そうそうBPだったな」

 

移動中に着替えたが

俺に用意されたのは、軍服ぽい服だった。あんまりゴテゴテしていない感じだったが俺にはちょうどよかった。

 

馬車の中で少し待たされたが、降りると正装したエンペラーガードが整列をして20人並んでいる。その真ん中を歩く。

その後ろをエマ、レティシアが続く。周りからは俺が見えないだろう。彼らに比べて背も低いし、エンペラーガードの正装がゴテゴテしているからな。

 

トランペットが鳴り響くと観衆からは拍手が贈られた。

 

ただ誰が王なのか人々にはわからないのだろう。

いつ出てくるのかいつ出てくるのかとみんなが待っているが

すでに俺は出てきてもうすぐ中に入る。

 

中に入ると、

教会というより大聖堂だ。いつもここにくる時は脇の急な階段を登っているので大聖堂の方にきたことはなかった。

大聖堂の中には貴族とその親戚縁者とノーケルリンフ王国の国王と王女達、イリジューム公国の者たちがいた。

 

俺は一番先頭の席に座ることになった。いや、本当にここからが長かった……

 

式とはこういうものと言われればその通りだが

長すぎだろ?

 

アデリナが正式の教皇と神に認められ、なんの魔法なのかわからないが光のシャワーが聖堂の中に降り注ぐ。

この承認の儀だけで1時間かかっていた。

昨日やったんじゃないの?と思ったがツッコミを入れることはできなかった

 

いや、本当にけしからんが、昨日散々彼女達とイチャイチャしていたのでこの式、俺の事だが眠くなる……

 

みんな静かに目を閉じて下を向いている。

やばいよこれは……

アルフレッド教皇が言う

「ただいま、アデリナ教皇が生まれました。彼女はとても献身的でまた霊力の強い教皇となるでしょう」

承認の儀がやっと終わっていよいよ終わるのかと思ったら

 

急に俺の名前が呼ばれて

「はっ」とすると、前に出てくる様に言われた。

壇上にはガイウスと長男レオ、次男アラミス、アリシアの4人が座っていた。

知らなかったら誰が皇帝かわからないほどみんな若い

ガイウスは俺が「はっ」となったのがツボったらしく笑いを堪えている

 

アデリナが俺の名前を呼び

「誓いの儀を始めます」と言うと

またもや光のシャワーが降りてくる。

 

何やら小さな声で呪文を言っているのかわからないが、

長い長い有難い話をしてくれている様だ

全く意味がわからないが……

 

アデリナが持っていた本に手を当てる様に言われるとその指示に従った。

また何やら意味のわからない言葉を言い始めると

エマがESPで(実行して守る事を誓います)

と言ってくれたのでそのまま「実行してそれを守る事を誓います」と言うと

「今ここに新しい国王が神によって認証されました」

とアデリナが言うと、

拍手が湧き上がる。

 

俺は自分の席に戻っていいらしく「えっえっえっ」と全く段取りを分かってない子になっている。

壇上ではアデリナが何やらまた儀式みたいな事を執り行う。

何やら盃に何かを入れたり出したり

きっと何か意味があるんだろうが全くわからん。

 

これも何をやっているのかわからなかったが、結構な時間がかかっていた。

短剣と何やら棒の様なものを持って催事をおこなっている。

 

しばらくするとまた俺は壇上に呼ばれ跪く。

アデリナは先程の盃を両手に持って俺の前に立つ。

アデリナは小声で

「この聖杯の中に手を入れて軽く手を洗ってください」

と俺に指示してくれたのでそのまま言われた通りにする。

聖杯の油で手を洗うとアデリナは聖杯を横に置き

何やら布を俺の手に被せる。

 

小声で「その布で手をお拭きください」と言われたのでそれに従った。

 

そして俺以外のみんなが立ち上がると俺は壇上でアデリナより王冠を頭に乗せられた。

 

「神の命によって命令する。王は民を護り、民の為に有る者。民なくして王は有り得ない。王は民をもって天となす」

と言われたのでそのまま頭を下げた。

 

そしてアデリナに壇上にある席に座る様に指示された。

 

ああこれでやっと終わりか……と思っていたら終わりではなかった。

 

ロクサーヌの名前が呼ばれアデリナに長剣で両肩に剣を当てると「騎士のロクサーヌよ国王に誓いを」

と言うと俺の前に跪き

「ロクサーヌはミチオ様の剣となり盾となってお守りします」と言うと俺の手の甲にキスをする。

 

次にセリーが呼ばれ同じ様にされた。

セリーは俺の前に跪き「セリーは知恵と技術を持ってミチオ様の国に繁栄をもたらします」と言って俺の手の甲にキスをする。

これはこれでなんだか気分がいい。と思っているとそれがバレたのか、俺のことを白い目で見てる……

 

次々に呼ばれる。

ミリアは呼ばれると「はい!」と声を出してしまった。

ミリアは小声で「そんな難しいのわかんないよ」と言うが

アデリナに手の甲キスするだけでも大丈夫ですと言われて

悔しかったのか「子供から愛される王様になれるようにミリアがするよ」

とキスすると顔を真っ赤にして可愛かった。

 

ベスタは「竜王ベスタはミチオ様の配下として国の繁栄に努め国をお守りいたします」と言うと俺の手の甲にキスをする

 

ルティナは「ミチオ様がすべての国民に愛される様に努め、魔法の力で国を繁栄させる事を誓います」

と言うと俺の手の甲にキスをする。

 

エマが呼ばれると皆と同様俺の前に跪き

「権謀術策と武を持って国と王と民を守る事を誓います」

と言うと俺の手の甲にキスをする。

 

レティシアは

「知恵と啓示の御霊を持って未来永劫ミチオ様にお仕えします」

みんな難しい言葉知っているんだなと思いながら手の甲にキスをされる。みんなこの言葉って用意してあるの?

 

リナは

「見えない物や遠くの物を、ミチオ様が暗闇に惑わされない様に私の目でご案内させていただきます」

と言うと俺の手の甲にキスをする

 

メーアは

「王を守る為、民を守る為、あらゆる外敵を武人の私が一掃する事を誓う」

と言葉少なめだがそれを言うと俺の手の甲にキスをする。

 

 

最後はアナイシャだった

「自然の力、理をもって豊穣と繁栄が順風満帆に行く様に民と王を支えていく事を誓います」

と言うと俺の手の甲にキスをする。

みんなこんなことがスラスラ言えることに驚いた

 

キーカは目立つと色々まずいので見ているだけにしてもらった。

 

とここで退場かと思ったら

「続きまして……」とアルフレッド教皇が前に出てきた。

何を言い出すのかと思ったら

ガイウスは退位して「帝位継承の儀を始めます」と言い出した。

ガイウスは自分の子供「レオ」に帝位を譲ることにしたらしい。

という事で、また最初から始まった。

「えっ??!!」と驚いたが、式はまた最初から始まる事になった。

 

結局4時間以上かかる長い長い式になった。

俺は迷宮に入るよりも疲れて、何度となく眠ってしまうところだった。レオはその都度「ミチオ殿もそう思いますよね」と声をかける。

「あっ……その通りだ」と返事するおもちゃの様だった。

その度にガイウスが声を出さずに爆笑している。

 

次にランベルト王が壇上に立ち話し始める

皇帝レオとフローラ第一王女の結婚が決まった。

フローラ王女も昨日の夜呼び寄せられて来ていた。

第二王女のシンシアはタカシと結婚、第四王女はミチオ殿と結婚する事になったと言う事を発表した。

 

タカシいないけどそんなの勝手に言っていいのか?と思いもしたが、それがランベルト王だった。

 

それこそ、国中が大きく喜び歓喜した。

その発表はすぐさま外の群衆にも伝わり俺が国王になることよりも祝福モードになった。

エマに「仕方ないですよ。ほとんどの人がミチオの事知らないんだから。まぁそんなにしょげるなって」

 

結局この日は一日中この教会に居る事になり最後の最後に

ガイウスは俺に話があると声をかけて2人だけで話始めた。

 

なぜ退位したのかを俺に語る

「実は俺も冒険者として魔王討伐に参加したい!!

だから明後日カルネスに朕も参加させていただく」

「はぁ?何を言っているんですか?」

「そのままだが?1人の冒険者としてパーティで参加する。朕のことは一兵卒だと思って扱ってくれて構わない」

「無茶苦茶だな。上皇になったのではないのですか?」

 

「立場的にはそうかもしれないが、もう朕は国政を左右する存在ではない。後はレオがやるだろう。それよりも、まだまだ人生これからだからな。経験したい事が山ほどある」

教会のステンドグラスがガイウスを照らしまるで神に祝福されたかの様に光が差し込んでいる。

そして顔は晴れやかだった……

 

いやいや、オマエ!!カッコつけても先日俺に奥さん抱かせて興奮している前衛的なマゾ変態だからな。

とは言えずグッと抑える。

いやこのおっさん本当に疲れるわ。

 

「そして明日ミチオ殿の結婚式にも参加する!!」と勝手に言ってきた。

「呼んでないです」

「じゃあ夫婦で介添人をする!!」

めちゃくちゃ気まずいな……

「いいだろ?断られても絶対に行く」

「わかりました、わかりましたから」

「私はもう明日の用意もあるので帰ります」

と言ってマロルに帰った

 

そうか、ガイウスが来るならと

「ロクサーヌ明日の結婚式誰か呼びたい人はいるか?」

「父も母も行方不明なので……特には……強いて言えばアラン様ですか?」

「アラン?」

「はい。アラン様がミチオ様を紹介してくれなければこうしてここにいなかったので」

「なるほど……」いやだがしかし、奴隷商人を呼ぶのか?

「まぁ構わないか……明日だけど……来れるかどうか聞いてみたらどうだ?」

「そうですね」

「セリーは?」

「父と母と兄と弟でしょうか?」

「だよな。明日のために呼んできたらどうだ?」

「よろしいのでしょうか?」

「ああ構わないよ。だってガイウスが来るぐらいだから」

「あの変態ですか?」

うわっ直球。

「どうしても来たいんだって」

「仕方ないですね。たっぷり軽蔑の目で見てやりましょう」

いやそれご褒美だから。

 

「ミリアは?」

「ミリアはうーん……みんなはどんな人呼ぶの?」

「親とか育ててくれた人、ここに来る前にお世話になった人かな」

「育ててくれた人か……うーん……無理だからいないかな」

「そうか……」

「クロエは来るんでしょ?」

「ああもちろん」

「なら大丈夫」

 

「ベスタは?」

「母を呼んでもいいですか?」

「もちろん」あっESPが必要なんだね

(シャンタル?……シャンタル?)

(ミチオ様?)

(ああ、明日はベスタの結婚式なんだがぜひ母に来て欲しいとベスタが言っているんだが来れるか?)

(それはもちろん。明日必ず朝までに行く)

(わかった)

「ベスタ、シャンタル来るって」

「やった〜ありがとうございます。」と喜んでいた。

 

「ルティナは誰か呼びたい人いるか?」

「うーん私ですか?私は親はいないので……カシア様と姉のイリナでしょうか?」

「じゃあ呼んでみたらどうか?」

「いいんですか?」

「少しぐらいいいだろう?」

 

「リナは?」

「うーん私の場合お姉ちゃんが親と兄弟を呼ぶと思うので、師匠ですかね」

「確かに……リナは師匠に色々教えてもらったしな。師匠を呼ぶことはできるのか?」

「うーん。どうでしょう……師匠はあの道場から出ることはないので……ですが今から行ってきいてみます」

「そうだな」

 

リナは師匠に会いに行くためにソフィーと一緒に移動した。

 

「アナイシャは?」

「私の方はじぃじが来てくれる予定です。と言うかもう来ています」

「えっそうなの?」

「はい呼ばれようが呼ばれていなかろうが行くと言ってきてしまっています。」

 

流石だ……前回も勝手に進めていたからな……要注意だな。

結婚式は教会内部ではなく、教会のある広場で宗教色なくやりたいとアデリナに言ったら

「私の考える神は他の神にも寛容です。いろんな考え方風習や習慣がありますので賛成です」と言われた。

 

その答えには流石だなと思ったし、アデリナに結婚の進行をお願いしたいと思った。

みんなに聞くとアデリナなら問題ないと言うことだったのでアデリナにお願いしたい旨を知らせると

「誠心誠意頑張ります」と言葉をいただいた。

 

そうこうしていると、リナが戻ってきて、すぐさま報告する

 

「師匠が言うにはミチオ様に一度来てほしいとお願いされました」

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます
あれ?話飛んでない?と思われましたよね。
実はシャーロットとの情事は前回の話「新年」に追加しましたので
そちらをお読みください。
話の区切りが悪かったので
そちらに載せました。




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