※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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勝利の後に

 

(岩の上に乗っている人物がブルックの本体だそうだ)

とESPで伝えると、エマがそれを聞いて、「あの時の決着付けようや」

と剣を向けてブルックに吠える。

「俺はミチオを取りに来たお前などに用はない」と足蹴にされるも

エマは「縮地」を使って一気にブルックの目の前までやってきて連続攻撃を入れるブルックもその剣でエマの攻撃を避ける。

「まぁそう言うなって……」とエマ。

ブルックとの撃ち合いになるが

ヒュドラも一緒になってエマを攻撃する。

どうやらヒュドラを自由に操れるらしい

 

ブルックは「ミチオ!!あの時の雪辱をここでつけてやる」とかなり前からここの洞窟に潜んでいたらしい。その洞窟を外から解らないように俺たち同様に魔法で隠れていたようだ。

 

確かイリナがブルックが暴れている、そんな報告をしていた

だがどうやってここを通るとわかっていたのだ?

 

 

ヒュドラの5つの首と頭は次々と攻撃をしてみんな避けるのがやっとのようだ。

ヒュドラには全く攻撃が入らない。ルティナも魔法で攻撃する。「……ブレイズボール」

放った火の玉がヒュドラの寸前で霧散する。

続けて何度もヒュドラに攻撃するも魔法は霧散されダメージにならない。

ガイウス達やタカシ達はグールの相手をしていたが

「魔法も剣も効かないってどうするんだよ」とタカシが不安そうに言う

 

「兵達の戦線をセリーの所まで下げてくれ」とガイウスに頼むと少しづつ後退しながらグールとヒュドラそして、ブルックを引き離した。

 

そして俺はリナとエミリー達をESPで呼んだ

 

ブルックは前回の戦いで俺たちには

打撃系のファイターがいないのを覚えていたのかこいつを用意したのだろう。

クリスタルを砕くほどの攻撃を入れないとダメージにはならないようだ。

エマはブルックとの戦闘中に何度もヒュドラに邪魔をされる

「ロクサーヌ!!あの蛇をなんとかしろ!!」と凄い剣幕で言うがダメージが入らないのだからどうしようもない。

 

わずかな隙にブルックは魔法を唱える

「…………サモンモンスター」をブルックが唱えると

3メートル近くある巨大な尻尾のある骸骨がモーニングスターを持って3体現れた。

エマは「ここで新手かよ」

俺が鑑定したら、ボーンデヴィルという名前らしい

物騒な名前の魔物を召喚したようだ

 

 

やはり攻撃の効かないヒュドラが問題だった

最初にリナが後方から到着してリナは俺の指示を仰ぐ。

俺は打撃系のダメージを与えるリナにヒュドラの相手をしてもらうことにした。

リナは巨大なナックルを扱いその大きさは巨大ハンマーに引けを取らない大きさだ。

一つがリナよりも重いんじゃないかと思うぐらいデカく重そうだがリナはそれを軽々とそしてしなやかに扱いヒュドラに攻撃を入れるその間をぬってヒュドラも攻撃してくるが

リナはそれをすぐさまに避けながらの攻撃を何度も入れる。

 

リナの攻撃だけではなかなか決着つかないばかりか凄い再生能力が高くダメージを与えてもすぐに回復してしまうようだった。

 

 

3体のボーンデヴィルの相手を俺も含めてみんなでしている。

巨大な鉄球の攻撃は凄い風圧と共にみんなを襲う。

俺もデュランダルを出して攻撃するもダメージになっているかどうかすら解らなかった。

 

隙を見てブルックは俺に攻撃を仕掛けてきた。

「もらった!!」

ロクサーヌも届かない距離だ。

俺の前にジョゼが間に入って盾でその攻撃をいなした

その瞬間ジョゼのヘルムにも少しあたり傷が入ってヘルムが弾き飛ばされた。

 

ケネスは短刀でブルックを攻撃するも

「お前は黙ってろ」と弾き返された。

俺は「ディメンジョンドア」を唱えると奴の脇に移動して攻撃するが上体を逸らして避ける

後ろからアナイシャアラクネが攻撃するもそれもジャンプして避けた。

ロクサーヌは肩をなでおろした 

 

ブルックが呼び出したこのボーンデヴィルも魔法も聴きにくく、剣での攻撃効果が薄いようだった

完全に俺達に対策をしてきているようだった。

 

 

 

次にメーアが到着した。

セリーはメーアに巨大な金棒を新調して用意していた。

メーアはあの巨大な大剣を振り回せるのだから、体よりも大きい金棒を持って担いで来た。

 

「少しは私の獲物も残しておいてくれましたか?」

かなりの数一人でグールを叩き潰したのか金棒が血みどろで既に凄い事になっていた。

 

メーアには金棒の重さで馬には乗れず移動の問題があり長い戦闘フィールドではその弱点が露呈してしまった。

メーアが構えて金棒でボーンデヴィルに一撃を入れると骨ごと崩れていく。その上からいつもの大剣で追い討ちをかける

「アクセルブースト!!」頭に大剣で攻撃すると

その頭を砕け散った。

 

そして、エミリー達も最後尾から到着した。渓谷の狭い道には4メートル近くあるゴーレムの運用はかなり難しいようだ。

エミリー達は遠隔でゴーレムを操っている。

彼女達と言ったのはエミリーの他に有能な錬金術師を集めて戦闘訓練をしていたのだった。

今回用意したのは防御型のゴーレムだった。

既にマロルに配備してあった防御型ゴーレムの改造版だ。

 

4メートル級の体に同じく4メートルほどの鉄の杭を何本も持っている。

両手には大きな盾がついており、それを構えてヒュドラにそのまま激突する。凄い「ガキィーーン」という音が聞こえてきた。金属と金属がぶつかり合っているような音だった。

 

ゴーレムが接近戦で近づくと盾に鉄杭を装着するその杭が

発射されると何かが爆発したのではないかと思うような音が出て難なくヒュドラの体を貫き地面に刺さった

それはまた凄まじい音で岩壁をも撃ち抜き硬い岩も貫くほどだった。

一本の杭がヒュドラを捉えると次々にパイルバンカーを打ち込んで動けなくなっているように見えた

ゴーレムがヒュドラの頭の一つをヘッドロックするとそのままその首をへし折った。

 

ボーンデヴィルは尻尾の攻撃もあり薙ぎ払いを使う事があるなでなかなか近くに寄れなかったのだがメーアはその尻尾をものともせずに粉砕する。

「うおっし!!」

これで近くに寄ることができたがモーニングスターの鉄球がある直径50センチの鉄球が体に当たったら鎧ごと骨が砕けるだろう。

ボーンデヴィルがブンブンと放つ鉄球をメーアは金棒で打ち返すとボーンデヴィルの顔面ぶち当たり頭蓋骨を粉砕して二匹目のボーンデヴィルを倒した

 

ブルックも「チッここまでか……」

「お前をどこまでも追いかけてやるからな!!」

と言うと大人しくテレポートで消えた。

グールの方もタカシ達の方でほぼ倒したようだ。

支配者がいなくなり、散り散りに逃げるが、セリーをはじめ旅団みんなが弓でそれを逃さないように次々と打つ。

 

 

もう一匹のボーンデヴィルはエミリーのゴーレムがショルダーアタックをして体を吹っ飛ばし崖に激突そのまま押し潰し頭蓋骨にパイルバンカーを崖もろとも打ち込み

動かなくなった。

 

 

ガイウスが勝利の勝鬨を上げると戦闘は終了し、兵士たちも自分達がこれ程の敵を倒せると言う事を驚き感嘆した。

 

「オオッーー!!ウォーー!!」とみんな雄叫びを上げている。

みんながこの勝利を喜んでいた。俺達は何度もこう言うことはあったので、特に雄叫びを上げる奴はいないと思っていたが、メーアは違った。

「オオッーー!!!」

彼女は元々雄叫びを毎度あげたかったのかもしれないが誰もしていないのでできなかったのかもしれないが、フィニッシュブローを連発していた彼女は戦闘で貢献できて嬉しかったのかもしれない。極寒の大地が少し熱く感じるほどだ。

 

勝利の余韻に浸っている時に

カミラが後ろから俺に近づいて来た……

 

とその次の瞬間カミラが剣を俺に振るった。

大きく振りかぶったその時、ロクサーヌがカミラの顔面に肘打ちをしてカミラは倒れた。倒され口から血を出していたが正気を取り戻したのか

「わ、私は何を……」

 

「カミラあなたはブルックに合っているはず。そして催眠術か何かで操られて私たちをこの道に誘い込んだのよ」

とみんながカミラとロクサーヌのやり取りに気が向いていたところに……

 

ヒュドラの頭の一つが突如大きくを開けて俺を襲う

それには俺すら気が付いていなかった。

たまたま俺の後ろにいたジョゼが俺を弾き飛ばした。

ジョゼがヒュドラの顎に捕えられ大きくその首を持ち上げた

「ジョゼッ!!!」

 

バキバキと何かが砕ける音と共に身代わりのミサンガも切れる

「グッアアアアアアッ」ジョゼの悲痛な叫び声が響いた。

 

一瞬の油断だった

メーアがその首を金棒で殴るも、ジョゼの上半身だけが落ちて来てそれを俺が受け止める。

ジョゼの血があたり一面に血飛沫になって俺の顔を血に染めた。

エミリーのゴーレムがヒュドラの頭にパイルバンカーを打ってヒュドラは息絶えたが

ジョゼは「申し訳ありません。ご主人様に私の血が……」

「それどころじゃないだろ?ベスタ!!リジェネレーションをかけてくれ」

と言うがジョゼは冷静に「もう流石にこれでは助からないのでリジェネレーションが無駄になってしまいます。ミチオ様ここまでありがとうございました。私はここでお別れのようです……」

「ダメだ、ジョゼ……勝手に死ぬな!!命令だ」

「申し訳ありません。ミチオ様……」

とジョゼは息絶えた……

 

「ジョゼ!!ジョゼダメだ目を瞑ったらダメだ!」

と俺は血みどろになっているがジョゼの頭を撫で

「死んじゃダメだ!!」

と何度も言うがジョゼは戻っては来なかった。

周りも先ほどとは打って変わって意気消沈する。

こうなるとわかっていたなら、もっと色々対策できたはずだ

 

ジョゼと出会った時の事などが走馬灯のように巡り

その思い出が次々思い出される。

 

 

俺はジョゼを抱きしめて何度も何度もジョゼの名前を呼んだ

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