※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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リセリカ聖王国に到着 

 

「ジョゼ……ジョゼ……」

俺は何度も彼女を抱きしめて泣いていた。

 

 

すると急に辺りが静かになり、

「ミチオ様、ミチオ様!」と俺を呼ぶ声がする。

 

辺りを見渡すと何故か全てが白黒になっている。

目の前にはしゃがんでいるキーカがいた。

キーカだけは白黒にはなっておらず俺に話しかけていた。

「これは?」

 

「僕が今時間を止めてます」とキーカ

「時間を止める?」

「はい。時間を止めると言っても色々種類があるのですが、この魔法では実際には極限まで時間をゆっくりさせています」

「そんなことができたのか?」

「僕の時空魔法です」

「な、なんで時間を止めているんだ?」

「時空魔法には時間を戻す魔法もあります。」

「時間を?!」

「はい。僕がジョゼさんが死なない未来のパラドックスを作ることができます」

「本当か?ジョゼは死ななくて済むのか?」

「はいでもいくつかの問題もあります」

「まず、未来を変えても必ずそれが良い未来になるとは限りません。あくまでこの瞬間ジョゼさんが死ななかったと言うことだけです。

それにこの魔法使うと僕3日間使い物になりません。魔力を前借りして、3日間魔力枯渇状態になってしまうので負担が大きいです。」

 

「確かにあの状態が3日続くの辛いだろうな。ポーションを飲んでいればいいんじゃないか?」

「そうですね。だからポーションを3日間飲み続けないといけないです。

それにこれから魔王と戦うのにその前で使ってしまって、メンバーの誰かが亡くなっても同じ手は使えません」

 

……俺はキーカの話を黙って聞いていた

 

「膨大な魔力を使うのですが今の僕の魔力では5分しか巻き戻せません」

「5分あれば問題ない」

 

「それと時間が巻き戻ったというのは僕とミチオ様しか覚えていませんし、この事は誰にも言わないでほしいです」

 

「わかった。それでもキーカ頼む!もし、それができるなら巻き戻してくれ」

 

「わかりました。急に始まりますから、気をつけてください」

「わかった」

俺がそう言うと、キーカは呪文を唱える

「………………タイムリバース」

すると俺の周りが急に逆再生の様になる。

10秒ほどでそれが止まると

 

 

「オオッーー!!ウォーー!!」とみんな雄叫びを上げて勝利を喜んでいる。

そうか、ヒュドラを倒したすぐ後か……

俺は咄嗟に「メーア!!こいつまだ生きている。仕留めてくれ!!」と言うと

「あん?おう!!」とメーアはヒュドラの頭を金棒で仕留め頭を粉砕した。

 

そしてカミラが背後から近寄って来て剣を抜き振りかぶるとロクサーヌがカミラの顔面を肘打ちしてぶっ倒れた……

倒され口から血を出していたが正気を取り戻したのか

「わ、私は何を……」

 

「カミラあなたはブルックに合っているはず。そして催眠術か何かで操られて私たちをこの道に誘い込んだのよ」

「えっ?!」

俺以外のみんなその言葉に動揺していた。

 

みんなカミラの方を見るが俺だけヒュドラの方を見ていた。

ヒュドラはメーアが頭を一つづつ潰していたので襲ってくる事はなかった……

 

隣にはジョゼがいて俺はジョゼを抱きしめた。

もちろんジョゼは「???」となり、

ロクサーヌも「???」助けたのは私だよ?と言う顔をしていた。

エマはメーアに「ヒュドラの頭砕いて何してんだ?」と言うがメーアはご主人様に言われてしていただけにすぎない。

メーアも「???」

と言う顔をしている。

 

すると、キーカが突然倒れて、リナが駆け寄った。

 

「大丈夫?!」とリナはキーカを抱き抱えると

俺はすぐに魔力を回復するエーテルポーションを飲ませた。

「キーカありがとう。ジョゼは助かった様だ」

「そうでしたか。よかったです」

「でもどうして、急にあんな魔法がある事を?秘密だったんだろ?」

「うーんご主人様が泣いているのを見て……」

 

「俺がマロルまで連れて行くよ。すぐ戻るから」

とエマに言って「なんとか時間を稼いでおいてくれ。キーカは魔力を使い過ぎてもう戦いにはさんかできないからマロルに戻すよ。それとカミラにも事情を聞いてくれ」と頼んだ。

 

ワープでマロルの部屋に戻ると、

キーカをベッドに寝かせて、「僕の魔力があればもっとできるのにごめんね」

と謝って来たが、充分すぎる結果だった。

「キーカは少し休んでいてくれ」と言ってベッドでキーカの頭を撫でてやった。

リタに毎日エーテルを飲ませてやってほしいとお願いして、リタにキーカを預けて

すぐさまワープで戻った。

 

ワープが使える事は兵士たちにはバレていない様だ。

エマがカミラに尋問するも、前後の記憶をなくし、山を越えたと言う記憶を植え付けられて、他の白騎士もどうなったのか覚えていなかった……

 

ガイウスのパーティのスレイターが、リムーブカースとデイスペルマジックをかけてくれた。

エマがありがとうと言うと「私にはこれくらいしかできないからね。これでどれくらい効果あるかわからないし」

イリナは「カミラどうする?」とカミラに直接聞いた

 

それはこの後も一緒についてくるか?と言う話だろう。

ついてくるならミチオとはなるべく距離を置いて連れていくしかない。

ブルックの狙いはミチオ一人の様だった。だからこの後はミチオには近づけないと言う意味だった。

 

「……今度こんな事があったら切り捨てて構わない。だが、リセリカには連れて行ってくれ」

と懇願した。

イリナもそれならと言う感じで頷いた。

 

休憩をとり午前中には渓谷を抜けていよいよリセリカ聖王国に到着した。

 

 

 

 

魔王ユウヤはリセリカの城を落とすのに時間がかかっていた。

まだ第二の城壁すら乗り越えられていない……

 

第二の壁の周りには堀があり、深い川が流れている。そしてそれは断崖絶壁でもあった。

戦闘は主に橋の上で門の前に大量の魔王軍が列挙していたものの、籠城している側がまさかの橋を落とす暴挙に出て完全に攻め手がなくなってしまった。

 

魔王ユウヤは部下に攻撃させるだけで自分は攻撃には参加していなかった。

自分がやればすぐ終わってしまうので部下がどれほどできるのかを見ていただけだった。そもそも、すでに自分の目的の手足は元に戻っていたからリセリカを落とすことに執着はなく、リセリカのエレオノーラに興味を持って興じただけに過ぎなかった。

偽エレオノーラはすでに何度となく魔王に犯されオモチャにされ頭がおかしくなって自らの命を絶った。

 

すでに自分を上回るものはいないと確信していたため

全てお遊びでしかなかった。

 

魔王ユウヤは橋を落とされたの見に来て

「バシル!!あれでどうやってあの城を落とすんだ?」

と怒っているのか笑っているのかわからない感じでバシルを嘲笑う。

ワーウルフのバシルは「よじ登る?」

「バカかおめえは?そんなの岩を落とされたら死ぬだろ?」

「じゃあボスならどうなさるのですか?」

「あ?俺か?俺ならそうだな」

 

隣にいたバシルの部下の革の鎧を掴むとそのまま助走をつけて崖から投げつけた。

「えええっーーー!!!」

その力はものすごく谷を超えて城の城壁をの上まで届くほど遠投だった

「ボス!!何してるんすか?」

「お前らも行くんだよ引っ掻き回してこい!!ダメなら飛び降りたら良いだろ?」

と言うとバシルの胸ぐらを掴むと同様に投げ飛ばした。

もう一人の部下は腰を引きながら投げられるのが怖いのか

「ほらお前も行ってこい!!」と言ってやはり投げ飛ばされた

ユウヤは笑いが止まらない。

 

 

バシルは投げ飛ばされ城壁の上に着地すると

リセリカの兵士もバシルも驚いていた。

「フルルルルっボス無茶苦茶だろ?」と言いながらも城壁に立つと小さかったワーウルフは3メートルほどまで大きくなった。リセリカの兵士は5人がかりで相手するもそのスピードですぐさま胴体とクビが離れていた。

「ハハハハっこれは楽しいな」

同様に投げ飛ばされた2人も変身して大きくなると次々に兵隊を倒して行った。

 

「ルドルフ団長!!敵のワーウルフが3匹城壁に!!」

「はぁ?どうやって?登って来たのか?」

歴戦の騎士を束ねるルドルフ団長はムエバズガから帰ってくると連日の戦いで休む暇もなく

「どうせ籠城するなら橋ごと落としてしまえばいい」と言って

巨大な鉄球を城壁より何個も落として橋を崩してしまった張本人であった

橋を落とさなければ、門が先に壊れていただろうと言う判断だった

 

「いえ、奴らは急に現れて……」

「魔法か何かか?」

「どちらかといえば飛んで来たというべきでしょうか」

「奴らは飛べるのか?」とルドルフは剣を持ってその城壁に向かう。

 

すでに何人もの兵隊を倒して大暴れしているワーウルフはルドルフ自身体格が大きいのにも関わらずそれを更に超える大きさだった。

ルドルフを見つけるとワーウルフは他の兵隊には目もくれずルドルフの方へ一直線に走って来た。

 

ルドルフは大剣を構えると

「斬」と言いながらも大剣を振るとワーウルフは避けて城壁に傷をつけてしまうほどの威力だった

横に避けたワーウルフはそのままサイドからルドルフを爪が襲う。

その大剣をそのまま横に振り払いワーウルフの脇腹に直撃するも刃のある部分ではないのでゴロゴロと転がるだけだった。

「お前がルドルフか?」とワーウルフが何う

「狼に知り合いはおらんが?」ととぼけた事を言う。

 

「ふっ」

と言うとワーウルフは連続攻撃で襲いかかる。

それを大剣で何度となく払っていく。

「お前ら飛べるのか?」

「はぁ?そうかもな」と曖昧な返事をして飛びかかった奴の顎を剣の柄のうえにのせて、そのまま剣を回転させ奴の腹を割いて城壁の外に落とした。

「ほら飛んでみろ!!」

 

下の堀に落ちたので、「あれくらいでは死なないな」と言いつつも「まずはワーウルフの排除が先だ」

とルドルフは次のワーウルフに向かう。

 

落とされたワーウルフを見てユウヤは「アホが……」

と言うが、「しょうがない。少し遊んで来てやるか」

魔王ユウヤは背中に力を入れると四枚の黒い羽が生えて来た

「ボス!!飛べるのですか?」

 

「ああ、そうみたいだな。少し暴れてくる」

 




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