※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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伝授 

 

「アレクシア様、くっつきすぎです」とロクサーヌに注意をされるアレクシア。

「少しぐらい問題ないでしょう?」

 

次の日の朝、俺たち連合軍はリセリカを出発した。

だが、アレクシアが俺たちの旅団の中に入ってきて自軍を放って俺の横にピタッとくっついている。

初めて女にされたアレクシアはすっかりミチオの女の座を割り込もうとしている。

ガイウスも「あいつは男嫌いではなかったか?」

エマも「イリナ、わかりやすすぎだろ」

「昨日の獣はあやつだったか……」とイリナ

「アレクシア今は戦闘中だ自軍に戻り自軍の指揮を高めてくれ」

「はっ、そうでした!!ではまた後で」と投げキッスをする

ルティナは「全く……」

 

エステル男爵を呼ぶと

「このまま全軍を率いてセガラとクオスキュアの間まで進軍をして峡谷に陣を張ってくれないか?」

「ああ、それは構わないが、ワシが指揮を取るのか?」

「ああ、俺たちはここから寄るところがある。着いた頃にまた合流しよう」

「あいわかった」

 

俺たち旅団はワープを使ってノボルチェスク近郊の要塞に移動する。

タカシ達は予定通り連れてきたが、イリナとガイウスのパーティはエステル達と同行してもらった。

 

俺たちが要塞に移動するとバルハが迎えてくれた。

「おまちしておりました。昨日出発するということで用意しておりましたが?」

「ああ、すまない。リセリカの状況が思ったよりも大変なことになっていた。救援物資や復興に時間がかかった。だがエレオノーラも参戦してもらうことになった」

「かしこまりました。すでに準備はできています。手筈通りでよろしいでしょうか?」

「こちらの戦力は?」

「鬼人族が5000、我々猫人族50、ゴーレム5です」

「それと俺の旅団だな。城にはどれくらい敵がいるんだ」

「外に居るコボルトがおよそ30000、城にはワーウルフが数十と言ったところです。ですが他に何が潜んでいるかはわかりません」

ロージーが「ようやくきたか」と姿を現した。

「出入りはないんだよ。ギルドから聞いたが冒険者が魔王を倒すために何人か入っているが、帰還はしていないらしい」

 

城の見取り図を開いて説明してくれる。

「まぁみんなやっちまえば私たちの勝ちってことだな」とロージーは簡単に言う。

「まぁそんな簡単ならいいがな」

「これがダメなら魔王なんて倒せないだろ?」

「確かにな。だが一つだけ言っておく。逃げてもいいから誰も死なないように。」

「わかってるって。命だいじにだっけ?」とエマが言う。

森から進軍するとさすがにコボルト達も気がついたようだった

急いで隊列を組む。

バルハが俺のパーティの1枠に入りたいと言う事だったのでキーカがいない分を許可した。

 

 

俺たちは丘の上に横一列に並び布陣すると

俺たち旅団は馬を用意する。俺はアナイシャのドライブドラゴンに竜乗してデュランダルを掲げると

「魔王を倒すのは俺たちだ。その前哨戦として奴の城を落とす。さぁ奴を追い込んで行こうぞ!!」

「おおおおおおお!!」と返事すると

 

エマが言う

「ミチオ!!、昨日みたいにエルダーロックエレメンタルなんて出すなよ!!鬼人族だけでコボルト如き粉砕してやるから」

「なー!!」と鬼人族たちに言うとみんな「おおおお!!」

とさらに強い怒号が飛ぶ

 

「よし行くぞ!!」

「うおおおおおお!!!」

先頭には俺がいる。

両脇には、エマとロクサーヌが居る。そして空にはベスタがドラゴンになってリナが乗っている。ミリアも自らのドラゴンに乗っていた

 

アナイシャは他の馬の速度に合わせて走っているが凸型の陣形で突き進む。

敵のコボルトは動揺しているようだった。

最初に敵を倒したのは弓でセリーを始め俺の旅団だった。

セリーの弓術は達人に達しているように弓を1秒で3本程打っている。

俺はアナイシャの背中に立つと『ガンマ線バースト』を唱えると500メートルくらい5メートル幅でコボルトが消えた。

アナイシャもブレスを放つ。

 

鬼人族はそれを見て「えっええええっーえぐっ!!俺らの獲物がなくなるぞ!?」と慌てて突っ込んでいく。

 

彼らはもとより膂力がある片手で200キロ近くある棍棒を振り回す

彼らは全身に刺青が入っている。彼らに聞くと、魔力が詰まっているらしい。戦闘中はそのためた魔力を解放しながら戦うらしい。

 

女性の戦士は皆刀を装備して

仮面と黒い笠を被っている。やはり女性も刺青が入って

大勢が揃うと迫力がある。

 

リナは上空から飛び降りて「金剛八方撃!!!」と地面を攻撃すると稲妻が八方に飛び周囲50メートルのコボルトが感電する。

城の門の前に大量にいたコボルト達に

メーアは馬から飛び降りるとスピンスラッシュをあの大剣で次々にコボルトは真っ二つになっていった。

 

 

俺たちの目標は最初から城の中だ。旅団はみんなそこを目指す。

中央突破した俺たちは昨日話したパーティ以外は背後からの攻撃を防ぐ為にジョゼが「マリー頼むぞ!!」と城につながる橋を渡り馬で走り抜ける

「了解!!」

マリーは『……ソーンラビリンス』と魔法を唱えると城の前にイバラの迷宮を作り出し、そんな簡単に渡れないようにした。

旅団は弓を使って次々にコボルトを倒していく。

イバラの外では鬼人族とゴーレムが戦っていると言っても一方的に倒している。

 

城の中に入ると外とは違いとても静かで俺たちは馬を降りアナイシャとベスタも人型に戻り中へと進んでいく。

城の中は2層構造になっている。下段の内庭には30程のワーウルフが現れた。

 

すぐさま戦闘が始まる。彼らはみんなベスタ以上に大きく鋭い爪と牙で攻撃する。

俺もデュランダルを出して応戦する。アナイシャはアラクネに変身すると、エマと、ロクサーヌ達でまるで草原を歩いているかのように次々に倒していく。

5、6匹になったところで、

 

建物の中から「なんだなんだ??」と男が出てくる。

エマがちらっとその男を見ると手が震えた。

 

「ミチオすまない。ちょっと先に行っていてくれ。後からすぐに追いかける。ラウラ、ジョゼ、殿【しんがり】を頼むぞ。

「了解」

「ほらタカシ達もミチオを頼むぞ」

「1人で大丈夫か?」

「ああ」

 

「おう、ねえちゃん1人で俺をやろうってか?舐められているなぁ」

 

「源次郎貴様ここで何している?」

 

そう、そこに立っているのはまちがいなく源次郎だいつぞやの幻影とは違う。

「はぁ?なんで俺の名前を知っているんだ?」

「投降しろ!!」

「なんで?ここは次々に強い奴が現れるからな。俺はそれなりに楽しんでいるぜ」

 

エマは刀を抜くと刀で源次郎に向ける。

「おまえ!!、それ藤乃じゃねえか?」

「それ俺のなんだ。返してくれたら見逃してやるから。なっ返してくれ!」

 

「ああ、確かにこれはお前からもらったもんだ」

「んんん?お前あの時のガキか!ならもういいだろ?返してくれ」

「取り返してみろ」

「もったいねぇな」

とエマが構えるとそれを見て源次郎は

「……エ」

 

次の瞬間縮地で一気に間を詰めると横一線で払う。

ギリギリのところで脇差を出してそれを受け勢いを消す為に後ろに転げた。

「ちょっといきなりかよ」

と源次郎も打刀を抜くと

「なんでお前が持ってるんだよ」と困惑している。

と少し離れたところで構える

 

ワーウルフ達に奴らを追えと指示をするとこの空間には2人だけとなった

 

エマには離れていても攻撃の手段はある。

「紫電一閃」

と空を薙ぎると真空波が源次郎に飛んでいくが

それをひらりと避ける。

次々に紫電一閃を放つが一向に源次郎には当たらない。

それどころか脚を動かしていないように見えた。

まるで幽霊が地面を滑るような動きだ。

 

「お前それは?!」

「ちょっと話を聞け」と源次郎と手を出して止めた。

 

「な、なんだ」いつものエマではなく、かなり動揺して人の話など聞けない状態だった。

 

「その紫電一閃は誰から習った」

「なんで名前を知ってる?」

「いや、それは、今お前が言っていただろう?」

「あっそうだったな。紫電一閃は私の友人がやっていたものを私なりに改良したものだ」

 

「うーん……なるほどそう言うことか……わかったわかった」

「じゃあ俺も本気で行こう。貴殿の名前を聞かせてくれるか?」

「私の名前はエマ!!」

「俺の名は源次郎。本家を見せてやろう!!」

「紫電一閃!!」と源次郎も紫電一閃を放った。

しかもエマの紫電一閃よりも大きくスピードも違う。

もちろんエマはそれを避けるが

「貴様!!なんで貴様がそれをできる!?」

「上には上がいるって事だ」

 

と言うと、エマは縮地を使って間を詰めて連続攻撃をするが

またもや奴は空中を浮くように残像を残して横に移動している

源次郎は転じて連続攻撃をしてくるエマはパリィしてくる。

「お前俺の藤乃で攻撃受けるなよ」

「今は私のだ」

キンキンキンと何度も刀が当たる音がするが既に全く見えていない。

片手で源次郎の攻撃を受けると紅桜で横一線を入れると源次郎の服が切れた。

「藤乃を片手で扱えるとは……しかもその刀も素晴らしいな」

「お前は真剣に戦っているのか?」

「も、もちろん真剣だ!ほら、こい!!」

と手でこいこいとやっている。

 

エマから攻撃するエマは縮地を使って間合い詰める方法だが

よし!と思ってもそれは源次郎の残像であった。

 

源次郎もカウンターを狙って攻撃をしてくる。

それは致命傷ではないが少しづつエマのHPを削っている。エマは息が切れているのに源次郎は全く息が切れている様子はない。

後ろに少し離れた。

「うん、終わりか?」

「まだだ。ここで終わるわけにいかない」

「いいぞ。」と言うと源次郎が正面に構えると源次郎の背後が見えなくなる程源次郎は集中しているのか蜃気楼なのかボヤっとした瞬間右腕に攻撃当たりエマが吹き飛ばされ石壁に激突する。

 

エマはなんとか立ち上がると切れていた。

「お前、こんな可愛い子をいたぶって申し訳ないとかないのか?あん?」

「えっ?どう言う事?」

 

エマはさらに縮地使ってやっとの間合いを詰める

エマの連続攻撃はやはりススっと残像を残すほどのスピードで避けていく。

「ひらひらと避けやがって!!私が考えた技をなんでお前が使える?」

源次郎が攻撃に転じた。

「刀は受けるのではなくかわす。俺の藤乃を大事に扱ってくれ」

と言いながら攻撃する。

すると何度も攻撃を受けていると、源次郎の刀がゆっくりと動いて見えるようになってきた。

そこに魔力を集中するとススっと残像が発生した。

 

源次郎の刀が残像を切る

するとだんだん2人はまるで体を動かしていない様になっていきコマ送りの様に動き出した。

スピードが上がっても互いに攻撃を受けない。

まるで何かの舞の様に打ち合わせしたかの様になり、剣戟の音すら聞こえてこなくなった。

 

エマは少し間をとる

このままではどちらかの魔力が無くなるまで続く

奴がさっき放った一撃はなんだったのだ。

 

すると奴はまた正面に構える。

間合いでなくても問題ないのか?

奴はまたしても先ほどの技だ

奴の後ろが見えなくなるほど空間が歪んでいる集中しているんだ

 

奴ができるなら私にもできるはず。心を落ち着かせ、ただ剣先の一点に集中する。

辺りが真っ暗になり源次郎しか見えなくなった。

極限の集中力が剣先に集まる。

源次郎は「虚心坦懐」【きょしんたんかい】と言うとエマ一気に間を詰めていく。

エマも同じものを源次郎に放つ

両者は互いにすれ違い様になる。

 

一瞬時が止まったかの様に永遠に感じた。

 

エマにはその瞬間がスローモーションの様に捉えていた。

互いの刀が数ミリの単位で交差するとそれは間違いなく源次郎を捉えていた。エマの髪が切れる

いや源次郎は私に当てる気はなかった様だった……

 

そしてゆっくりと源次郎は倒れた。

「お前わざと今攻撃を受けたな?」

「いやわざとじゃない。すごいな。俺の実力はこんなもんだ」

「なんで投降しなかった」

「俺の寿命は後わずかだったからな。終着点としては合格点だ」

 

「ほら藤乃を欲しいんだろ?立ち上がれ!!」

「いや藤乃はお前のもんだ。大事に使ってくれ。それとコレも持っててくれ」と言うと巻物をエマに渡してきた

「なんだコレは?」

「困ったら使ってくれ」

もう源次郎は瀕死だった

「回復とかするなよ。もうここで終わるやっと長い旅が終わる。最後がエマお前でよかった」

「綺麗になった私を見せて悔しがる所を見たかったんだ死ぬな」

「めちゃくちゃ悔しいよ。綺麗になったな」

と言うとエマの中で源次郎は息を引き取った。

エマは泣くのを止められなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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