帝都につくとまだ日は高かった
まずはセリーを迎えに行こう。ワープではなくフィールドウォークでロッジに向かった
セバスチャンが出迎えるが、少し慌てた表情だ
「ミチオ様 お待ちしておりました。先程ガイウス様がおいでになり、2階の部屋でお待ちです」
「えっ?俺を待ってるの?」
片手で頭を抱えてイヤそうに答えた
あの人が待ってるっていいことではないよなぁ
「行った方がいい?」
「もちろん行った方が良いです。セリー様は私がお呼びしておきます」
二階の部屋に行き扉をノックした
「ミチオです」
「入りたまえ」
俺は兄弟子だろ。ぜんぜん敬ってなどいないな……
「ミチオ殿ようやくきてくれたか。先日のストッキングとエナメルブーツ、確かに受け取った。とても感謝している」
まぁ普通に話そうと心がけているようだ
「掛けてくれ」俺は対面の席に座るとガイウスは話し始める
「朕は……ストッキングのお返しと思っていたのだが、誰かに下賜されたとか言われたのかな?」
「わたしには使い道がございませんので。ガイウス様におきましては使い道もたくさんあろうかと思い、献上した方が良いかもと思いまして」
「ミチオ殿は素晴らしい心根じゃ」
もう送ってこないでねと思って返したんだけどね
「あっそうそう……何か飲んでくれ」
近くにいたウェイターを呼び飲み物を選ばされるものも、
「水で」
キョロキョロしながら挙動不審のオッサンが
「実はミチオ殿に頼みがあるのじゃが……」
「なんでございましょうか?」
トントン扉をノックする音が聞こえる
「セリーです、お待たせしました」
筆記用具を持って現れた
「セリー嬢か、ちょうど良い所にきた」
「こちらに来てくれ」
「ガイウス様こんにちは」と一礼して
セリーは俺の隣に座る際に
「大発見がありました」と耳元で小声で言った
「それはまた後で」
と俺はセリーの口をつぐんだ
「んっ?なにか?」
ガイウスはオドオドしている
「ご用件と言うのは……」
と話を戻す
「ミチオ殿とセリー嬢にお願いがあるのじゃが……」
まぁ大体わかった ふふーん
「そういことでしたらお断りさせていただきたいと思います」
「まだ何も言ってなかろうが…せめて聞いてから断ってくれ」
と何故か逆切れ
いやいや、もうわかってるってその態度、男というのは辛いサガを持っているよな
多分そういうのは、俺も態度に出ているのだろうバレバレなんだな
「ほんの一刻、ほんの一刻でいい。セリー嬢、私を踏みつけてくれないか?もちろん対価は支払う」
「金貨30枚でどうだろうか?」
「いや、いくらガイウス殿の頼みでもそれはお断りさせてもらいます」
セリーは固まっている。状況がよくわからないらしい
まだこの世界にはSMは当然ないし、セリーは性癖と言う意味すらわからないだろう
「え?」
はてなマークがたくさん飛んでいる
「この通りだ、頼む」
と言って頭を下げる
「いくらお願いされてもそれは無理です」
「では金貨40枚ならどうだろう?」
「金額の問題ではありませんよ」
「セリーからも言ってやってくれ」
「え……っと…私は構いませんよ?服を脱いだり、性行為などはないんですよね?確認しますが…踏むだけですよね?」
「ほら!ほら!ミチオ殿聞いたか?」
「セリー嬢は快諾してくれているぞ?」
いやいやセリーはわかっていないから……
「快諾というのはちょっと……意味不明ではありますが、その程度の労働で金貨40枚と言う破格のお値段ならお受けします」
完全に引いた目線でガイウスを見ている
この破格の金額はどう見ても口止め料も含まれている。ガイウスも自分のこう言った性癖は誰にも相談できずいるのだろう。
理解者は俺だけか……
「セリーいいのか?一度受けたら断れないぞ?」
小声で「あの人は変態だぞ?」
「変態でも私に触れないのであれば、問題ないかと」
と小声で返す
セリーは時おり俺にするジト目でガイウスを見てる
セリー、ダメ。それはガイウスにとってご褒美だから
ガイウスは、ほほを赤らめてルンルンで
「いつにしようか?朕なら今からでも明日でもいいぞ」
「流石に今日はもう無理かと。こちらも都合あるゆえ、せめて明日の昼過ぎに」
「あいわかった」
セバスチャンを呼びつけ
「ドワーフ殺しの酒をセリー嬢に5本ほどお土産に持たせてくれ」
「もちろんここの代金は朕が払っておこう」
「セバスチャンに場所は伝えておくので、昼過ぎにここに来てくれ」
「頼んだからな」
「それとミチオ殿はわかっているよな」
何を俺はわかっているのだろう……ちゃんと小物も用意しておけよという事か……
もう断れないようだ…ガイウスはさっさと部屋から出て行く
「時間に遅れるなよぉ♪」
本当にルンルンだな スキップしそうだ
あー、どっと疲れた…
「さぁセリー、帰ろう」
ロビーまで歩いて行く道すがら
「すみません、出過ぎた真似をしてしまいました。
私などが一刻働いただけで金貨40枚もらえる仕事はないので……もちろんお金は今後の活動資金にお使いください」
頭を下げながら言う
「セリーが働くのだから、俺が死んだ時の退職金だな。何か欲しいものがあったりしたら言ってくれ。それにしても不安だ」
「そんなに気遣っていただき、とても嬉しいです」
ちょっと照れながらセリーは言っているが
全然おまえはわかってない
フィールドウォークで以前ストッキングを買った店に行く
そこにロクサーヌとルティナがいるであろう
店に行ったらロクサーヌとルティナが座って店員と話をしていた
下着について話をしていたらしいのだが……
ロクサーヌが駆け寄る
「ご主人様、とってもかわいい下着を見つけました♪」
ピンク色の布に白いレースが付いているパンツだ
「確かにかわいいな」
「すごいです」セリーも食い入る
「薄い布ですが、ご主人様もこちらなら納得していただけるのではないかと思います」
そこにルティナが話に割り込んでくる
「いや、わたくしが選んだこちらの下着の方がきっと気に入っていただけるかと……」
見せてくれたのはほぼ全面レースで下の部分のみが布で出来ているいやらしすぎる下着だ
「こ、これはすごいな…」
俺は食い入るように見てしまう
「ルティナさん…これでは下着の役目を果たしていないではないですか?」
「そんなことはないです。ご主人様はきっとこちらの方がお好きなはずです」
そんなことを店内で大きな声で言わないで
俺が変態みたいじゃないか!!
話を逸らして、
「ブラジャーはないのだろうか?」
「ブラジャーとはなんでしょうか?」
「ほら、あそこにかかっているやつの胸から下がない肌着」
コルセットを指差して店員に説明する
「それは素晴らしい発想ですわ」
とルティナが言ってくる
ルティナが紙を手に取り何かを描き出す
「こんな感じでしょうか?」
と見せてくる
見せてきたのはなんてことのないフルカップのブラだったので
「これでは落っこちてしまうので肩に細くうすい紐を、ここにはパッドを入れて胸が前に突き出るように、半分くらいの大きさにしてこの周りにはレースや柄を刺繍するとかわいいのではないか?」
と俺の知っている前世での記憶をたぐりながら説明した
「ご主人様天才です!!これなら胸が更に大きく見えますね」
セリーが覗き見る
「そ、それは本当ですか?ご主人様はそんな魔法みたいなことできるのですか?」
「ご主人様ですからね」と謎のロクサーヌのドヤ顔
「次回までに作らせましょう」
ルティナが細かく店員に指示している
レースや刺繍、素材の形や色などを裁縫担当の人も呼びつけ指示している
では全員分の下着パンツとTバック、ブラをいくつか作らせる
ルティナはアイデア料としてこれの売り上げの一部をバックさせるように交渉中だ
これはもうちょっと時間かかるかな
「先にミリアを迎えに行ってくる」
「かしこまりました。ルティナが暴走しないよう見張っておきます」
ワープしてミリアのところに行くとやっぱり大漁だ
人がたくさん集まっている
「サカナたくさん です」
「今日はたくさん魚食べるです」
ニコニコしてる。かわいいな
「ミリアは鳥とかは捕まえないのか?」
「鳥は手が届かない です」
そういえば弓矢を見たことがないな
セリーに弓はないのか聞いた
「弓とはなんですか?」
「そういえばエルフも弓を持っていなかった」
「弓矢だよ。ないの?」
手で弓を放つ仕草をしても知らないようだ
「セリー、今度作ってみるか?」
「ぜひお願いします」
「ミリアも作る です」
また帝都にもどってきた
先程の店の前にいるとルティナが出てきた
中で会計をする
「総額で五千ナールになりますが、今回はたくさん勉強もさせていただいたので、三千五百ナールにさせていただきます」
三割引き優秀
お会計も終わったので、さぁ家帰ろう
帰ってきても、日が長いのか、まだ夕方前だった
ベスタが留守番をしていた
「おかえりなさいませ」
家に着くなりロクサーヌは
「ご主人様、今日はお休みをありがとうございました。ご主人様も楽しめたようでよかったです」
えっ、ロクサーヌさん…ちょっと怖いですよ?目が笑ってない…
「私とミリアさんで魚を捌くのでみんなで買い物に行ってきてもらえませんか?」
「はーい」
「ご主人様、今日は何を作りましょうか?」
「今日は魚の煮付けにしようか?」
「さかな です」
みんな各自持っていた荷物を下ろして、
出かける用意をしている
セリーにお金を渡して買い物に行かせる
先にミリアに魚を捌き始める事をロクサーヌが指示している
「俺も手伝おう」とキッチンに入ろうとしたところをロクサーヌに腕を掴まれリビングに引かれる
ロクサーヌは下を向いたまま、俺の手を掴みながら
「すみません……私…胸が苦しいです。それに涙が出てくるんです。これは病気ですか?」
「大丈夫か?ロクサーヌ」
頭を抱えて「うーんうーん」
「モヤモヤした気持ちでもう胸が張り裂けそうです。皆と迷宮攻略もしていかないと行けないのに……」
泣きながら頭を下げてきた
それは病気じゃない
「迷宮ではロクサーヌに頼ってばっかりでごめんな。今度二人きりでどこか行こうな」
俺はロクサーヌに抱きつき長いキスをする
ビクビクと体を震わせながら尻尾も揺れる
「モヤモヤが……なくなりました……」
「ご主人様が吸い取ってくれたのですか?」
「キスが足らなくなると、苦しくなるんじゃないか?」
おどけて言ってみた
「そうなんですか?じゃあたくさんキスしてもらわないと……」
もう一回キスをする
「ありがとうございました」
「明日からまた頑張ります」
と言ってガッツポーズを取ってキッチンに行く
泣いちゃったのが
バレないように手で目をパタパタして乾かしているのだろう
俺も手伝うため、キッチンに入った
いつものロクサーヌに戻っている。ちゃんと目を合わせて笑顔になっている。
俺は思う
それが演技なら女優クラスの演技だ
ロクサーヌのそれは嫉妬だ
はじめての強い嫉妬で困惑したのだろう
すっかり慣れてしまったが、これがこの世界の仕組み、考え方とはいえ、ロクサーヌの心がそれを納得できないでいるのかもしれないな。
今更二人になる訳にもいかないし、セリーを迎え入れた時点からロクサーヌは苦しかったのかも知れない。
前いた世界の考え方では
ロクサーヌをはじめ、みんなを俺は利用しているだけだ
奴隷として買い上げ、毎晩のように抱いて……
いずれにしても、最低だけどな…
みんなはすぐに帰ってきた
大した買い物はなかったのだろう
ベスタが昼に飲んだレモネードを水差しに作る
みんなに食事を配り、食べながら談笑する
もうすっかりロクサーヌは立ち直ったようだ
いつも通りにみんなとお話ししている
恋愛経験ゼロな俺は全く理解できてあげられない
「そういえばセリー、ロッジの資料室で大発見したと言っていたけど……どうした」
「あっ!」と突然大声を上げて立ち上がった
「そうです!大発見です!」
「私たちは全然魔法使いのことを理解してなかったんです!戦闘で使う攻撃呪文しかパーティで見た事なかったので、存じ上げなかったのですが」
「他にも、クリエイトとデリートとエンチャントと言うのがあるそうです」
「詳しい意味はブラヒム語だったので私の語学力ではわからなかったのですが…ご主人様はご理解いただけますか?」
「何か他にもあるのではないかと思っていたけど」
「迷宮でパーティでしか魔法見た事ないので攻撃呪文ではないみたいですが」
「特にエンチャントと言うのは使用MPの割にダメージ付与が少ないため、そのため使う人がいなくなり見なくなったようです」
確かに魔法使いにしては呪文が少ないと感じてた
「それと呪術師は状態異常系の魔法ができるようになるそうです」
「ディジーズ、ポイズン、ストーン、パラライズの全体攻撃呪文があるようです。ご主人様は意味が分かりますか?」
「わかるよ」
「ご主人様さすがです」
「ありがとうセリー、確かにそれはとてもよい情報だ」
「後で早速使ってみよう」
「ルティナも覚えてくれ」
「かしこまりました」
俺は水指を取って
「それと、ベスタが作ってくれたレモネードもぜひ飲んでくれ。草刈りでおかみさんが出してくれた飲み物だ」
「みんなは飲んだことあるかもしれないけど、ルティナはどうだ?」
「レモニカと呼ばれていると思いますが、ご主人様がレモネードと言うのであればその名前にしましょう」
「とってもおいしいです」
風呂上がりにもみんなで飲もう
お風呂で早速
「クリエイトウォーター」
を唱えた。唱えると、ターゲット、温度と時間のスクロールバーが出てくる
ツボにターゲットを決めて
温度は摂氏で出てくるので42℃、時間はマックスにしてみた
そうすると中からお湯が湧き出てきているようだ
「すごい…これで掛け流しができる」
大きなタライもあっという間にお湯が溜まって行く
「今日は体拭くだけと思っていたがこれならすぐに入れそうだな」
MPもほとんど消費していないようだ
超便利。これならルティナでもできそうだな
そもそもこういう事にMPを通常使わないのだろう
貴族はそんなことしなくても風呂は用意してくれるし
俺ほどの風呂好きもいないのであろう
そのため使い方としては広まっていないのかな
いずれにしても、もっと早く知りたかった……
と項垂れる
30分ほどで溢れた。まだ出続けている。
みんなは驚きながら見ている。
「こんなに贅沢にお湯を使うなんて夢のようです」
今日も早速みんなを洗う
ロクサーヌは最初から密着度が高い。近づきすぎて
むしろ洗いにくい
洗い終わった後もすぐ後ろに密着して離れようとしない。
ベスタは昼間愛してもらったので怒られるのかと思い、ちょっと遠巻きに見てる。もちろん怒ったりしたら、俺から嫌われるのをロクサーヌはむしろ恐れているのだろう
ロクサーヌが俺と一緒に洗ってくれる
セリーやミリアは空気を感じられる子なので、おどけてみせる
「くすぐったいです」
ベスタも空気が読めるだけにちょっと萎縮してる
目の前に今日たくさん愛したボディが泡だらけになっている
ロクサーヌは後ろから泡を立ててお尻や背中を撫でる
ベスタは今日のことがあってか、凄く敏感なようだ
ロクサーヌさん…触り方が少しHですよ?
ベスタは軽く果ててしまったのか、顔が高揚している
目の前でそんな見せられたら
もちろん俺も興奮してしまうよ
ルティナはわざと空気を読まない子
白い裸が目の前に来た
当然、ロクサーヌも洗われたベスタのそれを見てて
もう興奮しているようだ。俺ではなくロクサーヌに
「姉様……」
ルティナは女性もいけるようだ
俺がルティナの足を洗っている時はすでに秘所はキラキラと光っている
上を見ると胸を触られながら口付けをしている
いいもん見せてもらった。ロクサーヌはかわいい奴だ
そして俺も洗ってもらった
風呂に入っているときにみんなに聞いた
「実はベスタは俺としてる時に気持ちよくなると漏らしてしまいそうになるそうだ。他にもそんな感じになる奴はいるか?」
わざとあっけらかんと言う
ベスタは恥ずかしそうに下を見てる
セリーもロクサーヌも驚いていた
ミリアに至っては意味がわからないらしい
ルティナは手をちょこんとあげてる
「わたくしも実は……少し我慢してます」
「我慢しなくてもいいぞ。気持ちよくなりすぎて、出ちゃうならちょっとシーツが汚れるだけだ。ルティナもベスタも洗濯を手伝ってくれれば問題ないよ。な?」
と、ロクサーヌに声掛けする
「それでご主人様やみんなが気持ちよくなってくれるなら勿論です」
今日買った下着とガーターベルト、ストッキングを履かせてネグリジェを着て立たせる
素晴らしい光景だ
ロクサーヌと甘い口付けをすると、下着を脱ごうとするので制止した
「俺が脱がす」
「かしこまりました。今日も可愛がってください」
胸と口で俺の下腹部を咥える
今日はロクサーヌは甘えてくるし、積極的に求めてくるし、密着度が高い
そしてみんなの前でベスタとルティナは潮を吹く事になるのだが、マジマジと見られ、ベスタもルティナも興奮しているようだ
ベスタに限っては量もあるので驚いていた
この日から後処理にシーツの交換をする様になった
23.05.30改編しました