※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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ミリアの記憶

 

「マキシム!」

「イサキオスか」二人は旧知の友人でもある。

「怪我人はいるか?」

「いや大丈夫だ。それよりこれは……」

「私達ではまだわからないことが多いが、どうやらカッシームの仕業だろうと」

「そうか……ここからの撤退は?」

「多分冒険者ギルドの方で大きな爆発音があった。多分この城砦からは今出られません。現在この島は多くの海賊船に囲まれており、主だったこの島の騎士はそちらに向かっている様なのでその隙をついてのアサシン集団だと思われます。まだ多くのアサシンがこの島にいるので無闇に外に出ない方が賢明です。この事態が収拾するまで我々もここに留まります」

「そうか、助かる」

 

レティシアが俺に「すでに他の4カ国首脳襲撃はミリア様によって制圧されたそうです」と

今現在港に向かっている途中で報告を受けた。

「ならそこはイサキオスに任せて、ミリアは海岸の方に向かって、俺たちと合流する様に伝えてくれ」

 

レティシアに言われてミリアは「ご主人様と合流ですね。すぐに行きます」ミリアはイサキオスに「レティシア様から伝言です。ここはイサキオスにお願いします。ミリアはご主人様と合流します」と伝えると、素早く塀を飛び越えてミリアは直線的にミチオ達がいる方へと向かうがそのためには大きなお屋敷を横切らないといけなかったが緊急事態の為仕方ないと思ってミリアは「ごめんなさいね」と言って大きな庭を横切る。そして芝生に降り立つ走り出そうとすると、

「ん?あれ?ここ見たことある……」

足を止め大きな池があったので近づくと沢山の魚が泳いでいる。

 

ミリアはここで釣りをして捕まったんだ!!

 

「あれ?ここに来た時誰かと一緒にいた気がする……だれ?」

ミリアは思い出そうとしても、思い出せず記憶の中で黒塗りになっていた……

頭には激痛が走りミリアはうずくまってしまった。

「うううう……痛い頭が割れそうだ……」とミリアはスタンの耐性があるにも関わらず、その場で倒れてしまった……

 

「また緊急事態だ」と俺が言うとみんなは驚く

「ミリアが移動していない。何かあった様だ。ミリアを回収に行く」

ロクサーヌが「では、私が先行します」

「わかった。何かあったら連絡してくれ」

 

ロクサーヌは方向を変えて進んでいく。

俺はとりあえずみんなを城壁まで連れて行ってエマと合流する必要がある

(エマ今からそちらに到着する)

(了解です。城壁を登ってすぐのところに移動します)と言うと俺たちはすぐにエマと合流することができた。

到着するなり、「あれ?ロクサーヌは?」

「ロクサーヌはミリアの回収に向かっています」

「ミリアの回収?」

「ああ、ミリアが突然動かなくなってしまった……」

「そうでしたか」

「こちらの状況は?」

「すでに下の海岸には海賊が到着しておりますが、まだまだ登ってくるのには時間がかかるでしょう。それよりも気になる事があります。見てください」とエマが指差す方向を見ると明らかにこちらではない方向に向かっているグループがある

 

「50隻ほどこちらではない方向に向かっているが、あそこに何があるかはここのやつに聞いてもわからないと言うことでした。まもなくベスタも来ますので、戦闘自体はもう問題ないと思いますが、海賊と我々を直接襲って来たアサシングループは別の様です。

 

我々を襲って来た奴らは統率のとれた暗殺者集団でしたが、こちらの海賊は各々のグループでは統率できていますが全体で見たら統率は皆無で我先にと言う感じですね。同じ人物が命令を出したとはとても思い得ません」

「確かに」

「奴らは我々が泊まっていた場所も知っていたし、騎士団がこちらに来てから襲撃したところを見ると違うものの犯行に感じます」

 

ロクサーヌからの指輪によるESPが入るので応答した。

(私邸でミリアを発見したのですが、特に外傷はなくスタン耐性があるのにも関わらず気を失っています……)

(無事ではあるのだな)

(はい気を失っているだけです)

(わかった。ならミリアを回収して合流してくれ)

(かしこまりました)

 

すると、ベスタが頭上に現れる。

ベスタはドラゴンの姿を解くと大きな白い翼を広げ

ハルバートを海賊に向けると「いけ!!」

と号令をかけると、一斉にドラゴン達がルベリオから飛び出す。

シャンタルもドラゴンの姿になると飛び立つ

するとルベリオ要塞にいたシャンタルの竜騎兵団も

「遅れるな!!」と怒号が飛び一斉に飛び立つ

ペルマスクの空は無数の巨大ドラゴンが飛び回っている。それを見て誰しもが驚いている

ぱっと見この世の終わりの様だ……

 

ペルマスクの騎士団は「あれは援軍なのか?」と疑り目に見ているが、シャンタルが「ミチオ殿も行くか?」と聞いて来たのでそれを理解した様だ。

俺は未だにドラゴンの乗って戦うのは慣れていない。

エマが「私が行こう!!」と声をかける。

「エマ頼んだぞ!!」

「任された!」

エマがシャンタルの背中に飛び乗る

シャンタルの軍勢は5匹づつ並び回数に制限があるブレスを効果的な方法で吹いていく。

海賊達は次々に帆を燃やされていく。

「何だ何だこんな数のドラゴン見たことないぞ」

元々ルベリオにいたドラゴンには誰も騎乗していないが大きさではシャンタル達のドラゴン騎士団よりも一回り大きい。

船に体当たりでぶつかって行く。そして甲板に着陸するとブレスを吹いたり、噛み付いてそのまま海賊を食べてしまうドラゴンもいた。

「うぁーちょっとグロいな」

とは思いつつそのドラゴンに食べられない様に海賊は船から飛び降り慌てふためいて水に潜るものも沢山いた。

そして、ペルマスクに向かって来た海賊船以外の反対側に向かっていたグループにもドラゴンは襲いかかる

 

一番大きい帆船にベスタが剣を掲げるとルベリオからの魔力が転送されて凝縮される

「トールハンマー!!」と唱えた

巨大な稲光がその船に落ちると船体は真っ二つに折れて沈んでいった。

それを城砦から見ていた騎士団は「圧倒的ではないか?」

(ベスタ!いまの船に乗っていたと思われる人物で偉そうな奴を捕縛してくれ)

(申し訳ありません。怒りに我を忘れて……かしこまりました。捕縛します)

ドラゴン達は船に乗って逃げようとしている海賊船の帆をブレスで火をつけると航行不能にするだけではなく、ドラゴンは海賊を自分の歯に引っ掛け飛び立つと、それを投げ飛ばしたりしてどうそれを他のドラゴンがキャッチしたりして遊んだりしている。

20分で全ての海賊船は航行不能になり、ほとんどの海賊は海に投げ出されている。その中にはサメに食われているものもいて阿鼻叫喚である。

城壁に登り始めていたものもドラゴンの数を見て慄き、手を挙げてもそれは人間同士の話で次々に爪で引っ掻いて殺してしまった。

ベスタが先ほどの船長を連れて来ると

俺はベスタに「直ちに戦闘を終了にしてくれ」

「かしこまりました」とベスタが言うと、

「以上だ!!全てのドラゴンは戦闘を終了せよ」

反対に向かっていた海賊船も全て航行不能になったのを確認して戦闘終了宣言を行う。

ドラゴン達がルベリオに戻るとその要塞は海上に留まったままだった。

海賊は喰われない様に早く助けを求めた。

俺は騎士団に船を出して海賊どもの収容をお願いした。

 

シャンタルのドラゴンからエマが飛び降りると

「ベスタあれは一回躾しないといけないな。」

と言うと、隣で縛られた海賊の船長が

「そうだあれじゃただのモンスターだろ!あんなも物使うな。ルール違反だろ?」

と言うので、エマが腹に蹴りに入れた。

「お前に何かを言う権利はない。今すぐドラゴンの餌にしたっていいんだぞ?」

「すみません」と言うのでエマはもう一発蹴っておいた。

「お前は聞かれたことだけを答えること」

 

ベスタは神々しいほどに光翼は頭上高くまで広がっている。

そのベスタが俺にひざまづき「遅くなりました」と報告して来る。

「いやいいタイミングだった」

ジョゼとエマに「こいつの裏にいるものを全て吐かせろ」

「今のうちに言っておくぞ。知らないとは言わさない。知っている奴がいるならお前が名指ししろ。後から言ったらドラゴンに遊ばれることになるぞ」

「ひいいいいぃぃぃ」

 

 

俺は全員を連れて一旦隣の街ザビルに連れて行った。

各々各国首脳はフィールドウォークを使って自国への帰路に着いた。ノーケルリンフ国王は娘達とハグをして別れた。

イジューム公の娘リュドラはさっさと自分の父親と別れると

「やれやれ」と言う顔していたが、

それにしてもミリアが心配だ。その間全く起きることはなかった。

ミリアがぐったりした様子を見たエレオノーラは

「どうしたのです?」

「今は気を失っている様です。彼女は元々スタン耐性があるのに関わらずです」

エレオノーラは心配そうにミリアの頭を撫でる。エレオノーラにはピリッとした感じがした。

「ミリアさんには刺青の様なものはありますか?」とロクサーヌに聞くが

「いや見たことはない」

「どこかにあるはずです」とエレオノーラが探す。

俺たちはそれを見て「どうした?」と聞くとエレオノーラが事情を説明する。

「彼女は洗脳または記憶の改竄をされたかもしれません。普通なら呪詛として鑑定すれば呪われているがわかるのですがマジックアイテムや刺青の場合それを認知できない場合があります」

「なるほど」

ロクサーヌが首の付け根髪の毛で見えなかったが確かに『印』が彫られていた。

「これですね。一旦我が国に一緒に連れて行っていいですか?」

「俺たちも同行してもいいか?」

「もちろんです」

 

みんなでワープを使ってリセリカ聖王国に向かった。

早速準備が始まりミリアは台の上に載せられると

神官達が何人か現れるエレオノーラが事情を説明すると、エレオノーラともう一人が呪文を唱える。

同時に「ディスペル」「リムーブカース」をその刺青一点に集中すると、それはかさぶたが取れる様にぺろっと剥がれた。

俺が「これは一体誰の仕業?」

「わかりません。ミリア様にその経緯を聞いてみるしかないですね」

「ありがとうございます」

「少しでもお役に立てて良かったです。私たちではこれくらいのことしかできませんので」

ミリアはすぐには目覚めなかったので

その日はリセリカに泊まることにした。

バルハにはあの屋敷の持ち主などを調べる様にお願いした。

 

そしてエマのところに行って今回の海賊について調べることにした。

エマは相変わらずこの尋問が大好きな様で、俺が来るのを待っていた。

ジェイソンスタイルで尋問を行う。

不気味な声で海賊の頭を机に擦り付け

「お前らは誰に言われてあそこに集まった」

すぐに答えそうになったので

「ああまだ言わなくていいぞ。簡単に吐いたらお前を殺せなくなる。お前は出口のない監獄で永遠に虫を食べて生きながらえるいや、殺されないように回復魔法をかけて、永遠虫に食われると言うのもいいな」

とエマは悦に浸っている。

「ひいいいぃぃぃ、何でも話しますので、許してくださいぃぃ」

と涙も涎も鼻水もありとあらえる汁を垂らしながら懇願する。

「なら、しょうがない。お前達をあそこに集めた人物は誰だ?」

「人物は……わからないのですが、闇ギルドである海賊ギルドから緊急招集で集まったものです」

「はぁ?そんな言い訳でここからでれると思ってるのか?」

「本当に、本当にいいわけではないです。海賊を長くやっていますがこれは本当です。」

「お前はその海賊ギルドの上層部を知っているのか?」

「私も幹部の一人ですが、今回の件は他の幹部からの招集でした」

「場所はどこにあるんだ?」

「はい。今すぐ答えます。場所はウマイヤヨシュラムという街に存在しています。そこの街の半分は海賊です」

「それはカッシームの街ではなかったか?じゃあカッシームからの依頼だな?」

「それは……」

「ああいいぞすぐ答えなくて」

「いや、そういうことではないんです。ごめんなさい。謝ります。申し訳ありません」

奴は最下層の独房に入れられる

そこでは幻術を使い体がゴキブリやらムカデなどに生きながら食べられていく幻術を見る。幻術なので死ぬことはないがありとあらゆる穴から虫が入って身体の中を動き回り内臓を食べられている様な感覚がある。当然途中で気を失う。

そしてまたここに持ってこられて水をかけられ起こされる。

たった数時間しかたっていないが、彼の中では1週間以上ここにいる様な錯覚もしている。

そして何も食べられない。食べてもすぐに戻してしまう。まるで口の中から虫が出て来た様な錯覚を覚えるのだ。

 

「やぁおはよう。昨日はたくさん食べられていたなちゃんと除去して起こしてやったよ」

「もう、勘弁してください。もうあの部屋には行きたくないです、何でもします。おねがいしゅます」と泣きながら訴えて小水すら漏らす。

「なら俺の言うことには素早く答えることだ。もうわかっただろ?」

「はい」

「じゃあ昨日の続きだ。海賊ギルドはカッシームの息がかかっているのだろう」

「はい。間違いないです」

「そんなに早く答えるとあの部屋に連れて行けなくなるなぁ。じゃあその幹部を騙して、全員捕まえたい。お前にできるか?」

「もちろんです。ぜひ私に任せてください」

「どこに逃げてもお前には首輪をつけていつでも爆破できる様にしておくぞ。まぁ絶対に捕まえるけどな?逃げたらまたここでしばらく生活してもらうぞ。簡単に死ねると思うなよ」

「ひいいいぃぃもちろんです。絶対逃げません。私ならうまくやれます」

「じゃあ準備ができるまで眠っていてもらおう。虫の夢を見ないといいな。くくくくっ」と笑いながら、眠り粉をかけた。

 

「いや、エグいなあ」

エマは嬉しそうに控え室に入って来る。

「これでみんな海賊ギルドの奴を捕まえて同じ刑にして奴らの海賊ギルドを掌握しましょう」

「そんなの誰がやるんだよ」

「えっ?そんな楽しいこと私と、ワープが欲しいのでキーカと力がメチャクチャあるリナがいいかなどうでしょう?」

「あっセリーも入れてくれ」と俺からお願いした。

「わかりました」

「顔が割れない様にしろよ」

「もちろんです。」と嬉しそうにエマは返事する。

 

俺はリセリカに戻りミリアの目覚めるのを待ったが、

次の日普通に朝起きた。

「ミリア大丈夫か?」

「えっ?うん。ご主人様?なんで私寝てたの?最後の記憶は……あっあの屋敷で……

ミリア、あの、その……」

と動揺しているので抱きしめて、頭を撫でてあげた。

「ゆっくりでいいよ。見た事を思い出したら教えて」

「うん。ミリアね。あの屋敷の池で釣りをして捕まっちゃったんだよね。お兄ちゃんとお腹が空いて我慢できなくなって……そうお兄ちゃんがあの時いたの。それでね二人で釣りをしてたら見つかっちゃって謝ったら許してもらえると思っていたのに、許してもらえず、お兄ちゃんとミリアは屋敷の中に連れて行かれて、なんか魔法をかけられたの。そうして気がついたらミリア奴隷になってた。今までなんでお兄ちゃんと一緒にいたのを忘れていたんだろう……お兄ちゃんの名前は『ノア』そうノアお兄ちゃん」

 

 

 

 

 





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