※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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セルマー領主 カシア

 

朝、目が覚めるとロクサーヌが俺をキスで起こしてくれる。

「おはよう」

「おはようございます」

 

俺は昨日エレオノーラと何度か楽しんだ後、深夜になる前には帰ってきていた。

ロクサーヌが心配そうに俺を待っていた。

もちろん俺は匂いの追跡を避けるために「クリーン」の魔法と「ニゲイトアロマ」の魔法で匂いでの探索ができない様にして帰ってきている。

一方ではもう何度となくこの魔法を使っているので少々ロクサーヌには不思議がられているが、

もとよりロクサーヌは王となったミチオを自分一人で独占しようとは思っていないのでミチオがハニトラや暗殺にかからない様にだけ心配していた。

 

俺は完全に誤解していたが、俺がそれを知るわけもなくそんなロクサーヌと寝室に入りロクサーヌも抱いた。

我が家に帰ってきた感が半端ないがロクサーヌはルティナはどうしたのか?と聞かれたので、まだ用事があると俺とは別れ用事を済ましてから帰ると言っていたと伝えたがそんなこと言われていない。ルティナはエレオノーラとディープキスして無理やり俺を連れて行こうとしたが置いていかれただけだ。

 

カーテンを開けて

ロクサーヌは俺に戴冠式で着た礼服を用意してくれたらしい。朝日と共に俺の着替えをロクサーヌは手伝ってくれる

窓から溢れる光が光芒となってロクサーヌを照らす

神々しいロクサーヌが笑顔で迎えてくれた。

「ロクサーヌ……綺麗だな」とつい言葉が出てしまった。

「どうしたのですか急に……」

「あっすまない……つい……」

「褒められたのに謝って欲しいわけではないですよ。でも今日はこれからすぐに出ますのでお相手はできませんよフフフッ」

と笑顔で答える。

 

ダイニングホールに向かうとすでにイリナが待っていた。

イリナは俺に「今日はよろしく頼む」

「なんだ緊張しているのか?」

「ああ、恥ずかしいが緊張している」

「イリナは綺麗だから堂々としている方がかっこいいぞ」

と言うと笑いながら「なんだそのアドバイスは?」と笑いながら答え「ありがとう。少しほぐれたよ」

と握手してくれた。

今回はロクサーヌの他にルティナはもちろんベスタ、ジョゼ

は諸侯会議できていた男装の礼服を着て待機していた。

エマとキーカもドレスを着て待機していた

寒い地方に行くのでしっかりと厚着をして向かうことになった。

他のみんなは留守番になった。

 

イリナとルティナに分かれてフィールドウォークで移動する。

ついた先は森で雪がチラついていた。

森の中の少し開けたところに椅子が綺麗に置いてあった。

ルティナが「我々エルフの古くからある神聖な場所です。木には過去のエルフの長の彫像が彫られていた。

俺たちは天幕に案内されしばらくこちらでお待ちください。とイリナから案内された。ルティナはそのままイリナについて行ってしまった。もちろん彼女は今日の主役の一人で昨日のルティナとはだいぶ違う。

女性はいろんな顔を持っているのを改めて感じた。あの後どこに行ったのか教えてもくれない……

 

天幕の中を見ると、

そこにはすでにガイウスとランベルト王が待っていた。

この天幕は暖かくなっており、式が始まるまでの間みんながそこで待って暖を取ることができていた。そこにはタカシも一人来ていた。

「タカシ!」

「ミチオさん!お久しぶりです」

魔王を倒したたった3週間前だったがとても昔の様に感じる……

「今日は一人か?」と俺が聞くと

「ええ実は……」と恥ずかしそうに答える

「うん?どうした?」

「アンナは俺の子を宿しておりまして……」

「えっ?!そうなのか?すごいじゃないか?!おめでとう」と言うと「実はアナスタシアも……」と言う始末だった。

そうだ二人とも人族だからそうなってもおかしくはない。

うちはロクサーヌが完全に仕切っているのでそう言うことにはならないがタカシはその辺構わずにしていたのだろう。

正直よかったなと言っていいのか一瞬わからなかったがこちらの世界の感覚では問題ないのだろう。

みんながその話を聞いて拍手と祝辞を述べている。

 

 

俺に小声で「もう俺元の世界に帰れなくなっちゃいました……」と照れくさそうに俺に話した

「そうだな。二人とも幸せにしてやらないとな」と言ってタカシの肩に手をかけた

「はい!」と言って嬉しそうに俺に返事をした。

 

 

聖女エレオノーラが到着するとエルフの面々が奥の洞窟から

向かってくるのが見える。

隣にいたガイウスが「あれは昔からエルフたちが使っている神殿の一つで叙爵される時はいつもここで行われている。今回は冬だからやはりこの地方は寒いな」と俺に言う。

俺はガイウスの話よりも隣にいるアリシアと目が合うとアリシアはガイウスに見えないように笑顔で手を振る

そして、聖女エレオノーラも昨日の姿とは全く別人で高貴な淑女の風格があり、俺と目を合わせてもまったく反応なく顔色ひとつ変えなかった。

 

先頭を歩いていたカッサンドラが入ってくると次々に天幕に入ってくる。その中には知った顔のハルツ公やゴスラー、カシアにエステルもいる。総勢30名くらいがこの場所に集まっていた。

 

カッサンドラは「この度はセルマー伯爵領カシアの叙爵の為集まっていただきありがとうございます」

と頭を下げた。

イリナが「準備ができましたので外の会場になりますが移動をお願いします」

と天幕を開けると雪は止んでいた。

ほとんど積もっていることもなく外の椅子にみんなが座る集まったのはエルフたちも合わせて60人くらいだろうか

席に着くとなにかの儀式なのだろう4人のエルフが舞をみせた

その中にはルティナとイリナもいた。幻想的で尚且つみんな薄着の白いワンピースを来ている。エルフたちが奏でる楽器の演奏も初めて見る楽器で厳かな雰囲気でいい。

舞が終わると、

 

ガイウスと息子のレオが壇上に上がり

カシア、ルティナ、イリナの3人が並び後ろにはセルマー伯爵のゆかりのあるものが並んでいた。

レオがまだ慣れない公務をガイウスが横でフォローしているが霊薬によってガイウスの方が見た目は年下な為不思議な光景である

 

カッサンドラも深々と頭を下げて帝国の皇帝レオに皆が頭を下げる。

無事にカシアへの叙爵が終わると

拍手で包まれ無事に閉会した

 

一人ハルツ公だけは納得していない様子だった。

式が終わりカッサンドラにハルツ公は食い下がった。

「なんでカシアが離縁してまでセルマー領を維持する必要があるのですか?セルマー領では迷宮の探索も行わない腑抜けの領主だったではありませんか?」と大声でみんなに聞こえる様に話した。

カッサンドラは凄みのある声だが小さな声で

「坊やは黙ってな」

ハルツ公は一瞬尻込みしたが

「私はあのままではいけないと思ってそうしただけだ」

と食い下がるが

「でも同族同士でする事じゃないね。ブロッケンの坊やが言いたいことはわかるがあまりに根回し無しじゃなかったかい?」

「それは……言えば更に多くの兵隊達の命がなくなるから……」

「本当はカシアの気持ちが自分から離れていくのが怖かったんじゃないのかい?」

「?!それでセルマー領を私が攻め込むわけない」

「ブロッケン、カシアが帰るところがなければ自分のところにいるしか無いと思ったのじゃないかい?セルマー伯の弟カシアの父の処遇、ルティナの処遇を見ていたら私にはそう感じたのだがね」

「!!……だがハルツから離れたところでどうやって領土を維持していくのだ?」

「今までハルツ領を通らないと得られなかった物資はハルツ領での関税でだいぶ取られていたがこれからは海路を使うことになりそうだよ。アルフレール領からの海上輸送、クワガ王国からも多くの援助と物資の輸送をお願いしている、もうハルツ領に頼らなくて良くなったんだよ」

「クッ……それはよかったな」と苦虫を潰した様な顔をしていたが捨て台詞を吐いていた。

 

だが彼はどうやったらまたカシアが頭を下げて戻ってくるのかを考えていた……

クワガもアルフレールもブルガに接している……

ここが戦争状態または混乱すれば輸送どころではない……または輸送船が海賊に何度も襲われていたら……

…………思いを巡らせてもハルツ公自身あまり良い案ではないな

 

全員いつものカッサンドラの宮殿にフィールドウォークで移動する。ガイウスは俺に近づいて来て話しかけて来た

「ブルガ王国の王ルイス2世が崩御した。第一子がルイス3世としてブルガ王国を引き継ぐらしい。朕とミチオで勝ち取った賠償金も有耶無耶にしてくるだろうな」

「若いのですか?」

「若いだろうな。だから血気盛んでもあるな。戦争上等と思っている輩かもしれん」

「フィリップ王子ではないのですね」

「そっちじゃないな名前なんていったか……ペドロ王子だ!

見たことあるが随分前だから今見たら全然違うと思うが」

ロクサーヌが小声で「以前バルハの報告でその名前が出ていました」と俺に告げた。

確かブルックの存在も確認されていたな

 

着替えが終わった3人が入場してくる

みんなはそれを拍手で向かい入れた。

カシアがみんなの前で「今日はお集まりいただきありがとうございます。このセルマー領セルマーでみんな育った環境は少しづつ違うけれど力を合わせてこの領地を発展させてみせます」

と言うとカシアはみんなに頭を下げた。そのあとはセルマーにゆかりのあるものを次々に紹介して補佐官を指名していく。

 

ハルツ公はタカシとランベルト王の3人で話していたがここからではなんの話をしているかわからなかったが、

タカシの事をハルツ公は聞いていた様だった。冒険の事や住まいなどの話が中心だった様だ。

 

みんなの紹介が終わるとカシアは

「今回私がセルマー領の復活ができたのは、上皇であられるガイウス様とクワガ王国ミチオ様の多大な支援とご助力のおかげです。本当にありがとうございます」と言うと拍手が起きた。

 

当然みんなから注目を浴びてしまう。ガイウスも「これはしょうがないだろう」

と俺に諦めろと言わんがばかりだ「堂々としていればいい」とガイウスは言うが……

挨拶も終わりに近づいてエレオノーラと側近の爺さんルドルフも挨拶に来る

「先日は魔王討伐ありがとうございます」と俺に頭を下げて来た。いやいや昨日散々しただろうがと思ったが彼女は眉ひとつ動かさずに言うので聖女とはすごいものだと感心した。

 

ハルツ公がいよいよ目の前にやって来た。

「ついこないだまでうちの使いをしていた若者がいい身分だな」

「その節はありがとうございます」と俺が答えると

「グッ……ミチオ殿はカシアとはどう言う関係だ!」と直接的に聞いて来た

「よくしてもらっています」

「貴様!!」と言うが先かガイウスが遮る様に答える。

「ブロッケンそのくらいでやめておけ。せっかくの式が台無しだ。エルフ族に許されているのは3領だそれをお前が勝手に正しいと思って2領にしてしまったのだぞ、その辺をもっと考えろ俺たちには俺たちのやることがあるだろ」とガイウスは解いた。多分解放会のことを言っているのだろう。

 

「そしてミチオはその仲間だ。俺たちがやる事は他にある」

とガイウスはいっているが、ガイウスの妻のアリシアにも手を出していると言うかガイウスの目の前で寝取ると言う変態行為そして目の前にいるエレオノーラとも散々してなんなら周りにいる女性全員と致している俺は前世界ではいたたまらなくなるほどの状況だがカッサンドラとガイウスが言うように堂々としているのが胸が苦しい。

 

なんならカシアの猛アピールはすごいのだが自分の旦那全くそういう事はなく繁殖行為にも全然興味がないとカシアに言われた事もあったな……

それでここまで怒るのかよ。

 

俺が言えた義理ではないがもっと大事にするべきだったな

と口には出せないがイケメンの顔が歪むのは心地よい

「クッ!貴様覚えておけよ」と捨て台詞を吐いて会場から出て行ってしまった。

 

 

「あーあ」とガイウス

小声で「で、どうなんだ?エルフの至宝カシアとはやったのか?」と直球で聞いてくる。

「やったとは?」俺ははぐらかそうとすると

ガイウスは「誰にも言わないからはっきり言え。言わないならカシアとアリシアを寝とった?と今大声で言うぞ」

と脅して来た。

「えーっと、はい」

ガイウスは嬉しそうに肩に手をかけると

「ヨシヨシよくやった!」と謎のお褒めの言葉を頂いた。

 

 

後ろからルティナが走ってやって来て「べー!!」と舌を出してハルツ公にやってのけた。

「今あいつになんか言ってやったんだよね」とルティナが俺に確認するが

俺は「よくしてもらっていますと言っただけだが?」

「それだけ?でもご主人様のことだからそれがたっぷりの皮肉なんでしょ?!」と嬉しそうにルティナは俺に言う。

「どうだろうな」と俺ははぐらかした。

 

遅れてカッサンドラとキーカが一緒にやって来た。

「セルマー領を奪うのはよくても奪われるのは気に食わない様だね。」

「奪われる?」ととぼけたが

「そんな芝居はいらないよカシアを見てればそんなの一目瞭然だよ。ブロッケンの坊やももっとカシアによくしてやっていれば結果は違ったかもしれないけどね。あの調子じゃあ色男になんかしてくるかもしれないね」

「えーそうなの?」とルティナ。

俺は黙って聞いているだけだった。

 

「まぁ色男はつらいね。でもこれからもカシアを頼んだよ。もう色男しかいないんだから」頭を下げて来た

ルティナが「私もいるよ」というと

「そうだったね」とルティナの頭を撫でた。

「僕もいるよ」と楽しそうにキーカも言うと「そうかそうだったね」と嬉しそうにキーカの頭も撫でる

「今日だけはカシアを支えてやってはもらえないか?」といつもだったら命令口調のカッサンドラが頭を下げてお願いして来た。

そこまでされたら言い返す事はできなかった。

ロクサーヌ達に明日は迷宮攻略をしようと約束すると

今日はカシアのところで泊まることにしようと式が終わるとセルマーの城に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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