※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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84階後編

 

なんだあの圧倒的な力……

イルハーグから放たれた雷撃は俺たち全員に一瞬で放たれた。

キーカ、コレット、マリー、ヴィクトリアは直撃を受けて、倒れている。

 

迂闊だった……奴は土魔法属性だと思って風、雷属性などのレジスト魔法をかけていなかった。

 

エマは俺よりも早くすぐさま指示をする。

動ける者が4人の救助に向かった。

ロクサーヌとミリア、ベスタは逆にイルハーグの攻撃に回った。奴がそちらに気が散っている間に倒れた4人を回収した。

 

コレットとマリーは身代わりのミサンガも切れていた。

つまり、一撃で奴はコレットとマリーを倒せるほどの雷撃を一斉照射できると言う事だ

アデリナを初めてする治癒できるものは4人に治癒魔法をかける。

キーカはリナが気を入れてすぐに目を覚ましたが、

あれがもう一度来たらやばいと感じた。

コレットとマリーは回復と一緒に新しい身代わりのミサンガを取り付ける。

 

シャンタルが「コレット大丈夫?」意識のないコレットをなんとか起こす。シャンタルがコレットに身代わりのミサンガを付けていた。

コレットが意識を取り戻すと

「まだあなたは生きているわ。ゆっくり寝てる場合じゃないでしょ?」と言うと無理くりにもコレットを起こした。

 

マリーも同様にラウラに起こされていた。

「ほら、マリー起きろ!」とほっぺをたたきながら言う。ラウラもマリーにミサンガを取り付け、「こっちに帰って来い!」と心臓をパンチしながら言うと「そんなに何度も叩かれなくても大丈夫だ」

 

「いったい何があったんだ?」と逆に聞くと

「イルハーグが雷撃をみんなに放ってマリーにも直撃したんだ」

「全く私は弾除けにもなってないじゃないか?」とラウラにいうと少し半笑いで「そうだな。まだコレからだ」と言ってラウラはマリーという戦士を叩き起こした

 

ヴィクトリアは身代わりのミサンガが発動していなかったのでレベッカは蹴って叩き起こすだけだった

「ほら起きろ!!」とヴィクトリアに言うと無理やり起こされて、ヴィクトリアは頭を振って我に帰ったようだった。

「なんだあの攻撃は?」と自分に怒っているかのようにも見えた。

3人はやはり凄い。長年冒険者で命を賭けて戦ってきただけあって精神力も強く、死戦を何度も潜り抜けてきただけはあり豪胆でもあった。

 

 

俺はテレパシフィックボンドを使ってみんなにメッセージを送る。

(奴の攻撃は直線的だ雷撃を避けるためにタンクの後ろに隠れ一直線上に並べば雷撃はかわせるはずだ)

 

三列になってイルハーグに向かって居る

ベスタ、トト、ジョゼを先頭にした三列だ

 

まず脇からイルハーグにトトが攻撃した。

「シールドバッシュ」をかけると少しよろけたところでシャンタルが巨大な斧で攻撃する。ヒットしてダメージを与えそのまま離脱。

続け様にラウラがウィップでイルハーグの足を捉えた。

イルハーグが動けなくなったところをメーアが「九連スラッシュ」を

イルハーグに与える。

 

血飛沫が飛んだがすぐさまメーアは離脱した

「やったか?」と思わず口に出たが

「なんだあれは?」とエマが言うと

触手のようなものが体から出てきて傷口を覆い隠す。

シャンタルが「再生している……」

セリーは「神獣は不死と言われているのはこのせいでしょうか?」

 

「厄介だな」

ロクサーヌが「ならそれを上回るスピードで攻撃すればいいのではないでしょうか?」と簡単に言う。

 

ベスタが「立て髪が光っている。雷撃が来ます」

と大声で注意する

みんなイルハーグに向かって列になる。

稲光と共に2回目の雷撃で攻撃してきた。予想通り太いが3本の雷撃が列の先頭にほとばしる。

 

先頭のタンクはその雷撃を盾で受ける

「バリバリバリ」とものすごい雷鳴と共に盾に当たるが受けた本人はダメージを少なからず受けている。

何度も受けるのは難しいようだ。

 

「行くぞベスタ!」と俺が言うとベスタは「はい!」と答えその雷撃をベスタは全てカラドボルグで吸収した。

 

雷撃を放った瞬間、イルハーグは俺たちに突撃を仕掛けてくる。

ベスタとイルハーグはものすごい勢いでぶつかった

ベスタはぶつかる瞬間にシールドバッシュをしたがそれでもイルハーグの勢いの方が強かった。イルハーグの勢いはほとんど静止するほどだったが押し負けたベスタは横に転がり受け身を取った

 

ベスタが押し負けるとはやはりイルハーグは強い

次のロクサーヌはジャンプすると頭上からイルハーグの目をエストック攻撃して片目の視力を奪った。その後も空中連続攻撃でダメージを与える。

エマは「虚心坦懐」で真正面からイルハーグに当てると空間が歪んだ瞬間ものすごい圧がイルハーグにクリティカルヒットした。

流石のイルハーグも歩みが完全に止まってしまった

 

エマの脇からセリーが飛び出して転がりながら近距離まで近づくと魔銃を残り四発を全弾撃ち込んだ。

イルハーグは倒れ半身を失ったがまだ再生は続いている……

 

仕方ない……

「ガンマ線バースト」と俺が言うと

前面にいたパーティのみんなは退いて

俺から発せられるキラキラとした光線が出てくると

イルハーグがまともに攻撃を受ける

イルハーグはチリとなり姿を消した……

 

なんとかイルハーグという神獣を倒したようだ……

「フー」俺は息をついて周りを見ると

 

 

パーティのメンバーは余韻に浸っている場合ではない。

イルハーグは豚カードを3枚落として豚肉を150キロ分落とした。

 

目の良いミリアが見つけたのが

「ご主人様コレなーに?」と言って持ってきたのは胡桃ぐらいの大きさの白い玉を持ってきた。

よく見るとコレって「真珠?」

「真珠?いっぱい落ちてるよ」

あたりにいくつか落ちていた。

 

「こんな大きな真珠は見た事ない」と俺が言うと

「コレ凄いの?」

「ああ」

エマもロクサーヌもセリーも覗き込む。

セリーは「確かに真珠ぽいですね。でもなんでイルハーグが真珠なんでしょうか?真珠は貝類から取れるんですよね」

 

「そうだな」

「貝ならまだ何階か先のはずですけど……」

「うーん」

セリーが「あっわかった!!神獣と真珠をかけたんですかね?」

「えっ?そう言う事?」とエマ

いや、俺は絶対豚に真珠だと思うがそんなことわざここで言ってもわからないだろうし……

そもそもなんでそんなことをこの迷宮が知っているのか?……

 

「で、コレは高価なものなのか?」とセリーにエマが聞く

「私は貴金属については詳しくはわかりませんが、一つ1万ナールくらいにはなるのではないでしょうか?」

「まぁとりあえずみんな拾っておこうか」とみんなに拾ってもらった

数えたら二十三個あった。

「コレで23万ナールにはなるか」とエマ

それよりも150キロの豚肉の方が彼女たちには魅力的に映っているみたいだ

 

85階に移動したところで今日の迷宮攻略は一旦帰ろうと言うことになった。

 

みんな何事もなかったように食事の準備を始める。

マリーもコレットも普通だった。

厨房では忙しそうにリタが働き

アオイ、モモ、スミレ、サクラの4人がリタの手伝いと配膳を手伝っている。

モモが「ご主人様お待たせ」と俺の食事を持ってきてくれた。

「ありがとう」と言うと嬉しそうに笑顔で返した。

 

次々に食事がみんなの前に用意された。

俺はロクサーヌに「みんなに話したいことがある」と伝えると

「かしこまりました」とロクサーヌ。

 

ロクサーヌが立ち上がると手を叩きみんなに聞こえるように

「みんな聞いて!!ミチオ様からお話がある」と言うと

あれだけ喧騒としていたダイニングがピタッと音が止み

配膳をしてくれていた4人もその手を止めた。

 

俺は立ち上がりみんなに言う

「俺は今日の84階で大きなミスをおかした。あと少しで二人の命がなくなるところだった」

マリーとコレットは顔を見合わせた。

「俺たちはクーラタルの迷宮に入り既に85階まで来れた。

ここらで迷宮攻略をやめないか?

俺はみんなが幸せになる為、豊かになる為にここまでやってきた。

そして80階を超えて俺たちは既に1流と言われるほどまで到達した。

もう充分ではないか?」とみんなに解いた。

すると左隣に座っていたエマが大声で

「充分ではないね」と言い放った。

 

「何か勘違いしているみたいだけど、私達はここにいる時点で命を賭けているんだよ。嫌ならここから出ていっているはず。

だって何も縛って迷宮に連れていっているわけではないから」と

理路整然と当たり前のように答える。

 

「どうして命のやり取りがそんなに簡単にできるんだ?もうお金も平和も手に入れたじゃないか?」

 

「簡単とは思っていないが、お金はまだまだ足りない。わかっていないようだが、この国の食糧はまだ全然足りてないから買っているのだぞ?それに平和と言ったが強国カッシームに最も狙われて、隣にはブルガ王国からも狙われて今後北方貿易を始めるならハイランドとも戦うかもしれないんだぞ。今は一時的な平和でしかない」

とエマが言い終わると

 

俺の前にコレットとマリーが走り寄ってきて

膝をつき「申し訳ありません。ミチオ様

私達が不甲斐ないばかりに気を使わせてしまって申し訳ないです」

とわざわざ頭を下げにきた。そしてマリーが続ける

 

「私はクーラタルの迷宮で救われて、歩く事も子を産む事もできなくなり烙印まで押された身です。それを一軍として戦えるまでにしていただけたのはミチオ様のおかげで戦士としての誉です。

あれだけ辱めを受けた私の心の支えはミチオ様です。私はせめてどこかでミチオ様の身代わりになれればと思っています。

 

それが……今日の私の不甲斐なさで心を痛めているとは不覚でしかありません。私の事は迷宮攻略から外しても構いません。

どうか、どうかそのような事はおっしゃらないでください。」

 

と泣きながら両手を合わせて懇願する

「私の気持ちも同じです」とコレットもそれに続いた。

ヴィクトリアもその場で立ち上がり

「私も同じ気持ちです」

 

隣にいたエマが座って「なっ?そう言う事だよ。ミチオは91階を突破して世界に圧倒的な力を見せつける必要があるんだ。

金の為にも、平和のためにも」とエマは言う。

 

ロクサーヌは「だが、ミチオ様が心を痛めているのも事実。」

目の前にいたセリーが「ではみんなの装備を更新しませんか?全属性防御もそろそろ全員装備できるはずです」

「それはいいですね」とロクサーヌ、

「でもすぐにはできないから……ミチオ様。どうでしょうか少し迷宮攻略を次に備える期間として何日かお休みをするというのは?

私が今日倒れた4人と2軍と呼ばれている人たちを連れてクーラタルの迷宮に特訓して参ります」ととても嬉しそうにロクサーヌは目を輝かせて俺に言う。

キーカが遠くで「私も?!」と言う声が聞こえるが隣にいたリナが「私も行くから」と宥めている。

「ロ、ロクサーヌ様が……」とマリーも戦々恐々としている

 

「じゃあその間に食糧の問題と平和について残った私達で解決していきましょう」とルティナが言う。

 

最後にエマが「これならやめれないよな。ここまで美人にやめないでーと言われたら男として」

 

俺はフーと息を吐き出すだけで座って言い負かされた。

そしてみんなは「やった〜!!」と言い出す。

ロクサーヌは隣で「いただきますの号令をお願いします」

しょうがない「いただきます」と俺が言うと

みんなが一斉に「いただきます」と声を合わせて言う。

そしてまた喧騒のダイニングホールになる。

 

エマは隣で小声で「みんなミチオに期待しているんだよ。この差別と貧しさがひどいこの世界を救ってくれるんじゃないかって。

勝手だけど頼られない男より頼られる男の方がずっとカッコいいぞ」

 

「なんだよスローライフを楽しもうと思ったのに」と俺が言うと

 

「ミチオの場合スローライフというよりエロライフになるだろう。少し体を動かして発散した方が男として健康的だぞ」と俺を茶化す。

 

ロクサーヌもそれには「フフフフッ」と笑っている。

「ロクサーヌもエマの言葉で笑うな」と言っていると

目の前のセリーが白い目で俺を見ている。

「全くその通りです。ご主人様は戦っている方が『マシ』です」

と辛辣な言葉。

みんな笑っているからまぁいいか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




少しだけ前回より早く投稿できたけど、本調子まであと少しです。
よろしくお願いします!!


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