「ん?セリーのお爺さんは病気と言ってなかったか?」
「はい。奴の体から出ている瘴気で戦いの後病気になって、そのまま戦えなくなってしまいました」
「その時やつを仕留められなかったのか?」
「はい。仕留める事はできなかったと聞いています。度重なるスタンビートで弱っていたのは間違いないと思います」
「じゃあセリーの作ってくれたこの装備を新調して良かったな。これで奴の瘴気でやられる奴はいないだろ?」
セリーには一瞬マノンの顔が浮かんだが「はい大丈夫です」と力強く答えた
「彼らトロールと言う種族は元々は私達ドワーフの遠い親戚土属性の『破壊と再生』の種族です。その中でも奴は頂点の存在です。他の魔物がこのフロアに出ていないと言う事はそれだけ強力な存在という事です」
「確かにそうだな。ボスが1匹の時は要注意だ」
そんな事を言っている間に俺たちの旅団は奴の周りを取り囲むように展開する。
奴の大型の剣はメーアの使っている大剣と遜色ないが、ドワーグルングの大きさから言えば普通の大きさと言えるだろう。真正面からメーアがドワーグルングに打ち込むがその攻撃を片手に持った剣で弾き飛ばされるとメーアは壁まで弾き返された。
「グワッーーーーーーーーー!!」とドワーグルングが雄叫びを上げると地震のように床が揺れ地面の石が割れて足場が悪くなる
ドワーグルングの上空から無数の尖った岩が魔法で現れ次々に攻撃して行く。
地面は割れ足場は悪いが俺の旅団でそれに被弾している奴はいなかったが凄まじい攻撃数だ
続け様にメーアとエマ、ミリア、そしてロクサーヌも攻撃を加えているが攻撃が当たっていても恐るべき回復力で再生して行く。
エマが「炎だ!!トロールは炎で受けたダメージは再生されない」というと
ルシール、ルティナと俺はありったけの「ブレイズボール」を打ち込む
ダメージは入っているものの奴は炎のダメージも再生している。傷口には複数の触手がその体を復元させて行く。
「なんだあいつ!!」
エマはその再生能力を見て何かがおかしいと感じていた。トロールとは言えど
あれだけの回復力何か強力な魔力がなければ追いつかないはずだ……
「リナ!奴の魔力の流れを見てくれ!」
「はい!」とリナは奴の動きを見ながら魔力の流れを読み解く
その間にもエマとミリア、ロクサーヌ、メーアは複数回にわたって必殺技を使っているが奴の再生スピードを追いつかせないように次々に繰り出す。
リナが「胸の真ん中から黒い魔力が次々と流れ出ている!!」と言うと
どう見てもドワーグルングの表面上に何があるわけでもないエマは「胸の中か……これはまずいな」
キーカがリナに「クイック」の魔法を唱えるとリナがドワーグルングに接近して行くがその間にも岩の攻撃は無尽蔵に続いている
奴の攻撃が当たりそうになった瞬間ベスタがその盾でリナを守った。
ミリアがその隙を突いて胸に攻撃をするがそう簡単には胸の中を露出する事はできなかった。
だがちょっとだけ傷がついた事をリナは見逃さず、縮地のような技で奴に最大限ちかづく
「インパクトドライバー!!」と言って渾身のパンチをドワーグルングにぶち当てる
リナはその瞬間おじいちゃんのディンドルフを思い浮かべる。姿を見た事はなかったがいつも優しく声をかけてくれたおじいちゃんの仇
「うおおおおおおっ!!!!」
ドワーグルングの胸に当たるとそのパンチは骨を砕き黒い心臓があらわになった。
エマが「セリー!!」
「もちろんこの瞬間を狙ってましたよ!!」
と弓を引いて待っていた。俺はその矢に「ブレイズストーム」をエンチャントしていた
シュ!!
セリーから放たれた矢はドワーグルングの黒い心臓に当たると同時にブレイズストームの魔法が発動されてやつの巨体が激しく燃え始めると身体は揺れ雄叫びを与える。その雄叫びには「恐怖」「気絶」のバフが付いていたようだ。
そして身体は炎に包まれるとゆっくりと倒れた。
トロールのカードが2枚出てきた。心臓は「黒魔鉱石」となってドロップアイテムとなった。
もうすでに85階にきて4時間以上たっていると思う。
「今日は86階に移動したら終了にしよう」と俺が提案すると
ロクサーヌは「はい。でも86階の敵と1回戦ってからにしませんか?」と提案された。どうしてかわからなかったが86階に移動してすぐに理由はわかった。
セリーが「クーラタル86階の魔物はウィップシュラブです」
「ウィップシュラブってウネウネとした蔦が無数に飛んでくる奴だったよな」
「はい。奴がこの階の魔物になります」
「厄介だな」
すぐに敵のウィップシュラブ3体と出会った。
エマとロクサーヌ、メーアが近づくとウィップシュラブは後ろに下がるどころか攻撃もしてこない。魔物に近づくと奴等は攻撃と共にしおれていく……
「??えっ?どうして?」
その問いにロクサーヌが答える「先ほど戦ったドワーグルングの瘴気がわれわれからまだ抜けていません。植物系の奴らにとって最も敬遠する存在になっています。
そしてこのまま帰ったら耐性のないメイド達もたちまち病気になると思います」
「どうしてそれがわかったんだ?」
「瘴気自体に影響はないのですが匂いは残っています。独特な匂いですのでこのまま帰るわけにはいきません。ここの敵は少し厄介ですから一回戻って新たにここの攻略をするよりも、このまま一気に86階も攻略するのはいかがでしょうか?」
と提案してきた。
なんと厄介な……だがロクサーヌの言っている事には一理ある。
「わかったみんなに聞いてみよう。食事も取らずに先に進むと言う事だからな」と言ってみたものの
誰もそれに反対するものはいなかった。
ボス戦ではいつものトップメンバー以外に活躍できたものがいなかったからだ
ここで1回帰りましょうと言えるものはいなかった。
「そうか……なら最短距離で行こう。携帯食を持っているものは食べても良い。装備を点検後出発しよう」
いくらきかないとは言え瘴気を纏った状態で何かを食べて具合が悪くなるのではないかと考えると誰も何も言わずに食べなかった
食べているものがすぐそばから腐って行くかもしれないと思うと口に運ぶことはできなかった。
装備の確認後はロクサーヌに先導されてボス部屋へと向かう
とは言え1時間半ぐらいは歩いただろうか。途中現れた魔物も
フロストジャイアントのトト、シャンタルがメインで戦った
一方的すぎて戦っている感じはなかった。
薙ぎ払いのようだった。
「私はご主人様の役に立ったか?」とトトが俺に聞いてくるので
「ああもちろんだよ」と答えると満足そうな顔をして喜んだ。
ボス部屋の前まで来ると休む事なく中に入る。
部屋は広く部屋の中央では煙が集まり空中に浮かんでいる真紅のドレスを着た半裸の女性が現れた。
美しい女性だが青白い肌が印象的だ
「解析」
ブラッティローズ
個体名ローズレッド
レベル86
「また個体名有りか……」
敵は俺たちが入ってくるなり魔物は身構え後ろに引いた
「ソーンエンブレイス」と呪文を魔物が唱えると
周囲から薔薇の蔦が召喚され近づけない様にする。
これはまるで鉄条網だ。
蔦の周りからは赤い液体が溢れていくが俺たちに近づくとその赤い液体は黒く滲んで床に吸い取られるようになくなっていった
瘴気で近づけないのだろう。鑑定すると色んなデバフがかかるようだ。
血を吸い取ってHPを減らしたりスピードを遅くしたり麻痺なども起こしたりする。
「ブロッサムオブドゥーム」
蔦から無数のナイフと同等の大きさの棘が打ち出されて襲いかかる。
ベスタが俺の前に立ってその棘を盾で防いだ。エマやロクサーヌは剣でその棘を叩き落とす。
トトとシャンタルがみんなの盾役を務める。
その棘でダメージを受けるものはいなかった。
これでダメージを受けるとHP を吸われてしまうのだろう。
ロクサーヌは「私たちも、もちろんフォローしますがここはジョゼ達にまかせてみるのはどうでしょうか?」と提案してきた。
「うん?」
今までロクサーヌがこんな事を言ってきた事はなかった。むしろ自分がガンガン戦いたいと言ってくるからだ。
「ああ、構わない。でもちゃんとフォロー頼むぞ」とロクサーヌに言うとキリッとした目で「おまかせください」と返事をした。
すぐさま振り返り
「ジョゼ!!2軍の者だけであの魔物を討伐してみせよ!!」
「はっ!」
2軍ってやっぱりロクサーヌが分けていたんだな。
ジョゼのパーティとシャンタルのパーティというわけではないみたいだな。
トトも戦闘に参加するようだ。
セリーが「ここに選抜されていないも者いますから。選抜されていない者は3軍となります」と俺に小声で伝える。
トトは大楯を両側に持ちシールドアタックで次々に棘の蔦を破壊していく。
蔦からは毒も出ているがそんなの関係なしに突撃していく
ロクサーヌは「ここのボスは色んな状態異常を仕掛けてくるボスのようです。先程から魅了や石化、気絶、混乱など色んな攻撃が波状攻撃で来ていますが、セリーの作ってくれた装備のおかげで無効化できています。セリーよくやりましたね」
とセリーをロクサーヌが褒めた。
「ありがとうございます」
と返事をすると気恥ずかしそうに照れていた。
トトがブラッティローズを捉えるとその背後から次々に攻撃を仕掛ける。
マリーが「プラントウォーク」を唱えるとマリーは魔物の後ろにまるで転移したかのように攻撃。続いてジョゼ、コレットの順番で次々に攻撃が入る
ラウラは槍攻撃、ヴィクトリアは必殺技の「アサシンピアース」と次々に攻撃を
最後はルシールの「ブレイズボール」で魔物を業火で燃やして息の根を止めた。
戦闘終了後は2軍のみんなは喜んだ。
「やったー!!」
「総長!!やりました!私達だけでやりました!!」と喜んでいる。
ん?!総長?ああ、ロクサーヌのことか……騎士団の総長ということだろう。
でもどうしても総長と言われると怖いお兄さんを想像してしまうのはなぜだろうか?……
「自分たちの実力で勝ったと思うな。今回の戦いではセリーの製作してくれた『防具があったからからこそ』だ。今回の戦いでは状態異常攻撃を連続で行ってくる特殊な魔物という事と、前の階のドワーグルングの瘴気ガスをまだ身に纏っているからやつの攻撃の先鋭さがなかった為だ。自分の力と勘違いするな!!」
と叱咤激励はロクサーヌは忘れないが一番喜んでいるのはロクサーヌであろう。
アイテムの回収を終えると
87階へと足を進めた。
セリーが「クーラタル87階はニードルマーメードが魔物になります。口がランスのようになっているマーメードになります。残念ですがボスはわかっていません」
ロクサーヌが「瘴気が少し和らいできましたがどうしますか?」
「流石にこの階もというわけにはいかないな」
ルシールが「ウォーターウォール」を唱えて「この水で洗ってみたらどうでしょうか?」
と言ってきたので、俺もルティナも「ウォーターウォール」
でみんなを水洗いしたが、
ロクサーヌに聞くとまだ足りないという事だったので
一人づつ「クリーン」の呪文をみんなに掛けて、やっと家に帰っても大丈夫なレベルに達していると言われてやっと帰れた。
最初からクリーンで良かったのではないかと思ったが、装備に付着の可能性があるので水洗いは必要だったという事だった。
だが「ワープ」で帰っても、装備品を脱いだらアドラとマノンが待っていて、その場で洗浄をするようだった
「今日の朝仕上げてもう洗浄?!一体どんな使い方?ほらアドラ綺麗に洗って乾かすよ」とマノンがアドラを急かしている。
俺たちはそのまま外の大浴場に通されそのまま体を洗うようにと言われてマッパでみんな連れてこられた。
「いや、ちゃんと『クリーン』の魔法を使ったのに……」と言いながらも問答無用で連れてこられた。
一斉にシャワーからお湯が出るとその気温差からすぐに湯気でモクモクとしていた。
冬の露天風呂での身体を洗うのはまぁまぁ寒い。
急いで洗って湯船に浸かりたいところだ。
「私がお手伝いします」とロクサーヌが横から言ってくるが
正直手伝って貰うと致したくなってしまうし、時間がかかる事だろう。
「ああ、今日は大丈夫だ」今まではみんなを洗ってきたが
今日は早く湯船に浸かりたい……
ささっと石鹸で洗うと湯船に浸かる。「ああーーーっ」と声も漏れてしまう。
ロクサーヌが横に座ると「今日はセリーとジョゼが大活躍でしたね」と俺に声をかける。「確かに……」セリーの装備が無かったら、セリー姉妹の攻撃が無かったら
もっと時間がかかっていたかもしれない。そしてジョゼも、86階の魔物では
俺たちに代わって2軍を指揮してうまく討伐できた。
体もあったまってきたところで、ロクサーヌは「ジョゼにミチオ様のお恵みをいただけませんか?」
「んん?どういう事?」
当然のようにあるウォーターベッドすでに多くのお湯がそこから溢れ出ている。
「ミチオ様はこちらに横になってください」と言われて横になる裸のみんなに見られながらだんだん俺の矜持も大きくなりみんなの視線を感じる。ジョゼが足元から俺に「よろしくお願いします」と言って近づく
ジョゼは俺の矜持を口で奉仕すると、金髪の美しい女性が俺の矜持を口に入れその律動を早くする。マリーとヴィクトリアも同調して俺の矜持を舌で舐め代わる代わる咥えることになるそして周りにも舌が這いずり俺を気持ちよくさせていく。
ジュボジュボと次第に音は大きくなる。ジョゼは俺のお尻にしがみつきその律動を激しくする。
時折口を離しては
「ジョゼの口で気持ちよくなられていますか?」と確認するのがとてもいやらしいくかんじる
ジョゼもまた、みんなに見られながらの奉仕に興奮していた。マリーとヴィクトリアは俺の乳首を舌で舐め回す
ジョゼは俺の手を握って更に激しく口淫を激しくしていく。そして俺の手をジョゼの頭に乗せて自分の頭を押し付けてくる。まるでそうしてほしいかのように……
ジョゼの喉奥に俺のが入るとその先は更に強い圧に包まれていた。
ジョゼは俺の手を更に自らの頭に押し付ける。ジョゼは全く息のできない状態で俺の矜持を喉奥で締め上げる。
「ん、んっんっ」苦しそうにしているがジョゼが俺の手を緩めることはなかった足をばたつかせ、俺もすでに限界が来ている。
苦しそうに「んっんっんっんん」と言うが俺はジョゼの喉奥に精を放つとジョゼも足をばたつかせて、何度となく潮を吹いてしまう。
喉奥から俺のを引き抜くとすでに失神しており、その間にもジョゼは潮を吹きイキ続けていた。
セリーはそれを見て人族ってすごいと思わざるえなかった。
30センチ以上あるご主人様のを喉の奥に入れて窒息寸前でイッてしまうジョゼすごい!と思ってしまった。
俺は自分だけ気持ちよくなっているのではないかと思いジョゼをウォーターベッドに寝かすとジョゼの意識は朦朧としていたが、ジョゼの中に入れると一気に目覚めたように体を海老反りにさせる。
ヴィクトリアは「もう入れただけでいっちゃうなんて……」
ジョゼは突かれるたびにいっているのか海老反りが止まらないし、息もできていないようだった。
危ないので俺が離れるとやはり何度となくその余韻だけで潮を吹いてイッていた。
マリーも「羨ましい」と言っているがロクサーヌが、
「ご主人様も今日は朝ごはんも食べていないから、食事にしましょう」と言って
この場を収めた。
すでにもう夕方、確かに腹は減っている。
「このまま放って置けないよ」
「大丈夫ですエマが介抱しますので」
エマは仕方ないと言う顔をしてジョゼに近づくと
エマが「ほら、ジョゼ起きろ!!」とジョゼのほっぺを優しく叩く
「全く……ジョゼも過激なんだから。あんまりうちのご主人様に過激な事を教えないでくれ」と意識朦朧としているジョゼに言うがその言葉はジョゼに届いているかはわからなかった。
俺たちは水を飲みダイニングホールに行くとすでに食事の用意はできていた。
リタがすでに配膳までしてくれていた。
リタが今日のメニューを紹介してくれた
クリームシチューと鮭のフライそして焼いた牡蠣上にフライドガーリックとフライドオニオンのソースがかかって食欲をそそる。
もちろんパンも今日焼いたパンが置いてある。
今日のメニューにはベスタもミリアも驚いた。
食事をいただく前にロクサーヌが立ち上がりみんなに「明日も迷宮攻略をして明後日には前人未到の91階に進むことになるだろう!!」と熱く演説をしていたが、ミリアもキーカも目の前のご馳走から目を離せなかった。
すでにみんなの空腹は限界に来ており、更にガーリックのニオイの暴力から目を離せない。充分ロクサーヌも演説したところで
「いただきます」
と言うと一斉に食事を始める。
このホワイトシューとシャケと牡蠣はどれも組み合わせが素晴らしい。
「これはうまいな」と言うと「美味しいですね」とロクサーヌが答える。
既にエールを飲んでいる者も居る。風呂上がりにエールを飲んで美味しいご飯を食べて今日もなんとか迷宮攻略を進めることができた。
目の前にいたセリーに
「91階から先の事を聞いてもいいか?」
「はい」
「91階から先に進まなかった理由をが何かあると思うか?」
「んーわかりませんね。初代皇帝もそのことについて触れていません。なぜその先に進まなかったのか?91階には何があったのか?進めなかったのか?理由もわかりませんが断念するなんらかの理由はあると思います。」
ロクサーヌは隣から「それは行ってみればわかることです。それよりもセリー!今日の1番の功労者はセリー!あなたよ!今日の夜伽はセリーにお願いします」とすでにロクサーヌもエールを飲んでいるようだ……何日かぶりの迷宮攻略、そして今日の迷宮攻略がうまく行ったことが嬉しかったのだろう。
セリーもお酒を飲んでいても彼女は全く酔っている様子はなかった。
みんなお腹いっぱいになって各々の部屋に戻る。俺はロクサーヌが言うように
セリーと一緒に俺の部屋に行く。
俺の部屋に俺を連れてくると、ロクサーヌに「明日朝お迎えに参ります」
と言って別れた。セリーも「寝巻きに着替えてきます」と言って一旦自分の部屋に戻った。
俺の部屋は暖炉の光だけになり、部屋は十分に温まっていた。火をつけておいてくれたのだろう。
しばらくするとセリーが一人で部屋に入ってくる。
「この部屋はあったかいですね」
とセリーが言うと薄着のネグリジェでは流石にそう思うかもしれない。
お互いにベッドに座りなんとなく話し始めた。それはこれからいたそうとしている前準備でもあった。
「今日はおじいちゃんの仇を打てたのにそれほど嬉しそうではなかったな」と聞くと、
「今日のあいつは本体ではないと思います。明日またあの階のボス部屋に行けばいると思います。本当に喜ぶべき時は奴本体を叩く時です」
確かに迷宮のボスとして出てきたのだから何度も挑戦できるし、何度も対戦できるはずだ……
「確かにそうだな。また明日行ったらいそうだもんな」
「迷宮とはそう言うところです」
「もう俺たちは充分強いけどまだまだ強くなる必要があるのかな?……」
「どうでしょうか?ですが、みんなご主人様が強いからついてきている節はあります。」
「セリーもそうなのか?」
「私は私のやりたい事をここでは自由にできますし、ご主人様を放っておくと大変なことになりそうですからね。ちゃんと後世にこの記録を残しておかないといけませんからね。今の所その役割はどう考えても私ですよね」
「そうだな……ロクサーヌの騎士団に戦闘記録をとっている者がいると言うのは聞いたことがあるが、パーティとしてはセリー以外いないだろうな」
「それとご主人様が好きだと言うのもあります」
「とってつけたみたいな言い方だな」
と言うと「そんなことないですぅ」と笑いながら答える。
笑いながら話しているとセリーが「今日は私、頑張りましたよね」
「そうだな」
「なら頭を撫でてください」
「あっああわかった」と言うと俺はセリーの頭を撫でた。
黙っていたので何回か撫でていたらいつのまにかセリーは眠ってしまった……
みんなの装備を作ってよっぽど疲れていたのだろう……
このまま寝かせておいてあげよう。
いつも読んでいただきありがとうございます
先週はすっぽかしてしまい申し訳ありません。自分の数少ない趣味のソロキャンプに三日も行ってしまって時間足りずに更新できませんでした。
やっぱりキャンプに行く時はお休みするかもです
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