※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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ミリアと集落

 

ミリア 34才 ♀ 猫人族 

職業 魔忍75 魔導士 99 トレジャーハンター99 猟師99

 

ミリアのジョブをみると魔忍以外はカンストしているらしい

そして何より、見た目は全く変わっていないがミリアの言う通り18年たっている……

 

「ご主人様どうですか?」とセリーが聞いてくる。

「間違いなく18年たっている様だ」

「つまりさっきまで私達の所にいたミリアはこの地に18年前に飛ばされて今の今までここにいたと言う事ですか?」

「そう言う事になるな」

「でも何でミリアは今まで私たちからは確認できなかったのですか?」

「わからないがミリアと言う存在が2人いたからではないか?近くにいたミリアを感じていただけかもしれない」

 

ルティナが「お話中申し訳ありません。今日はここで野営にしますか?それとも帰りますか?」

ミリアが「……みんなに別れを言っていないから」と躊躇している。

「大事な人なのか?」

「いきなり居なくなるのはまずいでしょ?」

バーナ語で話しているミリアは声が太くしっかり喋っている印象だ。

それに比べてブラヒム語は声が高くどちらかと言うと可愛い喋り方な印象だ

 

俺たちも早くミリアがどうして居たのかを知りたい。

「ルティナ今日はここでキャンプとしよう」

「はい。わっかりました!!」と楽しそうに言う。

 

ルティナは呪文を唱える「メイジズ・マグニフィシャント・マンション」3メートルを超える扉が出てきて岩に立てかけ固定した。今まで何度か使ってきたがこの時空と繋がる豪邸100以上ある部屋美しい内装建築だ。

 

俺たちは中に入り、リビングでくつろぐ

ミリアも久しぶりに見るこのこの豪邸に心が躍る。

装備を外して楽な格好になるとみんな思い思いの席に座った。

当然俺の前にはミリアが座っている。

ミリアも仮面を取って

みんなにも分かる様にブラヒム語で話し始める。

「18年間ずっとこの森に住んでいたのか?」

「うん、そうだよ」

「さっきの人達は?ミリアは居ないと言って居たけど……」

「うーん……どこから話したら良いんだろう。よくわからないから長いけど最初からで良い?」

 

「ああもちろんだ」

このマンションの住人幽霊の執事がお茶をみんなに配る。

 

「ミリアはあの迷宮で裂け目に落ちた後……意識を失って……目を開けたらここに居たんだよね。で、ご主人様に言われた『はぐれたらその場で待機』というのを思い出して、ずっとここに居たよ」

「それは一人で寂しい思いをさせたな」

「ううん、影収納に入って居たキューちゃんと一緒じゃなかったらちょっとやばかったかもしれないけど……」

 

「キューちゃんもここに?」

「うん。いるよ今はもう大きくなって影収納に入るのも大変だけどね。その影収納にほら、海賊と戦った後行った街で沢山食べ物を買ったでしょ?あれ、本当は保育園で使う予定だったんだけどあれがなかったら魚ばっかりになっていたから助かった」

 

「毎日何をして居たんだ」

 

「毎日?釣りをしてご主人様が来るのを待ってたんだよね。そしたら……ここの猟師さんにあったんだよね……」

 

 

周りは誰もおらず幻想的な森の中で一人で釣りを楽しんでいたミリア……

もう既にここにき3週間以上経っている

「早く迎えに来ないかな……」釣りは楽しいが毎日の刺激はなく、今までとは全然違っていた。

 

「えっ?こんな所に女の子?」とバーナ語で声をかけてきた男がいたミリアより大きな猫人族の男の人だった。

男は革の鎧にショートソード背中には大きなリュックを背負っていた。

 

「こんな所で何をしているんだ?」

「うん?釣りだよー」

「いや、それは見れば分かるけど……」

「俺はガリア、君の名前は?」と聞かれて一瞬戸惑った……ロクサーヌに言われた事を思い出した。

 

『ミリアはご主人様と結婚して国の重要人物となったんだから国の一般人に名前を簡単に名乗ってはいけません』

「じゃあ誰かに名前を聞かれたらどうすれば良いの?」

「ミリアは〇〇でしょ?」

うーんなんだっけなぁロクサーヌさんになんて言われたっけなぁー

うーん

 

「オウか?」

「はっはっはっオウカか。可愛い名前だな」

 

まぁいいかオウカでも。

「そうだ私はオウカだ」バーナ語ではミリアは自分の一人称を『私と』呼んでいた。

 

二人は釣りをしながら「なんでこんな所に?魔物が沢山いるから一人じゃ危ないぞ」と聞いてくるが、「私は一人で大丈夫だ、邪魔だから早く帰ってくれ」

ミリアはまた何かに巻き込まれない様にする為にご主人様がくるまで人との距離をとるように考えていた。

 

ミリアは今日食べる分の魚をあっという間に釣ると、

「そうか。でも明日も来るよ」

「別に私は望んでいない」

「はっはっはっオウカ面白いな。他の食べ物も持ってくるからさ」

と言って帰って行った。

「変な奴」

 

当然次の日もその男は来た。

「よう」

「またお前か……」

「そう言うな。ホラ」と言って持ってきたフルーツやら肉や調味料を持ってきてくれた

「まぁ……ありがとう」

 

そんなやりとりが何日も続くが、会話は少ない

「ところでどんな家に住んでいるんだ?この近くにあるのか?」

「家はない……木の上に住んでいる」と指を刺すと何枚かの木の板を貼り合わせて屋根として葉っぱ覆っている簡素なものだった。ミリアはすぐにミチオが来ると思ってそんなに頑張って作る必要がないと思っていたからだ

 

「あそこに?」

「そうだけど?」

でもミリアは汚れていたり、貧相な顔つきではなかった。むしろ健康的な顔をして答えるのにガリアは驚いた。

ミリアは魔導士で「クリーン」の呪文が使えたので、一日の終わりには自らに毎日かけていた。実はレベル0の魔法はとても便利な魔法が多いのでミリアは率先して覚えていた。

 

「よかったら……村に来ないか?」

「村?どれくらい離れているの?」

「2キロくらい先かな」

「うーん……いやいい」と断った。ミリアはガリアの顔を見て「私はここを離れるわけにはいかない」

と言うと

「ああそうか……すまん。俺には妻がいる。怪しい意味で言ったんじゃない。妻に森に一人で住んでいる少女がいる話をしたら、危ないから連れてきなさいと言われちまってな…」

 

と言っていたが、結局その日も一人で村に帰って行った。

ガリアは調味料を持ってきたが、私には魔法で砂糖や塩、胡椒が出すことができるので最低限の調味料は特に必要なかったがせっかくなので彼が持ってきた調味料を使っていた。

 

そしてその次の日ガリアは森にやって来て釣りをしている。

ガリアは私にクッキーを持ってきた。

「私の妻がコレを持って行きなさい」と言われてな。

ミリアは袋の中身を見ると

「ガリアの奥さんはクッキーが焼けるのか?」

と聞いて来たので「ああ、甘いものが好きらしいぞ」

「なら、一回行ってやってもいいかな」

となぜか上から目線でガリアに言う。

 

「ああ。ぜひ遊びに来てくれ」

「そうか」と言うと釣りもそこそこにして

ミリアが寝ている木に看板をかける

『ミリアは出かけています。すぐに戻ります』とロクサーヌに習った辿々しいブラヒム語をナイフで削った。

 

ミリアは村にガリアと向かった。

獣道の様なところを通ったがミリアの体力ならすぐに到着する。

家は15軒ほどしか立っておらずみんなで共同生活をしていると言った方が正しいかもしれない。決して豊かでも綺麗でもなかったが、子供も多く楽しい声にあふれていた。

 

「オウカこっちだ」と呼ばれてああそうだその名前は私だったと思い出しガリアについて行く。

二人の家は決して広くはないが綺麗に整頓されている。

「私の妻のミーレアだそれで、こっちが森で出会ったオウカだ」

と紹介してくれた。

ミーレアは「オウカちゃん、やっと来てくれたのね。待っていたわ」と私を抱きしめてくれた。

 

……

何か不思議な感じがしたがミーレアはとてもいい人だった。

そして、クッキーも沢山出してくれた。

まぁ私はそっちがとても気に入った。

「子供はいないのか?」

とミーレアに直球の質問をしてしまう。

「うん、そうなのよね」とちょっと困り顔

「そうか。早くできるといいな」

「うん……」とミーレアは嬉しそうに頷いた。

クッキーも食べ終えたし帰るかと思っていたらこの集落の子供が家を覗き込む。

「おねえ〜ちゃんだれー」

ミリアは子供を見かけると遊びたくなってしまう

「私か?私は鬼ごっことかくれんぼの神様だぞ」

とふざけて言うと子供達は「へぇーそうなの?じゃあ一緒に遊んで!!」と言うとミリアはそれに付き合う。

 

子供5人に対して「私をみんなで捕まえられたらご褒美をあげよう」と言うと

ミリアはみんなに追いかけ回されるが本気で逃げていたらつまらないのであとちょっとで捕まえられそうなところを避ける

さっ、さっ

「おねえ〜ちゃんすごい!!」

ただ追いかけている子供もいれば物陰に隠れて突然飛び出す子もいる。

「捕まえた!!」と草むらからガシッと抱きついて来た子供が言う

 

「はっはっはっ」とミリアはその子の後ろで高笑いしている

「身代わりの術だ!」

と子供相手に本気を出してしまう。

その子が抱きついたのは丸太でミリアの足ではなかった。

 

「えっどうして?絶対捕まえた!と思ったのに!」とますます子供達はムキになった所で「わー!!」と言って逃げたすミリアをみんなが追いかけ回す。周りの他の大人が邪魔にならない様に子供達を庇いながら器用に遊んでいた。

それをガリアは見て「すごいな。あんなことできるのか」

 

結局ミリアはみんなに捕まり「まいったまいった」と言ってみんなに「飴」をあげて解放してもらった。

「おねーちゃんありがとう!また遊んでね」「うんまたね」と手を振りながらバイバイをした。

 

ガリアが「オウカはすごいな。あの森に住んでいるだけはある」

「うん?そうか?」

「今日飯食べて行かないか?」と言われたが、

「また今度にする」と言って森に帰ってしまった。

 

 

それから何度かクッキーを食べにミリアは村を訪れた。

ミーレアにクッキーを貰っては村の周りを散歩したりもしていた。

「ミーレア、この村にはお店がないけどどうやってクッキーの材料を手に入れているの?」

「この村はね地図に載っていない村で税を払っていない小さな村なの。だから行商人の人が来てその人に売ってもらうのよ。私達は森で仕留めた動物の干肉を売ってね」

「私結構クッキー食べているから大変じゃないのか?」

「大丈夫よ。私も食べているから」と笑顔になる。

外にいる水鳥を指さして「鳥も売れるのか?」と聞くと

「鳥を捕まえるのは大変よ空に逃げちゃうから。でも食べてみたいわね」

「うん、わかった」と言って外に出るとミリアは瞬間弓を出して3匹を一瞬で矢で射止めた

「えっ?!どうやったの?!」

 

普通の目では全く捉えられない程の速さで弓を出してそれをしまう。ミリアはその鳥から矢を外してミーレアに渡した。

それからミリアはこの夫婦に時折森で捕まえたボア(猪)も闇収納に入れてコッソリとその夫婦に渡していた。

その夫婦は森で取れたと近所のみんなに少しづつ分け与えていた。

栄養状態が良くなるとミーレアはガリアの子を宿した。

 

しばらくするとミーレアはガリアの子を産んだ。

嬉しそうに子供を抱いているミーレアを見てミリアも羨ましいと感じた。

ミリアは持っていた食料をこの一家に渡してお祝いをした。

「ガリア良かったな。ずっと心配していたからな」

 

この辺ではなかなか手に入らないものばかりだった。

ガリアは「オウカ、ありがとう、ありがとう」と何度も頭を下げた

そしてミーレアは衝撃的な事を口にした。

 

「女の子が生まれたんだから私が名前つけるからね。でももう決めてあるんだぁ」

と嬉しそうにガリアに言う。

「名前は?」

「私の名前とあなたの名前を足して『ミリア』よ」

「ミリアか!それはいい名前だな」とガリアは喜んでいたが私は知ってしまった。

この二人が私の両親だと言う事を……

 




遅くなりました。しばらくミリアの回想が続くかも

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