※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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93階

 

「クーラタル93階になります。ファイターリザードがワンダリングモンスターのはずです弱点はわかりませんが、マザーリザードは火属性が弱点でしたが、ファイターリザードがそうだったかはわかりませんが強敵でしたので充分注意してください」

とセリーが一通りの説明を終えた……

 

エマが「あいつか……確かに強かったな。でも私たちもあれからだいぶ強くなっている負けんだろ?」

「油断は禁物だ」と俺がエマに言うと「確かに」

この階は森だが湿地帯に近い森で91階の森とはずいぶん違っている。

俺とルティナは「ガイドポストスペル」を唱えると光の道標が登場する

 

獣道のような道をさし示している……

「ここを行くのか?」「道ではないように感じるが……」

「まぁよくわからないがここを進むしかないだろう……」と俺が言うと皆んなはそれに従い付いてくる

先頭のメーアが大剣を振り回してみんなの道を作ってくれる

20分ぐらい歩いただろうかロクサーヌが「敵だ」と言うと皆んなしゃがむ

エマが小声で「何匹だ?」と聞くと「わからない……」

「どうしたらお前らしくないな」

 

「たくさんいるように感じる」

「はぁ?」とエマが答えると同時に相手から攻撃を仕掛けてくる

木の上から4匹ほどファイターリザードが剣を振り下ろして突撃してきた

ベスタとシャンタル、トト、ラティカがその攻撃を阻止する。

「既に囲まれている」とロクサーヌが言うと

エマが「チッ」と舌打ちすると「少し戻るぞ」と後方に後ろ向きの撤退を開始した。

 

囲まれないように後方に下がりなるべく攻撃点を前衛に集める後退戦の定石だ

アナイシャはヴェスパクイーンに変身すると「バイオボマービィー」「アーマードハニカムビィー」を召喚すると下がりながら防御とバイオボマーでの攻撃は爆撃のような破壊をする

先頭にいたメーアは「トリプルスラッシュ!!」とファイターリザードを蹴散らしながら後退する。

「キロロロロロロロ……」相手のリザードマンは仲間を呼んでいる。

俺とルティナ、ルシールはブレイズウォールを唱えながら追手を拒むことに専念したが当然その炎は森を焼いている。

 

いくら倒しても

後退戦はまだ続いている

横からファイターリザードが50匹以上近づいているのが確認できる

「おいおいこれはまずいぞ」とエマが言うが

ミリアがサイドのファイターリザードに対して「火遁」を使うと地中から火柱が無数に立ち上がる

俺も「急げ」とみんなに撤退指示するが

ミリアは続けて式蜘蛛を8匹出すが健闘はするもののファイターリザードに駆逐されていた。

既に周りの森は火の海と化していたがファイターリザードはそんな中でも俺達を執拗に追いかける

この数の暴力は50階で戦ったコボルトを彷彿させる

既に炎で息苦しくなっていた……

 

 

「いっそこの森ごと焼いちまえば……」とエマが言うと

シャンタルが「燃やしていいのか?」と戦闘をしながらエマに聞いてくる

「できれば吹き飛ばしてくれ」と冗談混じりに言ったが

「承知」と言うとシャンタルがベスタに言う

二人は巨大なドラゴンになるブレスで正面と右半分の森を吹き飛ばし、ベスタドラゴンが左半分を吹き飛ばした……

すぐさま元の姿に戻ると

流石に当たり一体の木々や沼地全てがなくなり岩や丘にブレスがあたったところだけが残って荒野と化してしまった。

風もすごく一気に燃え尽きた様な感じでファイターリザードも消えていた……

 

俺たちがいたところはすり鉢状になっていて半径500メートル程の大きな穴の様に全てがなくなっていた。

丘の上ではまだたくさんのファイターリザードがこちらを見ているが直ぐには攻めてこなかった

こちらからは見えないが相当な数が丘の上にいるのがわかった。

そのリザードマン達は俺達が次にどう出るのかを見ている様だった。

 

あたりは先程まで森だった事のかけらもなく身を隠すところも無く

知らない間にここにおびき寄せられていたのかもしれない

だが光の道はその丘を上を指しているので迂回すると言う手段はなく仮に迂回しても奴らの監視から逃れることはできない様だ。

 

「うーんこれは戦うしかないのか?」とエマ

21人とゴーレムの馬だけであの軍隊とも呼べる人数を撃破できるのだろうか?

メーアも「あれと戦うのか?現時点で500は倒したぞ」

「ミチオどうする?」

「普通に通してはくれなさそうだな」

「だな」と言ってエマの口元が笑うとエマは「よし、いくぞ」

「皆んな!魔法で硬い円柱の柱を作ってくれ」

と言うと魔法ができるものは魔法で巨大な円柱の柱を作り出す

「ミチオ、例の奴らを出してくれ!」とエマが言うと

まぁエマがこう言う時は大体このことだろう。俺は「エルダーアースエレメンタル」の魔法を唱えるとルティナとルシールも同様に唱える

 

全方向にファイターリザードが展開している

アースエレメンタルが槌を地面に置き円柱を持つ

リーダーらしきファイターリザードが合図を出すと一斉に丘を下ってファイターリザードが武器を持って攻めてきた。

アースエレメンタルはその円柱を回転する様に丘を降りてきたファイターリザードに投げ始める

 

何匹かのファイターリザードは弾き飛ばされるがジャンプするもの地面に潜るもの様々だが人族の様にはいかない

遠距離攻撃としては優秀だがそれ以上ではなかった

他の仲間も弓でゴーレムに隠れながら撃つが決定打ではなかった。

 

アースエレメンタルは槌に持ち替えて足元のファイターリザードに攻撃するがファイターリザードは決して弱くない

アースエレメンタルの腕を切り落としたりする者もいた。

「マジかよ」とエマも言うがそれほど自分達も敵も強くなっていた。

明らかに烏合の衆ではなかった。

 

アースエレメンタルは次々とやられていく

東側からの攻撃が少なかった為俺は「こっちは手薄だ!」とエマに大声で言うがエマは乱戦でなんて言っているかわからない様子で「ミチオなんだ?!」と言うがエマはミチオの取った行動で意味がわかった

 

「ミチオダメだそっちは!!」とエマが言ったが俺にもなんと言ったのかわからなかった。

俺の隣にいたマリーとヴィクトリアを連れて東側に移動しながら攻撃する事を選んだ

先程と同様囲まれたらもうどうしようもないドンドンと間を詰められるだけだ。後退しながら追い詰められない様にしないとと考えた俺に迷いはなかった。

 

東側に移動を始めるとエマが止めているが何を言っているかは俺にはわからなかった。

俺は活路を開くために東側にデュランダルを奮って前進する

 

その時だった……

リナが「危ない!!」と声を出したと同時に

 

「えっ?」

急に頭を何かで殴られたマリーもヴィクトリアも同様だった

だが俺たちはノックアウトのレジストがかかっているのでその事で気絶することはなかった。

何かに掴まれたと思った次の瞬間俺は頭に何かを被せられ

棍棒の様なもので何度となく殴られ連れ去られようとしていた。

 

マリーとヴィクトリアが頭から血を出していたが、「その手を離せ!!」

と剣を振るったことで

姿を捉えることができた。インジブル(透明化)をしてきている魔物だった

その姿はカメレオンに近い形で今までに見たことのない魔物だった。

大声でヴィクトリアが言った事で

 

その声をロクサーヌが聞き逃さなかった。

カメレオンが俺を連れ去りそうになった瞬間ロクサーヌは

「トカゲ野郎!その汚い手を離せ!!」とキレて精霊召喚をしながら今まで戦ってきたファイターリザードをそっちのけで俺の方に向かう

 

「オーバーホエルミング」「ヴェンティス」「フェンリル」を一気に使うと現れたフェンリルの背中を掴むとズゴイ瞬発力で一気にカメレオンとの間を詰める俺を掴んでいたカメレオンの頭にロクサーヌが回し蹴りをすると踵が魔物にクリーンヒットしてカメレオンは手を離した

 

そして俺をロクサーヌが受け止める

頭に被せられた布を取ると頭から血を出している俺の顔を見てロクサーヌは抱きしめた。

「ミチオ様!!」

「ロクサーヌ俺は大丈夫だ」と言うとロクサーヌはそこでやっと安堵した。

ルティナがその方向に向かって「ブレイズストーム」を放つと多くのカメレオンが現れたのが確認できた

 

ロクサーヌは中心に俺を運び込むとエマが駆け寄った

「ミチオ大丈夫か?」

「ああもう大丈夫だ」

「ああやってわざと隙間がある様にしてあそこに罠を張っていたんだ。次は気をつけろよ」とエマが言うとすぐさまエマは戦線に戻る

だがこのままではジリ貧なのは変わらない大規模攻撃も効かないとなると

一時撤退しか無い

 

「ロクサーヌももう大丈夫だよロクサーヌも戦線に戻って」と俺が立ち上がると丘の上に立っている相手のリーダーらしきファイターリザードが見える多分気のせいだが

笑っている様に見えた

 

 

やはりこの乱戦でもミリアは最強で「火遁」を使いながら「マジカルウェブ」も織り交ぜてクリティカルヒットを連発している。

セリーも完成させた「銃」で何匹も押しのけている。

 

それに比べて俺はどうだ……

まんまと敵の罠にハマった……

 

「エマ!!キリがない一旦立て直すために迷宮から脱出しよう」

「うん?どうやって戦闘中は脱出できないぞ」

「敵のリーダーを倒す!」

エマはその言葉で何かを理解した様子で射程距離までこの陣地を動かさないといけない。一発で決めたい事を考えると50メートルはリーダーに近づきたい

「前進するぞ!!」とエマがいうと

「この状況で?!」とみんなは耳を疑ったがロクサーヌが先陣を切る

「黒の咆哮!」を使うと一瞬敵味方関係なく真っ暗になったが前進する方向の魔物がみんな切られていた。

「一気に行け!!」とエマが言うとみんなが一斉に動き出す。

ベスタとトトが大楯を構えてシールドバッシュを繰り返し使い一気に進む

 

「ミチオ行け!!」とエマに言われて

「ディメンションドア」を唱えると上空に移動するそしてリーダーよりも少し上空に位置を移動した

 

魔物は俺が上空に移動した事に気がついていない

俺は落ちながら「ガンマ線バースト!」を唱えそれをリーダーに向けた

その声に反応してリーダーが俺を見つけたが声を出した割に何も出ていないリーダーは突然何かの攻撃をしてきたものとしてシールドを構えて俺に向けたが何も出ていない……

リーダーはバカにした様な顔をしたが次の瞬間キラキラとした物が現れたと思ったら……

 

リーダーの上半身はなくなり盾も上半分がなくなって一直線上に後ろにいたファイターリザードを全て消し去り足だけが残っていた。

 

俺はそのまま落下してシャンタルがキャッチしてくれた。

 

隣で見ていたファイターリザードは何が起こったのかわからず

「キロロロロ」と鳴き声を大きく発すると

 

その声を聞いて

お互いに何かを話している

撤退命令の様だ魔物は後ろに下がっていく

 

その姿を見てエマも「引くぞ」と言って

俺たちもそれに合わせてこの階の入り口まで強行軍で移動した。

俺は「ワープ」を使い我が家に戻ってきた

93階で初の戦闘での撤退であった……

 




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