「お父様それがいいわ」
「いかがですか?二人でもよろしいでしょう?たくさん勉強させてください」
そんなセクシーに言わなくてもいいんじゃないかな?勘違いするから。
「わかりましたから。ちょっと離れてもらってもいいですか?」
そんなに美女二人に熱烈アピールを受けると、体が反応してしまうからね。
奥様のビアンカが「もう、はしたない娘たちで本当にごめんなさい」
アーダと比べるとやはり姉二人の方が積極的ではある。
その辺の引っ込み思案と健気さはなかなか人に伝わらないと言うのがアーダの可哀想なところか……
アーダは一生懸命にするのは負けてはいないと思うが、姉二人の前だとたじたじになるんだね
「アーダ、お父さんに今日の分のポーションを渡してもらえるかな?」
「かしこまりました」
「お姉さんたちも一緒に数えてもらえると助かるのですが……」
「はい」
二人ともめんどくさがらずにきちんと数えている。嫌な事はアーダにやらせるとかは無いんだな。
カシアに耳打ちをされる。
「さっき彼女たちにはミチオ様とセックスする事も大丈夫か?と聞いたら最初からその気だったみたいよ」
「えっ?」吹き出しそうになった
「私の事、ほっとかないで…ね?」
みんながいるし、見ているので
「そうですね。前向きに善処したいと思います」
エディングが戻り、金貨20枚を出してきた。ポーションの代金だ。
「彼女たちのお給金は?」
エディングが答える
「月に金貨1枚で充分です」
「かしこまりました。大事なお嬢さん3人を預からせてもらいます」
「やったー」「ご奉公させていただきます」
アーダが父に聞く。
「ミチオ様がエルフの外套を探しているのですが、お父様はご存知ないですか?」
エディングは
「エルフの外套ですか?うちに二つあります。迷宮でご使用されるのでしたら、お貸ししておきます。二人の面倒を見ていただくので使ってください」
使用人にエルフの外套を持ってこさせる。
立派な木箱を二つ持ってきて、中身を俺に見せてくれる。
たしかに外套が入っている。
カシアが
「うちにも一つあります、是非今度取りに来てくださいな。お貸しいたします」
みんななんでそんなに気前いいの?
やっぱり職業にスターをつけているからかな?
この場で今更外せないけど……な
「じゃあカシア様も一緒にオーモルまで来れませんか?うちのみんなを紹介したいと思うのですが」
「かしこまりました、お供させてもらいます」
「お二人はいつから来られますか?」
「私たちも今からでも大丈夫ですが、着替えるので10分ほど時間をいただけますか?他に取りに帰るものがありましたらアーダにお願いしますので。それと口の堅い使用人の女性を二人連れていってもよろしいでしょうか?こちらの使用人の給金は当家で持ちます。もちろんその者もミチオ様が必要な時にはお使いください」
フィーネは給仕の者にリタとテアを呼んでくるようにお願いした
長女のフィーネが呼ぶ
「リタ、テア、これからミチオ様の下で働く事になりました。貴方達からもご挨拶なさい」
「リタと申します。身の回りのお世話と家事をさせていただきます。職業は料理人です」
リタは華奢な感じで色白でメイド服がとても似合う目もぱっちりしていてアーダよりも少し身長はあるが、可愛らしいエルフだ。
「テアと申します。わたくしも身の回りの世話と家事をさせていただきます。私は生まれつき左手がありませんのでこれは義手ですが仕事には問題なく取り組めます。職業は力持ちです」
うん?
「職業は何?」
ともう一回尋ねる
「職業は力持ちです」
そんな職業があるの?力持ち?俺が、え?と言う顔をしているのを見て
「ほかの人よりも腕力があります」
彼女はセリーよりちょっと大きいくらいだが、力持ちというより、ちょっと華奢で筋肉はついていないように見える。黒髪で青い瞳、顎くらいの長さに髪は整えている。瞳の色が青くなければ、見た目はアジア人だ
こういうエルフもいるのかという感じだった
「それでは着替えてきますので少々お待ちを」
使用人の二人も下がった。
俺はアーダに問いかける
「二人の姉が来ることになってしまって申し訳ない」
「姉たちがミチオ様の迷惑にならないといいのですが……」
「テアの事はアーダは知ってた?」
「もちろん存じ上げております。あの小さな体からは信じられないほど力があり、片手で大岩を持ち上げるのを見たことあります」
「え?あの子が?」
「はい。軽々と持ち上げていました」
「リタの事は知っていた?」
「はい。家事がとても早く、丁寧です。私も彼女に色々教わりました」
「カシア様はここへはよく来るのですか?」
「いえ、2回くらいしか来た事はないわ。どうしてエディングはあんなにミチオ様に親しくしゃべっていたの?」
「カシア様も不思議に思いましたか?私も初めてです。父があんなに楽しそうに話しているし、あんなに大事にしてたフィーネ姉さんとニコル姉さんを預けると聞いて驚きました」
ミチオは
例のボディサインをしながらカシアに答える
「私も今回で2回目です」
「あーなるほど。そういう事でしたか」
答えになっていないのにカシアが理解できていたようだったので、ますますアーダは不思議に思った
「アーダ。あなたのお父様は優秀だと言うことよ」
「???それじゃ全然わかりません」
アーダはミチオと似たような事をカシアに言われ、ますますわからないようだった
「お待たせしました」
フィーネとニコルが着替えてやってきた
二人とも金髪で、フィーネは優しいお姉さんという感じで胸元が大きく開いた洋服に着替えてきた。ドレススタイルだが、ボディラインがくっきりわかる。出ているところはしっかりと出ていて、くびれている所はしっかりとくびれている。
ニコルの髪型はベリーショートで、俺よりも短い。パンツスタイルで、やはり胸元が大きく開いていて、目のやり場に困る。
目はぱっちりで快活な女の子のようだ
「お待たせ〜楽しみ〜」
「じゃあ行きましょうか?」
みんなをパーティに入れると、一応確認する
フィーネは 算術士Lv18
ニコルは 豪商Lv54
リタは 料理人Lv34
テアは 力持ち
になっているけど、テアは職業選んでないだけじゃないかな。村人ってあるから。
まぁでも勝手に選んで、力持ちがなくなってしまったら問題だから今日の夜にでも聞いてみよう。
それにしても、算術士と豪商は初めて見る職業だ
ニコルがジロジロ見ている視線に気がついたようだ。
「なーにジロジロ見てるの?」
とニヤけて言ってくる
「いや、そのーすまん。そういうつもりだったわけじゃないんだが……」
「ジョーダンだよ。気になるならもっと見てもいいよ」
と言って胸元をさらに広げる。
たしかに爆乳でそっちも気になるが、そこじゃない。
強気でくる女性には弱いという事が自分でわかってしまった。
今までは、みんな下手《したて》で俺に接するから、コミュ障の俺からしたら、俺様キャラをしていただけに過ぎない。ニコルのような当たりが強く、対等に話されると、ボロがでてしまいそうだ。十分気をつけないといけない。
当の本人は全くそんな事気にしていないようだが……
オーモルの館に帰ってくると、みんなを集めて、ここを貸してくれているカシアにお礼を言った
カシアもみんなに頑張ってねと言って回っていた。
それと、新しい仲間のフィーネとニコルを紹介した。非戦闘員として働いてもらうということをみんなに話した。
それと、リタとテアも紹介した。二人はここでみんなのフォローをアーダ一人でしていたので、二人に手伝ってもらう事を話した
それとジョゼからは、明日は決断の日(ここに残るかどうかを決める日)だから夕食前に必ず来てくださいとのことだった。
そうか……もうそんなに経つのか…みんなこの数日でだいぶ体調はよくなってきているようだが、もうそんな判断をしなくてはいけないのか……
俺としては大してお金もかかってないし……ずっといてくれてもいいんだが、みんなにとっては奴隷になるか、実家に帰るかをこの数日悩んだだろうな。同じ人族だからそう思うのか、それとも意思が通えるからそう思うのか?それとも本能的に俺のハーレムにみんなを入れようとしているのか?
善意と悪意が交差しているのか……
あまり口出ししない方がいいな……
ジョゼは4人の部屋を案内した。部屋にはまだ少し余裕があるようだ
まだ昼過ぎなので
アーダにここの事は任せて、俺たちパーティは迷宮に行こうと思うのだが、みんなはどうしているのだろう?
エマとロクサーヌは外のベンチでみんなと話している。
エマに声をかけると、「是非迷宮に行きましょう」
もちろんロクサーヌも同意している
ベスタはお菓子作りをしているので厨房にいた。
一緒にお菓子を作っていた巨乳のクラリスにあとは任せ、用意をする。
ルティナは早速フィーネ、ニコルと話をしていた
同じエルフだし、ルティナは元は貴族だから面識があっても不思議ではない。
「まさかここでニコルに会うとは思っていませんでした」
「知り合いなのか?」
「ニコルはよく叔父の所に来ていたので、小さい時は遊んだりもしてました」
これから迷宮に行くことを伝えると、
「迷宮ですか?すぐに用意してきます」
さて、セリーとミリアは何をしているのだろう。
ロクサーヌに聞くと、
「セリーは地下室を作ってます」
「え?ここの地下に?」
「はいそうです、食糧庫の氷室や倉庫などです。大所帯ですからね、元の倉庫は勿体無いので医療室として使っているようですが、立てない人はもういないので、各自二人部屋に入っています」
エマに呼びに行ってもらった
「ミリアは?」
「ミリアは大声で呼ばないと今は見つけられません」
「なんで?」
「呼んでみたらわかると思います」
「ミリアー!」と大声で呼んだ。
そうすると、ジョゼが走ってきた。
「うん?どうしたジョゼ?」
「あっ」
と言うと、ミリアに変わった。
ロクサーヌが言う
「ミリアは忍術の変装とか隠遁でしたっけ?その練習をしているので、一緒にいてもどこにいるのかわからなくなってしまいます。みんなが不気味に思っているかもしれません。もしかしたら、私たちがここの館の住人を見張っているように思われているかもしれません」
「そうだな…ミリア、ここでの変装の練習はもうやめような」
「ごめんなさい…」
セリーもやって来た。
「地下室作っているんだって?」
「まずかったでしょうか?」
「いや、それでさっき隻眼と採掘マスターにしてくれって言っていたんだな」
「はい」
「もう出来たのか?」
「あとちょっとです」
「できたら教えてくれ」
「はい」
「じゃあみんな集まったし、迷宮に行こうか」
「「「はい」」」
ベイル35階に戻ってきた
「ここはホワイトキャタピラーだね」とミリアが言うと、
ルティナが反応している。「是非ここも一斉駆除してください」と目をキラキラさせている。
絹の糸が欲しいのね。
ルートを探すと袋小路があったので、そこまで移動した。
その間に、セリーの職業を戻したり、フィーネとニコルの話をした。
「非戦闘職で金銭的バックアップをしてもらう事にした。一度みんなでエディング殿の家に行ってみようと思う。これから贔屓にするつもりなんだけど。エルフの外套も2つ貸してくれてカシア様も1つ貸してくれるそうだ」
ロクサーヌが
「あと一つあれば、全員透明化できますね」
「そうだな。実はここの50階層も、もし同じようになっていたら、透明化して偵察に行きたかったんだよな」
エマは「そうですね、前回はヘタ打ちましたからね。まさかあんな事になっているとは思いませんでしたから」
「エマ、アーダに今度みんなで実家にお伺いしたいと伝えるように言ってもらえるか?」
「わかりました」
そうこうしていると袋小路まで来た。
「みんな準備はいいですか?」
ロクサーヌが大きな音で口寄せをすると、集まってきた。
ブレイズストームをまず口火に攻撃すると大量に倒せた。
その後は石化で次々と倒していく。俺も前線でデュランダルを出してMPを回収。
溜まったらブレイズストームを放つ。
それを5回ほどしたら、モンスターを殲滅できた。
ルティナは嬉しそうに回収している。
絹の糸42個ほど回収、それとワンドも20本ほど、芋虫のカード1枚
木のカード1枚回収した
ボス部屋に進むと、ルティナが
「何回かボス部屋も周回したいのですが……」
「みんなは大丈夫か?」
「大丈夫です」「ショーも近いしね」
という事でボス部屋も周回する事になるが、石化であっという間に終わるので、待機部屋でゆっくり過ごしている時間が長く感じた。
八周回ったところでゴムの糸も16個取れたので、36階へと進む事にした。
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2024.09.03改編