ベイルの33階層に来た
「うん?いきなり迷宮の中に来れるのですか?」
「ああ、ここはベイルの33階層になる。ここからスタートしよう」
「私たちの常識とはいきなり違うのですね」
最初は見てもらう事にした
ロクサーヌは
「魔物を集めますか?」と聞いてきたので、
「いや、普通にエンカウントで案内してくれ」
「かしこまりました。ではここを右です」
「あっ、ちょっと待って」と俺はみんなを制止した
「最後に召喚してから7日経つからな。セリー、精霊召喚をしたいんだけど……」
「こないだも言いましたけど、ちゃんと名前聞いてくださいね」
ロクサーヌが
「どういうことですか?」と聞いてきた
「前回精霊召喚した時、名前聞けなかったんだよ」
「まぁフクロウですからね」
「でもあいつ、ESPで話しかけてきたんだ」
その話を聞いていたエマが横槍を入れる
「だからあの時、今までとは違う系統の魔法を使えたんだな」
「ああ」
一昨日……
「セリー、精霊召喚したいんだけど……精霊石持ってる?」
「持っていますが、この間のフクロウですか?」
「ああ、聞きたいことがあるから」
「フクロウに?名前聞いてないって言ってませんでしたか?」
「それがわかったんだよ」と、得意げにセリーに話す
「どうやってですか?」
「ジャンジャックボローニャ。夢で教えてもらった」
「は?」セリーが白い目で俺をみている
どこの世界に夢でみた知識を正しいと確信している人がいますか?と言う顔で俺をみている……
「あの、この精霊石もタダではないんですけど……んー……わかりました。7日経ったら違う精霊召喚ができるとロッジの本で読んだことがありますので、明後日にしましょう」
「と言うことが一昨日あって、今日ということだな」
セリーがあまりいい顔していない
「うーん…かしこまりました。始めましょう、皆さんは少々お待ちください」
セリーが精霊石を俺に渡す
「私の後に続いて復唱してください」
「我が呼びに応えよ、」
「我が呼びに応えよ、」
「ウォルトルフの丘」
「ウォルトルフの丘」
「メゼタの大地より来たれ」
「メゼタの大地より来たれ」
「いにしえの精霊よ 精霊召喚」
「いにしえの精霊よ 精霊召喚」
唱え終わると、辺りが明るくなり光に包まれる
そして突風が舞う
そして精霊が現れる。
フクロウが……
セリーが一番驚いている
「えっ、何で?!」
「俺の精霊召喚はボロ爺しか出てこないらしい」
「なんでお主がその名前を知っているんだ?」と心の中に聞こえる
「タダオに聞いた」
「ああ、あやつか……」
「また呼びたいので、名前を教えてくれ。みんなに聞こえるように」
「わしの名前はジャンジャックボローニャだ。なんもない時にわしを呼ぶな」
セリーが驚いている
「え〜!あの時言っていた名前だ!!」
「いや、聞きたいことがあるんだ」
「なんじゃ?」
「俺の従者には先天的に片腕がない者がいるんだが、これを魔法でどうにかできないか?」
俺の質問は発言しているので、みんなの前でリナの事は聞きづらい
ボロ爺の発言は名前以外他の人には聞こえていない
「うーん…あるが…それは教えられない。いくつかあるのだが、わしが言うジョブを取っていけばその先のジョブスキルにあると言ったら、おぬしはもちろんそれを取得するだろう。だが、ジョブを選ぶのは自分で決めないと後々弊害が出る。だから言えん。おぬしのジョブの選択の先にそれは必ずあるから、その方法でなんとかしろ」
「教えてくれないのかよ……でもいくつかあるのか……じゃあ先天的ではなく後天的に機能を失った者は?」
「それも既に得ているスキルや魔法なら教えられるが、まだ得られていない。この先思いがけない方法で得られると思う。リジェネレーションという方法だ。それはもうすぐで得られるだろうて」
「そうか……まだ無理か……では、魔法についてもっと知りたいのだか?」
「そういうのはパルパに聞いてくれ。ボローニャに聞いてきたと言えば助けてくれるだろうて」
俺はエマに聞いてみた
「パルパって言う人知っているか?」
「いや知っているも何も、紹介しようか?と言っていたのはパルパ爺さんなんだが?」
俺はボロ爺に
「どこにいるのかはわかるみたいだから、聞きに行ってみるよ」
「それと度々こうやって呼び出したいのだが大丈夫か?」
「いいや、ピンチの時に呼んでくれ」
「タダオがたまには呼んでくれって言っていたぞ」
「余計なことを……」
「最後に俺はESPが今使えるか?」
「ああ使える。テレパシーという呪文だ。テレキネシスも使えるぞ、軽いものしか動かせんがな。呪文が面倒な割に効果があんまりないから使うやつも少ないが、詠唱破棄があるなら使えるんじゃないか?」
「マジかー、じゃあ姿を消すのは?」
「インヴィジビリティだろ。そんなのも知らんのか?」
「ずいぶん衰退しとるの……ちょっとショックじゃわい…もーえーか?ミチオまたな」
と言って勝手に帰ってしまった
セリーがすぐに俺に謝ってきた
「すみませんでした。まさかご主人様が夢で情報収集できるスキルがあるとは思いませんでした」
「いや、そういうスキルを持ってるわけじゃないんだけどね」
ジョゼが声をかけてくる
「先程のは精霊召喚でしょうか?」
「ああ、そうだけど」
「後天的な機能を失った者って私たちのことですよね。こんなによくしてもらっているのに申し訳ありません」
「結果ダメだったんだけどな。諦めずにいろんな方法を探そう」
「ありがとうございます」
エマが聞いてくる
「有力な情報は得られましたか?」
「うーん、テレパシーは使えそうかな?いろいろ試してみようと思う」
「ならESPリングは必要無くなるのか?」
「まだはっきりした事は言えないかな」
「じゃあ、ちょっと時間かかっちゃったけど、迷宮攻略しようか」
編成はいつも通りのスタイルでロクサーヌにはみんなに祝福をしてもらった
「ロクサーヌさんは獣戦士ではないのですか?」
「えっ私ですか?私は百獣王です」
「色々規格外ですね」
多分、そういう意味で聞いたんじゃないと思うぞロクサーヌ。魔法が使えたから聞いたんだと思うぞ
「これからたくさんそれを感じると思いますよ」
俺はジョゼをリーダーにするわけではないので、ジョブを冒険者ではなく、勝手に戦士にしておいた。すでに戦士も28まできている
エンカウントでシザーリザードとタルタートルが現れた
ベスタがシールドでヘイトを稼ぐ
ベスタにヘイトが充分集まったところで、接近戦ができるロクサーヌ、エマ、ミリア、セリーはダッシュで行く
エマとミリアの縮地で、まず2匹を瞬殺
ロクサーヌはギリギリのところで避けながら、クリティカルをキメる
セリーも槍で串刺しに
俺?ルティナもそうだがやる事は無い
「これが、魔法を使わない接近戦で行う通常の形だ。通常はルティナと俺で魔法攻撃してから接近戦になるが、そこまでする必要のない場合、このような形になる」
ジョゼが
「確かに、あっという間に戦闘が終わってしまうのですね…」
「その…瞬間移動したように見えたのだが……」
「では次にいこう」
またも、同じような構成の魔物が現れた
「遠距離攻撃」
と俺が言うと、ベスタはアイスジャベリンを用意して
他のみんなは弓を構える
俺は魔法で
「ダートボール」を詠唱なしで唱えると、
弓が一斉射撃される。アイスジャベリンも飛んでいく
戦闘はすぐに終了した。
今日から戦闘パーティに入った4人は驚いている
「こんなに統率が取れているとは思っていませんでした。50階層の戦闘はほとんど見れていなかったので、驚きました。ご主人様は魔導士だとは驚きました」
「俺は魔導士ではないよ。大賢者だよ」
「えっ?!」
ルシールが驚きながら
「もうすでに伝説級ではないですか?!」
「でも、どんな魔法が使えるのか知らないっていう間抜けだけどな。ルティナも賢者だぞ」
「えっ?!ルティナさん賢者なんですか?」
「ええ。あんまり実感はないんですけどね。私も呪文知らないので元素系魔法しか使えないっていうね」
「賢者といえばもっとお婆さんとかお爺さんで宮廷に仕えている感じですよね」
ロクサーヌは一言
「内密にお願いします」
「まぁ、あとは臨機応変に。危なくなったら俺を呼ぶか、ベスタの後ろに付いてくれ。間違ってもロクサーヌやエマ、ミリアの後ろに行くと、3人は避けるから自分に当たるぞ?
次の戦闘からみんなにも戦闘に加わってもらう。
今度は少し魔物を呼びながら戦う事にしよう。連続エンカウントする事になるから、無理そうなら後衛に回ってくれ」
「はい。よろしくお願いします」
「じゃあロクサーヌ頼む、少しずつで口寄せしてくれ」
「かしこまりました」
ロクサーヌは口寄せを小さな音で行った
「すぐ来ます」
まずはベスタがヘイトを稼ぎながら前進する
俺は後衛に回っているジョゼに「君にはこの役をしてもらいたいんだけど、どう?」
「私にですか?」
「ああ、向いてると思うんだけど」
「わかりました。ベスタさんの動きをよく見ておきます」
「そうしてくれ」と俺はジョゼの肩を叩く
ベスタが充分ヘイトを稼いだところで、右のシザーリザードが一番前に来たので、
エマが
「コレット、一番右」
「承知」
縮地かと思うほどのダッシュでシザーリザードに突撃する
自分の背丈くらいの馬鹿でかい斧を頭上から振り下ろすと
受けたシザーリザードが絶命する。
エマがその横にいたタルタートルめがけて縮地を行い攻撃する。
「ラウラ、背後から来た魔物を頼むぞ」
「わかった」
次々と現れる魔物に対処する
ルティナはところどころで呪文を使い牽制する。
ミリアは最もスピーデイに動けるのでみんなの援護に回ってもらった。
「キューちゃん、ブレス」と言うと頭の上からひょっこりドラゴンが頭を出してブレスを吹く
一気に3匹が焼き絶えた
「ブレス?!」
ルシールが言うと驚いていた。
「うしろ!!」とミリアが言うと、クナイで背後の敵にクリティカルで絶命させる
俺もオーバーホエルミングを使い、乱戦の中デュランダルで次々に屠っていく
こんな戦いを30分したところで、ロクサーヌに口寄せをやめさせて終了にする
4人は各々息が上がっているようで、最初にしてはやりすぎたかな?
「大丈夫か?」
「い、いつもこんな感じですか?」
ジョゼも肩で息をしている。
「この階層くらいまではこんな感じかな。これより上は呪文使ってきたり、睡眠とか麻痺とか使ってくるからなるべく早く終了させてるけど」
エマが言う
「ビビるだろ。私も最初は、こいつらマジかよって思った」
「はい」
「ジョゼ、すまんが、今から騎士のジョブにしたから」
「えっ?私のジョブは冒険者だったのですが」
「勝手に変えさせてもらった。その後、聖騎士を目指してくれ」
「まぁしょうがないな」とエマは失笑しながら、ジョゼの肩を叩く
「ジョゼはセカンドも付けようと思う。リーダーとして、冒険者のジョブは必要だからな」
他の3人は意味がわかっていないが、すごい事を話しているのはジョゼは理解しているようだ
「ちょっと朝飯前に行ってくるよ」
ロクサーヌが「私も一緒に行きます」
と言われて結局3人で行く事に
「みんなはここでちょっと休憩していてくれ。なるべく早く戻る」
俺はルティナのセカンドジョブを探索者にしておいた。
「何かあったらルティナを探索者にしたから、それで脱出してくれ。エマ、帰るまで頼んだぞ」
「了解です」
じゃあ行こうとジョゼに伝える
「どちらへ?」
「教皇様の所」
「え?」
「さぁ行こう」
3人で帝都にある教会の入口までワープで来た
俺が通用口をドンドンと叩くと
僧侶が出てきた。
「これはミチオ様。おはようございます」
「教皇様は?」
「少々お待ちください」
ジョゼか俺に問う
「教皇様の所で何をするのでしょうか?」
「あっそうか。ジョゼはリーダーに向いていそうだから、冒険者のジョブを付けておかないとパーティリーダーになれないけど、それじゃあんまり強くなれないからな。騎士も両方必要だと思わない?」
「そ、そうですね」
「だから両方を得るためにここに居る」
「???」
「お待たせしました」
と僧侶の人が扉を開けた
「まぁ、とりあえず悪いようにはしないから」
と、狭く急な階段を登る
トントンとノックして扉を開けると教皇様がいる
「これはミチオ様、ご健勝でなによりです。今日は?」
「入魂の儀をお願いしたいのですが」
「ミチオ様をですか?」
「いえ、今日はジョゼというものを連れて参りました」
「これはこれははじめまして。よく来てくれました」
ジョゼは急な紹介で動揺している
俺は
「ジョゼに入魂の儀をお願いしたく参りました」
「ありがとうございます」
アルフレッド教皇は俺に小声で耳元で囁く、
「今回も寄付をお願いしていただく事はできますでしょうか?」
「ええ、もちろん」
教皇は笑顔で対応してくれる
俺は先に金貨70枚を出すと、ジョゼはギョッとした顔をして俺を見つめる
「では、よろしくお願いします」
頭に月桂樹の冠をつけて、呪文を唱える
「いにしえのなる神よ、この者に、もう一つの御魂を」
と言うと、光のシャワーがジョゼに降り注ぐ
ジョゼは降り注がれる光を見て驚いている
「これは……」
無事に儀式が終わると
何事もなかったように教皇が聞いてくる
「引き続き転職しますか?」
「いえ、今回も色々考えたいのでこのままで大丈夫です」
と横から遮ってミチオが答える
俺は用事が終わると、そそくさと帰るようにジョゼの腕を引く
「いつもありがとうございます」
「いえいえ、またよろしくお願いします」
外に出るとワープを唱えるまえにジョゼが聞いてくる
「私は金貨70枚もお返しすることができませんが……」
「返してくれなんて言わないよ。誰かが冒険者のジョブを得てないといけないから、これでレベルの上がりは遅くなるけど、冒険者と騎士と同時に進められる」
とやりたいことだけやると、俺は元の迷宮に戻った
特にやる事のない迷宮で30分近く待つのは結構長く退屈だ
待っている間に、セリーが騎士用の盾やら装備品を作ってくれていた
竜騎士のラウラはエマと組み手をして訓練していた
ルシールはルティナと魔法について話していた
ルシールの方が魔法の知識があるが、レベルはルティナの方が上だからな。ちょっとチグハグだ
コレットはこういう状況でも寝れるようで居眠りをしている
ミリアとベスタは腰掛けてお話をしている
「待たせたな。予定通りジョゼはセカンドを手に入れてきた」
セリーは装備品を渡してきた。
「これ使ってください。使いづらい所があったら言ってください」
やや大きめの盾とブレストアーマーを渡してきた
「ありがとうございます」
ロクサーヌが
「この後はどうしますか?」
「もうちょっとこの階層でやってみようか」
「かしこまりました」
朝食までの間、様子を見ながら
軽めにレベリングをしながら戦闘経験を積んだ
ロクサーヌの号令で
「この辺で朝食に戻りましょう」
「そうだな」
ジョゼは騎士12冒険者48
ラウラは竜騎士40
ルシール魔法使い41
コレット戦士40
とレベルが各々上がっていた
俺が
「明日の朝飯前もこのメンバーでもうちょっとやろう。午後は休んでくれ」
「はい、ありがとうございました。また明日お願いします」
俺は普通に風呂に向かったが、同様にみんなもついてくる
「??」
「俺、シャワー浴びようと思っているんだけど?」
「私たちも一緒です」
「ジョゼたちも?」
「はい」
「え?一緒に入るの?」
「ダメでしたか?」
「いや、ダメじゃないけど……俺が遠慮した方がいいか?」
「いえ大丈夫です。私たちではお目汚しかもしれませんがご主人様が迷惑でなければ、私たちがご主人様を洗わせていただきます」
「そういうことではないんだけどね…」
「ではご一緒に」
スルスルと服を脱がされると、なんだか恥ずかしい…
こういうのは慣れだ。慣れればなんてことない……はず
ルティナとルシールがシャワーの用意をしてくれている。
暖かいシャワーが一斉に出て湯気が立ち込める
歩くのも辿々しいのに一生懸命に俺をもてなそうとして甲斐甲斐しい
湯気で隣にいるエマすらよく見えないが、反対隣にはロクサーヌがいる。俺と一緒にルシールとジョゼとラウラの3人が裸でいる
ジョゼが正面、ルシールが背後を腕や足をラウラが
みんなで石鹸で泡を立ててスポンジのようなもので洗ってくれる
そんなことを綺麗なお姉さんたちにされたら、ムスコは落ち着いていられないよ
足を洗っていたラウラが俺の股間を触ってきている
その度に俺は体がビクビクと動いてしまう
ジョゼが正面から抱きついてくると、耳元で
「私たちにもお情けをいただけませんか?」
「えっ?」
背後からルシールが抱きつき、泡だらけの体がさらに泡だらけ、柔らかい体が密着している反対側の耳元でキスをしてくる
と思うと股間が何やら温かいものに包まれる。
ラウラが口で俺のをふくんでいた
ジョゼが俺の乳首を舐め回す。ルシールは俺の耳たぶを舌先で舐める。ラウラの舌でムスコは巻き取られそうだ
ジョゼはそのまま俺の股間にラウラと一緒に俺の股間を舐めて、ラウラと交互に口に含む
俺の足がガクガクとすると、ジョゼがラストスパートをかけてきて、ジョゼの口の中で果てる
ちゃんと綺麗に舐め取って綺麗にしてくれるとまた石鹸で体を洗ってくれる。
敏感になっているムスコも泡で綺麗にしてくれる
ルシールが背後から
「すごい…連続でできるの?」と小声で俺の耳元で囁く
エマが
「ほら、午後もあるんだから、あんまり体力使わない」
と声をかけてくると、慌ててシャワーで流す
ロクサーヌはなるべく見ないようにしているように見えた
なんかいいようにされて訳わかんないけど、気持ちよかった
「そういえばコレットは?」
「コレットはあんななりして、恥ずかしがり屋です。今更恥ずかしがり屋と言われてもね」
「人それぞれだからな」
リタがサンドイッチを作ってくれたのでそれをいただいた。今日の夜はこういうのを作りたいと言ってリタに必要な道具や、材料をお願いしておいた。後で町まで行って買ってきてくれるということだった
2024.09.03改編