※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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呪文

 

徒歩で先程きたパルパの屋敷に戻った

使用人が出迎える

「パルパ様よろしいのでしょうか?」

多分滅多に誰も来ない屋敷に客人を通しても構わないのでしょうか?と言う意味なのだろう

「ああ構わない、友達だからな。それよりお茶の用意ぐらいしろ!使えない奴だな」

「かしこまりました」

と言って執事はお茶の用意をするためにさがった

俺たちは応接室に案内する

「さぁさぁ皆さんこちらです」

俺と、ルティナは席に着くとエマは俺の後ろに立つ

「エマは座らないのか?」

「私は勉強するわけではないからな」

 

「で、何が知りたいのじゃ?」と、とてもニコニコして聞いてくる

「私たちは魔法の師がおりませんので、呪文はたくさんあるのに使えないと言う状況であります。なのでご教示いただけませんか?」

「それは丁寧に。うーん、まずはキャントリップは知っているかな?」

「いえ解りません」

「キャントリップは大変便利で、実は魔法使いでも使うことができるんじゃが……んん」

「クリエイトウォーターみたいな奴ですか?」

 

「ああそうだ。たくさんの魔法があるのだが、魔法使いは貴族ばかりだ。奴隷や従者にしてもらえばいい事だからほとんど使われていない状況で…なぜ自分でしないかと言うとめんどくさいわけではなく、みんなに出来ないことができると最初は称賛されたりするが、そのうち畏怖な存在になり人前でなるべく使わなくなっていくわな」

と落胆した様子で更に話し始める

「魔道士ではレベル0魔法が使えるようになります」

「他にも使える呪文があるのか?」

「ああそうだ。ギルドで避妊の呪文とか聞いたことないか?僧侶にもあまり使われていない呪文がある」

そんな説明をしていると、執事がお茶を持ってきてみんなに配る

おもむろにパルパは

ルティナの紅茶に

何やら呪文を唱える

「スウィートゥン」

「飲んでみてくれ」

「はい」

ルティナは紅茶を飲む

「甘ーい♪」

「食べ物を甘くする魔法も0レベル魔法だ。ただ砂糖を入れればいいだけの魔法を使う理由なんてないんだがな」

「えっ?!でもすごい!!ただのエロジジイかと思ったのに!?」

「誰がエロジジイじゃ」

 

とそんな折

フレンズも魔法が切れたようだ……

ピンという音とともに正気に戻ったようだ

「うん?なんでお前ら俺の家にいるんじゃ?」

エマが答える

「パルパの案内で来たんだぞ?!」

「えっ?たしかに俺が連れてきたんだった……なんでお茶なんて出しているんだ」と今度は執事を叱責している

「ご主人様がお出しになれとおっしゃったので……」

「そうか、たしかに俺が言ったな……まぁいい、今日は帰ってくれ」

ルティナが

「まだ何も教えてもらっていないのに」

「いいから帰ってくれ。なんで俺がそんなこと教えないといけないのじゃ?」

俺はもう一回呪文かけてもよかったのだが、またこのやりとりがあるのは面倒なので、正直に答えた

「ボロ爺にはいつも良くしてもらっているのですが、呪文のことなら優秀なパルパに聞けと言われてここまで参上しました」

ちょっと盛って話をした

「ああん?ボロ爺??」

「うん?!」

「え?ボロ爺ってボローニャ先生の事ではないか?」

「あっそうそうジャンジャックボローニャって言ったかな」

「真名《マナ》まで知っているとは、お前何者じゃ?」

と大変慄いている

パルパ面白いな。表情豊かな男だ

怒ったり、ニコニコしたり、驚いた表情がとても豊かで笑える

「ボローニャ先生の勧めか、しょうがないな……無下には出来ないしな」

俺は詠唱破棄があるので、呪文を覚える必要がないのだが、ルティナは全ての呪文を覚える必要がある

俺とルティナはメモっていくことになるが

パルパはこれが全てではないという。そして自分は4レベルまでの呪文しかわからないということだった

レベル1魔法までで70近くの魔法がある事を知った

その先も沢山あるが、自分は覚えていないという事だった

「ボローニャ先生は知恵者は手を下さずに勝つ」が信念だったらしく、なんというか派手な攻撃魔法は無い。

ガンマ線バーストやメテオクラッシュのような攻撃魔法を期待していたのだが、正直何に使うのかわからない魔法も沢山ある

「タイ」という魔法があるのだが、紐と紐を結ぶ呪文らしい。そんなの自分で結べばいいのではと思うがこれはどう使うのか?と聞いたところ

「俺はこの呪文で女を縛っているがな……ゲヘゲヘ」

とゲスな答えが返ってくる

エマとルティナの視線が怖い

 

大変有益な情報には間違いない

俺は150近くある呪文名をひたすら書いていくが

ルティナは詠唱も書かなくてはいけないので大変そうだ

教えてくれる内容はとても細かく、どんな効果があるのか細かく説明してくれた。

俺は戦闘での魔法の使い方も聞いた。

魔法に関しては、全て俺調べなのだが、全体攻撃魔法がなぜ味方には当たらないのか?

という疑問だ。

「正しく言うとパーティだろ?諸説あるのだが、全く当たらないと言う事はないようだぞ。射線上に味方が居ると当たる時があるという事と、魔力の波長がパーティを組むと同じになると言う原理だ」

「波長?」

「ああ、魔法使いが自爆しないのは、自分の魔法ではダメージを受けないからだ。それは魔法の波長が同じになるからダメージを受けないらしいが、ハッキリわかっている事ではない。そう言われているだけだ」

 

他の事でも色々戦法も教えてもらう事になった

俺からしたらこちらの方がとても役に立った

 

ルティナは今も呪文を覚えるのに必死だ

これってもしかして1日じゃ厳しいのか?俺はせいぜい10ぐらいの呪文だと思っていたが、まさかの150もあると思ってなかった……

俺はブラヒム語が読めるわけでも書けるわけでもないから、見ていても全くわからんが、発音がおかしいのはわかる。その発音だと「何時」だが、そこに書いてあるのは「あなたという意味の汝だよ」とルティナに話した

「よくわかるな」

とパルパが俺に言う

「文章の流れでな」

という俺は完全にカタカナでメモを取っていた。大丈夫なのだろうか?呪文は英語というのが引っかかるが翻訳されてこうなのか、それとも、最初から英語なのかわからないままだ

自分にディスペルマジックをかけたらみんなと会話できなくなるのだろうか?それも今度実験してみる必要がある

結果として

かなり遅い時間までかかってしまった

俺は更に神官魔法と、僧侶系の魔法、超常魔法、呪術などが使えるはずということを伝えると、それは専門外と言っていたが

「ボロ爺は超常魔法も知っていたみたいだけど?」

「まぁあの方は霞を食べて生活していてもなんも疑わない。俺からしたら、それこそ超常現象みたいな人だからな」

「沙門や、ドルイド、シャーマンなどがそれに当たるのだろうが、わしのこの生活でそんな知り合いがいるわけなかろう?」

ルティナが

「凄い説得力」

と言うと皆が笑ってしまった

「今日はこれくらいにしてそろそろ帰ってくれ。それと彼女は置いていってもいいぞ。ヘヘッ」

ルティナが笑顔で答える

「やっぱりお前は死んでおけ」

 

「この先の5レベル以上の魔法も調べてほしい」

「金がかかるぞ」

「あんまり持ってないが、多少なら」

「わかったわかった。またな」

と追い出すように俺たちは家から出された

 

外はすっかりと夜になっていた。きっと食事も始まっているだろう

「疲れたな?」

「すげ〜疲れたな」とエマは座っていただけだが

座学などあまり興味ないからな、ただひたすらに待つのはとても疲れるだろう

早速覚えた

「ポリパーパスパナーシア」と呪文を唱えると、一気に疲れが取れ、リラックスできた。

「肩こりに最高だな」とエマは肩を回す

「グーーー」

ルティナからお腹の音が聞こえた

「安心したらお腹すいたーー早く帰ろう」

ロッジに寄り、セリーを呼んでもらった

セリーはいくらでもここにいれそうだな

「すみませんお待たせしました。すっかり夜になってしまいましたね」

「さぁ帰ろう」

「はい」

 

 

 

湖畔の館に帰ってくると、みんなは食事を待っていてくれたみたいだ

ロクサーヌが近寄り

「何かありましたか?」

「ちょっと習う呪文の量が多すぎて、こんな時間になってしまった、すまない」

「いえ、そういう事でしたらよかったです」

「連絡すればよかったな」

「心配しました」

「悪かった悪かった」

 

リタが寄ってきて

「今日の晩ご飯はハンバーグシチューにしてみました。帰りが遅くなるかもしれないと言うことだったので、冷めないようにシチューの中に入れてみました」

「おいしそう!!」

俺が帰ってきた事でみんなも食事の用意を始める

そうか、俺が帰ってこないと食事も彼女達はしないのか、悪いことをした

食事を始める前にみんなに陳謝した。

ちょっと遅い晩御飯になったが、誰も不平を言う者はなく、美味しそうに食べている。

隣に座っているロクサーヌが話しかけてくる

「エマとルティナでHして帰りが遅いのかと心配しておりました」

確かにどっちもロクサーヌには天敵の相手だからな

「匂いでわかるんだろ?」

「はい。中年のおっさんの家に行っていたんですよね?そういう匂いがします」

「え?!そんな匂いあるの?」

「その人の家の匂いの残り香を感じます」

「もう超能力の域だな」

エマが

「あいつの家臭かったからな…カビ臭いし、埃臭いし、おっさん臭いし」

「それは俺も思っていたよ」

ルティナは

「あいつのいやらしい目つきが最悪です。が、とても有力な情報を得られました」

「新たな呪文が得られたのでしょうか?」

「はい、150近くの呪文を知ることができました」

セリーがとても驚く

「150!!」

「はい。私は詠唱の短縮も破棄もないので全部覚える必要がありますが、ご主人様はかなり覚えていると思います」

「凄いですね」

「攻撃魔法のような派手な魔法ではなく、どれも地味な魔法ですがとても便利で、組み合わせすれば攻撃にもとても役に立つ魔法がたくさんありました。以前は才女と言われたこの私、絶対この呪文を覚えてみせます!!」

と意気込むルティナ

食事中も大変盛り上がった。

ショーまで1週間しかないのに、またやらなくてはいけないものが増えてルティナは大変だが、かつてのルティナはそんな風な子ではなかった

 

彼女はクーデターにより爵位相続権を剥奪されて、仕方なく奴隷に身分を落とされ我々のパーティに入ってきた

最初は悪態をついていたが、性格も変わってきた。いや変わったのではなく元々こうだったのかもしれない。クールでちょっと一歩引いた感じだったが、グイグイ来るタイプになったと感じた

最近では諸侯会議という言葉すら聞かなくなってきた。

彼女が再興を目指しているのは間違いないだろう。だが今彼女はこのパーティでの自分のポジションを構築している

元々いろんな才能があるのだろう。

だが今まで自分は貴族になる身分ある存在だからという理由でそれを自ら遠ざけていたのかもしれない

 

「ウッシャー!やったるわい!」

と立ち上がって盛り上がっている

 

ルティナのバイタリティの強さは計り知れないものがある

綺麗な女の子がやったるわいって……

 

食事を終えると、俺はパーティのみんなに今日は家に帰ろうと思う、最近はここに入り浸っていて家に帰っていない。明日の決戦のためにパーティのメンバーだけで過ごしたい旨を伝えた。

もちろんみんなは反対はしない。エマも一緒に家に泊まることにした。

ジョゼには明日必ず戻ってくるからと言って今日は家でみんなと過ごすことにした

「留守の間、みんなでしっかりとここを守ります」

彼女はしっかりした口調で俺を見つめ答える

 

美しく強い女性だ。よもや俺が人族でまぐわった初めての女性だと言うことは彼女は知らない

「頼むな」

 

と言うとみんなで俺の家にワープで帰ってきた。

ロクサーヌが蝋燭に火を灯すと薄ぼんやりとみんなの姿が映る。

俺は早速風呂場に行き巨大なタライに水壺に魔法でお湯を出していく

今日覚えたライトの呪文を使いあちこちに光をつけた

「結構明るくなるんだな」

風呂場にもライトをつけようとした時にエマはこれくらいの明るさの方が良いと言われて、蝋燭の光だけでみんなと風呂に入る。

7人で入るのにはちょっと狭いか……ベスタが外の畑で取ってきてくれたハーブを風呂に入れる

全然世話してないのに、なんとか成長するもんだな。確か育てやすいハーブとは言っていたが大したもんだ

 

6人の女性がタライのヘリに並び足が中央でぶつかる

ゆらめく湯船にみんなの顔が映る

「明日はいよいよボス戦になると思う。どんな敵かはわからないが生きて帰ろう」

「はい」

みんなで明日のことを確認した

 

いよいよ明日だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2024.09.03改編
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