※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

61 / 356
リリーナ#

 

俺は急いでエマの所まで来た。囚人から聞いた通りの地図だ

「こっちだ」

 

さっきのマリア夫人とエマたちが戦っているのを見て驚いた

「エマ!そいつはレベル80のハイコボルトだ!!」

「なるほどな!どうりで強い訳だ!!」

「ミチオか?よくわかったな。鑑定が使えるのか?ふふふ後ちょっとだったんだが、まぁいいところまで来れたからまぁいいか」

「なぜハイコボルトが地上にいる?」

「いつまでも迷宮で待っている訳がなかろう?お前らより私たちの方が知恵があるのだから、地上も我々のものにしようと思ってな?」

「人族ごときが自分が一番偉そうな顔して地上を闊歩してやがる。下等種が鬱陶しい」

「ああ、でも基本はバカだからな。甘い言葉を囁けばすぐに騙される」

と言うと姿を変え元の姿になった。人と同じくらいの大きさで凶悪な顔をしてある

「本物のマリア夫人はどうした?」

「うん?あいつなら旦那の棺桶の横で我が部下が犯し殺したわ。狼が食ってたが、殺して狼の頭被せて一緒に旦那の棺に入れてやってぞ」

 

後から

「貴様!!」バリルが後ろから追いかけてきて聞いていたようだ。

マリア夫人に姿を変えると

「バリル良くやってくれたわ。前の領主はなかなかの手合いだったからななかなか付け入る隙がなかったが、息子は相当アホなので、貴族は我慢しなくていいのよ、平民はあなたを楽しませてくれるためにいるのよ…って言ったら本気にしてやがんの……まじウケるwwwクックック……自分よりも弱い少女を集めて残虐な事を散々やってきたわ……魔物よりよっぽど残酷だったわ」

「むむむ……」バリルはやっぱり何か異変は感じていたようだ

バリルは槍を構えた

「私を刺すの?」

「それ以上の愚弄は許さん!!」

と言うと槍で攻撃するが、サラッと奴は避けて

「ビックハンド」と言うと

大きな手で壁に叩きつけられる。

「バリル!」

 

「まぁ、もう戦う意味もないし、最後結構楽しかったわ。エマ、いい攻撃だったわ〜。つぎは私が勝ってたくさんコボルトを産んでもらうから。また会えるといいね。

あんたもっと強くなれると思うよ?その時を楽しみにしてるわ〜。この辺が切り上げ時かな?流石に5対1じゃ負けそうだからね。んーここは撤退かなぁ。じゃあね」

俺はマジックミサイルを唱える

「簡単には逃さねえよ」全部命中するもそれほど効いていない様子。

 

「もういらないって言ってんじゃん。鬱陶しいな」

ベスタが大盾で突っ込む。ハイコボルトでも通用するらしい。壁に激突する。ロクサーヌも

「ダブルビーストアタック」

 

「グハッ」

 

俺は連続で「マジックミサイル、マジックミサイル、マジックミサイル」と連続で何回も唱える

その度に8本ずつ光の矢が奴に刺さる

「これじゃ復活するのに数年かかるだろうが!!ミチオ!お前絶対忘れ……」

「マジックミサイル」

「こっちがしゃべっているだろうが!チッもういいわ、ディメンジョンドア」

で姿を消した

 

……

 

「逃げられたか……」

 

……

 

(ガイウス殿…大方決着は着きましたが、思った以上に深刻です)

(わかった、今参上する)

俺たちは被害の程を確認するため牢屋を

みんなで手分けして見て回った

「ロク…ロク…そこにいるのは…ロクなの……?」

牢屋を覗くとテーブルの上で首輪をつけられている

そこには両手足がない女性がしわがれ声で弱々しくロクサーヌを呼んでいる

ロクサーヌにはその声の主がわかったのか、慌てて近寄る

「えっ?!リリー、リリーなの?!」

「そうよロク…もう私、あんまり目が見えないの…どうしてもね、ロクに謝りたかった…ごめんね…ごめん…ね……」

「何で謝るの?どうしてこんなことになったの?優しい貴族に貰われていったんじゃないの?!!」

 

 

 

 

半年前……

「ねぇロクはどうなの?昨日きた冒険者風の人……どうしてアラン様はロクを薦めたのかしら?」

「すごく優しそうな感じの人だったけど……」

「えーでもロクはここで一番値段の高い奴隷だよ?あんな頼りなさそうな冒険者にさぁ」

「そうかな……」

売約済の部屋に来てから2日目 既に売約済であるリリーナは1つ年上の先輩でもあり、ブラヒム語を教えてくれた人で彼女は通常メイドとして売約済である。

 

同じ狼人族の高身長で、手足がすらっと伸びて色白でみんなが振り返るほどのリリーナは美人であった。そんな彼女はロクサーヌのことを可愛がっていた。

「ロクの胸すごく見てたから、購入したらすぐ襲ってくるよこの胸を」と言って後からロクサーヌの胸を鷲掴みする

「なぁいいだろうロクサーヌ」と男の声色を使ってロクサーヌをいじる

「もうやめて、もう!」

「ははは、ごめんごめん」

 

明日にはリリーは売却先の貴族が迎えにくる予定になっている。

「ここにいるのも今日が最後か……明日迎えに来なかったらどうなるんだろう……」窓の外を見ながら誰に問いかけるわけでもなく言葉を発する

リリーはここから離れたくない気持ちとロクサーヌのことが心配で胸が苦しくなる。

 

「……私はあの冒険者、お金を用意できないと思うなぁ…」

と心にもないことをリリーナは言ってしまった。奴隷にとって売却済みの部屋から未売却の部屋に移るのは結構辛い。その事は充分知っている。だが、ロクサーヌも自分と一緒に来てくれたらと思って口走ってしまったのだ。そんなことはご主人様が決めることだが、

私が言えばお願いも聞いてくれるかもしれないと甘い考えをどこか持っていたのかもしれない

ロクサーヌは俯き加減になっている

「そんな……どうしてリリーはそんな意地悪な事言うの?!」 

リリーは言葉に詰まる

「だって!……だって……」

と自分の言ってしまった事に後悔しているが、次の言葉が出ない。

ロクサーヌは怒って部屋を出ていってしまった

何て事を言ってしまったのだろう……

ロクサーヌと離れたくなかっただけとは言えなかった。

 

アランが貴族の前で

「それではまたのご利用をお待ちしております」

と深々と頭を下げる

馬車に乗り込む貴族とリリー

リリーは馬車に乗ると窓からすぐに建物の中のロクサーヌを探す。

……

 

ロクサーヌは最後の最後に窓から大きく手を振って

「元気でねー」と涙ぐんでいる

リリーも窓から手を出して

「ロクも元気でねー!!」と手を降る

馬車は出発する

 

結局謝ることはできなかった

しばらく馬車が走り始めると、

貴族の男が笑顔で聞いてくる

「さっきの子は友達かい?」

「はいご主人様。仲良くさせてもらってました」

「そうかい」

「ご主人様あの子もいかがですか?彼女も家事全般と戦闘もできるので護衛にもなります」

「私は戦闘できる奴隷は興味ないんだよ」

「すみません。差し出がましい事を言いました。私は……」

と喋っている途中でいきなりその男はリリーナの顔面を殴った

バゴっ

不意に殴られてびっくりするリリー

「えっえっ?」

鼻から鼻血を出す

「申し訳ありません」

「戦闘ができる奴隷だとこういうの避けたりするだろ。そんなことされたら余計にイライラするんだよ」

と言ってもう一回顔面を殴る

「申し訳ありません」

「オマエはこれから俺のイライラを解消するためだけに生きるんだよ、ほらこっちにケツを向けろ」

優しそうな貴族の顔は消え、薄ら笑いの顔になっていた

「えっ?」

「口答えすんな!早くしろ」と今度は腹を殴る

「はい……すみません」

馬車の狭い場所の中でお尻を向けるとリリーの初めては馬車の中で無理やりそして、事務的に行われた

リリーは泣きながら

「ロク、ごめんね。ロク、ごめんね」

と、ずっと謝るだけだった

 

 

そこから地獄が始まる……

数ヶ月暴行されまくって犯され続け、しまいには、レオールのおもちゃとしてタダで譲渡された。結局リリーナを購入した貴族も、処分に困っただけの話で壊れたおもちゃは要らないと言わんがばかりだった

 

だがここに来たら更なる地獄だった。顔面を殴られ続けてきたせいで視力もかなり失われていてぼんやりにしか見えなくなっていた。

「これじゃつまらない」

と言う理由だけで、レオールはかつて彼女の自慢であった、長く美しい腕と足を切り落として、芋虫のようになった彼女を嘲笑った

食事の時も顔を突っ込んで食べるしかなかった

「もう死にたい」小声で漏らす

食事を取らなくなるとやつれてきた。

もうすぐ死ねると思っていたら、レオールの母親がやってきて、同じ女性だから助けてくれるのかと思ったら、何やら魔法をかけて、魔法でお腹が空かないようになり、

痛みも快楽も魔法で何倍も敏感にさせられた。

 

 

こんな芋虫状態になっているのをもの珍しく犯すものもいた…完全に性の掃き溜め扱いだった

 

マリア夫人が魔法を使ってでも彼女を生きながらえさせていたのはレオールの「楽しかったから」と言う理由だけだった

 

 

俺はロクサーヌが大声を出しているのに気がつき

ロクサーヌに声をかける

「ロクサーヌ大丈夫か?」

「ご主人様…この子、この子を助けて、ください…」

「知り合いか?えっ?手足がない……」

「ロクサーヌの…ご主人様でしょうか…?」

「ああ」

「こんな格好で…すみません…リリーナと、申します…」

俺は彼女に外套を掛けてやる

「ロクごめんねあんなこと言って。いいご主人様だね。

優しそうだね……

迎えに来ないなんて言ってごめんね……

私がこんな事になったのも、きっと意地悪な女への罰だよね」

ロクサーヌはやっと意味がわかったみたいで

「そんなこと怒ってないよ。もう大丈夫だよ」

「ううん……もう、ダメだと思う…もう私、何もできないもん…芋虫みたいに、地面を這いずる、だけ、だから…」

「そんなことないよ…ご主人様が絶対何とかしてくれるから。そんなこと言わないで…」

「もう私、色々辛いの…もう何されるか、分からないと思うと、震えて、お漏らしもしちゃう、から……この体を見て」

芋虫の様に這いずるので胸も垂れて、腹部は床ずれのようにすり減ってグチャグチャになっている。

 

「そんな事絶対ないから。ねっ?ねっ?諦めないで!」

「何をしても、身体中が痛いから…回復魔法とか、かけないで?もう、ロクに会えた、事だけで充分…最後の最後で…望みが叶って…よかった……」とリリーナは涙を流す。

「ダメ、ダメ……」

「最後に、ぎゅっと、抱きしめてくれる…?」

ロクサーヌは泣きながらリリーナを抱きしめる

「ロクも、ぎゅっとするの…好きだった…よね…

実は私もぎゅっとするの好きなの……ありがとう……」

と言うと、リリーは息を引き取った

 

 

 

 

後でわかったが、彼女はあのハイコボルトから魔法で生きながらえさせられていた。奴がいなくなった事で魔力の供給が無くなり息絶えたのだろう。どこまでも奴隷を痛めつけてやるための魔法供給。彼女は本来なら、もっと早い段階で亡くなっていたのだろう……

 

 




漫画2巻 97ページ
ロクサーヌが一度 迎えに来ないのでは?と思ったと言う伏線を回収させていただきました


2024.09.12改編
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。