※この作品はR-18です。

異世界迷宮でハーレムを(仮    作:九白

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死地

俺たちの部隊は朝からもうすでに兵隊を横に整列させている

もちろん実際に並んでいるのはマルティナの騎士団と、マロルの元々いた常駐軍と我々の湖畔の館の部隊の150人ほどで、後その横に並んでいるのはニコルが描いてくれた絵だ。

見た目だけは3000ほどいるように見えるらしい……

 

 

エマは何人か戦闘員ではない者を連れてきて色々説明している。武器も防具もつけていないので、あんまり似つかわしくない人達だ。

 

特に説明はないものの気にはなるので、後で聞こう。

俺はと言うと、魔法で出した馬に乗り、馬の練習をロクサーヌとしている。マルティナはそれを見て、大丈夫かよ

と言う顔をしている。副長の男も、やれやれという仕草をとっている

 

まぁ確かにそうだ、今から戦争するのに、「今」馬の乗り方を練習している大将がいるのだから。

これは流石に他の兵隊も心配になる。しかも、自分の周りには兵隊がちょっとしかいない。

このストレスはかなりのものだろう。

 

乗馬も最初は歩いていたのに小走りに走れるようになった。

 

昼前には敵の総大将パブロたちの軍勢もナバ平原にたどり着いたようだ

俺は「クレアボヤンス」の呪文をを使ってどんな奴かを見る

 

パブロは輿に担がれ鎖を何本か持っている

鎖の先は裸のエルフを携えている。少し高台になっているところに輿を下ろして早速ワインを飲み始め、そしてそのエルフたちに自分のナニを咥えさせる。

パブロは太ったおっさんで禿げている。60歳にはなっているであろう白髪で、歯もまともに生えてない。

 

「全く親父は何をしに来たんだ?!」

と長男のジョルディが嘆く。ジョルディは顔立ちこそ精悍な顔立ちだが、冷徹な顔で目がつり上がっている。親父から家督を早く譲り受けたいと思っているからこそ、今回の戦に自ら参戦し、アピールしようと考えている。

行軍の前の方にいるのがアンドレスで、確かに長身で馬が小さく見える。

体はがっちりしていて、顎髭も生やした厳つい感じで、やはり鋭い眼光をしている。その横にいるのが次男のバディで、前髪をかなり短くしており、痩せ型で神経質そうな顔立ちだ。

確かにエマの言っていた通りにみんな来ているな。

 

アンドレスがバディに言う

「あちらはもう準備ができているようですな」

「話が違うじゃないか!!簡単に勝てると言うから一番槍をかって出たのに……」

「まぁ思ったよりは今度のマロル領の領主、やるではないか。ハッハッハ」

「相手には女の騎士もいるようです、バディ様の手で慰み者にすれば楽しさも倍増するのでは?」

「なるほどアンドレスよ。確かにそうだな」

 

パブロは最後尾に陣ほどではないが、30人ほど置いている。そのすぐ前にジョルディが100人ほどで人を構えている。その前をアンドレスと、バディで3500の軍勢で構えている。

アンドレスがバディに言う。「いつもはもっと手前に陣を張っているのに今回はえらく後ろに陣を張っているようだな」

「そうなのか?」

「ああ、あの後ろは山と川になっているので、すぐに身動きが取れなくなるはずだ」

しかも丘と丘の谷間に陣を張るとは……素人か?

「少し揺さぶりをかけてみましょう」

「うん?そういうものなのか?」

「左右に動き回り慌てて陣形を変えてくるのかをみたい」

 

……

ジョルディは正直飽きてきている。

何時間こうしているつもりだ。

こちらの方が数は上回っているのだから、とっとと攻め込めばいいのに…… アンドレスはさっきから左右に陣を動かしてナニをしている??

 

輿にタープを貼り日影を作って中で楽しんでいる

パブロは酒と女を貪っているが、殺し合いしているのをみると興奮してしまう性癖の持ち主の為、早く始まらないかと期待している。一方的に蹂躙していくのが好みでアンドレスにはとても期待している。

「まぁだ始まらんのか?」

 

すでにここに到着してから2時間以上経っている

外は暑いし、イライラも最高潮になってくる。

「まだか?まだか?」

周りにいる裸のエルフ女性をぶん殴る。

最初は穏やかだったパブロが変貌する

 

酒とイライラで暴力的な性癖があるようだ。

 

後ろで暴れている父親を見て、ジョルディが

「またか……」と言って

本陣へと入る

「父上、父上、今しばらくお待ちください」

「ジョルディか……」

「ほらこれでも使って」と鞭をジョルディが渡す。

ジョルディは父の加虐性を理解していた。なぜなら自分にもあるからだ、SMという言葉がなくても、それに気がついてしまった人達だ

鞭を取ると、エルフの女に鞭を振いながら挿入して

泣き叫んでいるエルフを見て歓喜している

 

外だということを全く憚らずに好き勝手やっている

 

変態的な行為をしている父親を見ても、ジョルディは躊躇うことはなかった。

 

ジョルディはテーブルに置いてあったフルーツを食べ、喉の渇きを潤すと、安心したのか、もよおしてきた

近くにいたエルフの髪を引っ張ると、足元に跪かせ口を開けさせた。

ジョルディはその口にめがけ小水を放つ

「こぼすなよ。俺にかけたら殺すぞ」

と言うとエルフは必死にそれを飲み続ける。最後の方を少しむせると、

「汚ねえな」と言ってエルフの顔を殴った。

「あっ、手にちょっと着いちゃっただろ」

と今度は蹴りを入れる

「全く……使えないな……ほら、けつだせ」というと

「申し訳ありません…」

と、そのエルフは泣きながらお尻をジョルディに向ける

ジョルディはニヤつきながら、自分のものを無理やり肛門に入れていく。

「ヒギィィッーー」

「なんだその鳴き声は!笑わすなよ」

「そこは……」

「なんだよなんか文句あるのか?」

…………

「仕方ねぇなぁ」

肛門にジョルディは唾吐き無理やり挿入する

必死に耐える。震えと痛みで勝手に足がビクビクと動いてしまう。エルフの女性は口もパクパクと動き声にもならない

肛門の形が変わってしまうほど激しく動かすと、最後の最後に違うエルフの女性に咥えさせそれを飲ませる

 

「こんな事なら妹も連れてくればよかった」

 

 

それにしてもアンドレスは……

アンドレスはナバ平原を右、左と陣を動かしている

バディはアンドレスに「いつまでこんなことしてんのさ」

 

「やはりそうか……」

最初は我々が陣を動かしても全く陣を動かさないところを見て肝が据わっていると思ったが、動かさないのではなく、理由はわからないが動かせないのが正しいのだろう。

陣の張る場所も素人だ

「バディ、次行きますぞ」

「えっ急に!!」

一番左側に来たところでアンドレスは

「紡錘陣形で敵の本陣まで突っ込むぞ!!」

 

パブロと、ジョルディは見張った

「始まるぞ」

 

マルティナが

「右翼の先端からこちらに向かってきます」

ベスタが発令する。

「A地点まで後退する」

と言うと、

「えっ戦うんじゃないの?」

とマルティナの部下達は絵で描いている兵隊がバレたら戦うものと思っていたらしい

俺も自分の魔法で出した馬の操作にだいぶ慣れてきたところだったので、自分の操作でA地点まで走っていくことにする。

隣でロクサーヌが馬を先導してくれているせいか問題なく移動できる

「ルシール、最初の合図を送ってくれ」

「はい」

ルシールは馬上から空に向かって矢を放つ

ピューーー

とその矢は鏑矢のように音を出す。

 

その音を聞いてアンドレスは馬上で驚いた。

「これはなんの音だ?!笛?ラッパ?」

すでに軍の左端に到達したアンドレスは

「これはフェイクだ!本陣に突っ込むぞ!!」

と言うと、3000以上の軍勢がミチオの本陣を目指して勢いを増して行軍する。

 

「なんだ、なんだ!?」とパブロはそのフェイクの兵隊が薙ぎ倒されているを見て体を乗り出してみている。

 

 

次の瞬間

シュ!!という音と共にパンと何かが弾ける音がする

 

パブロの頭が破裂し、そこらじゅうに血が飛び散り太った体はビクビクと痙攣している。悲鳴が上がると同時に、ジョルディの頭も飛び散ったあたりは血の噴水となった。

ジョルディの体だけが周りにのたうち回った。

 

 

「うわぁ……エグ…」とセリーが言う

「これはご主人様には見せられないな……」

ルティナがセリーに聞く

「うまくいきましたか?」

「ええ、頭が木っ端微塵になって、トマトが潰れたみたいになってる。周りにいたエルフが手を合わせてめちゃくちゃ感謝してたよ。自分も死ぬのに……」

「すごい威力ですね」

セリーが放ったのはフィーネの考案した反重力魔法を応用した矢『徹甲矢』。もちろん通常視力では敵陣まで見えないため、ルティナの『クレアボヤンス』の魔法を使い、超超射程の攻撃を可能にした。

2射目は反対側の丘にいるミリアの弓でジョルディの頭が吹っ飛んだ。もし外したらセリーが打つ予定になっていたが、問題なくミリアが打ち抜いた。ミリア側にはパルパが魔法をかけてくれている

 

本陣でそんな事になっているとは思わないので、アンドレスはどんどん距離を詰めているが、すでに俺達が退却を始めているのもアンドレス達は確認できている

 

「バディ、本陣が退却している。追いかけるぞ!」

「わかった!!」

丘の下からでは昨日俺がかけた魔法でセリーが見えておらず、丘と丘の間の谷に回る

谷の幅は30メートルくらいで丘に登ろうと思えば馬でも登れるほどだ

 

マルティナに副長が

「逃げるだけでこの先の川をわたるのは危険ではありませんか?」

「いや作戦通り、A地点まで移動しろ。その先はわたしにも分からん」

「マジかよ…」と小声で答える

 

ミチオ軍…とは言っても150人だが俺がA地点に一番に到着して、次々とミチオの後ろへと回る。俺は馬を降りた

ミチオの眼前には3500以上の兵隊が迫っている。

「ルシール!二発目を!!」

というと

ルシールが2つ目の鏑矢を空中に撃つ。

マルティナのしんがりの騎士団は中央を空けて左右に分かれた

俺は中央が開くと呪文を唱える

「ガンマ線バースト!!」

 

アンドレスは前方のしんがり部隊が左右に分かれ中央が開いたことに疑問を持った。なぜ真ん中を開ける?

アンドレスは長年の戦の中で得た『勘』でその危険を察知した。「ゾクッ」

アンドレスは右にいた兵隊の馬に飛び移りその兵隊を突き落とした。

キラキラと何かが光るものを見た

その瞬間左を見ると、馬が一瞬で足だけになった。

全くナニがあったか分からないが現実として、馬が足だけになり、足から上は消失していた。アンドレスの目にはバディも消えていなくなった。

少し進行速度を落として

「バディ!!」

返事がない。先程の何かでバディが消失した

「なんだあれは!!」

一瞬で800ほどの騎兵隊が消失した

いや、まだ二千以上の兵隊がいる。このまま前進して決着をつける

と決心すると、再び前進を始める

「怯むな!これでも我々の軍勢の方が有利だ!!」

と士気を上げるためアンドレスが大声で言う。

その声に反応して前進を始める。

 

ミチオは続いて、パルパに昨日言われたサモンモンスターの呪文を唱える。レベル10を唱えるとさらに選択肢が出てきたが急いでいるし、意味がわからなかったので、数字の多い方を選んだ

 

ミチオの前の地面が大きく揺れて、地面から大型トラックと同じくらいでかい何かが出てきた

全身が岩でできている人型の魔物!?が出てきた。手には大きな槌を持っている。

「なんだあれ!?」

と唱えた本人も驚いている。鑑定すると

「エルダーアースエレメンタル」と表記されている

次々にそれは地面から生まれた。合計で8体

最後に選んだ数はこの数字か……

 

ロクサーヌも驚いている。近くで見ると、山のように大きくみえる

急に現れたモンスターにアンドレスも慄いている……

「なんじゃあれは……」

さすがのアンドレスも驚愕して前進を止めてしまった。馬も同様に怯えている

エルダーはどんどん前進してくる

 

もちろんマルティナの部隊、湖畔の館の部隊もエルダーアースエレメンタルが突然現れたのに驚いている

何よりそれを呼び出した俺が一番驚いている。

「ルシール、次の矢を」

と言うと、ルシールは呆然としていたが我に返った。

「はい」

ピューーー

三発目の矢が空に放たれた

 

アンドレスは全員に発令する

「丘だ!!丘を登り迂回しろ」

 

左右の丘の上から500騎ずつ現れる

「あの程度で!そのまま丘を登って撃退せよ」

とアンドレスは大声で言った

真ん中で丘に登らずに立ち往生していたものはエルダーにて踏み潰されたり、槌の餌食になっており、そこはもう血の海と化していた。

 

ミチオの部隊は三発目の矢を放ってからは湖畔の館のメンバーが弓矢にて脇から漏れてきた敵に攻撃する。

俺はもう

「マジックミサイル、マジックミサイル」と繰り返し言っていた

光の矢が次々と敵の兵隊を射抜いていく

 

アンドレスの部隊は左右に分かれ丘を登っていく。その途中でもセリーとミリアが高速連射で弓を放ち、ルティナとパルパは呪文で攻撃している

 

矢は次々と敵の頭を射抜く

 

左右に分かれたアンドレスの部隊は、次々と突如現れた落とし穴に落ちていく。昨日俺とパルパとルティナでせっせと作っていた魔法の落とし穴『クリエイトピット』を横一列にたくさん作った

深さは4メートル位で幅は3メートルくらいの穴に次々と馬ごと落ちていく

アンドレスも

「うおっ!!」と穴に落ちかけた時に、馬から飛び降りて穴を回避した。

そこにエマが

「待ってたぞ!!アンドレス!!」

もうかなりアンドレスは負傷しているが

「エマか!!相手にとって不足なし!!」

「セリー、わたしがやるから手を出すなよ!!」

 

「はいはい」と白い目で見ている

セリーは随分とはしゃいでいるエマを見て呆れる

 

ここまでマルティナとマキシムの部隊は何もしておらず、ただ馬で走っているだけだ。

マルティナは独り言で

「これって私たちいなくてもよかったんじゃない?」

マキシムとマルティナの部隊は当然弓も持っていないので本当に接近戦になった時のみ戦闘することになっている。

ただ、まだ目の前に敵は来ていない。

次々と敵兵は蹂躙されていく。ただただエグいものを見せられているだけだ

 

「いやあ……本当に敵でなくてよかったわ」

隣にいた副官が

「いや本当に。味方なのに自分足震えてます」

 

もう地面は血を吸いきれないので、血が水溜りのようになりぬかるんでいる。それに馬が足を取られ落馬している者もいる。一番横にいるエルダーアースエレメンタルは槌の大きさと落とし穴の大きさが、ジャストなサイズで次々とその落ちた穴に遠慮なく槌を振るっていく

 

エマは一人駆け降りアンドレスと対峙するが、

指輪からバーンボールを発動させる

もちろんアンドレスはそれを食らうが迫ってくる。

エマよりも50センチほどデカいアンドレスはエマの初撃を大きな太刀で受ける。

「エマらしくないじゃないか……騎士として」

「お前が騎士を語るとは片腹痛い」

「はははそれはそうだな。まさか追い込んだつもりが、追い込まれていたとは」

「ああ、ちなみに私はもう軍人ではなくミチオの愛人だ」とのろけながら攻撃する

アンドレスは攻撃をいなすとバックステップした

エマは刀をアンドレスに向け言う

「バディ、ジョルディ、パブロはもうこの世にもういない。ここで頭を下げて捕まり、交渉の材料になるか、ここで死ぬか選べ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 




2024.09.16改編
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