※この作品はR-18です。

相思相愛プロジェクト!!   作:わしはトマトが嫌いじゃ

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 タイトルからしてもう意味わかんないけど、過去一番で自分が作ってきた小説で意味わかんないです。えっちぃシーンは作ってあるからそこは安心してね!
 今日はコルネとリリア回です、意外と難産しました。やっぱり複数人を書くと難易度が跳ね上がりますね。特にコルネはひねくれてますからちゃんと表現できているか不安なところです。普段書かないようなキャラですから。でもかわいい。素直になった時はもっとかわいい。
 あ、そういえばYO〇TU〇Eではチャンネル登録お願いします! って言うと登録者数が増えるみたいだから。お気に入り登録お願いします! って言っておきます。……うん、なんか逆に減りそうだから撤回で。
 


CASE4 ダンジョン攻略? いいえ、男女告白です (コルネ、リリア)

 インディ諸島と言われるこの場所で営む武器屋には、ある精霊と契約した少女がいる。名前はコルネ・マルシェ。自他ともに認めるひねくれものである。お客が来れば、極端な値段を提示して、そのせいで店は借金まみれ。彼女の父親の経営方針もいいとは言えないので、一概にコルネが悪いというわけではないのだが。

 彼女が契約した精霊というのはどうも武器に変身できるらしく、しかも超強力らしい。らしいというのは、使いこなせるのは契約したコルネだけであるし、本人も最近まで倉庫に放置されていた彼を見つけるまで忘れていたようであるから、いまだほとんど使っていないのだとか。

 僕はその武器屋の隣で経営する防具屋の店主の息子だ。武器屋と防具屋は二つでワンセット、道具屋が近くにあったら黄金の三すくみに進化するとか。ちなみに父親の弁である。

 父親はまだ現役バリバリで、跡を継ぐにしてもまだだいぶ先であるから、比較的のんびりと生活できている。もちろん、店の手伝いは頻繁に行っているが。

 

「おにーさーん! 今日も敵地偵察しに来たよー!」

 

「うん、入店早々に大胆なスパイ活動の暴露ありがとう」

 

 そしてこのいかにもアホの子で通っていそうな少女はリリア・レクレール。僕とコルネとリリアは幼馴染の関係だ。リリアは特にコルネのことが大好きで、子供の時に彼女からもらった『スサノスティング』をとても大事にしていた。以前ダンジョンにコルネの武器屋の借金返済のための宝探しに行ったとき折れてしまったが、二人の絆は決して消えることはない。ちなみに今言ったかっこよさそうな名前は、ただの木の棒の事である。

 

「コルネちゃんがね、今日こそはダンジョンに行ってやるって、ルグノス君を窓の外に投げ捨てながら言ってたんだよ!」

 

「そうか、それはいい知らせだね」

 

 なんでやー! という剣型の精霊の不憫な叫びが聞こえそうである。合掌。

 リリアには両親が残したダンジョン攻略本なる冒険書をもっていて、それを活用したくうずうずしている。だがダンジョンで迷ったら壁をぶち壊す女の子が、攻略本なんて必要あるのかと疑問に思うが、本人は攻略本のおかげだと譲らないので指摘するのはあきらめている。

 

「だから、おにーさんも一緒に行こうよ! ひょっとしたら伝説の武器とか防具とか見つかるかもしれないし!」

 

「武器はコルネに譲るけど防具は興味あるね。父さん、今から行ってきていい?」

 

 ちょうどお客の採寸を測っていた父親が、くるっとこっちに振り向いて。

 

「ダンジョン攻略……すなわち女の攻略も同然。いい加減二人を落としてこい!」

 

「何言ってんだこの親父」

 

 どうも父親としては僕と二人をくっつけたがっている様子。孫が欲しいからって無茶ぶりもいいとこなのだが。というか結婚できるのはどのみち一人だけだよ?

 

「おにーさん、落とすってどういうこと?」

 

「リリアが知らなくていいことだよ」

 

「わかった! 知らないでおくね!」

 

 リリアの素直さが目に染みる。涙が出そうになった。

 

 

 

「む、来た」

 

「遅いでぇ防具屋のあんちゃん!」

 

 村の広場ですでに出発の準備を整えていた赤髪の少女コルネと、彼女が持っている剣の精霊ルグノスが出迎えた。

 

「これでもリリアに呼ばれて、マッハで準備して来たんだけどね」

 

 今はほとんど空っぽのリュックを背負っているが、ダンジョンで見つけた防具をできる限り回収していくためである。職人が一つ一つ手作りするうちの防具と並んで商品として置くわけにはいかないが、目利き力を鍛えるために参考までに持ち帰るつもりでいる。

 

「あたしは準備の間、待ちわびて分身してた!」

 

「分身するってなんやねそれ!?」

 

「ルグノスよ、分身も知らんのか?」

 

「知ってるわ! する必要があるかって意味や! そもそもできるんかい!」

 

「できるよー!」

 

 リリアがその場で高速反復横跳びをはじめ、三人に分身した。彼女の天性の身体の力がなせる技だ。コルネに言われて昔小さな木を飛び越えて、だんだん大きい木にチャレンジしていったら、いつの間にかこうなっていた。

 

「勢いがすごすぎて、店の物がめちゃくちゃになったけどね」

 

「災難やなーあんちゃん。コルネ、後で店の片づけを手伝いに行ったらどうや?」

 

「なぜ私が……」

 

「幼馴染の不始末ぐらい、一緒に肩を持ってこそやろ」

 

「むむ、ではルグノスをもって……」

 

「? 何で俺ッチが出てくるんや?」

 

「掃き掃除でもしよう」

 

「ほうきやないからなーっ! つーかどうやって掃くねん!?」

 

 ルグノスの扱いが雑なのは相変わらずだ。リリアもコルネに便乗して、割ときついこと言うし。本人にその自覚がないのがより残酷だ。

 

「まあ帰る頃には片付いているだろうから、気にしなくていいよ」

 

「「「コルネちゃーん! 早くいこー!!」」」

 

「いつまで分身してんねや! でも同感や、はよ行くでコルネ!」

 

「そこまで言うのならばしょうがない。ではお兄さん」

 

「どうしたの?」

 

 おもむろにコルネが、僕にルグノスを手渡した。

 

「こ奴は重い、だから道中は預けるね」

 

「せめて持ってくれやーっ」

 

 涙声でルグノスが抗議したが、結局ダンジョンに着くまで彼女が持つことはなかった。

 

 

 

「コルネちゃんあぶなーいパーンチ!!」

 

「魔物が吹っ飛んでいった……」

 

 ダンジョンに入って早々、早速戦闘に入ったが、出てくる魔物はリリアが片っ端からぶっ飛ばしていくので自分はおろか、コルネの出番すらない。

 一応僕も戦闘はできるが、こうまで二人に戦力差があると、荷物持ちとしての役目しか果たせそうになかった。案外最初にルグノスを持たされたのは適材適所だったのかもしれない。

 

「何ぼさっとしとんねんコルネ! ここは俺ッチの力を発揮するチャンスやろ!」

 

「もじゃもじゃうるさい……あっ、いい具合のこん棒が」

 

「やめてー! 少なくともこん棒よりは強い自信あるから……ってか前にもこのくだりしたわ!」

 

「大丈夫だよルグノス君、コルネちゃんはあたしが守るから! おいて行かれても心配しないでね!」

 

「連れてって行ってやー!!」

 

 うーん騒がしいこのメンバー。いまだにルグノスはまともに振って貰っていないし、今日もトラップ確認のために壁とか地面とか突っつかれるだけで終わりそうである。

 

「……はっ、コルネちゃんストップ! 攻略本に、『食べ物の罠は上から檻が落下してくる』って書いてあるよ!」

 

「それがどうかしたんか?」

 

「ルグノスよ、あれが見えぬか」

 

「……部屋の真ん中にたくさん料理が置かれているね」

 

 ちょうど部屋の入り口に差し掛かった僕たちは、明らかに不自然な位置にある料理が目に入った。遠目からでもはっきりとわかるほど湯気が立っており、一目で出来たてなのがわかる。

 

「誰が引っ掛かんねん、あんなあからさまに怪しい罠」

 

「……あっ、もう一つ大変だ!? お弁当持ってくるのを忘れちゃったよ!」

 

「いたわ、引っ掛かりそうなやつ!」

 

 食料無し、あるのは目の前の罠として設置された料理だけ。リリアは目の前にある料理を確保したそうであるだが、攻略本にも従いたいというジレンマからその場でそわそわし始める。

 

「コルネちゃん! おにーさん! どうしよう!? このままじゃお腹がすいて動けなくなっちゃう!」

 

「一旦落ち着こうかリリア」

 

「うんっ、落ち着くっ! ……で、どうしよう!」

 

 全然落ち着く様子のないリリアであったが、ここでコルネが。

 

「……檻が落ちてくる前に料理を持って戻ってくればいいんじゃない?」

 

「なるほど、頭がいいねコルネちゃん! じゃあ行ってくるよっ!」

 

 無茶苦茶なコルネの提案に二つ返事で、リリアは言われたとおりに自慢の身体能力で部屋の中央へ全力ダッシュ。料理が載ったテーブルの目の前に来たあたりで、周囲の床が少し沈んだ。どうやら感圧式のスイッチらしい。

 で、リリアは料理をテーブルごと持ち上げ、檻が落ちてくるかどうかというかの段階ですでに罠の範囲から離れ、こちらに戻ってきた。

 

「ただいまー! コルネちゃんの言う通りだったね!」

 

 満足げな彼女の背後でようやく檻が地面に到達した。相当な重量だったようで、離れたこの位置でも少し揺れた。

 

「いや、リリアだからできたんだよね?」

 

「ほんまそれな」

 

 

 

 ちょうど昼食の時間であったため、リリアが持ってきた料理をみんなで食べることになった。

 

「ルグノスは食べなくてもいいの?」

 

 現在、剣から人型へと変身しているルグノスに、。

 

「俺ッチは精霊やから、ソウルがエネルギー源のようなもんなんや。だから普通の食いもんを食う必要はないねん」

 

「私の飯が食えぬというのか」

 

「コルネが持ってきたんやないやろ! 後おでんの大根を押し付けるなアッツゥッ!?」

 

 ルグノスにおでんを押し付けるコルネ。精霊でなければ火傷になっていた。

 

「誰が作ったんだろうね、この料理。おでんにカレーライス、ミートソーススパゲッティ、イカスミスパゲッティ、ジェノベーゼ」

 

「パスタ料理多ない?」

 

「でも全部おいしいよー! あとジェノベーゼって名前かっこいいよね、スサノスティングみたい!」

 

「剛剣ルグノスより強そう」

 

「いよいよ俺ッチ料理以下になるねんけど!?」

 

 食事中でも平常運転。巻き取った緑色のパスタを口に運ぶ。うん、おいしい。作ったのはどこのだれかは知らないけど、料理人としての腕は確かなようだ。

 

「それはそうと、なんか自然な流れで食ってるけど……これ、毒とか大丈夫なんか? 罠の餌として置かれていたやつやろ?」

 

「んー大丈夫だと思うよ。攻略本に、『捕獲用の罠は生け捕りすることが前提であるため、毒などを用いることはまずない』って書いてあったから」

 

「私が前にダンジョン産のサンドイッチを食べても何もなかったから、腹を壊すことはあり得ぬ」

 

「ダンジョン産のサンドイッチってのも、なかなか意味不明やけどな」

 

「と、意味不明な剣が何かを言っている」

 

「コルネは一応俺ッチの契約者やろ!?」

 

 扱いの悪さにルグノスが抗議する。いつも思うけど、最強の剣ならなんというか、威厳というものを持つべきではないだろうか。

 

「あっ、おにーさん口にソース付いてる! 拭いてあげるね」

 

「ん、ありがとう」

 

 コルネとルグノスが隣で口喧嘩をしているさなか、リリアが腰のポーチからハンカチを取り出そうとする、が。

 

「……」

 

「どうしたの?」

 

「おにーさん! あたし、ハンカチ忘れてきちゃった!」

 

「今日のリリアは忘れ物が多いね」

 

 慌てふためくリリア。何かほかに拭くものがないか探すが。

 

「武器のさび止めセットの布があったよ!」

 

「絶対に人間に使うには向いていないから駄目だよ」

 

「うーん……でもこのままだと、おにーさんの口の周りが汚れたままだし……」

 

 リリアは攻略本を開くが、さすがにハンカチを忘れた場合なんて載っているわけがないだろう。

 

「リリア、いっそうのこと舐めとればいいんじゃ? 幼馴染だから、遠慮する必要もないし」

 

 ルグノスとの言い合いがひとまず済んだコルネが、無茶苦茶を通り越したとんでもないことを言った。幼馴染の女の子が、歳が一つ上ぐらいの僕の唇を舐める。道徳的にアウトな光景が頭の中で浮かび、すぐに止めようとしたが。

 

「そうだね! おにーさんだったら全然大丈夫だもんね!」

 

「何が大丈夫なのそ――うむぅっ……」

 

 全部を言い切る前にリリアが飛びついて、僕の口周りをぺろぺろとまるで飼い犬のように舐め始めた。

 

「……」

 

「……ひょえー」

 

「いやいや、なに提案した本人が引いてんねん! こうなることはコルネが一番わかってたやろ!?」

 

「むう……ファーストキスを先取りされた……キスに入るの、あれ?」

 

「知らんわ! というか狙っとったんかい!」

 

「あの……だれかとめ、ぷぷっ、んぷ」

 

 救いの手は差し伸べられることはないまま、リリアが納得するまで顔を舐められ続けられるのだった。

 

 

 

「二人そろってこのあんちゃんのことを好いているのはよー理解できたわ。普通に考えて生まれつき一緒におるから、仲いいのも当たり前やしな」

 

 昼食を終えてダンジョンの深部に向かう途中、僕と二人の仲のことを、主にリリアが説明した。

 

「ちっちゃいころ、二人で一緒に告白したんだよ。でもあの時、『ジュウコンは犯罪だからだめ』って言われて断られちゃったんだよねー……。ところで、ジュウコンって何のこと?」

 

「めっちゃしっかりしてるやんあんちゃん。昔から散々苦労したやろーこの二人にー」

 

「最初からこうだったから慣れたよ」

 

 年上として、男として、二人のことを守ってやらねばいけない立場にあると感じ、子供のころからすでに大人としての自覚があった。当然告白の意味も分かっていたし、だからこそ丁重に断ったんだけど……。

 

「あの時コルネちゃんが言い出せなかったから、じゃああたしも一緒に言ってあげる! ってなって、それでようやく告白できたんだよね?」

 

「おっ、なんや、ほんまに好きなのはコルネの方だったんか。しかも恥ずかしくて言い出せんかったんやなー?」

 

 からかう材料が見つかって、ニヤニヤしながらルグノスがコルネを茶化した。

 

「違う……」

 

「じゃあ今あんちゃんの腕に抱き着いているけど、歩き辛そうやし離れた方がええんちゃう? 別に好きやないんやろ? どうせリリアに嫉妬して、対抗意識燃やしてるだけやろ」

 

「断る、離れぬ」

 

「ひねくれもんはこういう時に損するんやで?」

 

「ルグノスロー!」

 

「投げてごまかすなやーっ!!」

 

 回転しながら、ルグノスは通路の突き当りまで飛んで行った。

 

「あたしもおにーさんのことは好きだよ! それにコルネちゃんが好きな人はあたしも好きだし、そうなると二倍好きになってもっと好き!」

 

 ピトッと、リリアがコルネとは反対側の腕にくっ付いてきた。発育の良い胸が当たってドキドキさせられる。コルネ? ……ノーコメントで。

 

「じゃあ僕とコルネ、どっちが好き?」

 

「えっ、ええ~……コルネちゃんが一番だけど、お兄さんは二倍になっているから~……うー、わかんなくなっちゃう」

 

 意地悪な質問であったが、ここでコルネが助け舟を出した。

 

「……どっちも同じ好きでいいんじゃない?」

 

「いいの、コルネちゃん!?」

 

「私もリリアのことが好きだし……お兄さんのことも、たぶん、同じぐらいにはなっていると思う、と客観的に判断できる」

 

「ここはすぱっと好きですってゆうたらええやん! 後だれか拾ってーっ!」

 

「いたのか、ルグノス」

 

「いない方がいいみたいに言わんといてーっ」

 

 ルグノスが涙目で抗議した。

 

 

 

 なんやかんやあって、僕らは帰路に着いた。

 

「結局ダンジョンの奥には何もなかったねー……」

 

「前みたいに宝の地図がある、なーんちゅうこともなかったしなぁ」

 

 リリアのパンチで問題なくダンジョンは攻略され、奥には巨大ゴーレムがいたけどコルネとルグノスの『シナジーブレイク』の発動であっさり討伐。終始僕の出番はなかった。戦闘光景は凄まじかったので見てもらいたかったけどね、うん。

 

「まさかレーザー一発で倒れるとは……あと断末魔も変だった。パースターって何?」

 

「俺ッチとコルネの、信じる力の賜物やな!」

 

「おっと、掃き掃除に行かねば」

 

「だからほうきじゃないねんって! 手伝いはいいって言われたやろ!」

 

 道中で拾った武器に混ざり、コルネの背中のカバンの中で揺られるルグノス。僕の方も回収した防具で、リュックの中がパンパンだ。

 こうして一緒に冒険に出るのがもうすぐできなくなってしまうと考えると、やはり寂しくなってしまう。

 

「コルネは……もうすぐこの島から出ていくんだったよね」

 

「うん、ルグノスがうるさいから……」

 

「俺ッチの家族にも会いたいってゆーてたやーん」

 

「あたしも一緒だよ!」

 

 以前の冒険から武器屋の売り上げは上昇傾向にあり、当時寝込んでいたコルネの父親も復活したことで借金返済が現実的となった。二人はルグノスの家族を助けるため、次の目標は以前手に入れた宝の地図に記された『嘆きのダンジョン』に定め、近日中にインディ諸島から去る予定でいる。今日一緒に冒険したのも、しばらく会えなくなるから……という意味合いもあった。

 

「そういや昔、あんちゃんに告白したってゆうてたけど、この際リベンジしてみたらどうや?」

 

「えっ、なんで急に?」

 

「これからしばらくは会えないーなんてゆーてるし、家族とか昔馴染みとか、そうゆうのと離ればなれになる辛さは、俺ッチも理解しているつもりやからな。後腐れがなくなった方がええやろ」

 

「ルグノスにしてはずいぶんと気を遣う。伊達に倉庫で埃をかぶっていたわけじゃないということか」

 

「そうゆうてる本人が十年放置したんやけどな! ……今決めたほうがええで、どうせ店に戻ったらそれどころじゃなくなるやろうしな」

 

「むむう……」

 

「あたしはー……どうしようかな……」

 

 普段大体の行動は即決で実行に移す二人であるが、今回はさすがに悩んでいる様子だった。

 

「……リリア、ちょっと耳を貸して」

 

「うんうん、なになに?」

 

 少し離れた位置で、何やら話し合いをしている。

 

「――で――だから――リリアも――」

 

「――でも――コルネちゃんは――うん――」

 

 途切れ途切れに聞こえてくる二人の声。そうして話し合うこと数分。

 

「……決まった」

 

「おにーさん、『池』まで一緒に行こう!」

 

「あそこに? ここじゃダメなの?」

 

「ムードを知らないの? ……人が途中で来たりでもしたら、もう島に戻れないから」

 

「なんや、やっぱり恥ずかしいだけやないか。人目を気にするっつーうぶなことを言い出すなんて、ひねくれよーが結局心は乙女のうおあぁぁああああっ!?」

 

 からかおうと調子に乗ったルグノスが、コルネによって大投擲。草むらの中に落ちて見えなくなった。

 

「いざ行かん、目指すは思い出が詰まった懐かしの場所」

 

「おにーさん、手をつないでいこう!」

 

「日が沈む前には、帰れるようにしようね」

 

「ムードぶち壊しかねないっちゅーのは承知やけど、せめて連れて行ってくれやーっ!」

 

 ルグノスの空しい叫びが、平原に響き渡った。

 

 

 

 だいぶ日が傾いてきた頃、昔よく三人で遊びに来ていた『池』にたどり着いた。ぼくたちか暮らしている場所からほど近い森の奥まった場所にあり、人の目が向けられることがない。

 

「池っちゅーよりも泉やな。湧き水と一緒にソウルが溢れてるで。なんだか力がみなぎる気がするわ!」

 

「昔三人で冒険ごっこしたときに、偶然見つけたんだ。不思議と魔物も寄り付かないし、隠れて遊ぶには絶好の場所だったんだ」

 

「今でもこの場所を知っているのは、あたしたち三人だけなんだよ!」

 

「しまった、ルグノスに知られてしまった。……埋める?」

 

「神聖そうな場所に似つかわしくない発言やめーや!」

 

 大きく息を吸い込んでから吐き出し、あたりを見渡す。人の手がほとんど入っていないので、昔と全然変わらない。

 

「あそこ、三つの切り株が並んでいる場所。あそこでよく三人で遊んだんだー」

 

「ちなみにリリアが斧でバッタバタ切り倒したやつだよ」

 

「そこら辺ツッコむ気力がもうないわ」

 

 三つの切り株まで移動して、荷物を降ろしてから切り株の上に腰を下ろす。

 

「にしてこのソウル、なーんか混ざってるなぁ」

 

「混ざってる?」

 

「虫よけスプレーみたいな感じで、ソウルそのものに魔物が忌避する性質があるんや。水底にルーンでも沈んでんとちゃう?」

 

「ならば、探してくるのだ、ルグノスよ。ひょっとしたら高値で売れるかもしれない」

 

「え? ちょ待てやああああああ!?」

 

 コルネがルグノスを、池の真ん中にシュート。ばっしゃーんと水しぶきが上がって、哀れな精霊は沈んでいった。本日二度目の合掌。

 

「でもコルネちゃん、見つけても持って行っちゃったらここが魔物に荒らされちゃうよ」

 

「そんなことはわかってるよ。……少しの間、うるさいのには外してもらっただけだから」

 

 後で回収するつもりだったんだ、えらい。ルグノスは精霊だから呼吸の必要はないだろうし、今はコルネの話に集中しよう。

 

「……お兄さん。昔の告白の結果は、私にとって非常に不満な出来事だった」

 

「……だろうね。そのあとしばらくの間、話はおろか、目も合わせてくれなかったからね」

 

「でも言われたからには仕方がないと、それからはあきらめようとした。でも、やはりこうして長く付き合っていれば、燻っていた気持ちが再燃するというのも仕方のないことであって……」

 

「……」

 

 コルネがもじもじして、次に出す言葉をどうするべきか迷っている。その姿はひどくかわいらしい。

 

「ほんとはね、ルグノス君に言われるずっと前から、もう一回告白しようって考えてたんだー。でも、なかなかタイミングがつかめなくて……」

 

「……そして踏ん切りがつかないまま、ここまで先延ばしにしてしまった。本人がいないから言うけど、よくやったルグノスって言いたい」

 

「直接言わないんだ」

 

「絶対からかってくるから……」

 

 ひねくれる必要なんてないのに、僕から言うのも野暮というものだろう。

 

「だから、今からもう一度するね」

 

「おにーさん、あたしたちと……付き合ってください!」

 

「さい」

 

「せめて略さずに言おうよコルネ」

 

 こうして二人からの告白を受けたわけだが、さて、どう返したものか。二人に恋愛的な意味で好かれているのはとてもうれしいし、出来ればそれに応えてあげたいとも思っている。しかし――。

 

「二人同時は……ダメな気がするんだよね」

 

「えーやっぱりー?」

 

「……それじゃあ昔と何も変わらない」

 

 分かってはいるんだけど、お付き合いするということは結婚も視野に入るわけで。そうなってくると倫理的に二人同時というのはいろいろと許されないと思う。

 

「どうしたら一緒にお付き合いしてくれるのー?」

 

「どうしたらって……」

 

「……いっそうお兄さんも一緒に島の外へ出ればいいのに」

 

「えっ?」

 

「そうすれば、私たちをとがめる人はいなくなるよ。ずっと一緒に冒険もできるし」

 

 確かに島によっては一夫多妻制をとっている国もあるかもしれないし、実際に一部の国では王族は複数の嫁を娶っているらしい。

 

「でも島から出るの、父さんが許してくれるかどうか……」

 

「あたしたちからもお願いするよ! 大丈夫、何とかなると思うから!」

 

「……できれば、一緒に来てほしい」

 

 かわいい年下の幼馴染二人から懇願されれば、断るのは無体というもの。悲しいお別れになるぐらいなら、面白おかしく二人と一緒にいた方がずっといい。二人と付き合う分には父親は肯定的だし、後は僕自身の覚悟だけだ。

 

「……わかったよ。僕も一緒に行く」

 

「……!」

 

「やったーっ!」

 

 顔の表情を明るくさせるコルネと、飛び跳ねて喜ぶリリア。やっぱりこの二人には、暗い気持ちは似合わない。

 

「じゃあ恋人になったから、今からいっぱいチューしよう!」

 

「むっ、リリアには負けられない」

 

「えっ、二人とも?」

 

 トントン拍子に進む展開についていけないまま、枷が外れた猛獣のごとく二人が飛び掛かり、僕は切り株から落ちて覆い被された。下は柔らかい草に覆われているため、押し倒された痛みはない。

 

「ふ、二人とも、一旦落ち着かない? ここはせめて仲良く順番に――」

 

「……私たちは長い間、ずっとこの気持ちを抑えていたから。我慢なんてできない」

 

「コルネちゃんといっしょにー……ちゅーっ」

 

「ちゅー」

 

 二人の少女から浴びせられる接吻の雨。初めて受ける愛溢れるキスの暴力。僕が思っていた以上に、二人は子供から女へと成長していたようだった。

 

「ちゅぅぅ……ふうっ、回数は私の方が多い」

 

「ちゅぱっ……あたしは口にした回数はコルネちゃんより多いよ!」

 

「どういう張り合いをしているの二人とも」

 

 何分か経ってようやく解放されたが、二人の標的はすでに別の物へとシフトしていた。

 

「リリア、お兄さんの上の服を脱がして。私は下を……」

 

「うんっ。おにーさん、ちょっと動かないでね?」

 

「ま……待って待って待って、なんで脱がすの?」

 

「なんでって……恋人になってキスしたら、次はえっちをするんじゃないの?」

 

「どこで身に着けたのその知識。というか間違っているよたぶん!」

 

 僕の指摘に意を貸さず、二人は連携してどんどん僕の服を脱がしていく。

 

「……うわっ、パンツが盛り上がってる」

 

「ええっ、大丈夫おにーさん!?」

 

「大丈夫……大丈夫じゃないけど大丈夫……」

 

 ズボンを脱がせたコルネが、見つけたソレに驚きの声を漏らした。

 

「興奮すると膨らむとは……やっぱり情報は本当だったのか」

 

「どこから得た情報なの……?」

 

「それよりも、レクチャー通りに進めよう」

 

 がばっと両手をかけて、パンツ越しににぎにぎし始めるコルネ。

 

「こ、コルネちゃーん……触っても大丈夫なの? おにーさん苦しそうだよ……?」

 

「むしろ放っておくほうが苦しいらしい。リリアも手伝って」

 

「そうなんだ、じゃあ……にぎにぎにぎ」

 

 二人がかりで僕の息子を触り、握りしめる。二人が全く違う動きをするものだから慣れることもできず、痺れるような刺激に腰を震わせてしまう。

 

「さて、じゃあこの邪魔な物も下ろしてしまおう、えいっ」

 

「わひゃあっ!? コルネちゃん、魔物が出たよ!」

 

「誉め言葉なのかどうかわからないけど恥ずかしい……」

 

 パンツを降ろされて二人の視線が交錯する位置に現れた、僕の男性の象徴。たっぷりとキスを受けたときに、すっかり硬くなってしまっていた。

 

「おかしいなー……子供のころに一緒に水浴びした時と、大きさも形も全然違うよ?」

 

「リリア、これはお兄さんが私たちと子供作る気があるっていうことだよ」

 

「そ、そうなの? お兄さんとの子供……えへへ~」

 

「ちょっと解釈違うよ!」

 

 性器の機能としては何も間違ってはいないのだが、硬くなっていたらイコール子作りとはならないと思うのだが。

 

「ふむ、重婚はダメだとか言ってたけど、結局はお兄さんも結婚する気だったんだね」

 

「だから解釈がちょっと違うって、まだ身を固めるつもりはないから!」

 

「コルネちゃん、これをどうすればいいの? また触ってあげればいいの?」

 

「それもいいけど、私たちの方も準備する必要がある」

 

 そう言ってコルネは、自分のホットパンツを脱ぎ始めた。

 

「脱いじゃうのコルネちゃん!?」

 

「こうしないと子作りできないから……リリアは嫌?」

 

「そんなことないよ! コルネちゃんが脱ぐならあたしも脱ぐ!」

 

 まったくためらうこともなく、リリアはスカートを履いたままパンツだけを脱いでしまった。

 

「コルネ、別に今日ここでしなくたって……」

 

「嫌、三人で遊んだここが良いの」

 

 パンツも脱いだコルネが、自分の秘裂を見せつけた。顔を赤くして、息を荒くして、指でその割れ目を広げる。その奥はわずかに濡れていて、ぷっくりと膨れた淫豆がその上にちょこんと乗っていた。

 

「リリア、ここに……お兄さんのおち〇ちんを入れて、ずぼずぼ抜き差しするんだって」

 

「へええー……お兄さんの凄い大きいけど、入るのかな……」

 

「最初は痛いらしいけど、だんだん気持ちよくなるらしい」

 

 性交について無知だったコルネに吹き込んだのはいったい誰なのか。絶対に島から出る前に見つけ出してとっちめると心に誓った。

 

「リリアもここ、少し濡らさないと」

 

「水じゃダメなの?」

 

「自分で興奮して濡らさないといけないって。こんなふうに」

 

「ひゃうぅっ」

 

 コルネがリリアのスカートの中に手を入れて、穢れを知らない秘裂に指を差し込んだ。指を抜き差ししたり、上下に動かしたり、細い指でもまんべんなく刺激を与えるべく、複雑に動かしていた。

 

「ここをいじり続けて、濡らすらしい」

 

「あふぅ……なんか変な感じ……」

 

「おお、ちょっとぬるぬるしたのが出てきた……」

 

 くちゅくちゅと音が立ち始める。リリアの肌が紅潮して、体をくねらせガクガクと足を震わせ始めた。体中に汗が滲み、淫猥な魅力を掻き立てる。

 

「リリアも私の方……触って?」

 

「こ、こう……? わあ……熱いよ……」

 

「んん……あっ、リリアの指が、入ってくるっ……」

 

 二人の少女が僕の上で、互いの性器を愛撫しあう。日常離れした光景に興奮を覚え、何もされていないにもかかわらず僕の息子がさらに硬度を増すのが感じられた。

 

「これくらいでっ、いいから……はあっ、あう、んん……」

 

 コルネの指示で同時に指を引き抜く。まだ準備段階だというのに、二人はすでに息も絶え絶えだった。引き抜いた指には相当量の愛液が付着している。

 

「まずは……私から」

 

 愛液にまみれた性器を広げ、コルネが僕のすぐ上に腰を移動させる。僕の怒張を握り、自分の性器にあてがって、一気に腰を下ろした。

 

「はああっ、あああ、あっがっ……くうっ……!」

 

「はあはあ……コルネのナカっ……熱くてぐちゃぐちゃ……!」

 

 間違いなく処女だったコルネが、喪失の痛みに歯を食い縛って耐える。根元まで収まり、肉棒の先端がコルネの子宮を押し上げた。

 

「コルネちゃん……血が出てる……」

 

「へい、き。お兄さん、うごく、よ?」

 

「自分のペースで……うおっ」

 

 膣奥から血がにじみ出るのも構わず、涙目のままコルネはまたがった状態で腰を振り始めた。彼女が倒れないように、僕も腰をつかんで支える。

 こっちは確かに気持ちいいが、コルネはどうも苦しそうだ。許容量を超えた大きさのイチモツが貫いているのだから仕方がない。愛液は溢れているため感じていないわけではないはずだが……。

 

「痛そう……どうにかできないかな……」

 

「リリア、コルネの胸をいじってあげて。気がまぎれるかも」

 

「なるほど、やってみるね! ……こう?」

 

「あんっ、やぁ……」

 

 リリアがぺったんこなコルネの胸を、背後から服の隙間に手を差し入れて直接揉みしだく。教えてもいないのに乳首を重点的に攻めて、爪でカリカリと掻いたりしている。

 

「うっ……ナカが、キュルキュルって締め付けが強くなった……」

 

「り、りあ。乳首ばっかりは……はうっ!」

 

「コルネちゃん気持ちよさそう……もっとやるね?」

 

「ひっ……ひねるようにつまんじゃ……おっくっ、もぉ……凄いゴリゴリする……! あっ、弱いところっ、ばっかりはやだぁ……!」

 

 ようやく痛さよりも快感の比率が大きくなったようで、腰の動きも積極的になる。愛液の分泌量が増え、コルネと僕の腰を濡らした。ここだけ土砂降りにあったかのようだ。

 

「き……そうっ。大きいのが来そうっ……」

 

「コルネ……出しちゃうから、抜いて……っ」

 

「なか……ナカ以外、認めないっ。絶対にここに入れてもらうから……!」

 

 引き抜くどころかコルネは腰の動きを加速させて、射精を促してくる。我慢しようと腰に力を入れて耐えようとしたが、その努力は一瞬しか持たなかった。ドロドロのゼリーのような精子が溢れ出し、根元まで咥え込んだと同時にコルネの子宮に直撃した。

 

「んぐあああっ、ああうぅっ、あ、ああああっ!!」

 

 怒張が脈打つたびに体をはねさせ、のけ反りながら全身を痙攣させるコルネ。入り切れなかった精液が、破瓜の血に混じって結合部から溢れ出た。

 

「す、すごいよコルネちゃん……なんだかよくわからないけどすごいよ!」

 

 後ろで胸を揉みしだいていたリリアが胸から手を放し、コルネの上体を支えながら彼女の淫靡な乱れ具合に見惚れていた。

 

「はあはあ……体が、飛ぶかと思った……んはあっ」

 

 射精が収まりコルネの方も落ち着き、ようやく彼女は腰を上げて蜜壷から性器を引き抜いた。大量の精液と愛液が混ざったものが、どぼどぼと垂れて太腿を伝い、地面に落ちていく。

 

「こんなにいっぱい出したのにおっきいまま……これなら連続でいけるかも」

 

「ちょ、ちょっと休憩……」

 

「だめ、リリアを待たせる気なの?」

 

 左を見ると、リリアがコルネと同じぐらい顔を赤くして、耐えきれず自分の入り口をいじっていた。

 

「コルネちゃんがあんなに気持ちよくなって……あたしも、やってほしいなぁ……」

 

「あーもう、しょうがないなぁ。……おいで、リリア」

 

 飼い主に呼ばれた犬のようにパッと顔を輝かせて、リリアが僕の上に跨った。そして股を広げたリリアは、精液まみれの怒張に目掛けて腰を落とす。

 

「ひゃあああああっ! 広げられてるよぉおっ!?」

 

 ぐちぐちと音を立てて、リリアの膣に杭が打ち込まれた。コルネとは具合が違い、身長が高いリリアはコルネよりも膣のサイズが少し大きく、子宮を押し上げることはなかったが丁度良く収まった。

 

「かたち、分かっちゃう……おにーさんのおち〇ちんの形、覚えちゃうよお……」

 

 コルネのようなキツさはないものの、優しく怒張全体にまとわりつく肉壁の感触はとても心地いい。

 

「えへへ……コルネちゃんが気持ちよくなったおち〇ちん……あたしのナカに入ってる……」

 

 彼女もまた処女で、挿入時に痛みはあったはずだが、苦痛を感じている様子はなく、ただただ幼馴染と同じ性器に貫かれたことに喜びを感じているようだ。

 しかしその背後に回って、恍惚とした表情を作るリリアに手を伸ばすひねくれ少女が一人。

 

「うひゃぁっ!? こ、コルネちゃん、いきなり胸をつかまないでよぉ」

 

「さっきの仕返し。えいえいっ」

 

 下から掬い上げるようにリリアの両胸をつかんだコルネが、露出が多い彼女の服を脱がせながら揉みしだく。指が沈むほどの強さで、胸全体をこねくり回す。

 

「お兄さんも早く動いてあげて」

 

「じゃあリリア……いくよ」

 

「うん……あっ、ひぃ、きゃあっ!」

 

 今度は僕が下から腰を突き上げて、リリアの膣を抉る。適度な強さで締め付けてくるリリアの膣内。肉襞がエラの部分に引っかかるたびに、彼女が歓喜の悲鳴を上げる。

 

「おま〇こもおっぱいも、どっちも気持ちよくなって……あっ、だめぇ!? そこつまむのは……おにーさんダメだよぉ!」

 

 右手で膣穴のすぐ上にある敏感に肉芽を摘まむ。すりすりと指を動かすだけでリリアは過敏に反応し、どぷっと蜜を噴き出した。

 

「こ、コルネちゃんもぉ……おっぱい乱暴にしないでよー……」

 

「うるさい。いつも私に抱き着くとき押し付けてきて。私に胸がないことを気にしているのに、当てつけにこんなに大きいのを顔に埋めてくるんだから」

 

「そんなつもりはないよ……あああんっ、おま〇こ、すごいっ、突き上げてきたよぉ!」

 

 愛蜜垂れ流す秘裂に意識を向けたら丸い巨乳が虐められ、立派な両胸に意識を向けたら今度は股間が蹂躙される。僕とコルネの連携は、リリアをたちまち追い詰めていった。

 

「お腹のナカ……キュンキュンして……あうぅぅ、なんか来ちゃうっ!」

 

「お兄さん、リリアにもいっぱい、出してあげて」

 

「……もう今更、我慢する必要はないか」

 

 膣が縮小して、リリアが絶頂の兆候を見せる。僕の方も子宮口に先端を押し付けて、ぐりぐりと螺旋を描くように腰を動かす。

 数十秒後、僕とリリアは臨界に達した。

 

「ひっ、はひゃああああぁぁぁ!! 奥に出てる……よぉっ……!」

 

 ドクンドクンと肉の凶器が脈打ち、精液がリリアのナカに注ぎ込まれる。二回目は最初と比べて精液の量が少なく、溢れることなく彼女の子宮を満たしていった。

 

「うぅ、ん……タプタプ熱いのが……えへへ、お兄さんと子作りしちゃったー……」

 

「……そうなんだよね、エッチ、しちゃったんだよね」

 

 ひとしきりに射精をして頭が冴え、冷静になってとんでもないことをしてしまったと自覚する。もし妊娠してしまったらどうしよう。

 

「問題はない。お兄さんのお父さん、子供が見たいって言ってたし。そのためにレクチャーを受けてきたし」

 

「……レクチャーっていうことは、さっき情報を仕入れたって言ってたのって」

 

「うん、知識をつけて、お兄さんと夫婦になれって」

 

「あの親父……」

 

 どうにかリリアに言って一発パンチをかましてもらおうか。あんな性的なことを息子と同年代の少女に教えるなんて、捕まってもこっちは知らない。

 

「おにーさん、これであたしたち、恋人関係に一歩踏み出せたってことだね!」

 

「一歩どころか十歩ぐらい飛び越えた気がしたけど……」

 

「何段飛び越えてもいいよ、好きに限界はないし」

 

 ほっぺたにキスしてくるコルネ。

 

「……素直だね」

 

「えっ?」

 

「コルネ、最初はちゃんと好きって言えなかったのに、今は正直に答えられたから」

 

「……それはお兄さんの幻聴だから」

 

「無理があるでしょ」

 

「コルネちゃん照れてるー」

 

 それから少しばかり休憩し、服を着直して荷物をしょい込む。

 

「それじゃあ帰ろう。……今日のこと、誰にも喋っちゃだめだよ」

 

「うむ、私のこの島での立場が危うくなるし、口外しないと誓う」

 

「お口チャックするから、安心して!」

 

 若干一名不安な人間がいるけど、島を出るまでの辛抱だ、我慢する。

 

「さてと、じゃあルグノスを池から引き揚げようか」

 

「あっ、すっかり忘れてた」

 

「あたしが飛び込んで持ってきた方がいいかな?」

 

 などと議論をしていると、池の真ん中がいきなり盛り上がった。

 

「な、なに?」

 

「……人?」

 

 池の真ん中から現れたのは、耳のあたりから魚のヒレのようなものを突き出した、ピンク色の髪をした女性だった。

 

「その、本当はすぐに出るつもりだったのですが……お邪魔してはいけないかなーと思いまして……」

 

 ちらちらっと見てくる池の女性。二人と僕とのあーんな出来事を、終わるまで見ていたということか。すごく恥ずかしい。

 

「というかいつから居たのそこに」

 

「あたしでもそんなに長く潜っていられないよー」

 

「……池のお姉さん。その手に持っているのって」

 

「ええ、そうです、ここからが本題です!」

 

 女性が水面下に隠れた両手を持ち上げ、その手に握っているキラキラ輝くものを見せてきた。

 

「あなたが落としたのはこの銀の剣ですか? それとも金の剣ですか?」

 

「ルグノスが金と銀に……」

 

「いやどう考えて別物だよね」

 

「違うよー! ルグノス君はそんな派手な色をしてないよ! 後おしゃべりなんだー!」

 

 勝手にリリアが答えてしまい、女性はにこりと笑った。

 

「正直者のあなたたちにはこの金の剣を差し上げます。これからも正直でありますように……」

 

 そう言って金の剣を投げ渡した女性は、再び池の中へと潜っていった。

 

「戻っていった……」

 

「三人だけの秘密の場所ってわけじゃなかったのか……」

 

「どうしよう、この金ぴかルグノス君」

 

「とりあえず、お金にはなりそうだし」

 

 コルネが剣を拾い上げ、背中のバッグに入れた。

 

「さて、金物ルグノスを手に入れたところで、もうすぐ夜になりそうだし急いで帰らねば」

 

「って待て待て待て―――っ!! 肝心の俺ッチがまだ池の中におるやろーっ!」

 

 ザブーンと水をまき散らして、ルグノスが水面から飛び出した。

 

「あっ、安物ルグノス」

 

「誰が安物やねん!? 最強っていう唯一無二の個性があるやろ!」

 

 もうさっきまでの情事の空気は完全に消えてしまった。

 

「自力で出られるんだったら最初からそうすればよかったのに。……かまってちゃん?」

 

「誰がかまってちゃんや! 水に含まれるソウルを利用して、水流を起こして脱出したんや! いくら豊富ゆーてもソウル集めるのに時間かかったんやからしゃーないやろ!」

 

 地面の上で跳ねて、ご丁寧に説明するルグノス。

 

「ったく……んで、話は済んだんか? ずっと水の中にいたせいで何やってたのかまるで分らんのやけど」

 

「……うん、話はついた」

 

「おにーさんも一緒に、ダンジョン探しの旅に来てくれるって!」

 

「いいんか? あんちゃん店のこともあるやろ?」

 

「まあまだ父さんは元気だし、話してはみるけど大丈夫だとは思うよ」

 

「ふーん、んじゃ、告白は大成功っちゅーわけやな!」

 

「だい、せいこう……」

 

「ん、なんやコルネ?」

 

 ルグノスが見る間に顔を赤くしていくコルネに不思議がる。が、僕には何となくその理由が分かった。

 成功と、性交。語感が似ているから思い出してしまったのだろう。

 

「……リリア、やっていいよ」

 

「はーい! とおおりゃあああっ!」

 

「うっぎゃあああああ!!?」

 

 強烈なパンチを受けたルグノスが、最後まで理由を知ることなく吹っ飛んでいった。




 プロの小説家のような語録に富んだ人間になりたい……。ランキング上位を目指しているわけじゃないけど、そういう人たちって大体語彙力もアイデアも創作技量もやっぱり段違いなので、参考までに時々読ませてもらっています。……個人的な興味で読むのがほとんどですけど。
 原作に準拠のキャラ性にするか、それとも都合のいいように解釈してはっちゃけさせるか悩みどころ。今のところ迷走している感じですね。むろん完全に別人にするつもりはないですよ。ほら、現にコルネちゃんはルグノス君を何度も投げてるでしょ?
 こねくりダンジョンの続編出ないかなー……コルネとリリアの絡みをイベントでまた見たいんですよね。というか何年嘆きのダンジョンに行けてないんだろうルグノス。倉庫で十年放置されていたからそれぐらい我慢できるのかな。
 今まで書いたやつずっと告白、からのエッチが続いているので、次はそれ以外のパターンで書きたいですね。それじゃあ、また。
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