※この作品はR-18です。

相思相愛プロジェクト!!   作:わしはトマトが嫌いじゃ

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 最初に言っておきますけど、今回はエッチいのはありませんからね! 長引いた挙句すまんな……次回はなるべく早く出すから……。
 タイトルから分かる通り複数話にまたぎます、たぶん全部で二話で済むと思うけど。その影響で今までと比べて短めです、キリよく分けようと思ったらこうするしかなかったんや。
 そんなこんなでリーランです。独自解釈が多分に含まれる内容ですが、何しろイベ後の彼女の動向がほとんど確認できなかったもので。「こんなこと言い出す人じゃないよね?」という指摘にはまあ……そうですねとしか。勝手に解釈して勝手に筆が進んじゃうタイプの人間ですので、そこは目をつぶってください。


CASE6ー1 冬が来ても、花は枯れず (リーラン)

「……ここに印を押して……ではメイリン、ハオにこれを」

 

「お任せくださいっ! とりゃあああああ!」

 

 軍師として国に仕えているハオの妹メイリンが巻物を受け取った後、猛烈な速度で部屋から出て行った。

 

「……火急の懸案ではないのですが、まあいいでしょう」

 

 今メイリンに渡した巻物で、とりあえず午前中に処理しておかなければならない懸案は最後だ。すぐに国中届いた報告が集まると思うけれど、早めの昼食をとれる程度の時間はできたはず。

 

「やあリーラン、まだいるかい?」

 

「……ああ、あなたですか」

 

 今しがたメイリンが出ていった出口から、部屋と通路を隔てる布幕をかき分けて、ねじれた大きな杖を持った一人の男が入ってきた。

 タイカンではあまり目にしない白い外套を着こんだ、異邦の魔道士。赤い瞳と優しい顔立ち、雪のように白い髪という、広義で言う“イケメン”に分類される人だが、私は少し苦手としていた。悪い人ではないのだが、良く面倒ごとを起こすし、何を考えているのかよくわからないので少し敬遠していた。そこが好き、という女性もちらほらいるが、今のところ私はその魅力は理解しがたいものだった。

 

「おや、仕事の邪魔だったかな?」

 

「いえ、たった今終わったばかりです」

 

「それは好都合。といってもそれを予想してきたんだけどね」

 

「……また不要な問題を発生させた後の事後報告ですか?」

 

 分かりやすく眉間にしわを寄せる。この男が私の方に自ら出向くときは、半分の確率で彼がらみの事件の後処理を任せる時なのだ。変に無駄な仕事を増やさないでほしい。

 

「いやあ、はは、そんなふうに身構えられても困るなあ。まるで私がトラブルメーカーみたいじゃないか」

 

「今まであなたが起こしてきた事件の報告書を、今からここに積み上げましょうか?」

 

「さてそんなことより、二人そろって町で昼食を、と思ってね。水餃子がうまい店を見つけたから、ぜひ紹介したいんだ」

 

「……はあ、まあいいでしょう」

 

 目を放して面倒事を増やされても困る。少しの時間でも監視する必要があると考え、私は席を立った。

 

 

 

「最近のこの国はどうだい? 君のその仕事ぶりを見ていると、まだまだ安定しているとはいいがたい様子だけど」

 

 宮殿を出て店に向かう道中、彼がそんなことを聞いてきた。

 

「あなたは政治には、関心がないって聞きましたけど」

 

「そのとおりさ、でも自分の身の振り方を考えるには、少しぐらい把握した方がいいと思ってね。魔道士見習いたちの教育にも、方針を考える必要もあるからね」

 

 彼は宮廷魔道士として戦場に赴くときもあるが、平時は国内に近年創設された魔法学校で教師を務めている。タイカンでは魔法はなじみが薄いが、それでもそれなりの人数の学生がいるらしい。

 

「……やはり統一されたとはいえ、元敵国兵士による盗賊行為が後を絶ちません。元々の政治形態が三国で違うのもありましたから、それぞれの街での法の違いによる事件も、減少傾向にはありますけどいまだ出続けています」

 

「何よりその混乱を増長しているのが――ケンセイ殿の死」

 

 唐突に吐き出されたその言葉に、びくりと体を震わせた。

 戦乱の島と呼ばれた『タイカン』。数か月前までは三国が覇権を争っていたが、最終的にライゴウの王であるケンセイが直接軍を率いて、大国オードを下し、残りの一国も時同じくして闇の王の後継者たちの助力を得た別の軍で打倒して統一を果たすことに成功した。統一をなしたと同時に、国名を島と同じタイカンへと改めている。

 しかし数日後、波蝕の島における帝国、連邦、タイカンの連合軍に対する闇との激戦のさなか、使えていた君主ケンセイが後継者の少女をかばって壮絶な最期を遂げた。私が追って合流した時には、すでに――。

 

「ライゴウ殿の人を率いる力は随一だったからね。強力な王がいなくなって、統合した二か国はおろか、ライゴウ元来の領土内でも、大頭しようとする勢力が生まれつつある……というのが、ほかの教師たちから聞いた噂だね」

 

「……私の、力不足で」

 

 ケンセイ亡き後、副官であった私が暫定的に国の長としてまとめることとなった。統一直後で安定していなかったタイカンを、一日でも早く落ち着きを取り戻そうと奔走しているが、いまだに努力が実を結んでいないのが現状だった。

 

「君を責めているわけじゃないさ。三つの国が合わさった大国であるタイカンを統治するのは並大抵の努力で何とかなる所業じゃない。これはケンセイ殿が存命だったとしても、変わらなかっただろうね」

 

「……平和な国にするには、もう少し時間がかかりそうです」

 

「ゆっくりでいいのさ。急激な変化は人も国も苦しめるだけだろうからね。……なんて私が言えた立場じゃないけどね、っておおっと、ここだここ、危うく行き過ぎるところだった」

 

 急に足を止めた彼の背中にぶつかりそうになる。右に顔を向けると、怪しい雰囲気の、格子窓から湯気が漏れ出る店があった。気づけば人通りの少ない細道に入っていて、周囲の店も同様にどこか胡散臭い印象を受ける。

 

「……間違えていませんか?」

 

「間違いないさ。昨日飛び込んで自分の舌で確認したからね。味は保証するよ」

 

 そう言って彼は躊躇なく店の暖簾をかき分けて中に入っていく。私だけが入らないわけにもいかず、渋々彼について行った。

 

 

 

 予想通りに、一癖二癖あるような男たちがたむろしていた。入るなり睨みつけるような品定めするような、少なくとも見られている側としてはあまりいい気分ではない視線を向けてくる。

 

「ぷはーっ! この国の酒は味わい深いねえ。いろいろと試したくなるってものだよ」

 

 一方そんな視線に気にも留めず、入ってすぐ奥の厨房にいる女性に注文したのが前述した水餃子二人前と、茶色く熟成したお酒。届いてすぐ熱々のスープに漂う水餃子を口に入れ、琥珀色の酒を呷っていた。

 

「……この後あなたも仕事があるというのに」

 

「私が酒に強いというのは君も知っているだろう? 一杯で済ますから見逃してもらいたいな」

 

「生徒に示しがつかないとは考えないんですか?」

 

「その辺りもすでに織り込み済みさ。それに自由さで量るのなら、あの生徒たちも私と引けを取らないと思うよ?」

 

「自由気質というのは自覚していたんですね……えっ? 引けを取らない?」

 

「私は水餃子だけでは足りないな……酒も終わったしエビチリと白米を追加しようかな?」

 

 のんきにそんなことをつぶやきながら考える彼の背後で、入り口にかかる暖簾をかき分けて複数人の少年少女が入ってきた。私たち以上にこの場で浮いている彼らは店内を見渡して、私たちを見るなり杖を構え――杖?

 

「見つけた! 先生だ!」

 

「すぐに決めるぞ!」

 

 などと口々に叫んだ後に、杖をふるって様々な属性の魔法弾を放ってきた。

 

「――っ! 危ない!」

 

「おっと」

 

 反射的に叫んだけれど彼は慣れている様子で杖の石突を床に突き立てるように打ち付け、せりあがるように氷の壁を作り上げた。弾は壁に当たり、細かい破片をまき散らしたが突破されずに防ぎ切った。

 

「まったく、人がいない場所にしろと言っているのに」

 

「……今、先生って呼ばれましたよね。彼らってまさか」

 

「その話は後で。やれやれ、手加減するのも大変だなあ」

 

 言葉とは裏腹にどこか楽しげの彼は、席から立ち上がって周囲の空気を凍らせ始めた。

 

 

 

「君たち! 私を襲撃するのは開けた場所にしろとあれほど言っておいたじゃないか! これからも贔屓にするつもりだった店をめちゃくちゃにして、どうするつもりだい!」

 

 髪に氷をくっつけたまま毛布にくるまって寒さに震える少年少女たちを前に、“冬の魔道士”としての力をほんの少し発揮した彼が、少しも威圧感がない口調で説教していた。ちなみに一連の戦闘の最中に、元々の客たちはみな蜘蛛の子を散らしたように逃げていった。後で店の人に謝らなければ。

 

「やはり生徒だったんですね……」

 

「魔法学校を開設して間もないころに、学びたての魔法を試そうと生徒同士で決闘が頻発してね。常に保健室のベッドが満杯になっていたほどさ。かと言って実戦で得られる経験というのは代えがたい力になるからね。そこで実技科目という名目で、生徒たちがグループを作って私に挑む時間を作ったわけさ」

 

「……近年あなたが関係した被害報告が増えていたのって」

 

「いやー、まあ、ははははぶふぉーう!?」

 

 後々学校の教育方針に口出しする必要があると意思を固め、とりあえず彼の顔面に正拳をお見舞いした。大げさにのけ反って倒れたが、ワザとのけ反っていたので見た目ほど大して痛くはないはず。

 

「まったく……すみません、後で後片付けに人を向かわせますから、彼らに水餃子を作っていただけませんか? 料金は彼から」

 

 奥の厨房で隠れていた女将に、図々しいとは思いつつも注文をした。

 

「え、私から?」

 

「当たり前じゃないですか、彼らの教師なのでしょう?」

 

「……経費が落ちたりとかは?」

 

「水餃子数皿に経費が出るわけがないでしょう。そのぐらい自分で出してください」

 

「君もう少し私に対するあたりを優しくしてもいいと思うな! 宮殿だと同僚じゃないか!」

 

「では女将さん、私の分はこれで……おいしかったです、また来ますね。今度は一人で」

 

 立ち上がりかけていた彼を尻目に、自分の食事の代金のみを支払って即刻立ち去った。「まだ本題に入っていないんだけどー!」と叫んでいたが、そんなことを聞く暇はないので無視する。後で彼自身がすぐ時間を見つけてこちらに押しかけてくるのは間違いないため、こっちが合わせる必要はない。

 

(どのみち、また面倒事を押し付ける気なのでしょうけど)

 

 避けられぬ問題に肩を落としながら、私は宮殿に戻った。

 

 

 

 予想に反して、彼が再び私の下に来たのは一日の業務が一通り終わり、自室で窓からの夜風に吹かれながら個人的な書簡をしたためていた時だった。

 

「やあやあ、夜分に失礼」

 

「……ああ、あなたですか。今日はもう来ないかと」

 

 昼に会った時と同じ反応を示しつつ、波蝕の島での協力者たちに向けたお礼の手紙を書く手を止めた。湯浴みも済ませて着ているのは薄い絹の寝間着で、下に着ているものが透けて見えてしまいそうなほどのもの。上に何か羽織る間もなく彼が中に入ってきてしまった。

 だがそんなことを彼が気にするとは思えないし、あからさまに羽織ると冗談めかしてからかってくる可能性があるので、むしろこのままでいい、と私は判断した。

 

「話したいということは、まあ、どちらかというと身内にあまり聞かれたくないことだったからね。宮殿内でとなると、皆が寝静まるこの時間が最適だったのさ」

 

「身内に聞かれたくない? まるで悪いことをして自白しに来た子供のようですね」

 

「まあ、聞かれたくないのは主にリーランの方だと思うけどね」

 

「……とりあえず伺います」

 

 皮肉を込めて冷やかしたつもりだったが、そのように返されるとは思わなかった。単純な話ではなさそうと思い、机を挟んで反対側にあるもう一脚の椅子に座るように促した。

 

「失礼するよ」

 

「それで、お話というのはどういったものでしょうか?」

 

「焦らない焦らない、呪文も会話も急いだら噛むからね」

 

「昼間あんなに慌てて私を止めようとしたくせに」

 

「それは置いといて、だ。君に一つ聞きたいことがあってね」

 

「はあ……なんでしょうか?」

 

「君、自分はケンセイ殿を超えられないと、感じているだろう?」

 

「…………」

 

 聞きながら動かしていた細筆が大きくぶれ、ほぼ書き終わっていた手紙が一枚台無しになってしまった。しかしそんなことはどうでもよくて、動揺を隠しつつ彼の真意を測る。

 

「……唐突ですね。そう思わせた姿を、あなたに見せた時がありましたか?」

 

「見せたも何も、常日頃から彼の影を追うように働き詰めで、まるで他人の理想郷を守る管理者のごとくだ。私だけじゃない、ハオ氏やメイリン嬢、猛虎騎兵のジャッキー将軍も心配している。君は平気だと笑顔で答えるけど、それが一層気にかける要因となっているのさ」

 

「……心配させまいと動いていたつもりでしたのに、裏目に出るなんて」

 

 王が何たるかを見せつけ、生涯を駆け抜けた覇王ケンセイ。彼が造って、守っていくはずだったタイカンを受け継いで、必死になって走り続けて、重圧を感じたこともあったけどそれを見せずに周囲には大丈夫と伝えて。

 それらの行動が周囲にいらぬ心配をかけていたなんて、今指摘されるまで気づかなかった自分が恥ずかしい。

 

「さっきゆっくりでいいとは言ったけど、念を押して伝えようと思ってね。『ケンセイ殿から引き継がれたから』という前提で動かれては、周りも気を使ってしまうというものだ」

 

「それは……」

 

「君は統治者だけど、統治者の代わりという認識のままでいるのなら、民もまた不安になると思うね。『うちの王女、本当に大丈夫?』ってね」

 

「……っ! この国はケンセイ様が目指した国です、それを私が、崩してしまうわけにはいかないんです! ずっとタイカンに、平和なんてなかった……私だって、ケンセイ様と同じく、守っていきたいと思って……!」

 

 ムキになって言い返してしまったが、彼は何も動じずに頬に指をあてながらふむ……と唸った。

 

「まあ私はしょせん新参者だからね。太平の世というのがどれだけ尊きものかは、この国の人間である君の方がよく理解していると思うさ。でもそのモチベーションが維持に向けられていて、善きものへ変化させるという成長意欲というものがあまり感じられないんだ。要するに、『過去に囚われている』。ここは覇王ケンセイの国、のまま止まっているんだ」

 

「な……わ、たし……それは……」

 

 言い返そうと思ってもぐうの音も出ない。自分はただの摂政のつもりでいる。未だ玉座は空席のままで、少なくとも私が座るつもりはなく、誰かが王位を継承するという話も持ち上がっていない。座りたがっている人間は大勢いるが。

 確かに順当にいけば副官であり、ケンセイの前の王の娘であった私がその席に収まるべきなのだろう。でも、何というか、私が相応しいと感じることが出来ないのだ。

 本人が任せたといったのだ、その手綱をずっと握り続けるしかない。どれだけ苦しいと感じたとしても、手放すことだけは決してできるわけがない。でも、ケンセイの次王という重みは――無意識に足を引きずる枷になっていた。そう勝手に、思い込んでいた。

 

「重圧に感じたとしても、引き継がれたのなら君はこの国の王だ。王は常に、先代を上回る気概を見せつけなければいけないよ。民にも、従っている者にも」

 

 いきなり彼は立ち上がり、私のそばに近付いて頭を撫でてきた。普段の彼からは到底予想できない行動で、反応できないまま私は触れる手のひらのぬくもりを感じていた。“冬の魔道士”を自称している割に、この温かさは心地いい。

 

「私は善き王を好んでいる。だからこそケンセイ殿に仕えたのさ。君が彼の代理者ではなく一人の王として国を導くのなら、そして治世を善きものにすると決意するのなら、私は改めて君に忠義を尽くすと誓うよ」

 

 そして彼はその場に片膝をついて、異国の騎士の忠誠の構えをとった。これは彼の故郷のものらしい。

 

「……私を君主として、仰ぐというんですね」

 

 声が震え、意思に反して涙が両目からこぼれた。

 正直、とても不安だった。急に目の前で、仕えるべき主を失ってしまったから。失ってしまったという事実や痛みは、私以外の人間にとって等しいものかもしれない。当時は悲しみに耐えながら、彼が命懸けで守った少女に再起を求めて、涙ながらに叱咤した。自分がその少女の代わりを務められたのなら、どれだけよかっただろうと思いながら。

 戦いが終わったそのあとは、渦巻く不安に無理やり蓋をして、ひたすらにがむしゃらに、彼が遺したこの国を守ることを考えていた。国として正しい姿、先に進むという前提を無視して。

 そして、この男は代表して正しに来た。過去に善き王を求めて、はるばるこの国にやってきた異邦の魔道士。いつの間にかズレてしまっていた私を、少しの痛みとともに元に戻そうと。傍で支えると、そう伝えに来たのだ。

 

「……私は認めます。自分が、タイカンの王女であることを。この国を、正しき道へと導くことを。そしてあなたを、私のそばにて仕えることを、許します」

 

「仰せのままに」

 

 こんな口約、何の力もない。単なる二人の間でのみで交わされる、子供の約束のようなもの。実際にこの場で王女として、世間に認められるわけでもない。でも。

 

「……胸に突っ掛かっていたものが、取れた気がします」

 

「それは何より」

 

 何事もなかったかのように立ち上がった彼は、私の顔を見てうんうんとうなずいた。

 

「泣きたくなったらいつでも私の下に来るといい。愚痴ぐらいいくらでも聞いてやるさ。君は溜め込みがちな気質だからねえ」

 

「い、行きませんよ!」

 

 すぐに袖で涙を拭いたが、いくら拭いても少しずつ溢れてくる。認めるのは少々尺であるけど、確かに溜め込んでいた分長引いてしまうようだ。

 

「……これはあなたの責任です」

 

「ん? うおお?」

 

 涙を拭き続けるのはあきらめ、収まるまでの間目の前に立つ彼の体で顔を隠すことに。つまり抱き着いて、見られないようにする。

 

「悪い気はしないけど、今の君は随分と子供っぽいなあ」

 

「世の中には正真正銘の子供が、王女として玉座に座っている国もあるそうですよ」

 

「引き合いに出したところで君の年齢が変わるわけじゃないからね。何よりこの状況を他人に見られて困るのは君の方だろう?」

 

「先んじて人払いを済ませているのでしょう? 私が声を荒げることを見越して」

 

「知っていたのかい? だとしても私から言いふらすかもしれないよ?」

 

「その時は王女権限であなたを解雇です」

 

「その横暴は暴君そのものだぞう!」

 

「冗談です」

 

 確かにみられると困るけど、もう少しだけこのままで。

 彼が女性たちに好かれる理由が少し、分かったような気がした。




 今回は趣向を変えて、ヒロイン目線で書いてみました。主人公が何を考えているかわからない男だったら、その方がいいんじゃないかなって。ちなみに明確にモデルにした人物がいるんですけど、分かりますかね? 言動とかもろに真似してます(ヒント、グランド〇〇〇〇)。
 早く凱旋ガチャ来ないかなー。温泉リーランとか、斧アイシャとか、大剣ティナとか、ドラ2シエラとか、バレエレノアとか。環境に追いつけないといわれても欲しいものは欲しいんだ! 何気にヨナは一人もいないっていう……毎回回しているのに。登場するたびにセクシーさが増している気がするのは自分だけ?
 次回はちゃんと二話分のエロ展開を回収しますんで今日のところはこれでご勘弁を。それでは、また。
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