紐パンきつねの夏色ご奉仕 作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)
フブキと話し合い、元気を取り戻したまつりはベンチから立ち上がった。
温もりが複雑に絡み合う手を繋いだまま、フブキと共に最寄り駅まで続く道を歩いていく。お店や車のライトが眩しい歩道を、初々しいカップルのように仲良く、ちょっとだけドギマギとしながら歩いている最中に……ようやく、自分の身体の異変に気づいた。
「……はぁ……はぁ…………あれ……?」
なんだか、カッカと熱くなっているような。なんだか、股間に走っていたむず痒さが……昼間の控え室で感じたように、熱く激しくぶり返しているかのような。
鼻息をかすかに荒げて、脚をもじもじとさせていると……隣に居たフブキが口を押さえて目を見開いた。
その視線の先には、ポコッと不自然に隆起したまつりのスカートがあったのだ。
「……あ……。そういえば、あの二つのおクスリって……効果が半日ぐらい続くんだった……!」
「そんな強いモノを飲ませてたんかい。まあでも……フブキ、責任取ってくれるでしょ?」
「えっ……? あ、う、うん……! まつりちゃんのために、頑張ってみます……!」
まつりの意味深な視線に、頷くことしかできなかったフブキが、流されるように意気込んだ。
ふたりは、いつものような有人フロントのラグジュアリーな憩い場ではなく、廉価で身近なラブホテルの部屋を取った。良いホテルまで移動する時間すら惜しく感じて、愛し合う逢瀬への最短距離を選んでいた。
最低限の設備とアメニティーしかなく、セックスにのみ特化したピンク色の室内の雰囲気は、フブキの尻尾をそわそわと揺らさせた。
シンプルな愛の止まり木に緊張しながら足を踏み入れたフブキは、透明窓の浴室に向かおうとした。
その肩をまつりがグッと掴んで抱き寄せ、なだれ込むようにベッドインする。
「ひゃわっ……!? ま、まつりちゃん……? まだ、お風呂入ってないのに……」
「そんなの待ってられないよ。さっきからずっと、フブキが欲しくてたまらなかったんだし……そもそも、いつもそこまで気にしないじゃん?」
「で、でも……今日は、その……いつもと、ちょっと違うじゃない……?」
「そう? チ×ポの有る無しぐらいじゃん?」
「そ、その差が大きいって言ってるの……! おち×ちんとエッチするの、はじめてだもん……」
フブキは指をつんつんと突き合わせて、自分の中で意識してしまっていることを口にする。
「まつりちゃんと女の子同士でスるのと、今日のは、ちょっと違うと思うの……。私、〝女の子〟として愛されるんだし……ヘンな思い出にしたくないっていうか……なんていうか……」
まつりを心の底から好きになって、将来を誓い合ったとは言っても……フブキは本質的に、ノーマルな性癖の女の子だった。
ラブホテルの空気によって興味と乙女心がじわじわと膨らんで、セックスの妄想が現実味を帯びていたのだ。
フブキは収録で汗をかいていた身体のニオイを確かめる。まつりに抱き締められたら、その香りの濃さがバレてしまいそうで躊躇いがあった。
しかし、『なんでもするって言ったじゃん』と言いたげな、まつりのまっすぐな瞳に気圧されてしまう。
口をもにょもにょとさせたフブキは観念して衣服を脱ぎ、ブラの留め具を外して布地を大幅に減らして、再びご奉仕スタイルに変貌した。
恥ずかしそうな手で余計に強調された乳房が、ぼんやりとした照明に照らされる。ほんのりと色づいた乳頭は赤らみ、ぷくっとした隆起を魅せていた。
「……フブキって、全裸もイイけど……エロい格好がホントに似合うよね。マリンがデザインした水着メイドとか、直に見たかったな」
「うぐ……たしかにデザインは可愛かったけど、ここでそうやって言われると、アレが実現しなくてよかったと思っちゃうな……。まつりちゃん、絶対えっちなご奉仕を要求してくるでしょ……おてて、とか……」
「いや、手コキがヘタクソなメイドに触らせるチ×ポはないやろ。エロいフブキをひたすら視姦するだけでご飯三杯イケるし」
「私にどっちにツッコめと!? 手はいいんだよ、これから上手くなるんだもん!!」
「あっははは! まー、すぐに上手くなるだろうね。フェラ中の手コキはめっちゃ上手かったし、逆手もすぐに慣れるだろうし……実践あるのみって感じじゃない?」
まつりは雑に衣服を脱いで全裸になる。ベッドの中心に脚を開いて座り、ピンピンに勃起していた肉棒をぷるんっ♡と振った。
「ほら、ちょうどいいところに竿があるよ?」
「むぅ……。間違ってはないんだろうけど……それは、まつりちゃんが触ってほしいだけじゃんか……」
「それこそWin-Winってヤツじゃん? ラブホに入った時点で決まってた未来だし、さっさとヤろうよ♪」
言葉をウッと詰まらせたフブキは、動くイチモツに吸われるように、視線が本能的に向いてしまう方向へ……まつりの股座に顔を突っ込んだ。
引き締まっているのに柔らかい脚に手を添えたところで、フブキは動きを止めてしまう。
「……あ……やべ……」
「ちょっと、粗チン見て『ヤバい』って言わんでよ!? ち、小さいのはわかってるし……! フツーにショックなんだが……!?」
「ち、違うよ……!? 犬歯キャップ付けるの忘れちゃってて……」
「ああ、アレか……もういいんでない? フェラチオマスターのフブキなら大丈夫だよ」
「イヤな称号を与えないでくれよぉ……!? でも、まつりちゃんを傷つけたくないし……やっぱり――わぶぅっ!?」
身体を起こそうとしたフブキの肩を、まつりが股間に向けて押さえつける。
勢い余ったのか、フブキの柔らかな頬にペニスが触れ、生温かい感触とともにのびた我慢汁で肌を汚した。
まつりはその偶然をイタズラに変えて、勃起をぺちぺちと何度も押し付ける。モチモチの柔肌を、自分のニオイで染めていく。
「うぶ、むぅ……! ま、まつりちゃん……! なに、してるのっ……うむぅ……!?」
「ん~、やっぱこう、マーキング的な? フブキはまつりのモノだって、我慢汁で書いておこうと思ってさ」
「んむ、ふぅっ……意味わかんないっ……あ、ぷっ、んんっ……!」
唇にぐりぐりと押し当てられる鈴口から、じわりと先走り液が滲んで……フブキの花びらを下品に光らせた。
「ほら、フブキ……キスもいいけど、そろそろ……チ×ポ舐めてよ」
「んっ……わ、わかったよ……。キャップ無しで怪我しても、知らないんだから……はむ……んっ……♡」
フブキは下腹部に触れるほどに反り返ったペニスを手で撫でて、その硬さと熱さを確認し……マイクを握るように固定して、舌を出した口で愛撫を始めた。
「ぺろ……ん、ちゅ……♡ くちゅ……ん、れぅ……ちゅる……っ……♡」
包皮を根元までたわませて、にゅるぅっ♡と剥き出しになった亀頭にキスをする。柔らかな唇でくすぐるように粘膜を愛し、熱く潤んだ舌で唾液を塗り広げた。
「うっ……あっ……♡ 亀頭、い、いっ……♡ フブキっ……最初は咥えないで……っ……つ、ぁっ……♡ そ、そんな感じで、ゆっくり……ペロペロして……?」
「んれぅ……? ん……ふぅ……♡ ちゅぴ、れぉっ……るるっ……♡ んふ……こんな、感じ……?」
フブキはまつりのペニスを弱めにしゃぶっていく。融けたソフトクリームの外側を舐め上げるように、優しく、舌肉と亀頭の凹凸を食み合わせていく。
「うんっ……あっ♡あふっ……♡ これ、いいっ……♡ これなら……すぐに、イかない……っ……のにっ……き、キモチイイっ……!」
背筋がゾクゾクとするほどの快感に襲われたまつりは、フブキの頭を両手で転がすように撫で回した。その褒め方は、まるでペットを愛する飼い主のように、支配感に満ちていた。
「んちゅっ……ふふっ……♡ んりゅ……ぺろ……んれぇっ……♡」
フブキは根元をカリカリと掻かれた耳をピンピンに喜ばせて、陰茎に唾液のシロップを塗っていく。舌先で裏スジをチロチロと擦り、カリ首をこそぐように洗うと、まつりの腰がスイッチを入れられたように跳ね上がった。
過ぎ行く時間を気にすることなく、フェラチオの快感に耽り続ける。舐める側も、舐められる側も……相手の可愛さとエロさに溺れ、ふたなりペニスのことしか考えられなくなっていた。
――――――
始まってから一〇分ほどが経っても、舐めるだけの口淫は止まらなかった。
フブキの猛練習は舌遣いのスタミナまでも育て上げ、スローセックスでもまつりを限界まで導けるようになっていた。
「はぁ……ふぅっ……! ふ、フブキ……ごめんっ……! そろそろ、うくっ……で、出ちゃいそう……!」
歯を食いしばって絶頂を堪えていたまつりに、限界が訪れる。淫靡にてらついた亀頭は限界まで膨れ上がり、フブキの手による支えを振り切ろうとしながら、必死に射精を求めていた。
「んちゅっ……♡ ん、わかったっ……はぷっ……くちゅうっ♡ ぬちゅ、くちゅっ……りゅりゅっ……♡」
フブキはおあずけをとかれた犬のように、ペニスをぱっくりと頬張った。お手頃サイズの陰茎を根元付近まで咥えて、舌肉で亀頭をぐちゃぐちゃに舐め回す。
絶頂間際にクリトリスの頭頂部をくりゅくりゅ♡とこねたときのような激しい刺激が、我慢の鎖を乱暴に引きちぎった。
「うっ……ああああああっ……!♡ それ、ずるっ……あっ♡イくっ……♡ でる、でるっ……♡ フブキぃっ……あっ♡ あっ♡ あ、ああ~っ!!♡」
ビュクッ、ビュルルッ、ブビュウウッ! びゅっ、びゅびゅっ! ぶしゅっ、びゅるるっ!
まだ不慣れな弱点を、熱く潤んだ粘膜の壁にもみくちゃにされたまつりは、精液を漏らすように絶頂した。
腰が爆発したかのように震え、脳汁があふれるような解放感に見舞われる。
痺れる鈴口から勝手にメスミルクが溢れ出し……フブキの口内を白濁液で汚し、粘膜の隙間を埋めるように満たしていく。
「んっ……ん~っ……!!♡ んっ……こく……くんっ……♡ くぷっ……ん、ふっ……こくんっ♡」
裏スジを舌で固定したフブキは、喉奥の手前まで使って精液を受け止める。ソーセージを使った練習で何度もえずいてしまったおかげで、粘液程度の異物なら我慢できるようになっていた。
ドロついた粘液をこぼさないように手皿を添えて、口いっぱいに注がれた精液を飲み下していく。唇を窄めてちゅうちゅうとペニスを吸い、尿道に残っている精液のダマも吐き出させた。
「うっ……うう~っ……! ばきゅーむっ……うまぁっ……!♡ フブキっ……あっ♡ひぅっ……♡ ううっ……♡」
「ぷふぁ……♡ はぁー……はぁ……♡」
亀頭のビクつきが落ち着いた頃に、フブキはペニスの舐め掃除を始めた。
肉幹まで垂れた精液まできれいに舐め取ってから、ちゅぽんっ♡とはしたない音を鳴らし、フブキはペニスを口惜しげに解放する。
「はぁ……ふぅ……♡ まつりちゃん、今日……三回目、だよね……? すっごくたくさん出てたけど……」
「ぐ、ふうっ……。そ、その分、まつりのスタミナもゴリゴリに出ていってるけど……はぁ……はぁ……ああ、死ぬかと思った……」
お掃除フェラの長引く余韻のせいで、まつりは肩で息をするほどに体力と気力を吸われていた。
「ぜぇ……ぜぇ……ふぅー……。っていうか、フブキさ……精液、なんで飲めんの……? 処女なのに……はぁ……ごっくんできるのとか、天性の淫乱じゃん……」
「え……? あ、そっか……おクスリのお話、ちゃんとしてなかったもんね」
フブキは唇に付いていた白濁液の水滴を口の中に押し込み、味わうように舌で転がした。
その、陰部から漏れた体液を飲む仕草とは思えないほどに自然な仕草が、まつりに違和感を抱かせる。
「……そういえば……フブキの口、あんまり精液臭くない……。ほっぺたの我慢汁のニオイだけだ……」
「このせーえき、男の子のアレとちょっと違って……妊娠もできないし、臭みが少なくて、バナナヨーグルトの味がするの。ちょっと甘めのやつ……」
「へー、最近のAVの疑似精液と同じ味なんだ……凝ってるね」
「うぶっ……!? そ、そうなんだ……知りたくなかったな……。白上、美味しいとか言っちゃったよ……ヤだなぁ、もぉ……」
フブキは今まで平然と精飲プレイをしていた自分が、とんでもなくスケベに見えていたことに気付き、気まずそうに頬を赤らめた。
「いや、ニオイはそのままのチ×ポをあんなエロい表情でしゃぶってたんだから今さらやろ」
「そ、そういうこと言わないでよ……!? まつりちゃんのおち×ちんだから……ちょっと、鼻にツンとくるニオイも……えっちの香りだって、身体がわかっちゃうだけだし……」
「……へいへい、そういうことにしとく」
まつりは『身体がもうチ×ポに反応しちゃってるじゃん』とは言わなかった……言う必要がなかった。
フブキがしきりに太ももを擦り合わせていることが答え合わせになっているうえに、フブキもその昂りを自覚していることがわかっていたのだ。
「でもそっか、このチ×ポじゃ妊娠させられないのか……フブキに種付けしたかったなぁ」
「い、言い方ってモンがあるやろがい! っていうか、そういう……ホンモノのタイプのおクスリもあるみたいだよ……? だから、まつりちゃんとの赤ちゃんも、いつかは……まあ……」
「へー……便利なモンだな……なんでもアリじゃんか」
まつりは少しずつ余裕を取り戻し、顎を指で撫でて、今後のことを本気で考え始めた。
「でも、それなら……まつりの方が、フブキとの赤ちゃんを産みたいかも。チ×ポ生やすのって、どっちでもいいんでしょ?」
「それはもちろんだけど……どうしてだい?」
「んー……上手く言葉にできないけど、それがしっくり来そうだし……。それに、フェラされてて思ったけど……まつりは、フブキに愛してもらうのが……一番好きなのかも?」
「……まつりちゃん……」
まつりの中では、フブキはしっかり者で、事務所の父親役を務める大黒柱のような存在で……どちらかといえば〝可愛い夫〟として振る舞ってほしい気持ちもあった。
それに加えて……まつりのひねくれた恋心を芽吹かせたのも、自分の秘部へのキスという、フブキによる精一杯の愛情表現だったのだ。まつりの心身が、ふたりの愛の結晶を求めるのも自然なことだった。
「でも、結婚式はふたりともドレスがいいんだよな……いや、待てよ……? フブキ、タキシード絶対似合うんだよなぁ……そっちも見たいな~」
「そ、そんな先のことはまだ考えなくていいよ……! まだ私、アイドル続けたいし……赤ちゃんも、引退した後ね……?」
「あはは、わかってるって。今は、先にヤることがあるもんね」
まつりは整えた息の最終調整をするために、一度だけ深呼吸をした。まだ全開ではないが、硬さを取り戻しつつある陰茎もピクリと跳ねさせる。
「フブキ……。まつりの腰、まだガクガクだから……」
「う、うん……! あとは、白上に任せて……!」
フブキは緊張した面持ちで、まつりの身体をそっとベッドに押し倒し……その腰の上に跨った。