「〇〇はんのおちんちん、うちのあいどるおまんこに
そう言って彼女は湯船から上がり、岩風呂の縁に腰掛け僕の隣に座る。甘えるように肌を擦り寄せ、硬く勃ち上がった僕の股間に手を伸ばす。
「小早川さんっ!」
「いまだけは紗枝って呼んでおくれやす」
彼女はぷくーっと頬を膨らませる。子供が拗ねるような仕草だなと思い、彼女がまだ世間的には子供であることを思い出す。なんせ小早川紗枝は十五歳、現役の高校生でアイドルだ。
はんなりした京都弁を操り、長い黒髪と着物が似合う大和撫子。その雅な雰囲気は僕のように疲れた社会人の癒やしであり、現代社会に舞い降りた一服の清涼剤。早い話が僕はデビュー直後から小早川紗枝を推していた、名もなきドルオタのひとりである。
そんな僕が推しとプライベートで二人きりになるという、オタク界最大のギルティを犯しているのは、弁明させてもらえばまったく狙ったわけではない偶然の産物。
たまたま僕が泊まりに来た温泉宿に、たまたま彼女も泊まりに来ていて、たまたま寝付けない僕が深夜の露天風呂(混浴)に足を運んだところ、たまたま先に入浴していたのが激推ししているアイドルだったのだ。
分かっている。皆まで言うな。
そんな「たまたま」だらけの偶然があるか、もっとマシな嘘をつけと言いたいのだろう。気持ちは分かる。僕がそちら側の立場なら同じことを思っただろうからな。だが真実誓って僕にやましいところはない。
一生分の運を使い果たした、ラッキースケベ的ピタ○ラ○イッチが起きたのだ。
僕だって最初は気を使ったさ。いくらここの温泉がにごり湯で湯船の中が見えないと言っても、小早川紗枝とプライベートで混浴など許されるはずがない、番組の撮影と違い彼女はバスタオルを巻いてるでも、下に水着を着てるでもない。正真正銘すっぽんぽん。生まれたときと同じ姿なのである。
「はははっ。これは失敬。僕はあとで入り直すのでごゆっくり」
千載一遇の好機を愛想笑いでみすみすふいにしようとした僕の鋼鉄の意思を、全国の同志諸君には感じてもらいたい。
誓って言う。僕は推しとお風呂に入る気などなかったのだ。
それでも……あぁ、それでも「待っておくれやす」と声を掛けられ立ち止まったことが、僕のその後を決定づけてしまったことは否めない。
「なんや女湯に忍び込んだわけでもあるまいし、混浴やのに気を使って出ていくのは違はりまへんか? ゆったり気兼ねすることなくお湯に浸かっておくれやす」
「そんな! 推しと同じ風呂に浸かるわけにはいかないというか、他のオタクにバレたら殺されるというか……」
「よう分からしまへんけど、そないなところに立ってたら身体、冷めてしまいますえ」
さあ、どうぞと小早川紗枝が僕を招く。繰り返す。小早川紗枝が僕を、自分と同じ湯船に招いているのだ。そこで僕の理性は欲望に負けた。大急ぎで身体を流して熱い湯に沈める。
「はぁぁ~~~~」
我ながら年寄りのような息が漏れる。
そこまで歳を取った自覚はないが僕も三十歳、自分が高校受験でひーひー言ってたころに小早川紗枝が生まれたかと思うと、恐ろしいまでの現実が襲ってくる。
そもそもこの状況、僕は推しのアイドルと風呂に入ることを気にしていたが、そうでなくとも年齢ダブルスコアの女子高生と風呂に入るなんて混浴の大義名分なかったら相当ヤバい事案では?
恐る恐る彼女のほうを見ると、彼女も僕のほうを見ていた。その顔は思案げで、何かを思い出そうとするように、ときおり斜め上に目をやり、そしてまた僕の顔に戻ってくる。
「どこかでお会いしたことあります? なんや見覚えのある顔やなって。もう少し近くで見たら分かるやろか」
パシャっと水面が揺れる。小早川紗枝が湯船の中をこちらに向かって進んでくる。
「何で逃げるんどす」
「この距離はまずいです! いろいろと」
湯けむりを割って近づいてくる小早川紗枝の白い肌が目に毒だ。しっとりと濡れた肌に玉の汗が浮かぶ。その汗が流れる先を目で追えば、彼女の七十八センチの膨らみに視線が吸い寄せられる。
意識しないように心がけてもそんなのは無理な話で、海綿体に血が集まることも止められない。早い話が僕は彼女の裸身に欲情して勃起した。
「〇〇はん?」
半信半疑に小早川紗枝が呟く。
「やっぱり〇〇はんやわ。こんなところで会うなんて奇遇やね」
「僕のことが分かるんですか?」
僕にとって小早川紗枝はオンリーワンのアイドルだが、彼女から見た僕は数多いるファンの一人でしかない。そりゃイベントで会えば会話する機会もあるが、数秒で剥がされてしまうファンの顔なんていちいち覚えてないだろう。
そう思っていたのだが。
「うちがデビューしたてのころから通い詰めてくれはりましたやろ。あれだけ熱心に応援してくれはる人の顔を覚えられなかったら、あいどる失格どす」
推しに認識されていた感動が全身を駆け回り力が抜ける。顔と名前を覚えられていた。たったそれだけのことが、こんなにも嬉しく感じられるなんて。それだけで十分だ。僕は満足だ。気持ちが満たされていくのを感じる。
……それなのに硬く勃ち上がった愚息は、ますます女を求めて自己主張を強め、パンパンに張った肉棒は痛みを伴う。
理由は明白。
小早川紗枝の裸身が手を伸ばせば届く距離にあるからだ。
「今日はご家族と来はったんどすか?」
「いや、それが」
僕はこの温泉宿に来た経緯を話した。
本当は彼女と来るはずだったこと、その彼女にドタキャンされたけど予約した部屋がもったいなくて、意地になっていたこともあり一人で来たこと、夜中に目が覚めてしまいこの時間なら誰もいないだろうと露天風呂に来たこと。
あらいざらい聞かれるままに話していた。
僕の語りを聞き終えた小早川紗枝が言った。
「その彼女はんとは今後もお付き合いするんどすか?」
「分かりません」
僕は少し考えてから言葉を継ぐ。
「だいぶ前から惰性で付き合い続けていたようなもので。いま思えばお互い自分から言い出すのが面倒で、自然消滅を狙ってたのかもしれません。何か刺激があれば気分も変わるかなと旅行に誘ったんですけど、奇しくもこのドタキャンが決定打になりそうですね」
「そうどすか。それなら、うちの火遊びに付き合ってもらってもよろしおすやろか」
「火遊び?」
「そうどす」
小早川紗枝は彼女のトレードマークである、はんなりした笑みを浮かべて語りだす。
実はプロデューサーと密かに付き合っていて、今日もその彼と旅行に来たこと、激務の疲れから彼は夕食が済むと寝入ってしまったこと、こうなると朝までは梃子でも起きないこと。
恋人の
この身体を味わい尽くした男がいる。
そういう視点で改めて小早川紗枝を見る。この唇に吸い付き、胸を揉み、あまつさえ彼女の秘められた部位に自分の分身を埋めた男がいる。
彼女を犯す男に妄想の中で同化しながら僕は手も触れず射精しかけた。
「うち、今日はいっぱいシてもらうつもりで来たのに、プロデューサーはんったらいけずやわ」
言葉は柔らかいが、言ってることは恋人と朝までセックス三昧のつもりだったのに、先に寝られて身体を持て余しているというエグい内容だ。
「せやから〇〇はんと火遊びしよかなーって。先に寝てしまったプロデューサーはんには内緒で」
「なぜ僕なんです。そんな話まで聞かせて」
「だって〇〇はんは、うちの一番のファンですよってに。うちが困るようなことはしまへんやろ」
こてんと首を傾げた小早川紗枝に上目遣いで同意を求められる。
ここで見たこと、聞いたこと、シたことは一切が他言無用。秘密を守れる人間と見込んで打ち明けたのだ、もし約束を守ってくれるなら十五歳JKアイドルの瑞々しい肉体を一晩預けてもいい……読解力を最大限に発揮して言葉の裏を読み取れば、概ねそういった意味になる。
「〇〇はん」
小早川紗枝が僕との距離を詰める。彼女は握手会で僕を迎えるときのように笑みを浮かべ、その手を伸ばし……僕のペニスをお湯の中で握った。
「もうこんなに大きゅうしてはるわ。うちのこと本当は押し倒したくてたまらんのやね。いいどすえ。今晩だけはうちのこと、〇〇はんの女にしても」
彼女の手が上下に動き僕の勃起を擦る。手コキの規則正しいリズムが湯船に新たな波を生む。
「うちも今晩だけは〇〇はんのこと、本当のぼーいふれんどやと思って甘えるさかい、寂しいもんどうしで慰めあいまひょか」
その誘いを断れるほど僕は高潔な人間じゃなかった。
そうして僕は岩風呂の縁に腰掛け、隣りに座った彼女から手コキを受けている。尽きることがない温泉のようにこんこんとカウパー汁が出続け、それを手のひらで塗り伸ばしながら彼女の手は滑らかに動く。
数秒の握手のためにイベントへ通い詰めた小早川紗枝の手。その手が僕の醜い欲望にずっと触れている。白魚のような指が肉筒に絡む。手とチンポが触れた場所からクチュクチュと先走りの水音がする。
夢じゃないのか。
夢ではない。
何度も心の中であり得ない状況を反芻する。
その間も小早川紗枝の手は動き続け、僕は腰に広がるムズムズした射精感に思考を支配されていた。
頭の中はそれしか考えられない。初めて女性にしてもらった時に戻ったようだ。
「紗枝さん!」
僕は切羽詰まった声で彼女に射精が近いことを訴える。
「それなら」
彼女は上体を倒して僕の股間に顔を近づける。
「お湯を汚すわけにはいかんよってに」
まさかと思ったときには、僕の限界まで勃起したチンポが彼女の口に咥えられていた。
「あ~むっ♥ んちゅっ♥ ちゅふっ♥」
嘘だろ、嘘だろ、嘘だろ。
あの小早川紗枝が僕のモノを……彼女を想いながら自分でシたこともある僕のチンポを、彼女が口でシている。
知ってる限りの語彙でこの感動を叫びたくなる。その衝動を我慢するのは大変な苦労を要した。
見下ろせば彼女の白いうなじが見える。長い髪は湯船につけないよう頭の高い位置で括られているため、動物にとって最大の弱点の一つである首が無防備だ。これも相手を(この僕を!)信頼しているがゆえの体勢。
あまりの心地よさに放心しながら、半ば本能で彼女の首を下から上に指先でなぞる。くすぐったそうに身を捩りながら彼女は僕のチンポを咥え続ける。
「ちゅっ……くちゅ……んッ♥ そないされたら、こそばゆくてかなわんわ」
「ご、ごめん」
「嫌とは言ってまへん。それより、どうどす? うちのお口、○○はんを気持ちよくさせられてますやろか」
「それはもう。大変気持ちよいと言いますか、夢見心地と言いますか」
推しに彼女のフェラの感想を伝えるなんてどんな経験だよ。しどろもどろ照れながら話す僕を、彼女は愉快そうに
「恥ずかしがらなくてもよろしおす。気持ちよくなってもらうためにやってるんやさかい。気持ちよくない言われるほうが傷つくんよ」
そう言って彼女は口淫を再開する。
気持ちいいなら気持ちいいと言って欲しい。彼女の言葉に後押しされて僕は感じるままに声を出す。
「うあ……紗枝さんの口の中、あったかくて、ぷりぷりで……こ、これ! 気持ちよすぎて我慢できないっ!」
肉棒にまとわりつく唾液の熱さ。少しだけざらりとした舌の感触。柔らかな頬肉。異なる刺激に包まれて僕のチンポが限界を訴えて跳ね回る。
カリ首を抉るように舐め上げられる。僕の亀頭と彼女の唇が唾液とカウパーの混じった糸で繋がる。排泄にも使う不浄の肉突起を彼女は厭な顔一つ見せず、むしろ愛おしそうに受け入れる。
「紗枝さん……紗枝っ、ダメだっ! 僕、もう!」
肉棒を扱き上げる彼女の動きが加速する。
「紗枝! 紗枝! 紗枝!」
がむしゃらに彼女の名前を呼びながら後頭部を押さえ付ける。このまま彼女の中に吐精したい。最後の瞬間まで密着して僕のを
その非日常的な快感が仕上げのスパイスになった。
「んんん~~~~~~ッ ――――んっんっ♥ んっ♥ ちゅる、ちゅぱっ……ぷはぁ♥ 全部飲んでもうたわ、○○はんの赤ちゃんの素。お口じゃなかったら、やや子ができてる量やわ」
心臓が早鐘を打つ。触らなくとも分かるほど胸の奥で暴れ回っていた。興奮に反応して瞳孔が開く。先ほどよりも周りがはっきり見える。これが恋をすると世界が光って見えるというやつの正体だろうか。
「うちもして欲しいけど、ここでは他の人が来るかもしれへんし、続きは○○はんのお部屋でもよろしおすか」
一も二もなく僕は頷いた。
「そう言えば」
僕の部屋に小早川紗枝がいる。その感動に打ち震えている僕の前で彼女は眉を八の字に曲げ、ん~と思案げに唸る。
「なに? 心配なことでも?」
「こんどーむ、持ってはります? うちが用意したのは部屋に置いてきてしもうたわ。まさかこんなことになるとは思ってなかったさかい」
「それなら僕が」
旅行鞄から日本の技術の粋を結集して作り上げた、超極薄タイプの避妊具を取り出す。
「彼女と来るつもりで荷造りしてそのままだったので」
「いややわ~。二箱も持って来はったん。彼女さんとは何泊するつもりやったの」
「一泊だけど?」
僕は箱を開封しながら言った。
「二箱と言っても三個入りなので六個しかないよ」
「六個、しか?」
和風美人のほっそりした身体には浴衣が似合う。スレンダーでありながら女性らしい丸みを帯びた彼女のシルエットが月明かりに浮かぶ。くつろげられた胸元から覗く白い肌が僕を誘う。
あー、かわいいな。本当にデキるんだよな。シちゃっていいんだよな。
露天風呂で一度射精したにもかかわらず、僕のチンポは前戯なしですぐに挿れられる硬さを取り戻していた。彼女の視線もそこへ吸い寄せられる。
「少ない?」
僕が聞くと小早川紗枝は首を横に振る。
「うちもプロデューサーはんとしか経験ないから分かりまへんけど、普通の男の人は一晩で六回もデキないと違いますやろか」
「プロデューサーさんにはしてもらったことない?」
「……いけずやわ。そんなんやから彼女はんに振られるんどすえ」
「うぐっ!」
痛いところを突かれて僕は呻いた。
「本当に一晩で六回デキるのか、それとも単なる虚勢なのか、うちに見しておくれやす」
彼女の誘い文句に促されて僕は小早川紗枝を押し倒す。布団の上に腰まである長い黒髪が広がり、はだけた浴衣からは柔らかそうな胸の双丘がこぼれる。下も太ももの際ギリギリまでめくれた。
「ガッカリせんといてね。うちの胸、あまり大きくないさかい」
僕は正面から小早川紗枝の両胸を掴む。
「待てができないわんちゃんみたいやね。彼女さんとするときも、こんな風にがっつきはるん?」
「紗枝の胸だからに決まってるだろ。小さくなんてないよ、丁度いい揉み心地でずっと触っていたいくらいだ」
「むー。うち、大きくない言いましたけど、小さいとは一言も言ってまへんえ」
「ごめんよ。お詫びにいっぱい気持ちよくするから」
指先が紅色の突起に触れる。小ぶりだが指を飲み込む乳房の柔らかさとは一線を画す、硬めの感触。だが決して攻撃的な硬さではなく、子供の口に含ませやすい計算された人体の神秘だった。
「んっ❤ 上手やで〇〇はん。その調子、その調子」
あの小早川紗枝が僕に胸を弄られて喘いでいる。彼女の身体をコントロールしている実感が僕の胸を躍らせる。
「ほんまに、上手……あっ❤ いややわぁ。プロデューサーはんにされるときより……はうっ❤ 感じてしもうてるかもしれへん」
乳首をギュッと強く摘んで彼女の甘い吐息を楽しむ。
「なんや、ここまで気持ちよくされてしもうたら、プロデューサーはんに悪い気がしてきたわ」
彼女は快感に抗うように眉を寄せる。興奮で首元まで朱に染まり、ぷつぷつと玉の汗が乳房に浮かぶ。その汗を舐め取りながら僕は白桃のような乳房を口に含んだ。
「あっ! はあんっ❤ 〇〇はんがうちのおっぱい吸ってはる。やや子みたいでかわいいわぁ」
小早川紗枝は余裕がある台詞でマウントを取ろうとするが、桜色の唇からくふん、くふんと快感が押さえきれない、淫靡な喘ぎが漏れていては台無しだ。
そこで僕は彼女が歳の差半分ほどの子供だったことを思い出す。
大人びた雰囲気を醸し出してはいるが、彼女はまだ十五歳の女子高生。男性経験はプロデューサーとしかないと言ってたし、そのプロデューサーもお疲れであまり構ってもらえてないようだ。
手のひらサイズの乳房から中身を絞り出すように揉み、乳首も指先でクニクニと弄ぶ。
「〇〇はん、〇〇はん」
か細く啼きながら小早川紗枝は、僕の手に自分の手を重ねてくる。
「胸だけでイキそうなんだね」
彼女は頷いた。
「うち、こんなん初めてやわ」
「プロデューサーに触られたことくらいあるでしょ」
「プロデューサーはんは、ここまでねちっこく触ってくることおまへん。うちの胸こんなんやから、あまり触ってても楽しくないんやろか」
「そんなことない。言ったろ。ずっと触っていたいくらいだって」
「ほんま? それやったらうち、〇〇はんにいっぱい触ってもらいたいわ」
いけるんじゃないか。
僕は密かな確信を持って小早川紗枝の胸を揉む。乳首を舌で転がし、口に含んでチューチュー音を立てながら吸った。
性に興味津々な年頃に男を教えておきながら、小早川紗枝の身体には、ろくに開発された形跡がない。膜こそ破れているかもしれないが、触られた反応は処女のように
彼女は一晩の火遊びと言ったが、この身体に本物の男を教え込み、今後も関係が続けられたら。
「ああ、だめ、うち……イッてしまいますぅ。そないされたら……あかん、もう、うち……おっぱいで、イクッ❤」
小早川紗枝は背筋を突っ張らせ、全身を戦慄かせながら甘い痺れに身を任せる。
「んふんっ❤ あぁ、うち、イッてしもうたわ。こない簡単に。胸だけで」
牡を奮い立たせる牝の悶え泣きが部屋に響いた。
僕はコンドームの封を切って手早く装着する。もたついて熱が冷めてはいけない。
彼女の濡れた粘膜が僕の先端に触れた。ひくひくと肉筒が蠢き、僕のチンポを甘噛みする。
熱くぬるついたトンネルを奥まで進む。そのことだけ考えて腰を突き入れる。小早川紗枝は両脚を大きく開き、僕を歓迎した。
愛液たっぷりの膣内で僕たちの肉が蕩け合う。チンポだけ温泉に浸かってるかの如き極楽。自他の境界が曖昧になって彼女の悦びが僕の悦びになる。彼女も同じ気持ちでいてくれるだろうか。
「ああ、感じるわ。〇〇はんのモノがうちの中を擦って……あっ! ああんんっ❤」
二人の下腹部が擦れ合い、ぬちゅぬちゅと淫猥な水音を立てる。愛蜜で滑りのよくなった肉棒が小早川紗枝の中をスムーズに出入りする。
「いややわあ。プロデューサーはんとするときでも、こないな声が出たことないのに」
「僕ら相性抜群みたいだね」
「言わんといておくれやす。〇〇はんのおちんちん、うちのオメコに馴染んで、初めてやのに初めてとは思われへん❤ 挿れたばかりやのにまるで、うちのに設えたようにぴったりやわっ❤ 〇〇はんも気持ちよくなっておくれやす」
「もう十分気持ちいいよ。うぐっ! 情けないけど紗枝の中が熱々で、ぷりぷりのマン肉が絡んできて、気を抜いたらイッてしまいそうだ」
ガクガクと腰が震える。最近は彼女との間に距離ができて、そっちのほうはご無沙汰だった。この旅行で一晩中ヤるつもりでムラムラしていたのに肩透かしをくったのは、僕も同じだ。そのおかげで小早川紗枝を抱けたのだから、いまは感謝しているが。
陰嚢から迫り上がってきた子種が出口を求めて陰茎に殺到する。欲望が渦を巻きながら射精をねだる。前立腺が収縮して睾丸が痛いほど釣り上がった。
「
「大好きだ! 嫌いなわけないだろ。僕の前ではドスケベな本性をさらけ出してくれ」
「ほんま? 嬉しいわぁ。それならお願いしたいことあるんやけども」
正常位で突かれながら小早川紗枝が僕に手を伸ばす。
「うちのこと、ギューッとしてくれへんやろか。抱っこされながらイキたいんよ」
「紗枝!」
僕は身体を倒して彼女に抱きつく。密着した状態でしゃにむに腰を振った。
「絶対そんなの分かってやってるだろ。誘ってるんだろ。男を乗せるのが上手いスケベアイドルが!」
至福の瞬間に向かって僕は力の限り抽送を繰り出す。
「し、知りまへん。そないなこと知りまへんけど……は、激しいどすぅ❤ 〇〇はんのおちんちん、奥のほうまで突いてっ❤ 逞しくてかなわんわぁ❤」
亀頭の先に当たるしこりのような感触。コリコリした子宮口の弾力を楽しみながら、僕はクライマックスへと近づく。
「射精すぞ! 十五歳はんなりアイドルにゴム越し膣内射精だ!」
「射精しておくれやす! 〇〇はんのおちんちん、一番奥に押し付けながら」
「――――ッ! 紗枝ぇ! あっ! イクッ❤ イクっ❤」
彼女の背中に手を回して全身で小早川紗枝を感じる。風呂上りの火照った女体の温かさを抱きしめながら、その瞬間に向かって突き進む。
まぶたの裏に火花が散ったのと同時に性の迸りが解放される。同時に絶頂を迎えた小早川紗枝の膣内もぎゅうぎゅうに収縮して僕を締め付け、波打つヒダ肉に導かれるまま僕は彼女が望むとおり最奥に亀頭を擦りつけながら射精した。出してる最中も彼女の膣内は蠕動運動を繰り返す。それは敏感になったペニスを舐め上げられてるも一緒で、僕は彼女を強く抱きしめて絶頂の余韻に浸りながら、この瞬間が永遠に続くことを願った。
やがて僕たちの頭と身体は冷静さを取り戻し、挿れたままになっていたペニスを引き抜いた。
「二回目やのにぎょうさん出しはりましたなぁ」
そう言って小早川紗枝は、口を結んだ使用済みコンドームを手に乗せる。
「〇〇はんの赤ちゃんの素、まだあたたかやわぁ。こないぎょうさん射精したのに大きいままやなんて、ほんまにプロデューサーはんとは違うんやねぇ」
「プロデューサーさんは一回射精したら終わり?」
「うーん、一回か、多いときでも二回やね。二回目は少し柔らこうなってはるし」
彼女は気づいているだろうか。さっき答えをはぐらかした質問と同じ問いに、今度はすんなり答えてしまったことに。一度シたことで僕たちの距離は確実に縮まった。
「僕は紗枝相手なら十回でも二十回でもデキるのに」
「じゅっ、にじゅっ……」
小早川紗枝は持っていたコンドームを落とし、上気した頬を両手で押さえる。その眼は何かを期待しながら潤み、チラチラと僕のほうを窺っている。
「そないされたら、うち壊れてしまうわぁ」
「シたくないわけじゃないんだね」
「〇〇はんとのえっちは気持ちええし、いっぱいシてくれはるなら嬉しおすけど……いややわあ、こんなん言わさんといて」
彼女は真っ赤な顔を両手で覆って隠してしまう。
「それなら次は紗枝のペースでやってよ」
僕は新しいコンドームを取り出して装着する。仰向けに寝て彼女を待った。
その意図を察した紗枝が僕に跨る。むにゅっと八十センチのお尻が腹の上で潰れる。幸せな重さだった。
「あまり上でしたことないさかい、上手くできなくても堪忍な」
彼女は男根の根本に手を添え、腰を浮かした体勢から一転して腰を落とす。ぬぷぷぷっと騎乗位で自ら僕のモノを求めて挿入する。
「やっぱり、プロデューサーはんのより、大きいわぁ。それに硬さも……んっ❤ 全部挿れるのも一苦労やね」
ここまで届いてはるわぁと彼女は自分のお腹を撫でる。
揺するように腰が前後に動かされ、二度の絶頂で十分な潤いを持つ蜜壺から濡れた音が漏れる。激しいピストンとはまた違った、肉棒全体をマッサージされてるような心地よさがたまらない。
「もっと速く動いてもええどすか? 動きますえ。あっ❤ あっ❤ ダメ言うても腰が止められへんっ❤ こないな動きしたことないのに……ああんっ❤ このおちんちんがうちのこと、悪い女の子に変えてしもた」
小早川紗枝は円を描くように大きく腰をグラインドさせ、膣全体に満遍なく僕のチンポを擦りつける。人生二本目のチンポ。それが一本目とは明らかに違う相性のよさで、彼女自身も自分がなぜこれほど感じてしまうのか分からず、戸惑いながらも快感に流されていく。
彼女の大きな眼から法悦の涙がこぼれる。
「自分から彼以外の男を誘っといて、いまさら悪い女の子になるもないでしょ」
「だってプロデューサーが一番やと思ってたから。一度くらいしても変わらない、朝が来たら戻れる思うとったのに。せやのにこのおちんちん全然違うんどす❤ うちの弱いところばっかり当たって、うちのこと助平な女の子に変えてしまういけずなおちんちん❤ どないしよ。こないなおちんちん覚えてしもたら、うち、火遊びでは終われへん」
「終わらせなきゃいい。これからも会おうよ」
「あきません。そない言うてうちのこと誘惑して、このおちんちんで躾けるつもりか知りまへんけど、そない誘いには乗りまへんえ。これは火遊びなんどす。うちら今日だけの関係どす」
「そんなエグい腰使いで本当に今日だけで終われるの」
彼女の腰は異なる刺激を求めてグラインドから、杭打ちに移行していた。自らの体重で奥まで挿入して快感を貪る。僕の陰毛は止めどなく溢れる彼女の愛液で湿り、その汁が布団にまで飛び散っている。
「終わらせますぅ。終わらせなあきませんのや」
「無理だと思う、よっ!」
僕は下から彼女を突き上げて最奥をべちんと叩く。そのまま彼女の臀部をがっちり掴んで何度も奥に叩きつけた。
「あっ❤ あっ❤ あきまへん。その動きはあきまへん。うちの好きに動いていい言うたのに、なんで〇〇はんが動いてしまうんどす」
「紗枝のペースでやってとは言ったけど、僕が動かないとは一言も言ってないよ」
「卑怯やわ。そない女を悦ばせる動き❤」
「どこがいいか自分で言ってみて」
「お……ぉく……ッ❤ そこ……ッ❤ 気持ちいいどす❤」
「こう?」
「ン❤ ンンッ❤ んぅぅううう~~~~ッ❤」
彼女の腟内が波打ち絶頂のサインを送る。
オーガズムの波に身を任せ痙攣していた小早川紗枝の身体から力が抜け、僕の胸に抱きつくようにして倒れ込む。それを受け止めながら彼女の華奢な体格、触り心地のよい肌、絹のような手触りの黒髪の感触を楽しむ。
「うちは弱い女や」
小早川紗枝の背中を撫でていると彼女が言った。
「こないされて段々〇〇はんのこと好きになってしもうとる。女の子のはーとはオメコと繋がってはったんやね。オメコされて気持ちようなると、その人のことが好きになるなんて知らんかったわ」
「愛してくれる人に愛を返したくなるのは自然なことじゃない?」
「……うちだけイッてしもうたね」
「それだけ気持ちよくなってくれたなら嬉しいよ」
彼女は腰を揺すって僕のペニスの具合を確かめる。
「大きゅうしたままだとつらいやろ。うちは疲れて動けないけど〇〇はんが射精したかったら、うちのオメコ使って構わんどすえ」
「無理しなくていいよ。もう少し休んでからだって」
「うちがして欲しいんどす。〇〇はんがイケなくて切のうなってはるのは、うちもなんや切ない気がしてなぁ。うちにも愛を返させて欲しいんや。こないなこと女の口から言わさんといて。そない鈍感やから彼女はんにも振られるんどすえ」
「おかげで紗枝とこうなれたから後悔はないよ」
「……ほんま、かなわんなぁ」
そう言って彼女は忍び笑いを漏らし、僕の胸に頬を擦りつけてくる。飼い主に甘える犬や猫のような仕草に、僕は小早川紗枝との心の距離が大幅に近づいたことを感じた。
結局その夜、僕たちは宣言どおりコンドーム六個を使い切った。そのころには外も明るくなり、朝の一番風呂を楽しみにする客がそろそろ起きてくる時間だった。
小早川紗枝とは僕の部屋の前で別れ、それぞれ別々に温泉でベタつく身体を流した。今回は混浴ではなく、男女別に区切られたほうの湯を使った。また裸の彼女を見てしまったら危険も顧みず抱きたくなっただろうから。
あの夢の一夜から一ヶ月が過ぎた。
僕は彼女と別れ家と会社を往復する日々に戻った。小早川紗枝は相変わらずアイドルとしてテレビその他で活躍し続けている。一度だけ彼女が出演するイベントを観に行ったことがある。ステージ上の彼女と一瞬だけ目が合った。それだけだった。
変わったことと言えば新しい恋人ができた。今日は彼女が初めて泊まりに来る。そわそわとしながら部屋を片付け、待っているとインターホンが鳴らされた。
いそいそと画面越しに来客を確認する。
濡羽色の黒髪を腰まで伸ばした、お人形さんのような美少女が立っていた。セーラー服姿は学校帰り直接ここに来たからだ。本当に来た。小早川紗枝が僕の家に。
彼女と僕はひと晩かけて仲を深め合った朝に連絡先を交換した。
「ほんまに火遊びのつもりやったのに。いけずなおちんちんやわぁ」と言いながらも、彼女は嬉しそうにスマホを胸に抱きしめた。
連絡先を交換したと言っても、それですぐにどうこうなるものではない。
彼女は学業とアイドル業で忙しい身の上だし、その時点ではまだプロデューサーと付き合っていたのだ。
僕も僕で当時まだ元カノとの関係は宙ぶらりんなままで、きっちり清算しなければ他の女の痕跡が残った家に小早川紗枝を呼ぶことなどできない。
彼女のスケジュールを確認し、僕の家でお泊りデートできる一ヶ月後までに、それぞれの抱えた問題をクリアにして会うことを誓い合った。それまではイベントなどで顔を合わせてもアイドルとファンの関係でいよう、連絡は通信アプリだけで取ろうと示し合わせた。
「やっと一ヶ月。ほんま長かったわぁ」
小早川紗枝が手狭なワンルームの床に荷物を置きながら言った。通学鞄のほかにお泊り用の鞄も持って来ている。
「後悔しない? プロデューサーさんと別れたこと」
「先のことは分かりまへんけど、いまは〇〇はんと一緒にいたいなぁ思いますぅ。それに男の人やったら後悔しないかより、後悔させない言うて欲しいわぁ」
彼女の言葉に僕は苦笑する。そうだな、そうだ。『たまたま』が何個続いたかも分からない幸運で小早川紗枝を彼女にできたのだ、その選択を後悔させないことが僕の使命じゃないか。
「○○はん」
僕にしなだれかかった彼女が爪先立ちになる。百四十八センチの小柄な身体を目いっぱいに伸ばしてキスを求める。
彼女の唇に自分の唇を合わせながら細い肩を抱いた。
そうして僕たちは新たな関係性の始まりとして身体を重ねた。
方言アイドル難しい。ネット辞書で京言葉を調べながら書いたけど変なところがあってもお目溢しください。