ファビアンの妹であるモニカはクラスメイトの親達が運転する車が、次々と学校に到着するのを眺めていた。
彼女は考える。
教師が言うには「戦闘の余波が市内にも及ぶ可能性がある為、順次東や北の遠方まで避難しろ」という警報が出たとの事だ。
「敵に避難経路を知られる事を防ぐ為、ネットは使わず、街に居る軍人や警官の誘導に従って欲しい」そういうお達しが来たとも言っていた。
だから学校生徒の保護者達が慌てて迎えに来ているのだろう。
私の持てる移動手段なんてせいぜいが自転車だ。そんなに遠くまで逃げられっこない。
バスは動かないし、鉄道の駅までは遠い。そもそも動いて居るのやら。
あのバカ兄貴は迎えにこれないから、代わりにマイクさんが来るとチャットアプリで連絡があった。
バカ兄貴が迎えに来るのが筋だろう、と思った。マイクさんは兄に弱味でも握られているのだろうか??
大学時代からの友人だと聞いているけど、どんな関係性なのやら。
何回かマイクさんと会った事はあるし、家で兄と飲んでいたのもよく見かけた。
スキだらけだが、率直で力強い。人が良く、己の欲望に忠実な感じだ。
そしてハイスクールの男子生徒達と大して精神面で差が無い。
同級生に居たらからかって遊ぶタイプかも、とモニカは想像に耽る。
途端に彼女は心細さに襲われる。
今回の戦争について「大丈夫だ」「心配ない」「一時的なモノだ」教師やSNSではそう言っているが、正直、大人達の言っている事は全く信用出来ない。
いや、元から大人は信用出来なかった。別々の理由で死んだ両親達のように。
教室やグラウンド、中庭からどんどん人が減っていく。もう教室には私一人だ。
モニカの胸に恐怖心と寂寥感がこみ上げてくる。
「誰か…」
モニカは涙ぐむ。
「モニカは居るか!?」
力強い声が聞こえてくる。
ドアが勢いよく開けられる。
「良かった!間に合った!」
「マイクさん…」
「どうした?目が赤いけど…」
「な、なんでもないですっ」
「それより急がないと」
「あ、ああそうだな。正門前に車を止めてある。急ごう」
マイクとモニカは廊下を駆け抜け、中庭を疾走し、正門前の車に辿り着いた。
二人は勢いよく車のドアを開けて車内に乗り込む。
「これから一旦家に帰って母親を迎えに行ったり、必要な物を取りに帰りたいんだけど大丈夫かな?」
「丁度市外に近いし」
「ええ、大丈夫です!東の方でしたっけ?」
「ああ。敵は南と西から来てるってラジオで言ってたな。ホントかどうか分からんけど」
次の瞬間、遠く後方から大きな爆音が聞こえてくる。
10~20kmぐらいは離れているのだろうか?
「きゃあっ!」
「うぉっ」
「急ごう。時間が無い」
マイクは車のアクセルを全開にし、全速力で母が待っている実家へ向かった。
「干渉門」付近――――
ルニシア・ヴァケイラスは心底穏やかな気持ちだった。
頭上を飛び交う五月蠅い羽虫共を綺麗サッパリ退治する事が出来た。
カルロスという傭兵はかなり腕が良いようで、こちらに近づいて来た邪魔者を排除してくれたようだ。
聖戦は万事が上手く行っている。私の機士達は早晩この都市群から我々に刃向かう害獣を排除してくれるだろう。
後は軍が防空陣地を完成させるのを待つのみ。
私は何時までもこうしている訳には行かない。
積極的に修道機士としての務めを果たさなければならない。
足りない。
待ち遠しい。
まつろわぬ異教徒を、肉袋を、主の敵を間近でそしてこの手で処刑する…
気持ちが昂ぶってくる。自然と大きな乳房とその先にある乳頭に手が伸びる。
軽く乳房を持ち上げ、そして絞るように乳頭をしごく。
感度を極限にまで上げたセンサーが反応し、腰が僅かに動いてしまう。護衛の若い機士の方に視線を向けると彼は恥ずかしそうに目を反らす。
ルニシアは下唇を舐め回す。
薄い修道服の上から秘部へ手を伸ばす。
潤滑液がじんわりと滲んでくる。
(憎悪、悲劇、怒り、興奮、無念、強欲、辛苦、恐怖、混乱、悔恨……)
(今、都市とその周りに存在する諸々の感情の全てを、私一人が支配している…)
ルニシアは修道服の上からでは最早我慢出来ず、スリットの横から秘部に手を入れる。同時に彼女は自分の乳房を揉みしだき、乳頭を弄くり回す。
「あっ♡…はあっ♡…あっあっ♡…んっあっ♡」
通常の遙か限界以上に感度を上げたセンサーから凄まじいまでの刺激がルニシアの脳内に奔流する。
「イッ♡…あぅ♡…ああっ♡あっあっ… 」
彼女のオナニーは激しさを増していく。
「イくぅぅぅぅ♡イっちゃう !!!」
彼女は絶頂した。同時に彼女を取り巻く光の柱から更に強い光が天空に向かって放たれ、天蓋を伝ってニューヘブンポリス市一帯に撒き散らされた。
彼女の絶頂はビル、民家、鳥、兵器、逃げ遅れた避難民達、そして連合軍兵士達を無差別に襲い、殺戮・破壊した。
「ぁ~…はぁ~… 」
彼女の腰と腹がビクンビクンと跳ね上がる。
足はガクつき、涙を流し、涎を垂らしている。
ルニシアは脳が蕩かされたような顔で絶頂の余韻に浸っていた。
やっとエロシーン入れる事が出来て良かった