次はもっと早く投稿できるといいなぁ
「うっうう…あああ…」
セレナとフランがバスルームでまぐわっている頃、床舐めを命じられたオークは絶望からその場にうずくまり泣いていた。床にこびり付いた血はもうどうにもならないぐらいに固まっている。自殺は無理。しかしこのままでは死ぬより酷い仕打ちをうけることは確定している。ならどうするか。全部とは言わずとも床の血を可能な限り拭き取り、その上で必死に許しを乞うしかない。エルフがそれで許してくれるとは到底思えないが、もしかしたら、少しは"おしおき"が軽くなるかもしれない。
オークはよろよろと身を起こすと床にべったりと顔をくっつけて歯を突き立てた。そして前歯で床にこびり付いた血をガリ、ガリと削り始めた。なりふり構ってられなかった。もう時間がない。
オークは豚鼻が床に擦れ続けたせいか赤く腫れあがっていたが、それも厭わず一心不乱に床の血を削り続けた。自身の歯が血だけでなく、床そのものを削り取っていることにも気付かずに。
やがてオークは自身よりやや遠くに飛び散った血を削り取ろうと身を乗り出した。エルフたちが入っていったバスルームと脱衣所の方向だ。血の量は少なく、足が拘束されていてもギリギリ届くかもしれない。オークは全身に鞭傷が刻まれており、未だに血が滲み出ている。もし血が床に垂れればそれも舐めとらなくてはならない。オークは慎重にゆっくりと顔を床に近づけたがー
ガシャン!
「あっ…」
オークは足の拘束具のせいでバランスを崩し、前のめりで床に身体を叩きつけた。当然、床には新たに血の汚れが大量にできることとなった。
「ああああああ!!!!」
もう終わり。今さらこの汚れはどうにもならない。この汚れを見ればあのエルフはきっと不機嫌になる。そうなれば、俺は…、俺は…
「ぅあぁぁぁ…うっ、うぅぅ……」
オークはもう全てを諦め嗚咽混じりに泣いていたが、やがて脱衣所の方からなにやら匂いが漂っていることに気づいた。
「んん…!?なんだこの匂いは…?でも、すげぇ良い匂いだ…」
脱衣所の扉は開けっぱなし。その中にはセレナとフランが脱いだ服が放置されていた。それらはまだ洗浄魔法がかけられておらず、汗や愛液が染み込んだままである。当然、大量の愛液が染み込んだショーツもそのままだ。匂いの発生源はその服だが、一度その不思議な匂いを認識すると実は部屋全体にも薄らと漂っていることが分かった。それはエルフが発情した際に分泌されるフェロモン。それもオークを痛めつけて嗜虐快楽が満たされた場合はより濃厚なフェロモンとなる。媚薬のように甘いフェロモンを吸い込んだオークは呼吸が荒くなり、股間に血流が集中し、ペニスは血管が浮き出るぐらいにビキビキにそそり立ち、あり得ないぐらいに膨れ上がっていた。
「はぁーーっ、はあっはぁっ、すぅーーーっっ」
身体が熱い。心臓がドクンドクンとうるさいぐらいに高鳴っている。
「すぅーっ、すぅーーっ、すぅーーーっっ」
雄の本能を極限まで増幅させ刺激する強烈な雌の香り。途端に込み上げてくる射精欲。オークは床を綺麗に舐め取ることなどとうに忘れ、少しでも匂いの発生源である脱衣所に近づこうと必死に顔を、そして赤く腫れ上がった豚鼻を前に突き出していた。足首は拘束具が何度も擦れて出血していたが、それでも構わずオークは拘束具が皮膚を破り肉に食い込むまで力を振り絞り前に進もうとした。もはやオークにはこの場から逃げ出したいとか、エルフに復讐したいといった考えは頭にはない。もっと嗅ぎたい。あの服に顔を埋めたい。舐めたい。そして肺をあの甘い香りで満たしたい。射精したい。
この部屋には二人分のエルフのフェロモン、それも特濃のそれが漂っている。オークはこの魔性の香りに完全に当てられて理性は崩壊した。今オークを突き動かしているのは性欲のみ。それも服の匂いを嗅ぎたいというだけでここまで必死になっている。
しかし足の拘束具はどれほど力を加えようと決して壊れることはない。オークの足首は拘束具が完全に食い込み見るも無残な状態になっていた。
「はぁーーっ、はぁーーっっ」
脱衣所の服までは距離がありすぎる。このままでは絶対に届かない。でもせめて、射精。射精したい。この痛いくらいに勃起しきった肉棒をしごいて身体の熱を、そしてはち切れんばかりに膨れ上がった睾丸に詰め込まれた精液を吐き出したい。
「なんとかこの手を…」
オークの両腕は背中で手錠がかけられており、このままではペニスに触ることができない。かといって手錠を外すことは不可能。つまり手錠をかけられたままペニスに触れることができる姿勢を模索するしかない。オークは土下座のような姿勢をとり身体を折り込んだ後、太ももとふくらはぎの間に腕を滑り込ませた。多少無茶な姿勢だがこれでペニスを両手で掴むことが出来た。これで思う存分シゴける。身体を折り込んだせいで高濃度のフェロモンが漂う脱衣所からは離れてしまったが、もう関係ない。オークは限界を超えて勃起したペニスを両手で掴み、高速でシゴいた。
シコシコシコシコシコ……
「あっああああ、あああああああ〜〜〜」
オークは醜悪な顔をだらけさせながらオナニーを始めた。そしてすぐにその時はやってきた。
「あっ…あァ…っアッはァ…あぁぁっぁあっあああああああ!!!」
ドピュウウウウウウウウウウ!!!!!ドピュッ、ドビュッウウウウウウウウウ!!!!!
オークのペニスからおびただしい量の精液が床に向かって勢いよく放射された。床には白い粘液が大量に撒き散らされた。
ドピュッ、ドピュウウウウウウウウウウ!!!
それでもなお射精は止まらない。エルフのフェロモンは人間の男性には勿論のことオークに対しては特段強く作用する。たとえそこにエルフの美しい肢体がなくともその残り香を嗅げば射精欲は急激に高まる。
オークは土下座に近い姿勢のまま手錠のかかった両手をひたすらに動かしている。その姿はあまりに滑稽で哀れだった。
「はぁーーー、はぁーーー、、」
数分後、ようやく射精が終わりオークは床にうずくまって放心状態になっていた。これまでにない多幸感。オークは絶頂の余韻に浸っていたがその時間は唐突に終わりを告げた。
「これはどういうことかしら?あたしは床を綺麗にしておけと言ったはずだけど」
底冷えするような、そして明らかに怒気を含んだ声が部屋に響いた。
オークは絶頂の余韻から一気に現実へと意識を引き戻され、恐る恐る顔を上げた。
オークの目に映ったのは、汚物を見るような表情でこちらを見下す、ベビードールを着たセレナの姿だった。